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August 2011

日帰り会議の旅

このままだと関東に直撃しそうな台風。そのまま180度回れ右して帰ってくれてもいいよん。明け方まで、事業の企画書を一つ打ち込んで仮眠を摂り、6時前に仕度を済ませて出掛ける。通勤新幹線。車窓に見る日本の田園にしみじみ。朝一で長岡の財団と幾つかの事業について打ち合わせ。信越線で見附へ。アルカディアの会議室でいきいきうたごえサークルの指導者の皆さんと打ち合わせ。引き続き今年で19回を迎えるアルカディア音楽祭の会議。終わった頃ようやくベルリンは朝になって活動をはじめようというところだ。ということはこのまま行けば時差もなく過せるかな、と思いきや反動なのか、帰りの新幹線の記憶が見事なまでに殆どない。家に帰ると晩ご飯が待っていた。おぅ、ありがたや。昨日大量に作ってあったコロッケも美味しくいただく。日帰り朝一会議の旅は計7時間、なかなかタイトだったかな。いよいよ9月、ヨーロッパはシーズンが始まる。自身の中でも夏休みを挟んでいよいよ秋の演奏会に向けて本格始動だ。

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シェイプアップ

留守中ベランダのミニミニ菜園はよく育っていた。サラダ菜やバジルが鮮やかな緑色の葉を付ける。もう少ししたら食べてあげよう。朝は、ドイツのいつもの珈琲を早速開けて淹れる。う~んにんまり。何故かあるあちらの食材を使ってパン食。この春から少し体重を落としたのがキープされているのでこのまま欲しい筋肉を補っておこう。早速近所のスポーツクラブへ。皆に久しぶりですねぇと言われながら、このヒューミッドな空気の中で身体を少し働かせる。かつてのピアノの生徒さんに出合う。今日はあちこち親戚やら知人に連絡を取り合う。このまま時差ボケにならないように仕向けていこう。晩は遅くなってしまったのに、コロッケをわいわい作る。これが食べたかったのだ。麻婆茄子も美味しくできた。え?もう11時?早速だめぢゃん

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もわ~ん

気が付くと今日は月曜日。30分KLMは早く成田に着けてくれた。機外に出たとたん、もわ~ん、このヒューミッドな感じが我がモードを一転させる。妻が迎えに来てくれる。ターミナルの目の前からリムジンバスで1時間。家から3分のところにバスは着く。これは新居最大のメリットだ。軽くシャワーを浴び仮眠を摂る。実家に日本蕎麦を食べに出かけ、愛車カムリにひと月ぶりに乗って都心へ。コピーを大量に取り再び実家で秋刀魚なんぞを頂く。う~んやっぱ日本人だなぁ。肉系はドイツのものも非常に美味しいけれど魚は日本には叶わないでしょ。大根おろしと醤油で頂く、最高。さて民主党も早3人目の総理。ドイツに居ても、余りにも国民に向いていない政治家のゲームばかりが目に付いていた。これから秋冬に向けて被災地のことをどれだけ親身に肌理細やかに考えてくれるものか、しっかり見ていこう。ただいま。

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1日17時間 上空の日曜日

このまま寝てしまうと危険を感じ、部屋の明かりを点けて休む。鐘の音に浸りつつ日曜の早朝階下に気を遣いながらシャワーを浴び、いつも何気にセンチになるこの時。戸締りをして、電気ガスを止めてまた帰ってくるよ、と鍵を閉める。いや、今度は何時来れるのだろう。でかいスーツケースを転がして市の準備の始まるSteglitzの駅前からタクシーでテーゲル空港へ。未だにインフラの整備が遅れているベルリン、そこらじゅうで工事をしている。ヨーロッパの古都のようなロマンティックさは殆ど感じさせないけれど、バイタリティ溢れる面白い街だ。ビザの関係で何処かで時間を作って来なければならない。マネジャーさん、よろしくっ。ベルリンを後に、1時間でアムステルダム。ここも降り立ってまた歩きたい街だ。空港のパブで昼食ハイネケンを味わう。帰りの飛行機も団体さんで一杯だ。音楽を聴きながら新聞を読み機内食とワインでブロイラー製造工場状態。いつも、どの時点で到着地の時刻に替えるかを気にする。極力早めに日本の時間にして意識を変える。本来であれば寝ている時間に、眠くなるよう仕向ける。夏7時間の時差、朝にベルリンを出て成田に翌朝着。飛行機に乗っているのは合わせて13時間だから、う~ん、やはり帰りは損をした気分。時空を越えて成田に降り立つ時は現実を目の当たりに長い夢でも見ていた気分になってしまうのだろうか。今回の滞在はこれから長い秋冬シーズンのためにとても意義ある時間だった。

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隅田川の花火

今宵は「隅田川の花火」江戸中期に始まった関東随一の歴史的な花火大会、夏の風物詩。あれ?ここはベルリン。一夜あけて10度ほど気温の下がるベルリン、きっと昨日を境に秋に向って一気に加速するのではないかな。さて旅行客で賑わう週末の市内、今日は「べるりんねっと789」で知った催し、これは隔年なのかな、今宵のみ市内の博物館美術館を全て夕方から深夜2時まで一律料金で開放しているフェストに足を運ぶ。各館では音楽会などもある。選んだ先はポツダマープラッツに近いMartin-Gropius-Bauで「Hokusai」を観る。440点と言う日本で一同に観るのも難しい傑作の数々。恥ずかしながら殆ど葛飾北斎に関する知識も持ち合わせていなかったのだが、米誌「ライフ」のこの1000年の間に世界で最も鉱石を上げた100人の17位にランクされていると言う評価も得る。膨大なコレクションと有名な「富岳三十六景」などそれはそれは彼の世界の引きずり込まれていく。ベロ藍といわれる深い青の顔料やその色彩、筆致には説得力があってドイツ人を唸らせる。そこで出合った隅田川の花火、ここであたかも日本の薫りに触れることが出来るとは思っても見なかった。実はまだまだ見応えのある美術館博物館は数あり、計画を立てて足を運びたい。日本では考えられない何とも憎いこの企画、ルートごとにバスまでチャーターされている。有る種の感動を覚える。悔しいけれど東京じゃ出来ないだろうな。日独交流の合唱団が知人の小林さんの指揮で日本の歌を披露。ドイツ人がまた、奇麗な日本語で歌うのを聴いてこれまた感慨深いものを感じる。遅くなったのでこういうときに食べたくなるカリーブルスト屋は工事も進まず、よなよな麻婆豆腐などを作る。伝統と革新的なものが犇めき合うここベルリン、まだまだ魅力を探りたい。今宵は同時に日本をもっと知らなければと反省もする。ひと月遅れで行われた東京の花火、それもまた奇遇なことだ。バンザイ富士山、バンザイ北斎。

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夜の歌

ベルリンも今日は日中31℃まで上がる。こちらに来ることを楽しみににしていたビールの消費が再び上向き傾向に転じる。ただ旨くて安いと単純に楽しんでいたのだが、ものの本に拠れば成る程、ビールは嗜好品ではなくて基本的食料に分類され「生きるために必要なもの」と考えられているそうだ。素晴らしい。確かにおびただしい種類の飲料水と同等にどこのスーパーでも扱われていて、全ての銘柄を試すには時間が掛かリ過ぎる。最近ではRadebergerの他にWarsteinerを好んで頂いている。500ml瓶で60~70セント、高く見積もっても80円となれば、日本でヱビスを有り難く頂いているのが何だかなぁと思ってしまう。こんな日は洗濯物を大量に干し、まだ陽もかげらない炎天下の中を久々のフィルハーモニーへ。ラトルとベルリンフィルの今シーズン最初の公演はマーラーの第7番。気合十分の好演。今日も日本から押さえておいた席は残り2枚のうちの1枚。第1ヴァイオリンの手前、指揮者とコンサートマスターの関係が良く見えるような席で、きっと世界に同時放映されている「デジタルコンサートホール」に上手から一緒に映っていたかもしれない。そんなことはどうでも良く、ラトル氏の手中にある作品ながらこの第1級のオーケストラとその瞬間に膨大な対話を見せ合うことが出来る、信頼関係は相当成熟してきて居る証だろう。身近な例で言えば目の前に居るヴァイオリンの音色の統一感、ごく細やかな表情まで集め合うその力は実に見事で、何度か会話を交わしたバストロンボーンのシュルツ氏の幾つかのソロに見る、個々の高いクオリティーに裏打ちされている。80分を越す作品がむしろ短く感じられる今宵の演奏会。特に1楽章の調性が崩壊しかける音楽もディテールの鮮明な描き出しから明解になる。公演後コントラバシストの引退を皆が称える。バスに乗ってポツダムプラッツから家に向って真っ直ぐ南下、街の夜景を見ながら今宵の余韻に浸る。 

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ドイツのエコ

連日大盛況のカリーブルスト屋、建て替えのため27日から営業再開とあったが、どうも更地から土台作りで滞っている。明後日は無理じゃない?と思いきや看板が差し替えられ9月1日オープンとある。それもどうかなぁ。いつ行ってもここの焼きソーセージとフライドポテトを求めに来るお客が絶えない。さて、食洗機2日目は気になる「ECO」ボタン。60度前後で乾燥も付いている。これは地球にも家計にも優しいに違いない。早速準備しボタンをピッ。な、なんと156の表示が。2時間半かけてのんびりやるらしい、エコ?外出決定。地球のなんとやらのガイドブックにも載っていた手作りの飴屋さん。8月一杯夏休み。隣の本屋で売っていたものを一つ買って帰る。素朴な良いお味。美しい広場ジェンダルメンマルクトは夏の空で明るい。アンペルマングッズのお店と、ファスベンダーウントラウシュのチョコ屋を物色しリッターのチョコ店へ。自由にトッピングできるチョコ作りの行列を横目にトイレを借りる。長岡の合唱団で使うオケ譜を迎えにドゥスマンへ。ベルリンの銀座、クーダム通りで名物くまのぬいぐるみ専門店シュトイフを覗いてみる。それは質が良く可愛らしい。幼少の時クマのぬいぐるみに大変お世話になった記憶がふと蘇る。その後母親はあの汚れたのをどうやって片付けてくれたのだろうか。今日は700円弱の一日乗車券を有効に使う。家の前の教会のミサ。都会の喧騒から離れて荘厳な空気。食洗機を取り付けた知らせに大家から早速のメール。今日は1万2000歩歩いたので食べることに決し、溶かしておいた牛肉を半分ずつ分け一つはステーキ、もうひとつは4色のパプリカと炒め物。早速向いのワイン屋で求めた赤を開ける。グートゥ。食洗機もよく仕上がっていた。明日はもう金曜日かぁ。皆さまどうぞ良い週末を。

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嵐のベルリン

今日は目まぐるしい天気の一日。いよいよ食洗機の出番。洗うものの種類や汚れ具合、掛ける時間や温度で幾つかプログラムがある。今日はお試しなので短時間のタイプ。これには乾燥機能はない。早速食器を入れて洗剤のキューブを所定の場所に収めスイッチオン。23と数字が出た。あっという間23分で奇麗にしかも奇麗に洗い上げた。今回は男の一人暮らし、溜め込むと中々時間の掛かる作業だけに成る程これは便利だ。町内のスーパーをはしごする。それぞれお目当てのものをゲット。郵便局で早速食洗機の請求を不動産屋に送る。斜向かいのワイン屋で小瓶の色々な種類を揃える。スカイプで実家に両親と妻と交信。ベルリンの我が家をカメラで追って紹介。今夜は麻婆豆腐を作る。豚肉の塊を細かく切って挽肉の代わりにする。テンメンジャンがない、オイスターソースで代用、これが旨い。サイドに野菜トマトスープ。良く出来ました。今夜は物凄い雷と雨。稲妻がひっきりなしにベルリンの空を翔る。ベートーヴェンの田園を聴いているようだ。ひと雨ごとに夏の終わりが近づいて来ているのが感じられる。穏やかに雨が上がり、珍しく蒸し暑くなったので窓を開けたとたん「ブ~ン!」蜂とご対面。不意を衝かれ招き入れる。あの手この手の格闘。予定外の夜更かし。いやはや2度嵐の夜。日の出日の入りも着いた頃は5時、21時のような感じが、次第に日中が縮まって6時、20時と日本の感覚に近づいてきたかな。  

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食器洗い乾燥機

今日は早速食器洗い機の取り付け工事。昨日お店で配達時間を選んだのだが、7時から11時、11時から15時だったかとにかく大変アバウト。11時からの部にお願いし待つことおよそ2時間半、「ジー」家のベルが鳴る。まぁ良い方かな。ガタイの良い2人がやって来た。当たり前に土足で上がり込んで仕事をはじめる。いつ頃の製品だったのだろう、長い務めを終えたAEG社製の本体をシステムキッチンの中から取り外す。どうやら1889年創業という老舗、食洗機も50年前に1号機を販売したという。真新しい今回は節電のものでBOSCH社製。贅沢家電とは言え節水、高温での除菌と、特に長い冬には有り難いものだ。水周り配管、電気を通し専用の大量の塩と、リンス剤を注入し試運転。う~ん、大丈夫そうだ。今日の二人にビールは好きかと聞いて柿の種を渡す。物珍しそうに喜んで3階の我が家から重たい旧機を持って帰っていった。ありがとう。激しい雷と大粒の雨。それは大きくて宝石が降っているようだ。何とも大きな虹が出た、大陸仕様か。いつものカリーブルスト屋、昨日はそれまであった店が跡形もなく消えて更地になっていた、笑える。今日は土が盛られ土台にコンクリートを流す。パスタが食べたくなって、バジルの苗を買って来る。玉ねぎとブラウンマッシュルームを炒めたものと合わせトマトソースとモッツァレラで仕上げる。ブォーノ!魚もバターと白ワインでムニエルにして塩胡椒で頂く。カロリーオーバーやねん。まぁ早速Boschの初仕事記念にお皿を使ったということで。どゆことやねん。はい、ストレッチ。

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電気屋さん

月曜の今日はまた良く晴れ渡った一日。Zoo駅にあるカイザー・ヴィルヘルム教会は空襲で破壊されたままだったが、いよいよ修復のためか大きな覆いが掛けられている。その直ぐ側にあるSaturnという電化製品販売店へ。英語読みだとサターンだがこちらではザトゥーンな訳でいずれも土星な訳だ。目指す買い物は昨年から具合が悪かった食器洗い機なる贅沢品。契約して借りている以上壊れたままにしては置けない。春にこちらに来て話を進めるつもりだったが震災の影響で今になった。不動産屋は大変好意的に対応してくれ、同等品を買って取り付け納品書を送れば直ぐに送金するとのこと。恐らく食洗機なるもののごく初期のものだったのか、キッチンのサイズに合わせて小さい仕様のもののためなかなか選ぶ種類が多くない。たまたま人の良い店員アルントさんが親切に面倒を見てくれた。ドイツなので諸々時間が掛かるのは予想していたのだが、説明を聞いて即決、取り付けも明日、と奇跡的な事の運びに一抹の不安も。いやそんなことはない。一段落して日本人とドイツ人の楽器奏者たちとランチにお呼ばれする。行った先は韓国料理店。何と豪快にも店先にパラソルを張り、テーブルにガスコンロを置いて真っ昼間から焼肉をやっているではないか。店の中は涼しいのに我々も負けじと外へ出て始める。それはそれは炎天下の中ワイルドな昼食だった。さて明日は無事取り付けが出来るだろうか。

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ヴァルトビューネ バレンボイムの第九

穏やかな日曜。初めて訪れる地は然程遠くなくてもやけに時間が掛かって感じたりするものだ。毎年6月にあるベルリンフィルの野外音楽会は悪天候で珍しく中止延期に。今日はそれとは別にバレンボイムの第九を聴きに出掛ける仕度をする。そのベルリンの森の会場へは家から12キロ足らずだった。電車で35分、そこからてくてく歩いて行く。しかしでかい。物凄い数の人。文献に拠れば1935年ヒットラーが古代ギリシャの野外劇場をイメージして建設させたとののこと。日本からサイトで取ったチケットは舞台に程近い席。マエストロも良く見えそれはよかったのだが、PAがやけに近く、後方に広がるすり鉢状の客席22,000人へ向けるスピーカー群の強烈な音に体力を消耗する。残念ながらバランスはあってないようなものだ。ベートーヴェン8番の交響曲を前座に、休憩を挟んでアンナ・サミュエル、ヴァルトラウト・マイヤー、ペーター・ザイフェルト、そしてルネ・パーペに歌劇場合唱団と申し分ない布陣。第九はマエストロの独擅場。本番前から出来上がっているオヤジ達でも、演奏と共にぴたりと静寂が生まれる。楽章ごとに拍手があがれば、う~んもう分っちゃいないんだから見たいな小さなざわめき。子供の泣き声が一つあったかどうか。雰囲気を味わい演奏にいろいろ新たな発見を得て、人ごみにもまれながら家路に。夕食はいつものカリーブルスト屋で済ませよう、と思ったら、張り紙。建て替えらしい。これを楽しみに来ていた連中と顔を見合す。家でソーセージを焼いてビールを頂き本日も無事終了。しかしいいなぁ、あの雰囲気。

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炎天下の合唱

ベルリン滞在2度目の土曜日。土曜と言えば市。赤い小さなカブをゲット。早速甘酢に漬けてみる。いつもの魚屋は白身のRotbarschをゲット。早速軽く衣を付けて焼いてみる。美味しい。今日はニュースレターで情報を得たベルリン放送合唱団のイヴェントコンサートのようなものに足を運んでみた。旧東ベルリン中央駅、現在のオストバーンホーフから歩いて5~6分にある「ラディアルシステム」というシュプレー川沿いにある、かつて下水処理施設だった所を改造して文化複合施設にしたところ。以前から良く足を運んでいたが、幅広いジャンルを扱う空間。がしかし、今日はその建物の奥の広場、そこはシュプレー川沿いにあって公演の幕間に寛げるような広場だが、何と川岸に停泊している船に合唱団を乗せ舞台に仕立て広場にお客を集めて「合唱の楽しみ」みたいなイヴェントが催された。こんな日に限って炎天下、いきなり体操のお兄さんが身体をほぐしたり発声指導をする。なかなか面白い。音楽監督を務めるSimon Hasleyによってブラームス、レーガーなどを聴かせる。野外なのでPAを通すがそれはなかなか聴き応えのあるもの。ハレルヤを含む3曲の譜例集が配られ、一同とにわか合唱体験みたいなこともする。ちょっと暑かったけれど楽しいひと時。指揮者と暫しお話。今日はこちらに来て初めてバスに乗って街を見ながら、日本でもあんな野外コンサートが出来たら楽しいなぁ、と思いを膨らませながら帰る。

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天井との戦い

今日も一日良く晴れ渡った。こちらに来ても自然と省エネを心掛ける意識があってか、家中の電球を見渡してみる。2月に来た時に殆ど換えておいたのだが、玄関の明かりだけ昔ながらの裸電球が取り付けられていて、直ちに作業開始。ガス屋の次は自ら作業の日になった。ところが、脚立を置いて上るも天井まで床から3メートル40程あって、ほいさっとはいかない。どうやら高所恐怖症だったのか、余りに周囲が静かなので慎重になる。壁にあるガス管を命綱に、片手で消費電力の少ない電球と傘をやっとの思いで付け替えた。大仕事に、思わず昨日の2人に感謝。静かと言えば、世の中はバカンス中の家族も多いようで、同じ棟の向かいはどこも明かりが点らない。オケも演奏旅行を除けば3ヶ月近く休むところもあるし、はっきりしている。日本では世の中がそういう向きではないから全く環境が違うといってもおかしくはない。余りの夜の静けさに、こちらはお化けとか出るのか気になってみた。  

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快晴 残暑のベルリン

ガス開通を祝して朝から大洗濯大会。ついでに自分も洗っちゃおう。水質が悪いのでお湯を使って尚且つ「カルゴン」なる硬水軟化剤を投入し、柔軟剤をぶち込んでもガビガビゴワゴワ感は否めない。一回洗濯機を回すと1時間半掛かる。容量が少ないこともあって今日は3回フル稼働。何だか今日は暑いぞ。東京も35度を越したようだがこちらは今日27度まで上がった。こちらに来てからおおむね22~23度止まりのことが多いのでこの夏の貴重な残暑かもしれない。しかし洗濯物が良く乾く。飲料水を買いに外へ出ると皆こぞって半袖か袖なし。今の内に夏の太陽も紫外線も浴びるだけ浴びておこうといった感じだ。しかしこの街、平日の昼間だと言うのに人がやけに多く毎日が日曜日みたいだ。仕事してるのかなぁ、と思ってしまう。お米を炊いて納豆ご飯。今日も恋しくなってマッシュルームをスーパーへ迎えに行く。鶏胸肉のカレー照り焼き丼とマッシュルームソテーでビールと共に晩を過ごす。この気候だけ今の日本に持ち帰りたいなぁ。 

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作業完了

ガス工事作業3日目。朝早く来て、外してあったガスメーターを取り付ける。まだ来るのかと聞くとあと2回来ると言う。チュース!ガス給湯で全室の暖房をまかなうシステムなので面倒くさいところはある。夏はシャワーと洗濯にお湯を使う程度でガス代は然程高くないはずだ。さて午後、次に来た時はメーターのチェック。そして3度目は給湯機にガスが正常に送られているか確認してお湯を出して見て、ヴンダバーと自らの仕事を褒め称え作業完了。恐れ入った。気持ちだよと、柿の種の小袋を渡すと不思議そうな顔をしていたのでビールの友だと言うと相当喜んで2人は帰っていった。一杯やってくれ。これで暫くガスの問題はないかな。極寒の真冬ではなくて良かった。さて朝食は、魚屋からもらって残っていた鮭の中骨焼きと味噌汁。晩は、日本から持って来た小さな中濃ソースを見付けたとたん、無性にコロッケが食べたくなり油で揚げないレシピを探し早速作って頂く。ヴンダバー。自画自賛、ガス屋のオヤジ並みだ。もう一品大根と椎茸と油揚げの煮物。落ち着くんだな、こういうものが。ようし明日は洗濯大会だ。   

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ドイツ時間

ガス工事2日目。今日はメーターを外した箇所から油なのか白い液体を抜き取るためのポリ容器をあてがって終了。はぁ?まぁ地下室の大元の所も何やら作業をしているようなふうでもあったので気長に構える。それならいちいち作業時間の枠を知らせて来なくても、3日間ガス使えませんよ、って言ってくれればいいようなものだけれど、ここはドイツ。お陰で洗濯もシャワーも使えない。恐らくここも戦後間もなく建ったようなところだからどこを直してもおかしくはない。住み始めたころに工事が始まった近所のショッピングセンターらしきもの、完成は来年とある。このままだと既に完成していることになっている新しいシェーネフェルト空港はいつのことになるやら、と思って調べてみると、来年ベルリン・ブランデンブルク空港に生まれ変わるらしい。気長に静観していよう。見附で使うオーケストラのパート譜が注文して数日で入荷。これは珍しい。やる気の業者もあるようだ。早速迎えに行きがてら長岡で使うオケのパート譜も注文。帰りにおもしろグッズや、食卓を飾るものを扱うButlersに立ち寄る。楽しいものが多いのだけれど、殆どメイド・イン・チャイナとある。多少高くてもドイツ製はないのだろうか。さて昼は日本から持って来たそうめんを茹でて野菜と肉と炒めて頂く。暑くないので冷たいそうめんに麦茶はお預け。夜は鶏の手羽焼きに白菜スープ、う~ん、へるすぃ~。

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新学期

月曜の朝。今日は少し慌しく起きる。先週ベルリンのアパートに着いてはじめに目に飛び込んできたプリント。Gasarbeitenガス工事とある。辞書を片手に読み進めると、今日から3日間、朝の8時から夕方4時半まで毎日やるとある。迅速かつ円滑に作業するために必要な3日間とある。やってきたのは2人。こちらの習慣か土足で平気で家に上がってくる。それはまぁよしとして、作業は大きなメーターを外し、終了。おまけに大きな工具を置き忘れていった。あれ?もうやることないの?午後から何かあるのか聞く間もなく出て行く。仕方がない。まぁ言われたとおりに家に居る。結局何も起こらず、お陰で今日は出かけることなく出費も無く穏やかに終わる。あるもので料理。パプリカとチンゲン菜の肉炒めカレー風味。世の中は今日から新学期らしい。音楽界のシーズンは9月からだけれど、学校は早めに始まるのかな。今日は終戦の日、偶然お盆と重なるこの時期、どこに居ても自然と思いを馳せることがある。さて明日はどこまでガス工事、仕事が捗るかな?

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静けさの後の嵐

何とも穏やかな日曜日の朝。向かいのバジリカは8時と11時の礼拝。いつもの単音の鐘の音とは違い3種混合バージョン。時間近くになるとどこからとも無く大勢集う。大好きな色の空。陽射しをもらって窓辺に布団を干す。あからさまには出来ないので布団を短時間で回しながら。さて朝食、塩をした鮭を焼き、味噌汁もサラダも準備万端、と思いきや昨夜タイマーを入れた筈の肝心のごはんが。慌てて炊くこと30余分。その間サラダを食べてつなぐ。それはまだ良かった。昼は軽く済ませ夜は餃子の計画をしていた。具も良い感じ、後は皮で包むところ。買った皮が色々宜しくない。う~ん、作るかぁ。入居した時にピザを作ろうと求めた台に麺棒もある。がしかし小麦粉が古い。白いが開けたてのあの香りとは違う。断念。仕方なく具だけ豪快に焼き、酢に醤油にラー油をぶっ掛けご飯に乗せて頂く。おぉ素晴らしい。救われた気分。とたんに雷鳴とともに叩きつけるようなどしゃ降り。1時間で止んだけれど良く降ったなぁ。8時半、雨上がりの夕焼けは幻想的。再び静けさが戻った。丁度ベルリンに入って1週間が経った。これを読む人は食ってばかりいると思うだろうな。皆様よい1週間を。

壁 50年

ベルリンの壁建設から50周年、正午公共交通機関も停めて追悼。やはり歴史上大きな意味を持つ壁の存在を改めて感じる。土曜の市場、露店で賑わう。魚屋に吸い寄せられる。品定めをして、アパートに一旦戻ったらもう店じまいをはじめていた。慌ててにしんのオイル漬けを選び、本当は鮭の切り身が欲しかったのだが、氷の上には捌いた後の大きな中骨。これちょうだい、いいよ。彼らにしてみればゴミが減ったようなものだ。さぁ、どうしようこのでかい物体。色々調べ、何故か家にある刃渡り50センチの包丁でぶつ切りにし塩をする。まずは身をかいてじゃがいもとたまねぎ卵を混ぜハンバーグ、いやコロッケ、Gut !!。新潟・村上のサイトからどんがらの甘露煮、う~ん美味。後は明日の朝、白いご飯で焼き鮭だ。ニシンのオイル漬けは昼サンドイッチにして、夜は酢で〆直してわさび醤油で頂く。素晴らしい。これで一晩異常が無ければ宜しい。夕方明日日曜に備え餃子の皮と豚肉を買いに散歩。相変わらずレートの悪い両替商、やる気のない電気屋、パトカーに先導される自転車デモ?、全身ピンク色に纏ったねーちゃん達の叫び声、などなど見物。今日は魚の一日。音楽会は殆ど聴くものがないけれど、夏のベルリンは実に良い。多くの民族が共にあるドイツ、祈りの土曜日。

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鶏豚牛

ロンドンから2つ封書が届く。ひとつはブージーアンドホークス社からお勧め作品の楽譜。もうひとつはロンドンに持つ口座の銀行から。ベルリンに居を移したことを受けて取引の確認。早速サイトで見つけてHSBC銀行のブランチに行って見る。丁寧に対応してくれた。Dussmannから電話が入り、入荷した楽譜を迎えに行く。今日は無性にインスタントラーメンが食べたくなり近くなった栄利へ。さて大変、日清の出前一丁が8種類もある。今日は豚肉味と、麻油味を選び、さて困った。鶏肉と豚肉も冷凍庫から出して外出。ようしこうなったらフルコースとばかりにその上、牛買っちゃったりして、牛豚鶏全部使って一品ずつ。本日のお品書き、「豚」肉と玉ねぎ長ねぎ野菜炒めのせ日清「出前一丁」ドイツ版豚肉風味。硬い「牛」肉のにんにく甘辛醤油焼き。「鶏」とチンゲン菜と季節の黄金茸、ピリ辛旨煮炒め。レタスときゅうりとパプリカのサラダ ヨーグルトフレンチドレッシング添え。新潟コシヒカリごはんピクルス添え、ドイツビール・ヴァルシュタイナー0.5リットル、以上。朝昼は野菜と炭水化物ときのこのみだったので相当量食べたのだけれど、体重はキープ。この3品目、どうも日本で食べるより味がよいのだ。豚や牛は洗練された感じはないが、旨みの点で劣ってはいない。鶏にいたっては日本のスーパーで一般に求められるものと比べると何を餌にしているかわからんが、間違いなく美味しい。困ったものだ。今日は8000歩4キロ歩いた。ストレッチして寝るべし。 

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茶色と黄金色

今日の朝はパン。どこの店でも毎日のものだから品数が豊富だ。当然カロリーも豊富。だから選ぶものも決まってくる。さて今回はまっているマッシュルーム、お次はブラウンのものをお店で5~6つぶ選んでビニール袋へ入れお金を払って持ち帰る。ブラウン最高。そして今回も諦められなかったのがPfifferlingあんず茸というものだけれど、黄金色の奇妙なやつ。そろそろ終わりの時期のようだがとても良い身の物が手に入る。早速、思いつきでオリーブオイルとにんにく、刻んだ玉ねぎと一緒に炒め塩胡椒。すばらしい。日本で言う松茸ほど高価ではないが旬のものを大事に頂く感覚は似ているかもしれない。大学の後輩沢野君から電話。早速Feuerbachstr.側の日本料理「宇田川」へ。他愛のない話で盛り上がる。彼は小生が恐らく初めて大学のフルオーケストラを振ったショスタコーヴィッチにトロンボーンで参加している。小生の留守中我が家を預かるのもトロンボーンの専攻生。頼もしい。やっぱりきのこ。食べ過ぎて身体から何か生えてきそうだ。

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ベリーの季節

まだ3日目だと言うのに無性に納豆が食べたくなる。どうしたことだ。それでは調達、と目指すは徒歩10分、沢野夫妻のお家のそばにある、アジアンスーパー「栄利」、が、ない!遠退いた納豆?。廃墟となった扉を良く見ると移転とある。地図を見ればむしろ我が家に近い。ナイスッ。相当儲かっていたのか大きな店構えになっている。何処に何があるかさっぱり分らない。居た居たおかめ納豆。なんだかんだ今夜のメインは納豆。和むぅ。今朝はいつもの珈琲も飲めたし言うことない。店先には色とりどりの果物が賑やかに並ぶ。特にイチゴはもちろんベリー類は豊富だ。可愛らしい真っ赤で見るからに酸っぱそうなヨハニスベーレンはまだ手が出ない。ブラックにラズベリーにクランベリー。早速ブルーベリーを400gパックで求める。目に良いかな。 

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マッシュルーム

目を覚ますと窓から入る光の感じで天気をはかる。空が青いかそうでないか。今日は晴れたと思ったら曇行きが怪しくなり小雨がぱらつく。今日は次に近いスーパーReweでお気に入りのJaブランドの小さな焼きソーセージなどを求める。たまねぎはここ半年欠かさず毎日食べているなぁ。今日も朝から3食玉ねぎ三昧。行きつけのアイス屋さんに群がるドイツ人を横目にSchloss通りを闊歩。ラップを求めたのだが、これはドイツ製にしてはものが良い。サランもクレも日本が誇る製品だ。ドイツは同様に進んでいても良いはずなのに使い勝手の悪いものが多過ぎる。届いていた請求書の入金をネットで済ませる。スーパーできっと硬いに違いない豚肉を買ってしまう。食べたかったんだから仕方がない。そしてマッシュルーム、奴は凄いよ。スープに入れりゃ良い出汁もでるし、いつもの卵焼きが超美味しくなるし、生でサラダにも、炒め物にも何でも御座れ。容姿ともども好っきやねん。今日は真っ白なのを頂く。きのこのシーズンかな。

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教会の鐘

時差によって何となく得した気分の一日。鐘の音で目を覚ます、これがたまらなく嬉しい。珍しく 熟睡。今日からは一人でご飯の準備。早速昨日求めておいたものを使って朝食。ご飯はしっかり炊いてみる。まずは日本と同じように野菜スープは必須。テーブルには同居する学生さんが溜めて置いてくれた手紙の山。何だか請求書もあるぞ。解読開始。昼から近所のRathaus Steglitz駅へ出て悪名高きSバーンに乗ってFriedrich Strasseに向う。予定通り時刻表を見ても意味がない。東京に居ると時間に余裕があっても人の流れに乗っているとせっかちな気分になるけれど、ここはなるように時が流れて感じる。駅の周りも車窓の風景も緑が明るく気持ちが良い。しかし何気に涼しい。でかいCDショップへ。早速楽譜の注文をする。今回はちゃんと滞在中に手に入るかな。CDも幾つか求める。東京は近年大型CDショップが次々と消えていってしまったが、ここもどうなるのだろうか。一番近いスーパーReicheldで最小量の食料品を求める。卵と牛乳、あれ?雷鳴ってる。土砂降り。スーパーから外に出られなくて人だかり。一雨ごとに秋に近づいているのだろうか。それにしても日が長い。5時過ぎに明るくなって、9時頃まで明るい。逆に冬は相当日が短いので、半端無く寒いし日本に居た方がいい気がしてしまう。家の近所の中東系のスーパーが無くなって普通のパン屋になっていた。ここも半年の間に色々と変わっていることがありそうだ。初日から良く動いたな。  

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出国、そして入国

朝風呂に入って、暫く湯船に浸かれないのを身体に覚え込ませる。最近見付けた優れもののパックに入ったぬか漬けで一晩つけた長岡なすを取り出し、ラップに包む。さて暫しの脱出。マンションから歩いて1分。その停留所から成田への直行バスがある。小生にとってはドラえもんのポケットのようだ。駅前は穏やかな夏の景色。何気に見入る。妻が握ったおにぎりと、ぬかづけを頬張りながらバスの車窓。成田では既にネットでチェックインしるのでスムーズ。新婚ながら今回は単身の旅。行ってきます。今回もKLM。良かれと思って取った座席は壁の前。リクライニングが半端やん。出国。11時間。スキポールでウィンドウショッピング。乗り換えて1時間。極寒のベルリンだったあのころから一転、半年振りに入国。夏とは言え、何だか寒めだぞ。7時過ぎながら陽も高いので安上がりバス地下鉄移動を決行。飛行機を降りて1時間。教会の前のポプラ軒はは緑で一杯。久々の我が家。ただいまぁ。自室の窓を全開にし、庭の木々も緑に生い茂っている。風にたなびく音が心地良い。あれ?そうか今日は日曜日。地下鉄でzoo駅まで戻って今夜と明日の朝の食料買出し。初っ端から誘惑に負け家から25秒の超人気カリーブルスト店で、いつもの皮付きと、ポテトのSサイズを頼み、見るからにカロリーの高いマヨネーズは断り、美味しいケチャップを頼む。部屋に持ち帰り買い置きしておいたビールと共に頂く。う~んベルリン。こんな花は咲いていない。

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ハイシーズン

こんなに暑い夏の日、それでも平穏な朝だったに違いない。毎年思い起こさせる原爆の日。その時不穏な情報を得ていたというドキュメンタリーを放映していたけれどもう当時のことを直に語ってくれる人は数少ない。だからこそ「平和への道程」のような記憶を呼び起こさせるモーションは必要なのだ。恒例ながら面倒な荷造り。でも今年は妻が手際よく手伝ってくれて、いつもの騒ぎにはならずにすんだ。特に何も必要ではなく、何を買うわけでもなく、でも安心料のような常備薬をお医者にいただきに行く。あっ、やっぱりお米は買ってしまった。実家で、いろいろ母親の手料理を頂く。4月に予定していたものをキャンセルし、困ったほどにべらぼう高い航空運賃。でも、半年に一度は入国しておかなければならない。お留守番の妻には申し訳ない。日本のそこに生活していたそのままを残して準備を終える。来年共演する合唱団と電話で打ち合わせ。忘れ物はないかな。あぁ眠い。そういえばこの夏食べ忘れたなぁ。この旨い赤いやつ。

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日常と非日常と非常

駅前ならではの騒音に慣れた訳ではないけれど、気にせず眠る習慣をつけようとしている。今日もときに予想外の音で目を覚ましたりそれがきっかけで眠りのサイクルが狂ったりするが、要は二度寝。東京ならではだろうか。朝食を摂りカムリ君を誘いに実家に寄り、自宅に帰る兄貴と妻を乗せ池袋へ。秋の準備。日本的な衣装を身に纏う。舞台用の仕事着のような黒のやつはむしろ日常化、いつも着慣れたタキシードぢゃないものを試着。う~ん複雑。ステージでは衣装によって非日常の空間を生み出している訳だ。さて行きに、晴れた京葉道路の橋上からくっきりとスカイツリーが見えた。東京都心は今も残る下町や公演を除いてどこを歩いても軒並高いビルが乱立している。スカイツリーも全く見えなくなるところは結構多いと思うが、それでもランドマークタワーの役割をしっかり担う存在感。戦後から高度経済成長期、街の景観なんてものを考える余裕が無かったんだろうな。高速を走って帰る。お腹は一杯なのだけれど母親の作る好物の鯵の南蛮に惹かれてつい箸が伸びる。この辺りも昔は海だったという辺りから話は多岐に渡る。東京湾に大きな津波が来たらと考えると、改めて東北のことを想う。Flood Mapを見ると3mの海面上昇で、我が住まいのエリアはほぼ身動きが取れなくなる。当たり前に利用している地下鉄などを考えると、その時どこに居るか、大きな問題だ。

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こちかめ像

所用で亀有へ。駅前の像が微笑ましい。一緒に写真を撮ろうと人がひっきりなし。ミスタードーナツで、くまの顔をしたドーナツを見つける。なかなか可愛い、そして美味しい。生クリームでなければなお良い。実家に今度は兄貴が来ていたので合流。兄も長岡の花火を見に行っていた。夕食を皆で頂き色々な話をしてマンションに戻る。ここしばらく音楽や将来のことを、ピンポイントで考えるきっかけが何かと多くあり、考えていたら全く寝付けなかった。この暑さのせいもあるかな。経年劣化で取り替えたエアコンの除湿を最近になってはじめて使ってみる。湿気さえなければ扇風機で十分なんだけれど、いよいよ厳しいかな。日本はいつの間にか亜熱帯化してきたものだ。考えてみると、こちかめって、ちゃんと読んでないな。 

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おいしい朝食

今日の朝食を楽しみにしていた。昨年もお世話になったのだが今年も美味しい朝食。そのお宅の味、かぼちゃとみょうがの入ったお味噌汁は絶品。身体に優しい。なすの漬物は早速教わって駅ビルで求めて帰る。お手製のジャムがまた絶妙。近所の美味しいケーキにこれまたお手製の梅干。こんなもてなしの出来る家庭を作りたいな。お世話になりました。駅で少しおみやげを求め、新幹線で東京へ。軒並み満席。ここで妻と別れて小生は見附でお世話になっているバスの菅野さんのお宅へ伺う。今年の音楽祭などの打ち合わせ。実家に戻って早速長岡で求めた十全なすの浅漬けを頂く。その土地の野菜は凄い。実家も今年は春に苗を求めて育てているきゅうりが良く実る。我がマンションでもプランターにペットボトルのお茶のおまけに付いていた野菜の種なんぞを蒔いたり、夏の太陽を存分に利用している。我が家の朝食に何か上るのはいつかなぁ。

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長岡の花火

朝食を早めに済ませお迎え頂き、向かう先は車で20分、大手酒造メーカーAさん。かつてもみじ園には伺ったことがあったが、この本社工場の辺りは全く記憶がないほどに立派な敷地と建物。社長さんにも久々にお目に掛かり、文化芸術に造詣の深く、合唱でもご一緒している社員さんに色々とお話を伺う。興味深い昭和初期のお屋敷と洋館を案内していただく。美味しいお蕎麦を頂く。秋に共演するオルガニストと打ち合わせ。旅籠「地蔵」を経営するK邸にチェックイン。大きな黒い猫がお出迎え。直ぐに準備をしてサンダルをお借りし自転車で信濃川を渡る。連日の大雨の痕が見て取れる。言葉を失う。そんな中、今年もこの日がやって来た、長岡の大花火。合唱団の皆さんの計らいでよい場所で観覧。今年は初めて妻と参加させていただく。雨が心配されたけれど、そんなことも吹き飛ばし、初っ端のフェニックスから涙が出て来た。夏の夜空を彩るのみならずこの花火の慰霊の意味と同時に、平和とか自然とか何だか色々なことを考えながら時を過ごす。今ここに居られることに有り難い感謝の気持ちが込み上げる。2次会ではいつものカラオケ店で合唱団のメンバーが合流して来てくれた。今年も皆と過ごせて嬉しいひと時。旅籠の亭主の後を追いかけるように自転車で長岡の町を快走。余韻に浸りながら休む。

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東京駅で何となくどら焼きを求め新幹線に乗り込む。本当は明日の移動でも良かったのだが明くる朝早い予定を組んでいたためそのようになる。ということで思いがけず長岡まつりの前夜祭に触れる機会を得る。駅に着くと既にいつもと様子が違う。かつて改札付近にあった駅蕎麦屋がビルに入った。そこでそれぞれうどんとそばを食しオータニへチェックイン。歩いて洋服のチェーン店に立ち寄り、大手通のお祭りに参入。ばったり明日お世話になる旅籠「地蔵」の女将に会う。各企業や学校、色んな思いで参加しているのだろうけれど、盆踊りもこうやって毎年続くものは力になるものだ。見ていて気持ちが良い。知り合いの顔をいくつも見つける。そして神輿。大昔から続いているものではないようだけれど、着実に歴史を重ねていっているものだ。日本に祭りは大事なものだと思う。しばし気分を味わう。駅前のしばしば立寄る居酒屋で夕食。明日に備えて休まねば。

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暑中お見舞い申し上げます

今年も本格的な夏を迎え、自然の恵み溢れる鮮やかな花々や、生い茂る緑を目にし、癒されながらも、ときに 無情なまでの災害をもたらす神の為す業に、何とも複雑な想いをいたしています。

皆さま、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

気が付くともう8月。我が家は省エネに貢献すべく?これまで殆どエアコンを使わず、窓を開けて過ごし、気が付くと家計に優しかったり、毎日麦茶を作ってはビールの消費を減らし、と身体にやさしい?取り組みをしています。梅雨が明けてもいつもとどこか違う気候、ただただ、穏やかな夏をと願うばかりです。

少しここで充電をして自然体を取り戻して、また秋に向けてまいりたいと思います。

お健やかな毎日を過ごされますことをお祈り申し上げます。

2011年盛夏                     船橋 洋介

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