第九とロミ・ジュリ。
しんしんと雪の降り続く見附の朝。今日はしっかりと、つるやさんの朝ごはんを頂き、近くの中央公民館へ。視聴覚室は溢れんばかりの合唱志願者。これまでご一緒した懐かしい顔ぶれに若い顔も散見、これはとても嬉しい。第九を毎年続けるというのはこういうことだ。初回から欠かず歌い続けるということではなく、かつて歌っていたメンバーも時を経て、人生の時を践んで歌うベートーヴェン、そこには歌に想いや深みが伴う。この作品を手掛けることが如何に大変なことが、まずそこからレッスンをはじめなければならない。今年は見附のみならず近隣市町村で大きな演奏会が乱立する中で、中身のあるよい第九をすること、それのみが自身に課せられた命題だ。発声練習の基本と作品について、冒頭ともう一箇所を譜読み。雪の車中、演奏会の打ち合わせ。上野経由で板橋へ。グリーンホールというところで、3月25日に指揮をする東京フィルさんとのオールチャイコフスキー・プログラムに因んで、作品やクラシック音楽について一般の方を対象としたレクチャーに出向く。寒い中、多くの方が運んで下さった。何しろ30分で大家チャイコフスキーのロミオとジュリエット、白鳥の湖など作品の魅力と聴き所のようなものを込めるのは容易ではない。お出で下さった方々のリダクションを伺いながら進める。兄の知人も聞き付けてお出で下さる。3月は大勢の方にお出でいただけたらと願う。バレエも素敵だし。ホール担当者も意気込む。なかなかハードな一日だった。都営線を乗り継ぎ帰宅。実家で食事を頂き、さぁ、荷物の詰め込みを。
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