バラ園
長岡市の北陸製作所に昔バラ園があって、市民に開放しておられた。その見事なコレクションを国営の越後丘陵公園が大切に受け止めて育てている。そのかつての主に連れていただいて、身頃となったバラを愛でに訪れる。駅から車で30分位だろうか。その甘い香りと艶やかな、或いは奥ゆかしいその一輪一輪が見事で、咲いて来てくれてありがとう、と次は同じものに会えない儚さを感じつつも、無心で浸らせてもらった。バラアイスが美味しい。昼食を頂き、昔、ひと月に一度は温泉に行くなんて夢のような夢を語っていたのを思い出しながら鈍行に飛び乗る。終点越後湯沢は暑いくらいの日差し。以前に泊まったことのある宿へ。このご時勢どこの旅館もホテルも大変なことを感じさせられる。追われるような生活を極力回避して、自分と向き合う時間を死守したい。ホテル屋上にくっつけた感じの温泉には、しばしばこれまでも癒してもらったけれど久々の温泉。昨日の平和への道程、合唱の声を聴き、湯に入ってひとつ深く息を吐き出した。
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