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November 2010

エコポイント

この不景気にこれだけ元気なお店たちも他には無いだろうと言わんばかりに電気店は物凄いことになっていた。その渦に巻き込まれるかのごとく、ちゃっかり小生も家電をここぞとばかりにゲット。エコポイントは大きい。家電に限らず、日本製の良いもの、環境にやさしいものなどを、どんどん購買意欲を掻き立てるように支えてくれたらと思う。そう言えば車も買い替え時だったのだが、老体ながら我がカムリ君はまだまだ現役続行が決まっているし、基本的に物持ちが良いので、捨てられないものが多く困ってしまう。まだ見れるテレビを下取りしてもらうことにも抵抗があるなぁ。(6日2:50)

渋谷の街

車で渋谷に出向く。どうもこの街は好きになれない。ごみごみし過ぎているためなのか、あった店がさっさと入れ替わっていたり、ただ行きたいところに迷わず行けないようなところがあるからか、ようわからんが。所用を済ませ一度地元に戻る。途中見えるスカイツリーはいよいよ存在感を増してきた。まだ2年先の完成ながら育っているようで楽しい。でも実は余り高いところは好きぢゃなんだな。エッフェル塔は並ぶし、値段の高い印象だが、業平橋のタワーはどうかな。暫く混んで大変だろうな。たまに通る界隈の町並みがどのように変わって行くのか、行ってしまうのか、見守っていよう。(6日2:40)

秋の晴天

出かける前に姉が突然やってきた。しかし元気な姉だ。ダンスサークルの主宰は定着しているようで心強い。電車で出かける。東京は少し温かいかな。可愛いわんこと戯れる。昔はうちに必ず犬がいた。犬は人間の3歳児ほどの頭脳を持つと聞いたことがあるが、賢い犬は本当にそうだ。夜、中華を頂く。美味しい。中国で食べた中華の話になる。食事中は話せない上海での20歳の頃の思い出がわんさか出てくるので思い出した内容をまた引っ込める。考えてみると何処の国へ行っても中華料理店はあって、たまにとんでもないものにあたるが、余程でない限り、中華にほっとすることがよくある。ヨーロッパなどで地元の料理に疲れると、有難かったりすることもある。いよいよそろそろ12月かぁ。今年は大殺界だとか言われているが、明くる年が良い年でありますように。とちょっと早い期待を持ってみよう。(6日2;25) 

百貨店

随分前からクリスマス商戦も始まっていて、お歳暮コーナーも盛んだ。池袋に出て少し買い物をする。西武百貨店は大学時代から通学路の一部のようなものだったので自然とよく利用して来た。ここ最近、地下の食料品売り場は大改造をしてなかなか魅力的になった。老舗もそれぞれ選ばれているが目まぐるしく変わる洋菓子系のお店が来年の今頃どんなものが主流になっているかはお客の舌にかかっている。洋服売り場などは、安くて品物の良い店も多くて、このご時勢特に大変だろうなぁと思う。2年前ロンドンで一目惚れして買ったコートが、ここで一番目立つ位置に飾られていた。当然値段も日本の方が高い。ライセンスはあって日本で作るようなブランドは、ユーロ安の良い影響もないようだ。西武で見つからないものは東武で買い物する。などといいつつウィンドウショッピングは楽しい。(6日2:10)

マッサージ

定宿の朝食は9:30までとなっていた。シティホテルもいよいよそんな状況になってしまったのか。身体が悲鳴を上げている。いつものマッサージは予約が取れない。仕方なく駅の構内にあるお店でお願いする。無難な感じ、でも随分楽になった。長岡を出て大宮へ。都内のJRが乱れているので昼食を大宮で済ませる。池袋へ出て某家電量販店に立ち寄る。何だか凄い人で賑わっている。なるほどエコポイントね。いやいや小生もそれを利用しようと来ているのだ。今家で見ているブラウン管のごついテレビも、数年すると古い昔のもののように感じられるのだろうか。それにしても薄型、液晶、省エネと時代と共に進化をしこれほどまでに便利になってくると、物に対する価値観も多様に変化するものに違いない。駅のそばに結構美味しいラーメン屋を見つけた。帰りの電車も車両故障で遅延、最近同じ会社が続けて起こしているなぁ。駅から7分の夜道を歩いて帰宅。(6日2:00) 

見附で懇談会

新幹線と在来線を乗り継ぎ、見附へ。途中長岡で駅そばを頂く。以前大きな美味しい駅蕎麦屋さんがあったなぁ。見附のコミュニティーセンター「ネーブルみつけ」で市内の音楽の先生方にお集まりいただき懇談会に伺う。大事な時間をいただき、12月の音楽鑑賞会や今後の見附の音楽祭の計画を申し上げる。先生方の思いやお考えを直接聞くことのできるとても有意義な時間となった。小生のプロデュース事業のように子供たちを考えるとき、やはり学校の先生方の協力はとても大きな力を持つ。特に人口4万の町ならではの細やかな連携がとれるものとなれば、誰もが共通の、子供たちに音楽を愛する大人になってもらいたい、音楽を一生の友にしてもらいたいという願いは全てプラスに作用すると信じている。その後打ち合わせを経て合唱団のメンバーによる食事会にお招きを頂く。楽しい美味しいひと時。長岡泊。(6日1:40)

共栄学園中学

朝早く起きて、小松空港から羽田へ今回はJALで。羽田からリムジンバスで一之江へ。一旦家に戻り、着替えて亀有へ。駅前のイトーヨーカ堂にリリオホールというのがあることを初めて知った。恩師のご紹介で市立共栄学園の中学部合唱コンクールの審査員にお招きいただく。数年前にも2~3度伺ったことがあった。多感な中学生の歌に、ある種の感動を覚える。その舞台までに色々なドラマがあったに違いない。歌の、音楽の好きな大人になってもらいたいと心から思う。楽しい時間だった。車で銀座へ出てみる。大きな家具屋さんを物色。欲しいものがたくさんあるなぁ。(6日1:25) 

珠洲での公演

朝ごはんを早めに摂りゲネプロ。合唱とはここで初めて合わせる。スタッフの皆さんや合唱団の協力でスムーズに運ぶ。そして本番、リディア・バイチのヴァイオリン、艶やかな音色。オーケストラは序曲から終始誠実な音楽で応えて下さった。合唱万歳!子供たちもハイテンション。中学生もいい表情になって声を出してくれた。そして大人の皆さん、いい合唱だなぁ。本番に強くてらっしゃるのか、物凄い可能性を秘めた集団だ。出会いに感謝。またご一緒したい。お客様も大勢お見えで、会場と共に歌うコーナーではとても大きな声で歌ってくださった。舞台と会場が一体となる瞬間、OEKの皆さんの活動が各地域の音楽愛好家や、ファンと共に歩む素晴らしい企画にご一緒できて光栄だ。合唱の皆さんと帰りまでの時間、乾杯ができた。気持ちの良いホールだった。Hさんの運転で再び金沢へ。明くる日の移動を考え小松泊。晩ご飯は駅前のラーメン屋。う~ん、ちょっと一人2次会打ち上げには残念。ホテルの大浴場で暫し汗を流す。今日も感謝。(6日1:15)

オーケストラアンサンブル金沢

朝6時半からのビュッフェで朝食を摂る。岩城先生のおつくりになったオーケストラ、始めてご一緒する。リハーサルは10時から。今回は珠洲市というところで、地元合唱団の皆さんとのコラボ、ヴァイオリンのリディア・バイチさんとのメンデルスゾーン、フィンガルの洞窟と言うプログラム。邦楽ホールというところで、反響版が無く、バランスもよく判らなかったが、とにかくいいオーケストラ。レスポンスが、海外で経験したものにごく近いものがある。コンサートマスターはイギリス人のアビゲイル・ヤングさん。団員には大学の先輩や後輩も。午前中でプローべを終え、岩城先生のリハ時間は使い切れという言葉がふと過る。事務局と昼食をいただき、 団用車で移動。どうやら3時間くらいは掛かると言われ覚悟を決める。が途中の紅葉がなんと美しいことか。始めて訪れる地の期待と共に、景色に見とれながら能登半島の先端、珠洲へ。地元合唱とのリハーサル。はじめまして、そして明日本番となかなか予想が出来ない所での緊張感。合唱リハは子供たちと大人の皆さんと5時から9時まで。とても楽しみないい合唱サークルだ。夜はここが地元と言う、事務局のHさんと会食。舌鼓を打ちまくる。なかなか刺激的な一日。宿はラブロ恋路という、ラ○ホみたいな名前の体験交流施設という宿泊施設。残念ながら時間で露天には入れなかった。お仕事でないときにまた訪れてみたい町だ。(6日1:00)

合宿2日目

湯沢の奥地、貝掛温泉よりも山の方だ。紅葉はもう過ぎてしまったのかな。合宿の2日目。部屋が余りにも寒くて、殆ど眠れなかった。朝ごはんを頂いて、今日も朝から自らのテンションを上げる。上がっていないのに草川氏は「元気だねぇ」とボソッと言い放ってくれる。おいおい。合宿の昼ご飯はカレーに決まっている。が、そうではなかった。見た目カレーのようなハヤシライス。食欲は皆無だったがしっかり頂いた。午後は通し稽古のようなことをしてみる。どうやらスタミナも大きな課題だ。2時50分に終了。なかなかの成果だ。団長の車で湯沢まで送っていただく。ほくほく線とやらに飛び乗り向かうは金沢。夕陽が美しい。日本海が美しい。暫し目を奪われながら、懸命に次のお仕事のモードに切り替える。北陸の駅、好きだなぁ。金沢に降り立ち以前来た印象と少し違って見える。ANAホテルにチェックイン。店を探す気も無く、館内の鉄板焼きで肉を頂く。明日のリハーサルの確認をして、長い一日を終える。(6日0:25)

湯沢での合宿

ガラガラに一杯荷物を詰め込んで、衣装ケースには燕尾をつめて別送。東京から各駅の上越新幹線で越後湯沢へ。車窓はもう紅葉のピークを越しているのか、それとも今年は魅力無いのかよく判らない。湯沢で、同級生の草川君と合流。長尾団長と昼食を摂り、いつもの合宿施設へ。2時から始まって病院みたいに5時頃夕食を摂りさらに9時まで6時間の稽古。途中、男女に分かれて少し細かく稽古したりする。このところ殆ど寝ていないので我ながら変なテンションに気が付く。東京からも大勢参加。100名を越すメンバーでの合宿となった。確実に良いところが増えている。ま、そうでなければ困っちゃう。夜は少しお酒も入り合唱交歓もあって盛り上がる。柏崎の合唱の事情や長岡界隈の音楽事情を色々と伺う。きっと東京も長岡もみんな同じく音楽を歌を愛するメンバー達。一つの作品を大事に捉えて声もこころもいい方向に向かっていくと信じている。始めて合宿で3時前に就寝。皆元気だなぁ。(5日23:58) 

ベルリンからメール

某衣料品量販店ユニクロで寒冷地対策の服などを見てみる。ユニクロ言うとるやん。合宿の準備でもある。ベルリンからメール。残念ながらお仕事のオファーぢゃない。大使館からテロ注意喚起の文面。ベルリンは首都とあって相当警戒をしているようだ。よく、気分転換に「べるりんねっと」を覗くが最近はうちの近所でも少し困った事件が起きているようだ。今回は国に係わることとあって、武装した連邦警察が駅や空港を警備しているという。物騒な世の中だが、平和ボケした東京、日本ははしっかり守られる体制が整っているのだろうか。ふと心配が過る。(5日23:35)

我が家

メールのやり取りがこのところ激しい。本番の谷間、家で色々とこなす。先月くらいから、寝室の脇から望む隣の空き地にアパートらしき建物が建ち始めた。ここしばらく船堀のタワーや夕焼けも望めるものだったが、いよいよ本格的な工事が始まり、2階建ての輪郭が見えてきた。てっぱんが始まる頃から、音が響き渡る。家と家の間の狭い土地に機を何本か植えていたが、いよいよ日照も限られてしまう。陽の当たる土地と当たらない土地、その差は大きい。太陽の恵みは何時でもどこでも大きいものだ。ふとベルリンの家を思い起こす。朝から昼間の早い時間だけ陽が当たるのだが、それは貴重なものだ。二十歳まで住んでいた隣の土地は、今の家が建つまで、そこは庭だったこともあって、陽と戯れて育ったような気もする。また何時の日か、大きな庭のある、犬か何かを飼って住まうことが出来たらと夢を抱く。(5日23:20)

デスクワーク

飛び回っていたことでデスクワークが半端なく溜まり込んでいる。楽譜を読む時間とは別に時間を割いて考えて企画をしたり、話を進めることはもう一つ重要な位置を占める。毎年制作をしている新潟県見附市の音楽鑑賞教室の準備も本番まで一月を切った。先日ご一緒したバリトンの原田圭さんからメールをいただく。誠実ないい音楽をする方だったな。来年3月の ジェンキンスの準備は大掛かりだ。出版社や作曲家はどれだけ関わっていただけるだろうか。楽しみなところでもある。次の本番まで時間も無いが、東京にいる間に色々と進めていこう。パソコンの見過ぎに注意。(5日23:00)

母の誕生日

ふと幼少の頃は3人兄弟それぞれの誕生日は、家でローソクの灯を点して祝ってもらったのを思い出す。今の家に移り住んで20余年、いろいろなことがあったが家族の誕生日はしっかり覚えているのは小さい頃からの習慣もあるだろうか。迷惑ばかり掛けてきた母の喜寿の誕生日だ。特段何も準備はしなかったが、ちょっと料理を手伝いワインの栓を開ける。両親と家でいつものように食事を頂く。この歳になってますます家族の有り難味を感じるのは自然なことだろうか。まぁ両親揃って元気でいてくれるのは有難いことだ。(5日22:50)

広島の中高一貫校

眠ったのかどうかもよく覚えていないが、朝ごはんはホテルでしっかり頂く。今日を生きる源だ。広響さんとの4公演最後は広島中学高等学校。在来線に乗って東へ。楽屋は茶道室。立派だ。しかし寒い。ストレッチをして時間を費やす。とても反応の良い明るい学校。指揮者コーナーも、挨拶をしてくれた生徒さんもとても素敵だ。オーケストラは小さめの編成ながら、素晴らしい歌を響かせて下さった。出会いに感謝。帰りはJRから小さな駅でバスを待って空港へ。今日はもみじ饅頭を合唱団の合宿に大量に送る。お好み焼きをお土産に持ち帰る。来年の3月にまた伺うのが楽しみだ。(5日12:55)

学習院輔仁会演奏会

電車を乗り継ぎリュックと衣装ケースを手に池袋は芸劇へ。楽屋入りしてゲネプロ10分前でも舞台に団員はいない。楽屋でウォーミングアップでもしていたのだろうか、尋常ではない状況はオケの伝統なのかな。予想通り何だか浮き足立った時間が過ぎ去る。押して始まったゲネに、押してますと言われても切れている暇なんぞない。合唱の阿部純先生に久々にお目にかかる。今回も素晴らしくまとめてくださった。本番も少し押して始まる。音楽はライブ。その時々のテンションや予期せぬこともひっくるめて 全てがプロセスを踏まえた結果だ。果敢に取り組んだ学生諸兄に敬意を表したい。合唱のピュアなサウンドも特筆。このホールはオーケストラのサウンドを包みより一体感を増すというような器ではないだけに、個々の努力が手に取るようにわかる怖い場所でもある。楽器を持って間もない学生さんがあれだけ音に出来るのだから、何とも素晴らしいことだ。ソリストのお2人も素晴らしい歌唱。客演奏者も支えて下さった。大勢のお客様にお越しをいただいた。学習院輔仁会の益々の発展を願うばかりだ。出会いに感謝。残念なのは打ち上げに出られなかったこと。そのまま山手線、モノレールと乗り継ぎ羽田から広島へ。夜遅く祈念公園に立ち寄ってからANAホテルで一人打ち上げ反省会。(5日12:45)

再び新宿村

この一月ずっと睡眠の浅い日が続いている。西新宿へ新宿線と丸の内線で乗り継いで、新宿村スタジオへ。明日の本番を前に学習院のオーケストラと合唱団との最後の稽古。合唱も大勢になっていた。この大所帯をまとめる学生さんもさぞかし大変な苦労があることだろう。副都心線で池袋へ出て、西武と東武デパートを梯子する。消耗品の舞台用のシャツとネクタイを見る。久々に師匠の高橋啓三先生とメールのやり取りをする。日々に追われて余りにもご無沙汰し過ぎてしまった。色々な報告や話もあるのだけれど、電話やメールではと思いつつそうこうしている間に長い時間が経ってしまう。来年はもう少し自身と生活を見詰める時間が生まれるだろうか。そうありたい。(5日12:25)

広島日帰り

朝から極めて慌しい。てっぱんを見て、家から歩いて8分のバス乗り場へ。ここまでごく自然な流れ。がしかし、APECとやらの開催で首都高湾岸線が急に立ち行かない。今日はJAL、チェックイン締め切りほぼ同時刻に滑り込み、小走りに乗り込む。地上係員の対応がよく間に合う。更に何が混じっているかわからない勝手に飛んでくる黄砂の影響も。広島空港から広島駅に出て、母親の作ったおにぎりを持って駅前のパン屋でスープを頼み昼ごはん。事務局と共に阿品台中学校へ。創立30周年のお祝いでもある公演、広島今日の皆さんとの演奏会。校歌も演奏した。子供たちの前に来賓が座っていた。帰りはもみじ饅頭を仰山注文。ラウンジで一服。ようしこれで真っ直ぐ家に帰って明日の準備をと思いきや、中部地方上空で乗った飛行機が何度も旋回。羽田はAPECの要人のために振り回される。燃料が無くなる寸前、漸く着陸。要人には用心。(5日10:20)

学習院 2時間練習

長岡の演奏会に来て下さった方々からたくさんメールが届く。嬉しいものだ。来年のお仕事の問い合わせがマネジャーから届く。有難いことだ。学習院の本番もいよいよ近づき構内の 練習場所へ。平日の夜ということもあって2時間ぽっきり。全体を通すことしか出来ない。メンバーの9月からの進歩は目覚しい。久々に池袋のオフィスに立ち寄りポストの中身を確認。その後真っ直ぐ家に帰る。姉からメール、写真は教えているダンスサークルの発表会のものだ。勢力的な活動をしている姉は頼もしい。(5日10:10) 

ファクシミリ

大勢の長岡のお客様からプレゼントや手紙やメールを頂く。荷物をまとめて帰京。支えて下さる方たちの存在がどれだけ、心強いか。家に戻ると、相当重たい宅配便が届いている。以前に注文しておいたベートーヴェンの「第九」自筆譜の自筆譜のファクシミリだ。ベルリンで求めて持ち帰ることも考えたが、郵送を考えても然程違いがないので頼んでおいた。骨董品の鑑定番組をしばしば見るが、小生の楽譜の山は正しく自分のお宝だ。また増やしてしまった。骨董品集めとは違うが本気でこの機に整理しないと家が傾いてしまう。と言うことで、5キロほどあるその楽譜を手にする。昨夜までベートーヴェンにうなされて、漸く開放される一瞬をと思った矢先にタイミング良く届いたものだ。ちゃんと楽譜の読める指揮者でいなさい、とベートーヴェンの思し召しに違いない。はい。(4日11:20)

ご来場御礼

昨夜の東京フィル長岡特別演奏会には悪天候にも拘らず、多くのお客様にお越しをいただきました。また温かいご声援を頂き、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

船橋洋介

アンコール2曲目は高名な指揮者ストコフスキーがアレンジをしたバッハのアリアです。

日々のブログは相変わらず溜め込んでおります。。。

運命

ベートーヴェンは不思議な力を持っている。ベートーヴェンを振る前は何時だって良く眠れない。午後からゲネプロ、運命は何度やっても難しい。上原さんの皇帝、味があっていい。今回は上原さんが臨月ということもあって、いつものトークコーナーは無しにして、無謀にも開演前の小生のみのトークコーナーを設けさせていただいた。心中穏やかではないのが正直なところだが、やはりこの街で運命を子供たちにも毎年届けていたり、拘りたいこともあって敢えてやってみる。雨の中大勢のお客様にお越しを頂いた。ホールがもう一つ舞台の音を包んで届けられるものであったらと、いつもながらに思うが、東京フィルの皆さんには感謝。皇帝は本当によく小さい頃から聴いていたので、楽譜が読めるようになって、脳裏にあるオーケストレーションの印象がその謎解きをしたような感覚が嬉しい。アンコールをドイツ三大Bからと、どこかの外来オケのようにラデツキーで締めくくる。楽しんでいただけたならと願うばかりだ。この機会を共に出来た皆さんに感謝。ベートーヴェンに感謝。(4日11:10)

東京フィル夢づくりコンサート

今年で4回目となる東京フィル夢づくりコンサートの2回公演。今年はインフルエンザの心配も無く大勢の長岡の小学生に盛り沢山のプログラムを楽しんでもらうことが出来た。新進の鈴木愛美さんの歌声は子供たちに鮮烈に映ったに違いない。ビリーブの全体合唱では子供たちのピュアな声に身震い。70分のプログラムは小学生には長かっただろうか、否本当に良く聴いていてくれた。森市長をはじめ教育委員会、更に内容に対して建設的なご意見をいつも寄せて下さる学校の先生方、そして我らが財団の職員との良い関係が今回の公演に結びついた。感謝。何度か脱水で気を失いかけたが、子供たちの笑顔に今日も元気をもらった。終演後財団の来年度の打ち合わせを1時間。本番を終えて食欲は全く無いけれどホテルに戻って夜は肉を食す。雨の予報。今日もハードだったかな。(4日1:55)

東京フィル長岡公演リハーサルワークショップ

前夜は大雨が降っていた。今日は天気が良い。慣れないベッドは常ながらここは20年通う長岡、いつもと少し勝手が違う。午後市立劇場へ。東京フィルさんのメンバーによるワークショップの挨拶に顔を出す。大勢の楽器を持った中学生、そして初の試みとしてヴァイオリンの音を出す体験を小学生対象に行う。日曜日と言うこともあって今回は希望者全員にお出でいただくことが出来ないほどの盛況ぶり。メンバーによる細やかなレッスンも有意義な時間だったことが窺える。続いてリハーサルワークショップでは明日の小学5年生のための音楽鑑賞教室のリハーサルを公開。さらに火曜日の特別演奏会のリハーサルも続けて行う。東京フィルの皆さんの協力に感謝。事務局と会食。ハードな一日だったかな。(4日1:45) 

学習院記念講堂

久々に家のベッドで休み、朝から仕度を始める。昼から目白の学習院構内にある記念講堂でリハーサル。今は亡き岩城宏之先生のお供をさせていただいたり、アシスタントとしてOBオーケストラのリハーサルで皇太子殿下とご一緒させていただいたのを思い起こす。とても良い響きの講堂ながら、学生のオーケストラ、合唱の練習に使用するにはなかなか困難な ようだ。こんなに立派な活動をしながら残念なことだ。普段の練習会場は全く音楽を出来る環境にないだけに、いささか歯痒いものがある。ここでいつも練習が出来たならどれだけ成果をかみ締め合えるだろうか。トリッキーな作品だけに、互いのコミュニケートが求められる。汗をかいたままその足でガラガラを転がし大宮経由で長岡へ。 駅弁を求め車内で夕食を摂る。何年ぶりだろうか長岡グランドホテルに宿泊。目の前は旧公会堂跡。工事が進む。先ずは休むことだ。(12月4日1:30)

広島広陵高校での演奏会

滞在4日目の広島。ホテルから歩いてアストラムラインという、あれはモノレールみたいな乗り物に乗って移動。そこから更に車で暫く行ったところは野球で有名な広島広陵高校。出迎えて下さる先生方の雰囲気や生徒さんたちは皆いい顔をしている。学校に客席を持った立派な講堂があってぎっしりだ。 指揮者控え室になった来賓室には歴代の校長先生の写真が飾られ歴史と伝統を感じさせる。昨日とは反対に男子生徒が多いが、始まるとそれは品格のある聴衆に。指揮者コーナーはなかなか味のある生徒さんが登壇。広島響のメンバーもそれに応える。学校の敷地で栽培したりんごのジュースをお土産に頂く。2回公演を終えて家路へ。出会いに感謝。JALは一本早い便に変更してくれた。お陰で東京に戻って一つ用事を済ませる。(12月4日0:25)

広島の高校

広島滞在3日目、広島響の皆さんとの本番初日は車で移動をして県立高校での演奏会。大きな体育館での公演。文化庁の本物の舞台芸術体験公演のような感じで、演奏会場ではなく学校に赴き生の演奏を聴いていただくものだ。始まる前は少し雰囲気が掴みづらかったが、直ぐに真剣に耳を傾けてくれる高校生達。学校によってそのカラーが表れる。小生が近隣の区民センターでかつて指揮をした演奏会に聴きに来て下さった先生が楽屋にご挨拶にお見えになる。嬉しいものだ。いつもながら生徒さんの心のどこかに今日の演奏の瞬間でも引っかかってくれたらと願うものだ。学校を後にし、何故か忘れ物をしてきてしまった。ご縁がありますようにという事だったのかな。お手を煩わせることになってしまった。本番を終え、ホテルに戻る。外に出かけて食事を摂るつもりがルームサービスで済ませる。何処かで休むべきかな。今日の出会いに感謝。(12月3日23:00)

文化の日

広島の朝、定宿となりつつあるANAホテルでいつもの和朝食を頂く。午後一番で広島交響楽団の皆さんとのリハーサル。飛び飛びで4回公演の準備。いつも誠実な音楽で応えて下さる大好きなオーケストラだ。リハーサルを終えて天気が良いので歩いて移動。思い立って市内を巡る。少し衣装を買い足したり、市電に乗って移動をしてみる。普段そんなに飲まないサプリなんぞを買い求める。栄養のバランスを気にしているのだろうか、と客観視。何だかどうでも良いラーメン屋さんで夕食。文化の日、あの、大勢の皆さんからお寄せ頂いた国家予算から文化予算を確保するための請願は聞き入れてもらえるのだろうか。見守りつつ出来る事を少しづつして行こう。(12月3日22:50)

移動日広島へ

11月に入って涼しさも感じられる。当然かぁ。半月の間に違った本番やリハが入り組んであるのは余り好ましくはない。とは言っても事情が重なって並行して本番の準備をすることはしばしばある。大学の先生をしていた頃はよくこなしていたと今振り返る。移動日の今日、広島 へ飛ぶ。指揮者は新幹線派が多いかな。到着して楽譜を受け取り、先ず平和記念公園へ。歩いて5分だ。以来何だか自然と足が向く。再びこの地に伺うことが出来た報告とお祈り。その後はあれこれ迷った挙句東京でもしばしばお世話になるチェーン店のカレー屋さんで夕食。ビールとサラダも付けちゃえ。健康には気遣っているつもりなんだけど。(12月2日21:30) 

11月突入

午後から東京フィルさんとおよそ1年ぶりにご一緒する。長岡での公演のリハーサル。本番は少し先。東京フィルさんではそのパターンが多い。ピアノの上原彩子さんと初顔合わせ。大きなお腹。?臨月?気を遣っちゃうなぁ。「運命」を含む相当数の曲目。もう涼しいはずなのに脱水症状。このところ少し体重が減り気味だ。やったぁ。と喜びきれないのが指揮者の事情。余り身が軽いと座りが悪い。電話やメールで諸々やり取りをする。当然こちらの都合は知らずに連絡が入る。電源を切っておけば良かったと思うこともたまにある。10月はあっという間に過ぎ、11月も芸術の秋真っ盛り、まっしぐらに突き進むしかない。(12月2日21:20)

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