アルカディア フレッシュデュオ ご来場の御礼
新潟は毎年この時期こんなに雪が降っていただろうかと思う、そんなこの頃です。
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新潟は毎年この時期こんなに雪が降っていただろうかと思う、そんなこの頃です。
春は名のみのこの頃でございます。まだまだ寒さ厳しく、草花の芽吹く便りが待ち遠しいですね。
皆様お変わりございませんでしょうか.
出発の日。朝仕度をし、おかゆを頂く。部屋を閉めるのがいつも淋しい。虫が来ないようにとか、奇麗にしていっても、暫く部屋を開けないとどうなってしまうかと心配に。さて来るたびに激しく変化するベルリン、次はどのような表情の町になっているだろうか。コードシェアのJALはパリ経由、荷物を2つ預けられるのでかばんを空港で増やす。パリでは行きに味をしめたクロワッサンを求めて空港へ。少し息が抜けたかな。
りんごを買ってくる。一年中5~6種類はスーパーの一番取りやすいところに置いてある。何がどう違うのか解らないが全種類買ってみる。疲れたお腹におかゆやりんごのすったのは身体に優しい。残りは日本に持って帰ろう。実家の近所の味噌屋で作るきゅうりの味噌漬けもほっとする。普段そんなに食べないくせに日本人に浸ってみたりする。ドイチュオパーに立ち寄る。郵便局でぷちぷちを求める。荷造りのぷちぷち、何て言って買ったら良いのかと、考える。荷物をプロテクトするビニール製のこんなやつ。。何てことはない、郵便局の良く見えるところに鎮座していた。割れ物の荷造りは乱暴に投げつけられるスーツケースのために慎重になる。これまでいくつ駄目にしただろうか、実家の取り壊しのとき沢山処分したなぁ、思い出の詰まったスーツケース。それにしてもあっという間の滞在。帰る支度だ。
今日はシラーのテアターでセビリア。後輩と会っていろいろと話をする。国立歌劇場が出来上がるまで、このシラーが代替劇場なれど、悪くない。身近な感じがする。しかしシーズン中はいつでもオペラやオケの演奏会が楽しめるというのは素晴らしい。勿論東京だってそうなのだけれど、どちらのオペラを見ようかという贅沢な選択を与えられるのは凄いことだ。家に届く公演情報の広報の質も高い。色々と参考に出来るところだ。しかしチケット代は高いなぁ。物価に比例して。
日本は休日。朝ご飯はお米。今日はノイケルンの教会を見学。食事を済ませ、ツェーレンドルフの日独センターを訪れる。今日の買い物はぶんちゃんの結婚記念にお皿を求める。今日もスープを作って鶏を頂く。何が違うのか、こちらの鶏も豚も牛も、味がある。アパートの前の教会もオルガンがあって、荘重な趣き。その町の人々の営みを見守る教会の役割、日本のお寺とちと違うんだな、感覚的に。もっと身近なお寺と出合えたなら。
アパートを借りて住んでいると言っても、最近は然程滞在できるわけでもなく、これからどうなるのかな。朝からお腹が空かない。好物のルッコラサラダに、マッシュルームソテー。昼もそんなものを挟んだいけるサンドイッチを作り頂く。近所を歩き、包丁をゲット。日本で使うものだ。カールシュタットでは買い物を。フリードリッヒシュトラッセに出て楽譜をゲット。その足でファスベンダーでチョコドリンクを。小生は生姜味。身体が温まる。WMFを物色し、日本で使えるものを探す。バスでポツダムプラッツへ。リッツカールトンは有名人でごった返していた。どんな有名人だかわからんが。殆ど観光客状態で夜は、アイスバインを頂く。腹はビールとともに樽状態。いいのかなぁ。
沢野君宅へおよばれする。雪は振るが、寒さを感じない。彼の家には猫が2匹。いずれもドイツ仕様?大きめだ。なかなか可愛いものだ。わんこには無いあのマイペース感は好きな人にはたまらないだろうな。さて今日は鶏がメインだ。とり皮のポン酢に始まり、今日も豪華なディナー。スープが身体に優しい。彼の家まで歩いて10分だろうか。その間大通りはいつでも目を楽しませてくれる。故に辿り着くまで15分くらいかかる。もっぱらビールで始まり彼の家のビールを飲み尽くせば強めのお酒を頂く。いつもありがと。我が家でも食事会をと思うが、まだレパートリーが乏しい。いろいろチャレンジしないといけないな。今宵もご馳走様でした。
今回の主たる目的は6月に予定されている演奏会の打ち合わせだ。いろいろとメールでやり取りする。必要な条件や内容を詰めなければならない。Zooに出て、KaDeWeを物色。ここは楽しい。差し詰めベルリンの三越といったところか。さぁ、ここで妻と食すは、ルノートルのケーキ。こういうのが無いんだよな、ドイツには。でかいショートケーキのようなものを頂く。満足。マッシュルームにスープ、卵にチーズで夕ご飯。雪の舞うベルリンは寒くない。
明け方目が覚める。大学の後輩G君と近所のカフェで落ち合う。様々な情報交換をする。昼を一緒にとろうと話していたのだけれど、家で思いのほか重いブレックファーストになってしまい、結局お茶でお茶を濁すことに。前回出国してから半年経っていないのに、携帯のSIMカードがクローズされていて注文を付けに行ったのだが、英語では埒が明かない。評判どおり上手に新たな契約を取ろうと躍起だ、全く。今回の滞在で鑑賞する初の演奏会はフィルハーモニーで老舗チェコフィル。シュトゥットガルトとミュンヘンを回ってベルリンがびーた(演奏旅行)の最後らしい。移動に問題があって殆どゲネプロはしていないらしい。良くある話しながら、今回のソリストアリス=紗良オットのピアノでグリーク、裸足で登場。スタインウェイのペダル、冷たいだろうなぁ、と要らぬ心配を他所にオケと清新なよいアンサンブルを奏でる。指揮のK・ウルバンスキーは若手ながら上手い。東響さんの首席客演に就任するそうだ。スメタナのシャールカで力を発揮。オケの皆さんプラハまで気を付けて。晩ご飯はう~ん、今宵もカリーブルストでお茶を濁す。でも旨いんだな、これが。
ベルリン市内、駐車場の地下を大々的に掘り進んで強盗に入ったという銀行は家から歩いて3分の目と鼻の先。日本で知ったそんな類のニュースも、ベルリンではいくつか飛び交う。物騒かも。ベルリン定番の朝はオムレツ。マッシュルームが大活躍。コーヒーが何故か旨い。同じものを買って日本で淹れるのだけれど同じようにはいかない。ドゥスマンで楽譜など資料をそろえる。何気にフランスものが少ない。アンペルマンショップ、リッターに立ち寄りファスベンダーのチョコ屋でホットチョコレートを頂く。生姜入りは温まる。2階建てバスに乗ってベルリン国際映画祭の行われているポツダム広場界隈を横目に家に戻る。途中、アジアン食材で白菜を買って、お気に入りの食器店で少し求める。さて、本日は豚バラを軽く凍らして薄切りにし白菜鍋。しょっぱなからベタな日本食も、やはり身体に優しい。
シャルル・ド・ゴールは少し早く着いて朝の6時。お気に入りのカフェPaulが開くのを待ってカフェ・オ・レとクロワッサン。フランスはカフェ雰囲気が良い。予定通り遅れのベルリン行き。雲が厚い、冬だもんな。半年振りのベルリン、ただいま。そろそろ新しい空港になる予定がやはりベルリン。まぁ、のんびりやってくれ。今の小さい空港のほうが何かと動きが楽だ。タクシーで薄暗い、それでもまだ日の高い午後1時過ぎに我がアパートへ。ただいま。留守を預かるトロンボーン吹きのRさんがお出迎え。寒くないなぁ、昨年はマイナス2ケタの世界だったが穏やかで拍子抜け。近所のスーパーへ買出し。ユーロが上がり、それでもここに住み始めた頃よりは低いのだけれど、今だとユーロに10掛けるところ、13位かな。この生ハムは~、暗算。夜は一晩遅れの豆まき、スーツケースに入れて来た美味しい甘いやつをベッドに3粒、福は内。かと思いきや妻が豪快に中庭に向けてぱらぱら。今夜は歩いて13秒の名店、カリーブルストで締めくくる。先日のラトル=ベルリンフィル勇退のニュースに続いて、国立バレエ=マラーホフの引退、と様々動いている。あの踊り、もう見られないのかなぁ。ベルリンでの滞在、英気を養おう。
節分。結局恵方巻きは食べ損なったのだけれど。砂糖でコーティングされた福豆はしっかり積み込む。いつもと感覚の違う出発の朝。むしろゆったり起きて動き出す。赤い車をぶんぶん飛ばしホームセンターで必要なものを揃える、と言っても今回はさほどない。「うめ」と合う。夕方黒いモコを連れ出す、土手でぶんぶんダッシュ、まだ行ける45歳。繊細なモコ、何か勘付いてるのかなぁ、様子が違うことを。淋しくなるので顔を見ずに出る。近くのバス停まで歩いて2分、一之江駅に出てそこからいつもと違うのは羽田行き。深夜便を取って初羽田発、ややこしいなぁ、久々にコードシェアはJALでごじゃる。羽田国際ターミナル初体験。何気に楽しい。ベタな日本食なんかを食べる。スタバが無いのも何気に良い。今日は久々に妻と共に。考えてみたら新婚旅行らしいものは行ってないのでは。すんまそん。久々に日本のキャリアで今回はパリ経由、殊の外サービス良くCAのNさん、ポイント高い。何しろ1:30発なので、かつての23:30成田発と然程変わらないのだけれど、機内食も最初は軽食の「野沢菜のおやき」、到着2時間前の軽食と、ちゃんと機内食出せぃ感覚と、そんなものより行った先で元気に過ごせる体内時計調整のためとを天秤に掛け、隣ですやすや休む妻を横目に悶々と過ごす。ヱビスがキンキンに冷えて出て来たJAL、今回ポイント高いでごじゃる。
何も無ければ大抵楽譜とにらめっこの日々、土曜日の今日は本番はないので少しゆったりする。それはコンサートで消費した肉体的なものを戻しつつ、本番での精神的な高揚とか葛藤とか、反省とかを落ち着かせ次への英気を養うものかな。本番の明くる日はいつもながら不思議な感覚。寒いこの時期、木造の今の我が家はモコの体温が心地良い。明け方決まって潜り込んで来る環境を作っちゃったのは問題かと思いつつも、親離れする前に我が家に連れて来られた彼女を思うとせめて休むときくらいは一緒に温まっていてあげたい、と、自分が温まりたいんぢゃなくて。でも相変わらず顔も尻もどこがどこだか分からない位に黒いやんちゃな仔は我が家の心をひとつに繋いでくれている。6月の長岡でのコンサートの共演者との打ち合わせも徐々に進む。チェロのKさんとのコラボはは何より楽しみだ。夜、ゆったりとした揺れの地震が来た。テレビを点けると既に情報は流れていて北海道の震源はその4分に間に伝わって来たわけだ。あの日以来いろんなことが意識の中で変わった。このブログ然り。ふとありがたい日常を思う。
中央高速で調布へ。都響さんとの一連の音楽鑑賞教室最終日。毎回プログラムが変わるので何かと準備が必要だ。4日分のスコアは大きな封筒にはち切れんばかりの量だ。楽屋から通りの引率風景をふと目にし、学校の先生は日々苦労されているんろうと、色々と考える。今日も「運命」、4日間で8回じゃじゃじゃじゃ~ん、だ。毎回思いも籠もるし違うものになる、生きている証だ。今日も江原さんの心地の良いトークで進行。一度客席で聞いてみたい。少し舞台でお話も。中学生、思い起こせば多感で今に通ずる出合いとか生き方の基になる出来事もあって、大事な3年間だったかと。調布の中学生、演奏をよく聴いてくれていた。三輪郁さんの繊細で気持ちの良いピアノ、素敵だし楽しい。ピアニストはその会場のピアノがどんなものでも自分のものとしなければならないところでの勝負、凄いことだ。オケもソリストも指揮者も身体が資本。自然体、基本ながらそれが何気に難しい。再び後進に伝える機があるなら先ずその術からだ。赤い車は赤坂へ直行。6月のサントリーでの本番の打ち合わせ。久しい方たちとの再会、出合いを大事にしたいと最近殊に思う今日この頃。夜は直ぐ家に戻り動き回る。モコは言葉が喋れたらなぁ。瞬間「うめ」に合いに某所へ立ち寄る。今日も都響の皆さんに感謝。