二つのレクイエム
ほぼひと月ぶりの学習院輔仁会オーケストラと合唱のリハーサル。序曲、スラブ行進曲と、細部を見出すとあまりにも時間が足りない。休む間もなく直ぐ150を超す合唱とオーケストラによる愛すべきブラームスの珠玉ドイツレクイエム。こちらも細かく細かく見ていく時間が足りない。オケも合唱も互いを感じられるまで読み込み弾き込まないと一筋縄ではいかない。しかし、何と良い曲なんだ。30年前に初めてこれを歌った時の仲間が合唱に加わっている。嬉しい。初演から150年近くが経っても、その今を生きる我々に贈られたメッセージは常に深く心に入る。着替えも出来ぬまま車で移動、東中野にある教会へ急ぐ。法政OB合唱団と有志のメンバー。今月22日長岡での本番前東京における最後の合唱ピアノプローベ。3時間はあっという間だ。2つとも大曲でありながら、プロテスタントとカトリック。1日両方の大レクイエムを扱うのは、なかなか痺れるものがある。21時前に失礼をして、また着替えそびれたまま車移動を開始。今宵は下道で関越道の起点から入る。日が変わる前に宿に到着。いつもの居酒屋でビール。痺れるぅ。湯船にお湯を張ってこちらも痺れるぅ。今、こうして音楽を前に出来ることに感謝。
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