運命
ベートーヴェンは不思議な力を持っている。ベートーヴェンを振る前は何時だって良く眠れない。午後からゲネプロ、運命は何度やっても難しい。上原さんの皇帝、味があっていい。今回は上原さんが臨月ということもあって、いつものトークコーナーは無しにして、無謀にも開演前の小生のみのトークコーナーを設けさせていただいた。心中穏やかではないのが正直なところだが、やはりこの街で運命を子供たちにも毎年届けていたり、拘りたいこともあって敢えてやってみる。雨の中大勢のお客様にお越しを頂いた。ホールがもう一つ舞台の音を包んで届けられるものであったらと、いつもながらに思うが、東京フィルの皆さんには感謝。皇帝は本当によく小さい頃から聴いていたので、楽譜が読めるようになって、脳裏にあるオーケストレーションの印象がその謎解きをしたような感覚が嬉しい。アンコールをドイツ三大Bからと、どこかの外来オケのようにラデツキーで締めくくる。楽しんでいただけたならと願うばかりだ。この機会を共に出来た皆さんに感謝。ベートーヴェンに感謝。(4日11:10)
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