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ベルリンでのロンドン響 

朝は霧が立ち込めていたという。昼間は秋の青空が広がる。歩いて10分ほどにあるショッピングセンターに出掛けてウィンドウショッピング。途中グミばかりを扱うお菓子で不思議なものを求める。日本のミント?という題目のキャンディーの袋を見つけ思わず手に取る。富士山らしきものを背景にちょんまげ姿の武士がへたくそに描かれている。これは日本人を代表して味見をしなければと一袋求める。ううん?強烈なはっか味なのだが、日本が見当たらない。なんだなんだ?爽やかで強靭な日本のミントとある。まぁ売れりゃいいんだ。バスに乗って久々のフィルハーモニー。途中夕焼けが実に美しい。珍しくバスが動かない。3つ停留所を手前で降り開演に間に合わせる。今日から今年のMusikfest Berlinが始まった。一発目がこのロンドン響。ロンドンで相当通って聴いたオケだけに、このフィルハーモニーの会場がバービカンセンターとは余りにも違いすぎて違うオケのようだ。前半のL.Berio特集。最初のメゾと7つの楽器のための民謡集はK.O'Connerの歌が素晴らしい表現力で楽しんだ。20数分ほぼ歌い通しだが、10の国や地方の言葉を巧みに操る。2曲目のSinfoniaは代表作ともいえようか、マーラーの復活のコラージュが面白い。マイクを使った8人の歌手達の見事な歌が、オーケストラの色と重なる妙味は少し印象に残った。後半はベルリオーズのイタリアのハロルド。冒頭からTabea Zimmermannの独奏に惹き付けられる。作品がどうなのかヴィオラが影を潜めて行く頃からオケは彼らのきりっとしたサウンドが聴かれた。いろいろあったが、ダニエル・ハーティングは相変わらず元気だった。バスが無くなるので声を掛けずに帰る。軽くしっかり夜食を摂る。(4日13:23)

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