見附のピアノフェスティヴァル
観客を迎えてのステージはいつ以来だろうか。タキシードに袖を通す感触、スポットライトの中を歩く感覚、共演者と音を生み出す緊張感、どれも特別ながら日常でもあったはずのそれら全ての感覚が呼び覚まされる。フェイスシールドをつけながら、真剣勝負の時間を共有する。本当はこのホールで、もうすぐ「第九」が行なわれていたであろうことを思うと、無力感に苛まれる。前日は、夜にかつて行き付けだった駅前のお店で美味しい魚を頂いた。これから足を運ぶことも少なくなってしまうのだろうか。毎週月曜日に大事にお付き合いさせて頂いて来た合唱団の練習を終え一人反省会をしていた頃を思い起こす。ライトを消すと真っ暗闇になってしまう関越道を走らせる。今日の小さなピアニストたちには、音楽を一生の友達にして欲しいと願うばかりだ。メンデルスゾーンの3重奏、良かったなぁ。23日
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