ベルリン 和食ばんざい
今の季節だからかこちらのスーパーは野菜も果物も豊富だ。ロンドンで食べたルッコラのサラダにはまって以来ベルリンに来るとルッコラを大量に消費する。東京のプランターはよく育たない。サラダに生ハムを巻いて朝ごはん。卵オムレツはいつものように。昼はオリーブ油とにんにくを熱してトマトジュースを入れた中にスパゲッティの乾麺を投入。鍋一つでできちゃうポモドーロ、これは旨い。とやる事をやる合間の食事は楽しく作ろう。何時に無く小鳥たちのさえずりが賑やかだ。そんなこんなしているところに付属高校の後輩、ピアニストの沢野智子さんから夕食のお誘い。昼を食べ過ぎたのでちょっと遅れて出かける。ということで歩いて6分Feuerbachstr.の「宇田川」さん http://www.restaurant-udagawa.com/jp/jp_index.htmlへ。ちゃんとなんでも手間隙かけていることは一品頼めば直ぐにわかる。今が旬の白アスパラと緑のアスパラの春巻き、お寿司を頂く。日本の食文化が日本人の心とか美徳を醸し出す。仕事仲間のピアニストと音楽療法士の研究をする日本人女性と合流。色々な話に及んだが、中でも日本人と西欧人のものの考え方、人との接し方、教育のあり方、こちらで戦い続ける頼もしい彼女たちが語るその価値観や文化の違いを聞き、如何にタフにスイッチを切り替えられるか、こちらで生きる難しさを垣間見た。成程ここで仕事をし音楽で身を立てるにはすんなり順応できる人も居るだろうけれど、苦労は見て取れる。同居人の若い学生さんもこれから荒波に揉まれて戦い進むわけだ。今回は本番が流れたが次を目指そう。
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