師走に入り、余りにも速い時間の経過に驚きっぱなしの今日この頃です。
さて昨日と一昨日、新潟・見附市で行われた第19回アルカディア音楽祭には2日間を通して大勢のお客様にお運びをいただきました。心から御礼申し上げます。
いろいろなことを乗り越えて、より多くの方々が楽しみ、そして参加できる、また多くの方がこの音楽祭に参画して力を出し合う、そんな音楽祭でありたいということは、きっと関係された誰もが望んでいたことに違いありません。今年の「第九」は世にも珍しい超短縮バージョンとなりましたが、燕、長岡の合唱団の力もお借りしての大合唱は、3年ぶりにこの音楽祭のステージに立たせていただく感慨と共に、市や町を越えて合唱の良い輪が育まれている証でもありました。
いきいきうたごえサークルについては我ながら画期的なもので、全国放送で取り上げてもらいたい程の内容でした。
かつて設立に携わらせていただいた少年少女合唱団もステージに華を添えてくださいました。
演奏会に出演された皆様、支えてくださった皆様に心から感謝申し上げます。
合唱団の皆様。来年は何と20回目です。途中から参加された皆様には改めてこのアルカディア音楽祭の歴史とこの音楽祭の大切な意義を再認識していただきつつ、更に合唱団としての体力をつけて参りましょう。新潟県内で来年は第九ラッシュとなりますが、どちらよりも拘り、これまで大切に育んできた中身を真向から打ち出してベートーヴェンと向き合って参りましょう。そしてお仲間を増やしましょう。
いろいろなことのあった1年。歌えること、ステージに立たせていただけること、それが当たり前ではなくて如何に、幸せなことか、そして有り難いことかを心から実感しているこの頃です。
結婚式からまだ10日、目まぐるしく昨日までに本番を8回。来年ご一緒する大阪フィルの皆さんと先週から巡回している文化庁のコンサート、四国を終え明日からは兵庫県内の各地をまわります。新居に移り住んで丁度1年。我が家の布団が恋しい今日この頃です。
来年のアルカディア音楽祭もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2011.12.5 船橋洋介