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October 2010

フルートオーケストラ

追いかけるように関西から戻り、日曜の東京は台風一過。代々木のオリンピック青少年記念センターで日本フルートフェスティヴァルの初回リハーサル。今年の1月に台フルートオーケストラの指揮を仰せつかり、次回来年1月の本番へお声掛けいただいた。今日は小中学生中心の部と愛好家を中心とした大人のオーケストラ。それは全てフルートと言うのが凄い。正直不思議な世界。不思議な魅力。選曲とアレンジもまた凄い。どのような本番になるか今から楽しみだ。帰りは京王線が乱れていて、真っ直ぐ帰れなかった。うちにあったフルート何処にあるかなぁ。何だか久々に吹いてみたくなった。10月も終わり。このまま暫く本番が続く。季節の移ろいが何だかいつもと違う感覚。いよいよ明日から11月。(11月30日23:33) 

関西電力和歌山かんでんクラシックチャリティーコンサート

ホテルから歩いて48秒程の和歌山県民文化会館へ。駐車場搬入口から奈落を通って楽屋へ。台風の進路がとても心配されたが、オーケストラも皆無事に到着され、全て予定通りに進められる。関電和歌山支店主催のコンサート、大勢のお客様が来て下さった。盛り沢山のプログラム。ヴァイオリンの正戸里佳さんは素晴らしい。まだ二十歳そこそこだけれど、弦楽器の世界では如何に若くして必要な要素を蓄えて世界でキャリアを積んでいけるかと言うことだ。本番も伸びやかな音楽。オーケストラも小生も大事に寄り添っていこうとつとめる。後半はチャイコフスキー。このオーケストラの底力を改めて認識する。白鳥の湖など聴きなじみのあるものも取り上げ、お客様に楽しんで頂けたならと思う。主催者関西電力和歌山支店の皆さんもとてもご理解のある方々。こうした活動はこれからも企業と私たちが大事に育んでいけたらと願うものだ。終演後は電車を乗り継ぎ関空へ。久々に関空から羽田へ。ゆれゆれ~台風の後を追って帰京。大フィルの皆さん、主催者、そして大勢のお客様に感謝。頂いた梅干を早速家に帰って味わう。すっぱぁ~。(16日23:30)

移動日和歌山へ

徳次郎さんの湯とはしばしお別れ。また何れここに泊まれると良いなぁ。移動日の今日は昼前にホテルを出て少し寄り道をしてから新大阪でお好み焼きを食べ、JRで和歌山へ。前回和歌山に伺ったのは寒い冬だったな。同じ大フィルさんの公演で終演後思い立ったようにレンタカーを借りて山寺にスリップしながら登って写経をしたのを思い起こす。たまに会いに行ったが非番でがっかりしたのも思い出される。さて今宵は台風の前夜とあって少し心配ながらホテルから焼肉屋へ出向いて普通の焼肉を頂く。和歌山は何が美味しいんだろうか。魚は美味しい、ラーメンも。あとは何だろう。と明日の本番を前にその店で一番美味しいと言われる肉でスタミナを付ける。それにしても今回のホテルは不思議なところだったなぁ。(16日23:00)

第九の合唱

JR福島駅前のホテルに滞在。朝食のオムレツが美味しい。マッサージのおかあちゃん相当張りきってくれたのか、ちともみ返し。大フィルさんの事務局に伝えてもらった乗り継ぎ時刻案内を手に、初めて伺う兵庫の三木市へ。12月に大フィルさんと共にご一緒する第九合唱団のリハーサル。渡欧でそれまで15年毎年振らせて頂いていた「第九」。その時期になると胃が痛くなる「第九」。第九でなくともベートーヴェンと聞いてもちと胃が痛くなるあの音楽。実に2年ぶりの第九は本当に楽しみだ。福島から何だか色々乗り換えて神戸電鉄の恵比須駅へ。お迎え下さったのは文化会館の館長。辺りはすっかり暗くなってどんな景色の町なのか殆どわからんかったけど、ホールに着いて、合唱団やホールスタッフの皆さんとお会いして直感的に、きっといい活動をして来られている皆さんだと、その後のリハーサルで直ぐに証明される。20余年に亘って第九の演奏を続けておられる街にまた出会えたことは今の自分にとって大きなエネルギーを頂いた。今度お会いするのは、本番直前。どのように温めて下さって本番を迎えられるか今から楽しみだ。少し風が冷たくなってきた。恵比須からどうやってホテルに戻ったんやろ。乗換えとか覚えてへんで。でもホテルの前の王将でたんと晩飯を摂る。(16日22:55)

徳次郎の湯

てっぱんを見て、直ぐ出発。リムジンで羽田へ。国際線が拡張されてバスのダイヤも変わった。ANAで移動、大阪空港周辺は良く揺れた。バスでなんばから地下鉄で岸里にある大阪フィルさんの練習場へ。今年の1月以来だ。ゲストコンマス日本フィルの木野さん。相変わらず大らかな人柄と体。大学の後輩も主席にいたりと、今回もオケとご一緒するのが楽しみだった。週末の公演の準備。今回のソリストは若くて秀悦。昔の小生を知っていて、以来見ていてくださる団員さんの存在は心強い。弦のトゥッティではドイツのオケのようなサウンドが聴かれる。老舗の良い伝統がしっかりとある素敵なオーケストラだ。大荷物でのんびりホテル阪神へ。福島駅界隈を歩き、もつ鍋屋にひとりで乗り込む。30分350円という飲み放題で満たす。宿に戻り早速、標題の湯を各部屋のバスタブで味わう。上水と温泉の使い分けられるコックがあり優れもの。限界を感じマッサージさんを呼ぶ。なにわのお母さん上手いわぁ。台風の行方が心配やわぁ。(28日10:25)

定期健診カムリ

区役所で書類をもらう。14~5年乗り続けている愛車カムリ君も年に一度の定期健診。店に乗り付けて元気になって来いよ、とキーを預ける。塗装も剥げてちょっと、だが、悪いところがないのだから、乗り続ける。何でも新しいものに買い換えるタイプでは無いらしい。先ず先立つものがないと言えばそれまでだけれど、ベルリンの部屋を持っているだけで充分贅沢だ。とは言え、エコカー減税終わっちゃったんだなぁ。チャンスではあったのかな。明日からの旅の準備をする。(16日12:58)

請願署名のお礼

急に秋も深まり寒さを感じるこの頃となりました。

先般、芸団協による「もっと文化を!キャンペーン」文化芸術立国を実現するための請願署名を各方面にお願いしましたところ、600名を越す大勢の皆様から署名を頂戴することが出来ました。

日本の文化予算は国家予算の0.12パーセントと言われます。例えばドイツは0.39パーセントと、小生のイメージでは然程多くはないのですが、実際には企業や市民のサポートも強いこともあります。そしてお隣の韓国は0.79パーセントとアジアでは群を抜いて文化芸術に対する支援をしています。いろいろと考えさせられるところですが、やはり国の力強い施策が無ければ難しい分野ですから、声を大にして訴えて行きたいものだと考えています。

早速、小生のまとめさせていただいた分は(社)日本クラシック音楽協議会を通じて芸団協に届けられますことをご報告申し上げます。

今後の動向を皆様と見守ってまいりたいと思います。

ご協力ありがとうございました。

尚、このキャンペーンの詳細は次のページにございます。

http://www.motto-bunka.com/index.html

船橋洋介

我が家の味

色々将来のことを考えつつ何と言っても身体が資本であることには変わりない。人生の後半戦に備えて体力づくり。一日ぐずついた天気、小雨が舞う。家に帰って我が家のグラタン。鳥をベースにホワイトソースは牛乳が主役。そう言えばベルリンでも色々作ったなぁ。あのでかいオーブンが料理の幅を広げる。とかいって、そんなにたいそうなものは作らなかったが。母親の作る料理の定番の一つかもしれない。グラタン、これからの季節いいかも。(16日12:50)

キャンパス

日曜の朝は学習院。オープンキャンパスやら模擬試験やらで人のごった返す大学構内。今日はソリストにオルガニスト、ピアニストさんと揃って練習。1000言いたいことを絞って今やれること、伝えるべきを取捨する葛藤にエネルギーを費やす。1小節にもっと時間を共有できたらと考えるも、否、大学に入って楽器を始め、発声訓練をして、これだけ演奏が出来ることが本当に尊いと感じる。大学はいいなぁ。思わず昼はキャンパスの庭でサンドイッチを頬張る。帰りは雨が降り出した。ヤマハに立ち寄る。腰に違和感、早めに帰宅。(25日23:55)

日本橋の小学校

昼から新宿線と半蔵門線を乗り継ぎ水天宮前へ。長岡フェニックス合唱団の東京組練習の日。小学校の敷地は地域のコミュニティーセンターと併設されている。1時に着いてウォーミングアップや発声練習に立ち会う。合唱団それぞれのやり方があって面白い。それは皆で一つのものを作るのにとても大切な時間だ。次から次へとおさえておきたい事柄が出てきて時間が足りなくなってしまった。帰りは老舗のどらやきをゲット。この界隈なんだか楽しそうだぞ。さらに楽譜のコピーをとったり諸々作業を続ける。新しい事業の打ち合わせの電話。様々な出会いから協力者が増えていくことが嬉しいものだ。今日もフィギュアスケート。バレエも然り人そのものをより美しく魅せる芸術は本当に素晴らしい。またバレエも指揮したいなぁ。(25日23:50)

フィギュアスケート

初台のオーケストラの事務局に書類を頂きに出向く。懐かしい顔に出会う。新宿線に乗って西大島で用事を済ませ、さらに某所で新しいことを始める。このところまるで休めていないのだけれど頭ではやりたいことが沢山あって少しでも前向きでありたいと踏ん張ってみる。夜はフィギュアスケートをTVで見る。氷上の美の舞、素晴らしいものだ。若い世代が台頭してきて、浅田選手も自身の改造と相当のプレッシャーだと思うけれど踏ん張って積み上げていって欲しいと心から応援したい。(25日15:00)

寒い一日

予想していたように秋は急に深まっていく。奄美大島での集中豪雨のニュース。今回のような島を豪雨が襲う災害のケースをかつては聞かれなかったとも言うが、同時にこれだけ発達している通信網が途絶えてしまうことで、不自由なかった世の中が一変して不安に陥る。電柱がなぎ倒されて電話が不通になっても、携帯電話の基地は電気の蓄えや不死身のものであって欲しいと思う。夕方母親と車でスーパーのはしごをする。お目当ての生鮮食料品は無かった。ヱビスをゲット。体調が悪かろうと飲んでしまう。それにしても酒量が減ったなぁ。まぁ良いことかぁ。(22日23:00)

外回りの日

池袋に出て署名活動の紙を受け取る。東京フィルに行って打ち合わせ。西大島に書類を届ける。そう、署名。文化活動の助成、国家予算を増やしてと請願の署名、大勢から書いていただいた。情報が遅かったので、本当ならもう少し集められたような気もするが一月の間に600名近くからご協力いただいた。ありがとうございました。ちゃんとその意義を理解し聞き入れて真剣に考えてくれる国家であって欲しいと願うばかりだ。お隣韓国が日本の3倍、文化に予算を割いているという資料を見て、韓国人の音楽家の知人らの活躍を思い起こさせられた。(26日0:05)

信越線の車窓

つい昨年ぐらいまで長岡から見附市街を結ぶ、みつけエクスプレスというバスがあったのだが、残念なことに採算が取れなかったのだろうか無くなってしまった。JRで11分間見附まで稲刈りを終えた大地の車窓を眺めながら揺られる。ネーブルみつけにて会合が開かれた。平日の午前中にも拘らず、多数お出でくださった。前向きなお話が沢山聞かれる。意識の高さと様々な期待が込められていることを実感する。ますます、この人口4万の市の持ち味を出していく発想とそれをサポートして下さる体制が望まれよう。なんといってもそこに集う人たちがいきいきと音楽や文化活動をしている姿が大切のだからそのお膳立てをすべきところがどれだけ汗をかけるかということかな。昼食をいただき長岡からときに乗る。紅葉かな。(26日13:20) 

長岡の練習

朝から少し動き回る。銀行に新しい口座を作ろうとしたら、お一人様ひとつだけと言われ断られる。身体を動かすきっかけづくりをする。荷物をまとめて、東京駅へ。今日はぎりぎり4時半のとき号。6時過ぎに着いて直ぐにリリックホールへ。事務局へ立ち寄る。成る程練習30分前には皆のために準備をしてくださるメンバーが居るわけだ。思わず椅子並べを手伝う。発声練習、うん、今日は音程が良い。直ぐ練習を始める。発音指導に関する自身の不手際を詫びる。英語の曲を練習。先ずは音とその曲の雰囲気をつかむことかな。繰り返すたびにどんどん良くなっていく。これで一応全曲の音取りは進めてもらった訳だ。どんどん楽しみだ。英語の発音も色々な響きが混ざってそれは決して悪くはない。自信を持って先ずは発することだろうか。長岡にエゲレス人いないかな。英語の文章読みながらふとドイツ語読みが混ざってしまう思考回路と語学センスに辟易。夜は会食。ホテルでもひとりビールを頂く。(23日0:30)

練習所

今でも昔の景色や生活に馴染んだ所を思い出したり時に夢に出てきたりするが、20歳まで暮らしていた古い家の間取りや、母校東京音大の昔の校舎、杉並の祖父の家の縁側はきっと何時までも思い起こすことがあるだろう。今日、5~6年ぶりだろうか「新宿村スタジオ」という練習場に学習院のリハーサルに出向く。何とも懐かしい。オペラ「夕鶴」の稽古をした以来かな。整備された道はかつての面影が薄らぎ、後でよく考えてみるとこの界隈は随分開発が進んだのだろう。ここは特にオペラ関係の人たちで知らぬ人はいないだろう。そこを借りて習い事のレッスンもしているようだ。朝10時から夕方4時半まで、途中おにぎり頬張り休憩を挟みほぼフル稼働。今日は初めてオケと合唱のバランスを意識できるリハーサル。本番まで一月を切ったのか。帰りは気晴らしに20分間だけ新宿伊勢丹でたまに行く店を素見す。服のデザインの発想が奇抜で楽しい。(23日0:00)

行楽日和

秋の週末。世の中は行楽日和だろうか。平日に連絡の取れないところからもメールのやり取りが頻繁になる。これからあるコンサートの打ち合わせや、企画のやり取り、原稿依頼や催促。団体運営の相談、会議の準備や日程調整等々。中でもお世話になっているマネジャー女史の結婚披露宴に合わせて電報を打つのは明るい話題。10のうち一つでも前向きな明るい話題があれば救われるものだ。さて今年の猛暑は至るところに影を落としている。野菜が高い。ほうれん草の束が薄い。毒キノコには困ったものだ。きのこ美味しいもんなぁ。紅葉も異変?お米に至ってはダメージが相当なものらしい。平年並みという言葉も少し聞く頻度が減ったような気もすれば、このまま行くといつもの日本の四季ってどんなものだったか意識が薄らいでしまうようで怖い。(22日23:35)

お役所巡り 

今日は朝から親父とカムリに乗って区役所や登記所に書類をもらいに出かける。空いていたのか、スムーズにほしいものが手に入った。昔は住民票一通得るために相当時間が掛かった記憶がある。今では申請用紙に記入して10分と待たされることはない。用紙も不正な複製がなされないように透かしが入っていたり、コピーをとるとオリジナルではない表示がなされるなど優れものだ。夜、病気から復帰された小澤征爾さんの指揮するTVを見た。音楽とその説得力に満ちている。う~ん凄い。(22日10:10)

演奏会の反響

ベルリンはもうすっかり寒くなってきたようだ。本当はこの時期に共演するソリスト発掘のために渡欧する予定にしていたのだが、今回はまた断念。ルームメイトはちゃんとベルリンの家を守ってくれているだろうか。日々目まぐるしく動きのあるそんな中でも、楽しみも見つけていかないといけない。嬉しいメールが届く。先日の広島・三次での演奏会に足を運んで下さった方が、長岡の合唱団のメンバーのお知り合いで、感激感想メールを送ってくださった。「タクトより飛び出し音符山粧う」との句を添えて。お一人でもそんな何か心に留まる瞬間を持ち帰って下さったとしたら、それは正しく指揮者冥利に尽きるもので、元気の出た救いのメールだ。(21日22:15)

雨の池袋

この1週間は殆ど休めていなかったのかな。朝全く声が出なかった。歌手みたいだ。池袋に出て買い物をし合唱団の話し合い。様々な話に及ぶ。長岡は山本・草川のお二人にとても支えて頂いてこれまでやってこれた。お膳立てをしても空回りしたり、自身がやるべきを何でも一人でやろうとすると全く回らなくなるときがある。まぁ、指揮者はいつでも一人だ。相互の信頼関係は目に見えないところでも育まれたり深まったり、そしてまたその逆もあったりするものだと改めて思うこともある。夕方は突然の雨。帰りにスカイツリー経由で帰ろうとしたとたん、交通規制にかかる。どうやらツリーの電飾を少し見せてくれる日だったようで、隅田川の袂や業平橋の界隈は大勢の人でごった返す。赤信号の途中で写真なんかとってみたりする。完成が楽しみだな。それにしてもあの界隈、どのように開発が進むのだろう。かつての下町情緒は消えてしまうのだろうか。(21日13:15)

浦安での音楽鑑賞教室

昨夜は広島から帰って、シャワーを浴びて就寝。朝起きて衣装を詰め替える。車で迷いながらおよそ30分、浦安へ。今日は東京都響のみなさんと久々に音楽鑑賞教室。東海大学浦安高校の中等部のコンサート。昼からリハーサルをご一緒し、本番。1時間プロ。司会の浅岡聡氏とも久しぶりだ。恐らく何百回と司会を重ねても毎回何かひねりの入ったコメントは流石プロだ。花のワルツや運命、管弦楽のためのラプソディーと都響の皆さんのあのテンションは気持ちが良い。最近都響さんはますます好調に違いない。生徒さんはなかなか品が良くて、しっかり聴いてくれていた。そう言えば大昔ここの高校を音高と一緒に受験した記憶が。今日は近いので舞台でいただいたお花を頂いて帰った。見附の音楽教室の打ち合わせを奏者とする。車で大島に出て所用を済ませる。良く身体も頭も使ってみた一日。(21日12:30)

三次のまち 秋づくコンサート

秋晴れの朝、ANAホテルでいつもの和朝食。広島駅に車で出て、広響のみなさんとバスで移動。三次まで1時間半くらいだっただろうか。空も冴え渡り秋の音楽会にはうってつけの日。午後からゲネプロを開始。ホールは少しデッドながら広響の皆さんがいきいきとしたサウンドで奏でて下さる。そしていよいよ本番、大勢のお客様にお越しいただいた。弦のアンサンブルに始まり、村山岳さんのいい声でアリア集。彼はなかなかのエンターテイナー、楽しい時間だった。後半はモーツァルト40番の交響曲。哀愁のとか秋のというテーマの今回のコンサートに相応しい。少し舞台でおしゃべり。また噛んじゃったぁ。スタッフの皆さんも気さくな素敵な方ばかりで、出会いに感謝。終演後、アンコールの後も拍手が鳴り止まず、舞台に一人出て行って楽器を片付ける広響のメンバーとお客様の拍手を一緒に頂く。三次のみなさんどうもありがとうございました。少しゆっくり歩いてみたい町だったなぁ。きっと大慌てで着替えをして、再びバスに乗り込み、広島駅からまたちと戻りつつ広島空港へ。「てっぱん」を思い出しお好み焼きを頂き、もみじ饅頭をたんと求め乗り込む。あっという間の2日間(21日12:15)

 

広島の秋

朝目覚める頃、あれは区の防災無線かな、不明瞭な声ながらどうやら今日予定していた区民まつりを雨で中止するといった内容が流れる。残念なことだなぁ。朝リムジンバスで羽田へ。国際線の稼動に注目だ。ANAで広島へ移動。秋晴れ。7ヶ月ぶりに広島今日の皆さんとご一緒する。明日三次市というところでコンサートだ。バス・バリトンの村山岳さんとの共演や、モーツァルトの40番をメインに秋をテーマにしたコンサートだ。楽しみだ。コンサートマスターに良く大阪で見かけるN氏が客演だ。それにしてもいいオーケストラだ。ホテルに戻り、何故か広島ものではないラーメンを食し、平和公園に行って再び訪れることが出来た報告。ANAホテルの上層階は快適だ。サービスのアロマオイルと枕を別に頼む。良いコンサートになりますように。16日(16:35)

雨の東京

寒い土曜日、雨も降る。身体がついて行けてないようだ。頂きものの枝豆、もうこれで来年までおあずけだ。今年のビールの我が家における消費量は予想を遥かに上回った。ドイツでは寒くてワインばっかり飲んでいたけれど、日本の夏はやっぱりビールでしょう。といいつつ、今日のように寒い日は、冷蔵庫を開ける勢いもちと鈍る。時間がいくらあっても足りない状況に、こなさなければならない事柄を順序だてて確実にこなすペースメーカーみたいなものが欲しい。体力や気力や精神がお互いに足を引っ張りあってはどうしようもない。ピアノを弾きたくなって夜池袋に出かける。(16日15:55) 

ノーベル賞 其の二

庭に生っているしその葉と実をてんぷらにする。西武で求めた新米を炊く。秋一番の味覚はお米だ。ノーベル平和賞のニュース。何とも複雑な気分だ。尖閣問題といい、国際社会の秩序と安定はこれから台頭してくるであろう、お隣やインドは特に注目だ。パフォーマンスだけ立派な首長も多い。中味が伴っていれば何も言うことはないのだけれど。それにしても、ノーベル賞選考委員会はなかなか良いところを衝いていると思う。オバマさんに平和賞はしっかり頼むよと、メッセージを発したようなものだし、今回も体制を諷示しつつ。3月のジェンキンス公演、平和への道程を思い起こす。終曲で「平和はいつでも、戦争より良い。常に、戦争より平和は良い」と。大昔からいつでも何処かで諍いがあって、単に戦争反対!と唱えているものではないところが一つポイントでもあろうか。(16日15:35)

ノーベル賞

池袋に出かける。今日は日本人によるノーベル賞のニュースで持ちきりだった。論文を発表してから数十年経っての評価。人がひとつのことに打ち込んでその本質に迫っていく時間、尊いものだ。それぞれの分野で人間の営みを豊かにする研究や活動が目に見えて結果を生み出すものもそうでないものも、正しくその意義や価値を評価をし、される社会でありたいと願う。(16日14:40)

生命力

カムリで移動。途中スカイツリーが見える。大分伸びてきたのがよく判る。既にランドマークとしての存在感を魅せている。小さな家の庭にごろごろ生っていた芋がさらに出て来た。どれも規格外の顔ぶれ。よくもそんな形に育ったものだと思うが、可愛い。先日干しておいたサツマイモを天麩羅にする。うん、美味しい。以前何故か風呂場に鎮座していた珍客カエル君が家の庭に以来住み着いているようだ。植物も動物もこの暑い夏を経て逞しく生きている。元気を出そう。(16日14:35)

駅ビルの進化 

地下鉄を乗り継いで東京駅へ。この数年で駅の構内も周辺のビル群も様変わりをした。大学に勤めていたころは新潟に出るために大宮で乗り換えその構内に美味しいものを扱うお店たちが沢山あって昼食を求めるのも楽しかったなぁ。品川駅も随分垢抜けたし、駅と言えばかつては立ち食い蕎麦やとか、牛乳スタンドのイメージがあるが、今や改札を出ずに様々な情報に溢れるスペースが生み出されていて実に楽しい。今夜は都内にある合唱団と打ち合わせ。丸ビル内のお店。12年に共演できるかどうかの相談を受ける。窓から見える東京の夜景が美しい。(16日14:30)

穏やかな月曜日

穏やかな月曜日。そのまま。前日は一枚塀を挟んだ母校の中学で地元町内会連合運動会があった。取り仕切り役にかつての中学時代の先輩が活躍しておられたようで何とも心強い。彼は2つ学年が上の番長。ごつい身体に似合わずソプラノリコーダーの名手で、共にコンクールに出場した経験を持つ。毎年家の前に入場を待つ人や、福引券を並ぶ人だかりが出来る。地域ならではの光景だ。朝早く開催を告げる空砲が鳴らされる。開会式らしいところをオケのリハーサルに出かける。そんな賑やかな運動会の後の月曜日、変わらず中学生の声が元気に響く。平和なわけだ。(8日11:00)

目白の学習院

どんな服装にして良いやら暑寒い一日。学習院に朝から出向き、学生さんとボロディンやサン=サーンスをやる。めきめき良いところが増えていく。残念ながら練習場所はそれほど恵まれているわけではない。大きな柱があったり天井は低かったりするが学生オケの一番大事な直向さが音楽に現れて本番に繋げる橋渡しが出来ればと願う。まだまだ努力の余地は沢山残されている。昼食の時間を返上して合唱との合同のリハーサル。真っ直ぐな声が好感。それにしても難曲だけに形にするまでが大変だ。目白から一駅乗って池袋で楽譜を求める。カフェに立ち寄りビールで一人反省会。地下鉄を乗り継ぎ、地元の気になる建物を見学。少し秋らしくなってきたな。(7日18:40)

地元で合唱のリハーサル 

家から歩いて3分のところからバスで移動、乗って20分。小松川区民館で、フェニックス合唱団東京支部の練習。昔よく、江戸川フィルさんとか第九の合唱団の練習でお世話になったホールだ。「じもてぃー」な雰囲気に少々戸惑う。2時間のリハーサル。ジェンキンスの後半を全曲聴く。譜読み稽古をしながら進める。最後の最後でア・カペラの合唱があり聴かせ場と同時に難しい部分だ。きっと遠くから駆けつけて下さったのだろうけれど、申し訳ないくらい近くながら、都内で一緒に合唱を出来る仲間がいたら楽しいだろうなぁとつくづく思う。やりたい作品は数え切れない。という訳で、バスを待つこと20分。乗って15分。きっと皆さん練習後のビールで花が咲いているかなぁなどと考えながら、家路につく。(7日18;25)

日帰り長岡出張

朝、家を出て新幹線で長岡へ。リリックホールのある財団事務局で今後の事業の打ち合わせ。音楽をするためではない日帰りの出張ゆえ、着替えは持っていない。書類を入れたいつものリュックは軽やかだ。県立美術館と渡り廊下でつながっているリリックホール、色々な活かし方が隠れているところだ。新潟市の手前にあって、東京から1時間40分の中核都市、長岡から発信する音楽文化推進のあり方を想う。帰りは一番直ぐに乗れるときを取って、フレンドのイタリアンを片手に乗り込む。腰を落ち着けて研究に勤しもう。(7日18:15)

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