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長岡のオルガン

長岡にイタリア製のポジティフオルガンが寄贈された。シンプルながら協調し主張するその音色を味わった。700席のキャパに相応しい。これから活躍するシーンが楽しみだ。リハーサルは2時から客演の黒川さんのアンサンブルを招いて進める。カンプラも面白いものになりそうだ。お洒落なレクイエム。生を受けたと同時に確実に死に向かって歩み始めるその事実と、その生死観をキリスト教音楽の中で捉えたときに全く新たな発想を与えてくれた作品だ。3拍子の選択は時代とその様式の中にあって精彩を放つ。ピアノと打楽器による日本語はさらにヒートアップしてえらいことになっている。明日に元気をとっておこ。合唱団にとっては今回の順番のプロで正解だったな、とプローべを進めながらふと思った。発声練習に立会い、オケのプローべをし、ホールでの調整をしながら、合唱団の合唱指揮と本指揮の立場の外してはならないそのあり方の本質を20余年実地で体験してきたことを改めて認識する。それは指揮者として大きな財産だ。駅前で妻と軽く食事を済ませる。痛み止めも効いていない。休めるかな。


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