コンツェルトハウス
今回の滞在に持って来たものがある。それは日本の箒と塵取り、これは正解だった。フローリングの隙間などの塵をしっかりとかき集めてくれる。こちらのもので色々試したが日本製はいいわぁ。塵取りも床面とのフィット感がよろしい。同居人もいないので一人で掃除するのにはちょっと広すぎる。さて、夕方郵便局に立ち寄り、目指すはコンツェルトハウス。その本拠のオーケストラは今日からシーズンスタート、新しいシェフに名匠イヴァン・フィッシャーが就任したそうで、チケット譲って!のメモを持った当日券を求める人の数も多い。3日前に予約しておいた、美しいホールだ。シューボックスの横席は見辛い、今日は正面奥で楽しむ。素晴らしかったのはまず、ブラームスのドッペルでユリア・フィッシャーとダニエル・M・ショットのソロ。絶妙な掛け合いに2人の音色が美しい。冒頭のあのテーマはまた暫く頭の中を駆け巡りそうだ。アンコールのストラヴィンスキー:パッサカリアも絶品。ウィーンのような配置は面白い。後半、ドヴォルザークの伝説からと交響曲7番、プラハの春のコンクールを思い出す。コンツェルトハウス管はマエストロ・ロジェストヴェンスキーや佐渡さんで聴いた以来だが、非常にすっきりした印象。日下さんもコンマスサイドで美しく弾いてらした。ベルリンの聴衆はのんびりしているからか7時開演9時半終演。オケとシェフの関係が今後どのような相乗効果を発揮するかまた聴ける機会があるといいな。休憩が長かったので広場向いのアンペルマンショップに立ち寄る。今日は金曜日何処も混んでいたな。どうぞ皆様よい週末を。
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