満場の拍手
寒い朝。ぎりぎりまで睡眠をとって羽田に向かう。大阪も寒い。いまだ市内の地理も良く分かってないのでスムーズに移動が出来ない。まず向かった先は、大阪が誇るコンサートホールのひとつ、フェスティバルホールへ。朝比奈隆先生に生前、君、若いうちにベートーヴェンを全部やりなさい、とお話していただいたのはここ、もう20年前のことだ。以来何度か空間を味わっているが、今日新しく生まれ変わったホールに足を踏み入れる。ホールのサウンドテストを兼ねて、親愛なる大阪フィルの皆さんと共に2500名を迎えての公開リハーサル。その招待募集に何と70倍の競争率、17万通以上ということか。ふとベルリンのフィルハーモニーを思い出した。遠い客席の咳払いまで見つけられそうな指向性とクリアさ。リハでお客様に少しお話しながらとの仰せに何とか声が出て良かった。客席とマイクなしでのやりとりも明瞭に言葉が聞き取れるクオリティ。それにしても気持ちいいな、満場の拍手というものは。各曲を通す度に暖かい拍手を受け、リハだか本番だかわからんようになっとった。明日の本番に来てくださる方は居るかな。今日の公開リハーサルを楽しんでいただけたなら幸いだ。梅田のホテルに大荷物を置き、南海電車で河内長野へ。ヨハネ受難曲3回目の合唱リハーサル。確実に良くなっている。もっともっと上手になるはずだ。高みを目指そう。それにしても今日は15000歩、良く歩いた。近い将来フェスティバルホールへの登壇を夢見て。ほな寝まひょ。
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