白樺湖の霧
少し早起きをして、新宿から特急あずさに乗って茅野駅へ。道中の車窓に唖然。穏やかな山間の川という川全ての橋脚に激しくぶつかる濁流が映し出される。自然の猛威には逆らえない。茅野駅で昼食を手にし今度は路線バスでおおむね55分の車窓、山を登る。さて、目的地東白樺湖の合宿場。1年ぶりとなる学習院大学輔仁会のオーケストラそして合唱サークルとこの秋11月下旬の本番に向けて今回の初顔合わせ。夕食をはさんで計5時間のリハーサル。なかなか良く考えたプログラム構成だ。誰もが知っている作品ばかりではないが、何れも音楽史上重要な位置を占めるものばかり。1年生が多く乗るカルメン組曲抜粋にはじまり、学生諸君の直向な音楽作りやその準備に嬉しい気分で音楽を進める。指揮者コンパと呼ばれる云わば合宿最後の夜の飲み会にお呼ばれ?する。昨年もご一緒した学生さんたちと多岐に渡って話が広がる。校風か疲労か、大変品の良い飲み会。このオーケストラは非常に恵まれたトレーナーの先生方のご指導を仰いで伝統を築いている。合唱の真っ直ぐな声も好きだ。楽しみな第1歩。本番までみんなどうぞよろしく。さてコンパも気が付くと2時を遥かに回っていた。いつもは晴れ渡って緑と湖と青空のコントラストの美しいこの白樺湖も今回は深い霧に包まれる。それだけちょっぴり残念。
「音楽雑記帳 my diary」カテゴリの記事
- すみだトリフォニーの空間(2024.04.22)
- またひとつ(2024.04.21)
- 時空を超えて(2023.02.01)
- またひとつ。(2022.04.22)
- またひとつ。(2021.04.22)