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フォーレのレクイエム

大学音楽科のコンサートも3度目。今日は初めての体験の多い本番。会場を途中移動しての公演。大学講堂でのフルート、歌、ピアノとオーケストラの共演に続いて礼拝堂での標記プログラム。天気も良くお客様も大勢お越しくださった。今あるその環境の中で、皆が最善を尽くそうと直向きに音楽を奏でる。特別な空間で音楽を伝える、その経験は何度も踏んできた自身にとっても、常に新鮮なものを感じる。まして大学生の晴れの舞台、しっかり支えて行こうと気合も入る。舞台の設営から楽器の調達、公演の進行と、ガテン系の役割も何気に楽しい。そう感じるのも、献身的に携わって下さる副手さんや専任の先生方のチームワークによるところが大きい。若いソリストたちのこれからがますます楽しみだ。レクイエムは、チャペルでのオルガンと共に女声版のフォーレが響いた。合唱、頑張ってくれた。いろいろな思いが錯綜する中、ピエイエズの清らかな歌に続くアニュスデイでは、夏に逝った父が突如そこに現れた気がした。多くの支えによって今日もひとつ舞台を務めることが出来た。感謝。

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