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明日の演奏会のお誘い:見附アルカディア

皆様お変わりございませんでしょうか.

小生のブログ、ベルリンに到着したところで途絶えております。
そんなこんなしているうちに、いよいよ明日はプロデュースしている
新潟県見附市のデュオ・コンサートです。
二月も下旬に入りましたが天候が荒れているようです。
どうぞお気をつけてお出掛けください。
ご案内をさせて頂いた団体への文章を少し載せます。
若手のピアニストとヴァイオリニストの共演です。
ピアノの中野翔太さんはジュリアードで研鑽を積み、既に小澤征爾指揮:ウイーンフィル、デュトワ指揮:N響をはじめ若手ピアニストの中では群を抜いてキャリアを積んでいます。
今回のプログラムにも取り上げられるガーシュインについては去年リリースされた
『マンハッタン 中野翔太プレイズ・ガーシュウィン』がレコード芸術誌8月号で、特選盤および優秀録音盤に選出されています。
これは業界ではなかなか大変なことで今回見附でのライブ演奏が期待されるところです。

またヴァイオリンの滝千春さんは、彼女が高校生のときに私と神奈川フィルで共演しています。
その時の鮮烈な印象が実は今回の企画につながっています。とてもいい音楽をします。
以来着実な研鑽を積んでおられ、今はベルリンを中心に活躍しています。
個人的にも再会を楽しみにしてるところです。
最近良く考えるのですが、
業界では言わずと知れた二人ですが、必ずしも彼らの知名度はまだ全国区ではないのかも知れませんん。でもこれからますます表に出てくるアーティストであることは間違いありません。昨年お呼びした金子三勇士さんも早速暮れのジルベスターにテレビ出演されていましたね。
メディアに乗ってブレイクするとそれは売れているアーティストとしてひとつのブランドのように扱われる。
それはそれで良いのですが、
合唱団の皆さんは良くお分かりだと思うのですが、必ずしもそのような売れ方をしていないけれど
実は心を揺さぶる音楽を奏でる素敵なアーティストは沢山存在するわけです。
どうせ聴くなら名前のある人をとか、高いお金を払ってでも名門オケや、誰それを聴いた、というところが多く見られるのは今のクラシック業界の現実とちょっと淋しい部分です。
ひょっとするとこの人のここが良いじゃない、とかその人のどこをどのように捉えたら魅力がわかる、
といったことがなかなか伝わりにくい部分のあるのがクラシックなのかもしれませんね。
私は指揮者として、良い逸材を世の中に紹介する役割とその責任があるのではと考えています。
これからの時代、いわゆる「名曲に触れ親しむ」ことと「未知の世界を知る」こと、演奏家も「スタンダードを築く人」とそれを目指し、「我が道を歩む才能と出合う」こと、両方がこのクラシック音楽の分野を育て支えることに
つながるのかも知れません。
話を今回の公演に戻しますと、2人の若い光る感性がどのようにぶつかり合って化学変化を起こすか、
そんな楽しみな瞬間を、新潟で3本の指に入る、もったいないほど良いホール「アルカディア」に
多くの音楽を愛する方たちと空間を共有したいと願っています。
何かいい音楽は無いかな、とか、少し冒険をお楽しみいただきたい方、或いはこの2人のアーテイストが
また10年後どのように成長していくかをご一緒に楽しんでいただける懐の深い方、必見必聴です。
皆さんに楽しんでいただける演奏会になると思います。
どうぞ会場でお会いできますれば嬉しく存じます。
明日は14時開演です。
船橋洋介

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