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夏至 コンサートのはしご in ベルリン

金曜日の今日は少し気温も穏やかになった。こちらに来る直前はドイツや東欧で物凄い洪水に見舞われていたようで、突然の34度の猛暑も気象異常そのものだ。米ミシガン大のK.キースラー教授による指揮者講習会の発表会というものに出かけてみる。小生もかつてこんな頃があったなぁ、と思いつつ各国から集まった12名の指揮者がベートーヴェンのシンフォニーの各楽章を振り分けるという所謂レッスンの成果発表会のようなものを聴く。否、今でこそ、こっそり受講したり、教えを請いたいものだ。別にこっそりでなくてもよいけれど。氏は指揮者の仕事をマラソンに例えていたが、そのゴールはないわけだ。ドイツ人のオケを相手に苦闘する受講生たち、色々と考えさせられた。既に夜の10時を回っていた。それもそのはず、第3.5.7の交響曲に序曲とあらば体力勝負のオーケストラに敬意を。今日は夏至、日が沈んでいるのは7時間。途中で失礼し、地下鉄を乗り継ぎお次は夏至の演奏会?みたいな企画。フィルハーモニーのカンマーザールで行われたのはベルリンフィルのヴァイオリニストH.Birkholz氏とチェロのD.Riniker氏、そして国立バレエの日本人ダンサー針山愛美さんの3人でのパフォーマンス。キリスト教史前の、播種、収穫と成長の神々との行いや、即興的な趣のある演奏と舞。シュトックハウゼンの2曲のオルゴールの作品の他に、1時間一本勝負。瞑想の時間といったところか。スクリーンを使い日本の風景とともに舞う針山さんはそれは深みのある美しさを醸す。チェロが素晴らしかった。ということで11時半開演、0時半終演。家の前に向かうバスはまだあった。今日のお夜食はカリーブルスト。早速針山さんに久々にメール、返事も頂いた。面白い企画だなぁ。日本では終電で出来ない類のコンサートだな。短いヨーロッパの夏に乾杯。んで、これは何? 


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