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November 2017

てっちゃん

なんやかんやで、演奏会の片づけをしてからアパートに立ち寄り、仙台宮城ICに入ったのは23時頃だったのかな。わんこが寝ぼけて出迎えてくれる。少し仮眠をして、息子とほんの少し遊んで今日は久々にスーツケースを引きずって東京駅へ。電車にはまる、それも何故かパンタグラフにこだわる2歳の息子に、今から乗るMAXとき号の動画を撮って送る。実況中継さながら、解説付き。ドヴォルザークの気持ちも少しわかるような。いつか一緒に機関車でも見に行こうかな。しかし新幹線は速い。車での毎週千キロの運転は気が付くと慣れてしまっていたけれど、移動を味わうなんていう感覚は、東京⇒長岡の100分では今や皆無に等しい。旅情は仕事のない時に。コーヒーを片手に手帳を覘いていると、そこは既に雪国だった、みたいな。来月の音楽祭オーケストラの初稽古、次のプロジェクトの打ち合せ、長岡市民合唱団の久々の練習と続く。駅前で一人打ち上げ。

フォーレのレクイエム

大学音楽科のコンサートも3度目。今日は初めての体験の多い本番。会場を途中移動しての公演。大学講堂でのフルート、歌、ピアノとオーケストラの共演に続いて礼拝堂での標記プログラム。天気も良くお客様も大勢お越しくださった。今あるその環境の中で、皆が最善を尽くそうと直向きに音楽を奏でる。特別な空間で音楽を伝える、その経験は何度も踏んできた自身にとっても、常に新鮮なものを感じる。まして大学生の晴れの舞台、しっかり支えて行こうと気合も入る。舞台の設営から楽器の調達、公演の進行と、ガテン系の役割も何気に楽しい。そう感じるのも、献身的に携わって下さる副手さんや専任の先生方のチームワークによるところが大きい。若いソリストたちのこれからがますます楽しみだ。レクイエムは、チャペルでのオルガンと共に女声版のフォーレが響いた。合唱、頑張ってくれた。いろいろな思いが錯綜する中、ピエイエズの清らかな歌に続くアニュスデイでは、夏に逝った父が突如そこに現れた気がした。多くの支えによって今日もひとつ舞台を務めることが出来た。感謝。

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