文化庁公演=大阪フィル 新潟県柏崎特別支援学校 の巻
台風による風が強い。長岡駅前からバスに乗り移動中も強い風雨が叩きつける。坂の上にある学校。会場もこれまででは一番コンパクトな感じで、オーケストラは70名のフル編成、聴衆のことを考えて色々と心配していたのだが、そんなことはリハの第1声で見事に吹っ飛ぶ。とても良いバランスで決して鳴り過ぎることはない。様々なハンディを持ったこどもたち、前回フルートの野津さんとワークショップに伺った際も、いかに僕らが真っ直ぐに音楽を伝えようと努めるか、それが全てだということ、音楽に心を動かす力があることを彼らから再認識させてもらったことを思い出した。車椅子の男の子の振る「運命」、涙が出てきた。オーケストラの直向な演奏に何かを感じて、少しでもハッピーになってもらえたならときっと皆が思って演奏していたに違いない。音楽が日々前を向いて歩んでいく活力のひとつに、生活の一部になってもらえたらと心から思う。出来ることを積み重ねよう。今日もオーケストラに感謝。そして子どもたちとの出会いに感謝。ご家族や先生たちも温かく会を見守って下さった。見附市の支援学校には毎年足を運んでいるが、何か出来ないかなぁ。
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