ピアノのリサイタル
見附のホールは素晴らしい。でもそんなにしょっちゅうそのホールの特性を生かせる演奏会を開くことは出来ない。べーゼンドルファー・インペリアルの入るアルカディアは830席、この繊細なピアノをどのように鳴らせるものか、久々にピアノの音楽に聴き入った。金子三勇士さん、23歳ながらにして既に大きなものをしっかりと持っている。今回、彼を推薦したのもただ、上手いとか、定評がある何ていう当てにならない話ではなくて、音楽と人と、今その空間意を共に味わってもらえる、そんな出合いを見附や近隣の音楽愛好家の皆さんやピアノの先生や生徒さんにしていただきたかったからだ。お役所は、ひょっとして単に箱に人を何人入れられたかでその興行の評価をするような発想を持って居るとすればお仕舞いだけれど、きっと運んで下さった皆さんは良い時間を共有できたと信じている。彼の5年後10年後が楽しみだと思いませんか?今日はピアノが喜んでいたな。
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