ベルリンの休日
朝は小鳥のさえずりに始まる。決まった時間に続けて教会の鐘の音の2本立て。今日は結婚式だろうか、鐘の音も華やかだ。年に数回ある、日曜日も店が開ける日とあって、街はにぎわっている。いつもの店で楽譜を買い足す。家の書棚が重くなるばかりだ。そこへは久々に一駅手前で降りてみた。丁度ベルリンにロンドンから越した頃、Unter den Linden駅からBrandenburger Tor 駅に改名したことを思い出す。由緒ある名を変えるまでに、街そのものがまぐるしく動いているエネルギーを面白く感じていたものだ。「菩提樹の下」なんて言う素敵な通りの名は、確かにシンボル的な存在のブランデンブルグ門に始まりベルリン大聖堂に至る大通りだけれど、いつ改装し終えるとも知れぬ国立歌劇場や数々の歴史的建造物を見渡す、以前の名前の方が好きだったな。秋の並木は美しい。アンぺルマンショップに立ち寄る。商売に走り過ぎてしまった。日本にも支店が出来たらしい。近くのジャンダルメン広場を眺める。静かな日曜日、シラーの像に表敬。美しい空間だ。ベルリンに来ていることを実感する。打ち合せを済ませ、今日は地下鉄を乗り継ぎ帰宅。鼻がむずかゆいのは、ハンノキやヘーゼルの花粉のせい?気にしない気にしない。
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