演奏会の準備
ロンドンにメールを送る。2月にお世話になったブージーアンドホークスの広報担当役員と、来年になったK.ジェンキンスの初演について情報のやり取りをする。亡き山本直純先生のマネジャーをしていた母校の後輩と連絡を取り合い、楽譜の調達手段を尋ねる。多くの場合、依頼を受けて演奏会の舞台に立つまでに、オケの事務局やマネジャーとの打ち合わせのみであとは譜面と睨めっこの日々。だが、市民オケや合唱団、などそこで全てが揃わない団体とは多くのプロセスに直接関わって演奏会を作っていくことになる。新しく立ち上げようとしている、見附の文化事業然り、長岡の合唱団や財団の音楽鑑賞教室も、こだわりを随所に込めて行く作業はひょっとすると、仕掛けは指揮者の仕事なのかどうかと考えることもある。細やかな意図を考えて反映させるべきスタッフと組むことが出来たり、人材を登用して進められるならば良いのだろうけれど、世の中そんな所ばかりではない。文化活動にはそれ相応のお金と労力が要る。掛けるべき所に掛けないと本当に味気のないものになってしまう、ようだ。楽譜を読む時間は死守。色々考える時間を作ることで、そこで働く人たち、共演者、携わる人の顔が見えてくる。今宵は豚肉メインのおかず。いい味になった。ビールもうまい。
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