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ホールの響き ベルリン・フィルハーモニー

予定通り2時間おきに目が覚め、日の出を待ちわびる小鳥のさえずりを暫し鑑賞。街はあった店が無くなっていたり、改装されたりコロコロ変化するベルリンらしさは健在だ。お決まりのドゥスマンで楽譜を漁り、なぜか今週は少ないコンサートを見つける。もう何度もなく足を運んだフィルハーモニーはムズィークフェスト週間。当夜はスウェーデン放送響。ダニエル・ハーディングはもう9年ここのシェフをしていたようだ。前座というには大作のSir Harrison BirtwistleのEarth Dances、大編成のしかし特殊奏法はなく色々な技がぎっしり詰まった作品。40分をゆうに超す。小生なら副題に指揮者コンチェルトと名付けよう。休憩後はマーラーの大地の歌。AnnaLarsson とMichael Schadeの歌。ドイツ語とは言えオケとのバランスで言葉が飛ばない。ハーディングは東京フィルの「復活」で一度アシストをした記憶がある。清涼な響きのオーケストラ。ドイツのぐいぐいぶいぶい鳴るタイプではないが、アンサンブルはどのセクションも秀悦。ホールがその美点をクリアに描き出す。この規模で良くできたホールだと思う。急遽演奏会に行ったので終演が22時過ぎとなれば、致し方ない。というか進んで立ち寄る、カリーブルストZur Bratpfanneは相変わらず盛況。20150916_075522

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