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September 2010

雨の東京

一日良く雨が降った。家で休息をとる。家の庭に大きな大きなサツマイモが生った。細い苗を買ってきた記憶はあるのだが、それがずしりと重いいもになる過程は考えても見なかった。掘り返してしばらく置いておくと甘みも増すということで、少しの間お預けだ。さて9月もとうとう終わり。家の隣の空き地も何気に動きが見え始める。新しくアパートが建つようだ。開放感のある現状を味わっておこう。家の前の通りは区画整理が進んで、道もカーブが緩やかに作り変えられる兆しがある。バスも通る道だけに整備されると車量が増えるだろうか。結構騒々しい通りになりそうだ。どんなに小さな庭でも条件さえ整えば立派に作物が育つ。自然の驚異だな。天麩羅にしたら美味しそうだ。(7日17:50)

待合室

昼から病院へ出向いて先日の結果を聞く。異常なし。とりあえず一安心。あの、病院の待ち時間というのは嫌なものだ。診察時間のわりに待つ時間の長いこと、時間を費やすために何か必ず持って出かける。この病院は比較的待ち時間が少ないような気もする。自分の身体は自身で管理しなければならないのだからやはり定期的な検診は大事だなと改めて思う。その足で池袋へ出て久々にピアノを弾く。相当痩せたのかな、指の筋肉が落ちている。ピアノを弾く筋肉は指揮とはまるで違うから当然のことながら毎日の鍛錬が欠かせない。時間を見つけて小品を蓄えたいといつも思うのだけれど。(7日14:25)

ドイツ語講座

定宿の朝ごはんはバイキング。ご飯が美味しい。午前中は打ち合わせ、昼食をいただき直ぐ 東京へ戻る。絶食していたわけでもないのに一日検査食を摂っていたせいか、体力が落ちたように感じる。食は大事だ。家に戻って食事を作る。昨日長岡で頂きものをしてしまい、モロヘイヤやミョウガ、ローリエの葉など何だか面白い食材が揃う。ご馳走様でした。いろいろなことが目まぐるしく動き始める。夜はドイツ語講座の再放送が始まる。大抵2日坊主になるし、今回も怪しいがベルリンの自分の知らないところを楽しく映し出していて面白い。ドイツには見所は沢山あると思うけれどベルリンをクローズアップしてくれているので親近感がある。もうきっと寒くなってきただろうな。考えてみれば緯度は相当高いわけで調べてみるとベルリンの我が家はロシアのハバロフスクよりも北の緯度に位置する。数年前共演した子供たち、コムソモリスクとほぼ同じ北緯52.4度辺りだ。この暑かった日本、冬はどうなるのだろうか、少し心配でもある。(7日14:05)

空っぽのお腹 

9月もいよいよ終わりに近づく。朝の連ドラも新しくなった。昨日の摂生食?のおかげでますます食の有り難味を感じる。お腹と背中がくっつく歌があったが、余分な脂肪のお陰で残念ながらそれは有り得ない。同じ区内の東京湾に程近い病院で腸のバリウム。いつもは口から頂くが、今回はお尻から頂く。何が何だか良くわからないうちに終了。暫くトイレと仲良くして東京駅で軽く昼食。その足で長岡へ。打ちあわせの後、リリックホールへフェニックス合唱団の練習日。早出練習と称する30分前に今回は英語詞のリズム読みをする。今日のノルマ分を聴く。うん、音はそこそこ取れてきたようだ。なかなか楽しみな雰囲気。大勢の元気なお顔に会えて嬉しい。市内の多くの合唱愛好家が集まるこの合唱団、仲良く和が生まれることを切望しあえて皆さんに協力を願う。ジャパンアーツの元社長から届いた文化活動の国家予算請願署名に大勢協力してくださった。ありがとうございます。次回は来月の中旬、また練習で声を聴くのが楽しみだ。会食、たわいも無い話題が楽しい。久々のオオタニでバリウム明けのビールを一人味わう。(5日17:25)

船橋洋介2010/11コンサートスケジュール Vol.1

長い暑い夏も過ぎ、ようやく秋の声の聞かれる頃となりました。
皆様、如何お過ごしでしょうか。
船橋洋介指揮・プロデュースによる、この秋のシーズンからのコンサート情報をお伝えします。
どうぞお出かけください。
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みよし秋づくコンサート
2010年10月11日(月・祝) 14:30開演 (14:00開場)
会場:三次市文化会館(三次市)
バリトン:村山岳
管弦楽:広島交響楽団
指揮:船橋洋介
曲目:
《華麗なるストリングスの魅力》
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」
《バリトンの魅力~オペラの名曲から》
モーツァルト:オペラ「魔笛」 ~ この聖なる殿堂では(Brt:村山岳)
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」 ~ もう飛ぶまいぞ、この蝶々 (Brt:村山岳)
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」 ~ 序曲
ベッリーニ:オペラ「夢遊病の女」 ~この幸せに満ちた土地には見覚えがある (Brt:村山岳)
新井満:千の風になって  (Brt:村山岳)
《ふかまりゆく秋に聴く、哀愁のモーツァルト》
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
チケット:全席自由
一般3,000円(当日3,500円) 
ペアチケット5,000円(当日5,500円)
高校生以下500円(当日500円)
お問い合わせ:三次市教育委員会社会教育課
TEL: 0824-64-0092
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東京都交響楽団  鑑賞教室(関係者のみ)
2010年10月12日(月)
会場:浦安市文化会館
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かんでんクラシックチャリティーコンサート in Wakayama 2010
2010年10月30日(土)16:00開演
会場:和歌山県民会館
ヴァイオリン:正戸里佳
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:船橋洋介
曲目:
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」より”結婚行進曲”
サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より、ポロネーズ
チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」より
お問い合わせ:関西電力株式会社 和歌山支店
TEL:073-463-0604
※招待 事前申込要
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広島交響楽団 鑑賞教室(関係者のみ)
2010年11月4日5日(木・金)
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船橋洋介プロデュース 長岡市 夢づくりコンサート 
東京フィルハーモニー交響楽団 クラシック鑑賞コンサート(関係者のみ)
2010年11月8日(月)
会場 長岡市立劇場
東京フィルハーモニー交響楽団
鈴木愛美(ソプラノ)
船橋洋介(指揮)
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東京フィルハーモニー交響楽団 長岡特別演奏会
2010年11月9日(火) 開演19:00
会場 長岡市立劇場大ホール
ピアノ:上原彩子
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:船橋洋介
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
          交響曲第5番 「運命」
お問い合わせ:(財)長岡市芸術文化振興財団 ℡ 0258-29-7715
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広島交響楽団 音楽鑑賞教室 (関係者のみ)
2010年11月12日(金) 
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学習院輔仁会音楽部 第54回 定期演奏会
2010年11月14日(日)
会場 東京芸術劇場
ソリスト:未定

学習院輔仁会音楽部 管弦楽団 合唱団

プログラム
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より 第8曲 だったん人の娘の踊り                                                    第17曲 だったん人の踊り
サン=サーンス/ 交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」
デュリュフレ/ レクイエム 作品9

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広島交響楽団 音楽鑑賞教室(関係者のみ)

2010年11月15日(月)

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オーケストラ アンサンブル金沢 珠洲公演

2010年11月23日(火)  開演15:00

会場:ラポルト珠洲  http://www.laporte-suzu.jp/

ヴァイオリン:リディア・バイチ

管弦楽 オーケストラ アンサンブル金沢

指揮:船橋洋介

プログラム:
メンセルスゾーン:フィンガルの洞窟 序曲
メンデルスゾーン:Vn協奏曲(リディア・バイチ)
日本のうた100選より(予定)

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PFUクリスマス・チャリティーコンサート(関係者)

2010年12月11日(土)   15:00開演(14:00開場)

会場:石川県立音楽堂コンサートホール


ピアノ:中村紘子

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

指揮:船橋洋介

曲目:
中村紘子さんによるピアノ独奏

〈オーケストラ〉
ベートーヴェン :交響曲 第5番 ハ短調「運命」op.67
〈ピアノ協奏曲〉
ショパン    :ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11

主催(株)PFU

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第24回三木「第九」演奏会

2010年12月12日(日) 開演15:00

会場 三木市文化会館

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

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東京吹奏楽団 スペシャルコンサート

2010年12月22日()  開演 19:00

会場 杉並公会堂大ホール

お話 青島広志

吹奏楽 東京吹奏楽団

指揮 船橋洋介曲目

フチーク/フローレンス行進曲
オッフェンバック/「天国と地獄」序曲
ホルスト/「惑星」より火星
リード/シンフォニック・プレリュード
青島広志/パレード
樽屋雅徳/ゲルダの鏡
エルガー/威風堂々 第1番

全席自由席(一部賛助会員用指定あり)
一般   :¥4,000-
大学生  :¥3,000-
高校生以下:¥1,500-
当日券は各¥500-増

東吹ホームページ販売特別割引(近日中に販売開始)
一般 3,600円 
大学生2,700円 
高校生以下1,200円

チケット取り扱い
チケットぴあ
杉並公会堂
東吹ホ-ムページ

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第33回 日本フルートフェスティヴァル in 東京

2011年1月10日(祝・月)

会場:東京文化会館

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大阪フィルハーモニー交響楽団

2010年1月

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<<日本初演>> K・ジェンキンス「平和への道程」The Armed Man 演奏会

長岡フェニックス合唱団

2011年3月13日(日)

会場: 長岡市立劇場 大ホール

ソリスト:坂本朱 他

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

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市川・第九 演奏会

2011年3月 

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仙台フィルハーモニー交響楽団 

2011年3月

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(2010年9月27日現在)

おかゆの日

涼しい穏やかな日曜日。指揮の師の演奏会に行こうかと考えていたが、月曜に夏の検診で問題になったところの検査をすることになっていて、そのために一日検査食とやらを食するために家に大人しく居た。朝昼おかゆに味噌汁かスープ、夜はポタージュのみだ。このところ日頃から食の話題ばかりしていることを振り返ると、如何に食が大事なものか、心と身体と密接にあるかを思い知らされる。白鵬の優勝。日本人の力士以上に力士らしい品格が具わって来た感がある。魁皇も本当に見事だ。先日の千代の富士と白鵬の対話の場面は気持ちが良かった。「心技体」を語る横綱、指揮の奥義に通ずるものだ。お腹が空いて仕方が無い。早めに休むとしよう。皆様よい一週間を。(26日22:40)

珍客鎮座

一昨日の夜のこと。小生は何も気付かず風呂から出たが、その後母親が入ったところ慌てて飛び出す。驚いて気絶でもしなくて良かった。なんと、風呂場の小物置きにかえるくんが鎮座。春頃は駐車場でいつも帰りを出迎えてくれたり、家の垣根にも穴を掘って住んでいる彼らと同じ仲間のようだが、果たしてどうやって風呂場に侵入出来たかが謎である。梅雨の頃はお腹一杯食べてぴょこたん飛んで逃げるのも一苦労なほどに丸々太っている輩が多いが、今回の客は少し小ぶりで餌が無いのか痩せ気味。外は寒いし、とか言いながら両親とダンボールに土と水とこれはというものを入れ、食べるわけも無い煮干か何かを与え、珍客をもてなす。昨日は朝母親が苦労してミミズと蛞蝓を掘って探して来た。ミミズはしっかり食べたようだ。昔は手から食べたがきっとその子孫か、そこまで懐いてはくれなかったけれど飼えるわけも無いので今年良く実ったゴーヤの弦の根元に放してやる。かえるくんは驚いたようにひっくり返りながら帰っていった。今度はちゃんと玄関から入っておいで。(26日21:15)

餃子の日

良い天気の1日。夏物はそろそろ終了かな。生活のパターンを大転換するきっかけの準備も兼ねて良く歩く。夜は買い物をして見渡した結果また、さんまを購入。シンプルな塩焼きが何とも贅沢。もう一品ベルリンで味を占めた餃子を作ってみる。餃子レシピでググれば3百万件近くヒットする中、ベルリンで偶さか見つけたレシピ。簡単でなかなかヘルシーな出来だ。栄養のバランスを考えて中身を自由に変えられるのはよい。また作ってみよう。暫く東京での仕事と生活が続いて、各方面とのやり取りはメールが主流。ベルリンやロンドンからも色んな情報が届く。熟考し提案してきものに対するレスポンスもいろいろなものが舞い込んで来るが驚いてばかりも居られない。まぁ全ては音楽を愛する全ての人のために微力を尽くすまで。ゲゲゲもいよいよ最終回を迎える。いい朝ドラだったな。地道に進むこと、強い力、多いものに屈せず信念を貫くこと、現代に生きる上で困難ながらやらなければ進まない。そんなことを考えていると、イチロー選手10年連続200安打の快挙は勇気を与えてくれるものだ。居心地の良いわけも無さそうなアメリカの地での活躍は、日本で相撲を取る白鵬の心境と通じるものは無かろうか。う~ん、餃子でも食べて元気に行こう。(26日19:20)

秋分の日

朝から雨模様。電車を乗り継ぎ目白にある学習院大学へ。11月の演奏会に向けて2回目の合奏。時折雷も鳴る嵐の休日。意欲的なプログラム、難曲揃いだ。昼食は執行部の学生さんと。小さな講堂は人が入るので精一杯。100名を越す合唱は指揮を見るのも容易ではない。午後は合唱だけで1時間。オケが入るとお互いに聴き合い難い部分も先に解決していく。交響曲もレクイエムもフランスの色彩豊かな洗練されたハーモニー感が如何に生み出せるかがポイントだ。とても楽しみ。大雨の中、池袋に出て楽譜を物色。雨と共に秋の色が濃くなってきたかな。(26日15:45)

真夏日の再来

なんたって暑い。半袖にジャケットとか秋物が呼び出せない状況。郵便局に立ち寄り池袋へ。西武で買い物。お気に入りのキムチとコーヒーを求める。いや、この嗜好品とは言え準生活必需品のようなコーヒーの値段に驚き。ベルリンでは日本のように豆の細やかな種類は無いかもしれないが、大抵250グラム入り2袋で4~500円から充分美味しいコーヒーが飲めるので100グラムでその位してしまうと贅沢品だ。中秋の名月は今日?明日?NHKもどちらだか解らないいい加減なことを言っていたが明日は雨と聞いて月見団子をゲット。雲が流れる中、明るい月が輝いていた。(26日15:35)

運転免許証

帰国前に読んでそのまま聞き逃していた話。ベルリンで取得した運転免許証がこれまで生涯書き換えることは必要ないものだったのだが、13年以降有効期限付きの更新制になるという話。帰国前に聞いていたのだが何だか聞き逃していた。今後交付されるものには15年ごとに更新だそうだが、既に所持している小生は2033年まで更新の必要はないそうだ。って何歳?高齢者の仲間入りの頃かな?それまでこの顔のままの免許証で良い訳だ。ちょっと違くない?とよくあるプロフィール写真みたいなものか。むしろその頃ドイツでびゅんびゅん運転しているかどうか。かつて通っていたアマチュアオーケストラの団員さんが営む勝沼の葡萄園から今年も美味しいぶどうが届いた。秋の味覚、これから目白押しだ。(26日15:30)

敬老の日

敬老の日。だったことに気付いたのは既にその日が過ぎ去ってからのことだった。何と。これでは将来善いおじいちゃんにはなれるまい。連休で行楽地は賑わっていたようだ。高速の渋滞が物語る。池袋に所用で出る。長岡のフェニックス合唱団にメッセージを送る。東京組も練習が始まったことで闊達な交流と本番に向けて一層の期待をしたい。日本の人口の4分の1は既に60歳以上で占めている。経済も産業もこれまでと同じ考え方では立ち行かなくなってしまうのは目に見えている。そんな中で芸術文化の存在は大きな意味を持ってくるような気がする。芸団協に所属するクラシック音楽の協議会から署名活動の案内が届く。こういった活動が国を動かしていけるものであって欲しいと願う。(26日15:15)

連休の日曜日

穏やかな日曜日。普段日本での日曜日は休みではないことが殆どなので全く意識もせずに鐘の音の無い日曜の朝を過ごす。午後から動き回り、諸々済ませた後、再びさんまと出会う。あかしやではなく近所のスーパーのものだ。今日も我が家の食卓に。ベルリンでは無性に青魚が食べたくて仕方なかったが、いわしもにしんも酢かオイル漬け、さばは生でも流通するが一度ヒスタミンであたっているので、ちと勇気がわかない。氷の中から自分で袋にとって買える新鮮なさんま、安くて旨い。しばらくは度々食卓に上ることになろう。平成24年の演奏会のお話も入り始めて来た。何でも精力的でありたいと思うこの頃。そろそろ暑さからは開放されるかな?夏が長い分、秋が短く終わってしまうのだろうか。秋も好きなんだけれど、今年は味わっている時間は余り無い。(26日14:25)

合唱のリハーサル

良い天気の土曜日。丸の内線がぶっ壊れ池袋に向かえず急遽タクシーで駆けつけるも10分のロス。ベルリンほどではないにしろ日本でもぶったるんでる所には歪もでるようだ。長岡で来年の3月初演をする作品に東京から合流して演奏に参加するメンバーの小生との初稽古。芸劇のリハーサル室。40名近いメンバーが集う。やっぱり歌はいいなぁと実感。3時間の中で7曲、150名を有に越す合唱になることを念頭にどのように練習を進めているかをチェックする。2年前に長岡でブノアのミサを日本初演した際のメンバーや法政大学のOBを中心に長岡縁の歌い手が集う。懐かしい顔も。どんな顔を持てる集団に成長していくか楽しみだ。夜は会食、というか飲み会。作品をあらゆる角度から共に温めていきたい。本体の長岡の合唱を早く聴きたい。(19日15:20)

日本の将来

再び暑さが戻ってきた週末。ある町のホールの運営のあり方について相談を受ける。全国的に流行っている指定管理者制度とやらの意義を履き違えている自治体と企業が余りにも多い。一方日本の国家予算に占める文化予算の割合は現在0.11パーセントということでせめて0.5パーセントに増やして欲しいという働きかけを国に対して行おうと請願署名の協力を求める手紙が先ごろ届いた。内閣改造がなされ、為替の市場介入があったり目まぐるしい政局、膨大な借金を抱える中で、10年後20年後明るい兆しや希望のある話が全く見えない政治、何処の誰が担っても閉塞状況は打開できないものなのか、と現状を見渡すとやはり、芸術音楽分野に関わるものとして文化活動から元気のある心豊かな社会を求める役割の一助を担えたらと願う。夜は一之江の界隈を歩いて帰る。酢豚がメインかな。(19日15:10)

豆あじ

雨の一日。諸々用事を済ませて夕方銀行へ。夜は買い物にスーパーへ。昨夜は秋刀魚を味わったが今日は豆アジを買って来る。お腹を取って粉を付けて油で揚げる。玉ねぎのスライスと甘酢に合える、南蛮っていうのか、我が家の定番でもあるし結構好きな一品だ。骨ごと丸ごと食べられるのが良い。それにしても野菜が高い。店頭の商品は元気も無いし、酷暑の夏の影響は色々なところに現れているようだ。(19日14:40)

秋刀魚

気温は然程高くないのに寝付けない夜だった。歯が気になっていたかな。7月に受けた検査の結果を聞きに病院へ。問題なくて安心した。もう一つ引っかかっている検査の予約を入れる。検査は正直面倒だけれど何か自覚があってからでは困ったことになるし比較的時間の取れるときにやっておくのは大切だ。再び歯医者さんで消毒をしてもらい、母親とおちあい買い物。見付けたのは秋刀魚。なかなか奇麗で立派だ。すかさずゲット。急に涼しくなってきた。ベルリンでこの秋刀魚とか日本の焼き魚が無性に食べたくなったのを思い出す。散々不思議な魚は食べたがやはり日本のものに敵うものは無い。かぼすがあったら良かったな。これから秋の味覚が楽しみだ。(16日10:55) 

歯医者さん

涼しい朝。エコカー減税の宣伝を見るたびそろそろ考え時かと思うのだが、昨日愛車カムリ君に新しいエンジンオイルを飲ませて、まだまだ行けるとの感触を得る。でも塗装が剥げてきてしまいちょっとかわいそうだ。この身を守ってくれて12年になるのかな。さてベルリンに行く前に診てもらった歯は何事も起きずにいたが意を決してまだ居る親不知を抜歯。先生はなかなかの人格者で安心感がある。ものの10分位で無事終わった。身体の一部分が離される不思議な感覚。深いしっかりした歯だったようで抜けたその歯の大きさに驚く。暫く血が止まらなかったが徐々に収まる。人の自然治癒力も凄いと思う。今日はビールは我慢。 歯は大切だなぁ。もう一本居座ってるんだよなぁ。しばらく様子を見よう。(16日10:40)

予定通りの

時差ぼけ。なかなかすっきり朝が来ない。ゴミを出しに起きて、そのまま再び睡眠をとる。時差ボケ万歳状態。朝の連ドラゲゲゲもいよいよ終盤。それに続くNHKのワイドショーが楽しい。丁度寺泊を映していたが長岡の雨が心配だ。ベルリンに届いていたかつてのルームメイト宛ての郵便物を転送する。銀行に立ち寄り地元で買い物。メールで留守中の案件を整理する。予定通り進めたいことが進まないもどかしさはその時々の状況を見極めつつも、司るところにビジョンも人材が無ければ何も動かないことも実感。小沢征爾さんが民主党の小沢さんに言った意味がよく判るところだ。少しずつ秋の訪れを感じさせる話題があちこちで聞かれる。予定通り行かなくても予定を立てるのは大事だな。(16日10:20) 

日本の日曜日

鐘の音が聞こえない。そりゃそうか。ベルリンは車の音も人の声も滅多にしないので、あぁっこは日本か、と認識する。そんなことは当たり前なことかも知れないが、ビータのお仕事が続くと、ふと今自分は何処で寝ているのか解らなくなって目が覚めることがしばしばある。その後本番があれば再び緊張しながら?休むし、自宅ならほっとまだあと何時間は眠れるとほっとしてみたり。睡眠の質は重要だ。噛み合わせのためのマウスピースを作りに行かなければならないな。部屋を掃除していたら本当に懐かしい写真が出て来た。母方の田舎で家族5人が写っている正月の写真、40年前のものだ。大事な記憶の風景。親父の誕生日に白ワインを開けて一緒に飲む。穏やかな日曜日。(14日18:40)

日本のオーケストラ

恐らく明け方2時間くらい休めただろうか、朝まで楽器をさらったりピアノを弾いたりしている学生さんの音を子守唄に横になってみる。体調次第で東京へ帰ることも考えたがふらふらながら睡眠さえ摂れればと学生さんと別れて茅野から中央線で南下を試みる。途中駅で足止めを食らったりしながら塩尻から特急で名古屋へさらに2時間。車窓はあいの緑や川の流れが美しい。今日の目的は師広上淳一率いる京都市交響楽団の名古屋公演。皇太子殿下が隣のホールにお出でと厳戒態勢の愛知県芸術劇場。コンサートホールでの京響さん、かつて外山先生のお手伝いをさせていただいた時にご一緒して以来20年ぶり位に演奏を聴く。いや、素晴らしい演奏会だった。リストのレ・プレリュードに始まりラヴェルのP協、メインはドヴォルザークの8番。楽屋へ一言挨拶に伺う。名古屋のオーケストラのメンバーや事務局のお顔も散見。日本にプロオーケストラは数あるが、どこもそれぞれの持ち味があって誇らしいものがある。ますます個性が光るものを求められるようになって行くに違いない。栄から名古屋へ2駅、のぞみの指定を取り東京へ。今日こそしっかり睡眠を摂ろうと意気込む?(14日17:30) 

白樺湖

案の定、時差の影響は始まってる。前夜0時頃に寝てみるも2時間ほどで目を覚まし朝まで殆ど熟睡できぬまま朝7時に家を出る。向かう先は東白樺湖。新宿で特急で2時間、茅野の駅で眠気覚ましのドリンクを確保。さらにバスで50分。学習院大学のオーケストラと合唱団の合宿に合流する。彼らとは3年ぶりだったそうだ。今の4年生は一緒に横須賀で第九をやっている。風が心地良い。昼前に着き、家から持って来たお弁当を部屋で頂く。早弁だ。合奏は3時間と2時間。それぞれ難曲。振りながら大学の気風を思い起こす。本番まで6回しかない。オケも合唱も素晴らしいトレーナーに恵まれた大学だ。合唱は真っ直ぐな良い声。オケも地道な練習を積んでいるパートがある。本番までの学生さんひとりひとりの意識が大きな鍵を握る。夜は「指揮者コンパ」と称する飲み会にお招き?いただき学生さんとあれやこれや多岐に渡る話で盛り上がる。時差ボケ絶頂のころ、突然声が出なくなり退散。どうやらドイツでも余り声を使っていなかったからか、リハーサルでは然程声を荒げた記憶は無いが、風邪を引いたのか喉の痛みと悪寒で朝まで寝付けず。時差ボケ決定。学習院の皆さん、いい本番を創りましょう。(14日13:30) 

日本の風

KLM機内では少し寛ぎながら帰る。アムステルダムから成田まで10時間と順調な飛行。食事も悪くない。ヨーロッパの昼から夜の移動ということもあり殆ど寝ることができず成田へ。台風の名残で日本海に抜けた頃から機体が揺れる。一月ぶりの日本。前評判?を聞き相当の覚悟で降り立つも、そのお陰か暑さに関してはそれほどでもなく安心。でも風が重い。ヒューミッド。何となく秋を感じる風。京成バスを待って移動。日本の木々の景色はそれはまた良いものだ。バス停から家まで歩く。汗腺が思い出したかのように汗が噴出す。ただいま。この夏ならではか、ゴーヤが幅を利かせている。シャワーを浴び久々の我が家で食事。手紙の山。夕方頃から睡魔に襲われるがここは我慢。明日に備えて日本時間に仕向ける。久々の我が枕。ここは日本かぁ。(14日13:10)

スキポール空港

鐘の音は変わらず一日の始まりを告げる。2重窓を戸締りし、部屋ごとのヒーティングを止め、鍵を掛ける。朝はしっかりオムレツご飯。でかいおにぎりを2個リュックに詰める。家の前に止まっていたタクシーに乗り込みテーゲルへ。ここも来年閉鎖してシェーネフェルト空港が新しく整備されるようだ。今回はKLMでオランダ回り。スキポール空港はハブの中ではわかりやすく使いやすい空港だ。ターミナル内に小さな美術館があったり、チューリップ、風車のイメージが湧く国ならではのつくりだ。ラウンジでスープをハイネケンをもらいお手製おにぎりと共に昼食。この広大なラウンジはきっと日本の発想には無いな。ロンドンやパリほど乗り継ぎ時の手荷物検査も煩雑ではない。ベルリンは首都ながらコンパクトなテーゲル空港は使い易かっただけに来年は遠くなるし、空港が新しくなると面倒になるかも知れない。いよいよ帰国。今度何時戻って来れるかな。(23日10:25)

柔らかい陽射しの中で

晴れとも曇りとも言えない朝だったが心地良い風と、徐々に雲の間から覗く日の光が部屋の中を明るくする。教会の鐘は生活のサイクルに密着していて思わず録音に残してみた。日本で目覚ましに使おうか。近所を歩く。今日はお気に入りのアイス屋さんに立ち寄る。コーンの上に一個だけ注文。ピスタチオ。今の相場で100円だ。家の電球を全て省エネタイプのものに取り替えた。家の中が明るくなった。昼は定番麻婆豆腐。夜はやってはいけない連夜のカリーブルスト。それでも添えるポテトはSサイズに。しっかり味を覚えておこう。この秋は色々待ち構えている。空気は充分に吸ったかな。日本は残酷暑に台風かぁ。(8日2:00)

ベルリンでのロンドン・フィル

良く晴れた一日。コンツェルトハウス界隈や楽譜屋さんに出向く。東京音大のかつての生徒さんに偶然会う。一旦家に帰って再びフィルハーモニーへ。今宵はロンドン・フィルの公演。ムジークフェストは昨年同様イギリスから今回2つのオケが呼ばれている。プログラムのせいだろうか、少し空席が目立つ。ウェーベルンのパッサカリアは良い曲だ。3つの男声合唱とオーケストラのためのベリオの作品。合唱がもっと活かされるものを期待し過ぎていた。後半はプロコフィエフの作品。メインに交響曲第3番。時代を反映してか相当に辛辣な音楽、指揮のウラジミール・ユーロフスキーはまだ若手だが独特の語り口がある。なかなかの熱演。アンコールも無くあっさり2時間。集客に結びつけるプログラミング作りは難しい。あくまでもコンセプトを生かそうとするプログラムも有りだが、聴衆の好みははっきりしている。去年のショスタコーヴィッチはいつも入ってたな。バスを降りて家の通りにある、カリーブルストを思わず求める。久々に旨い。ビールに最高。日本は台風?(8日1:30)

ベルリンでのロイヤル・コンセルトへボウ管

見事に晴れた。こうでなきゃ。ベッドの位置を変え自然と体内時計が働く。日曜なので洗濯は控え少し掃除をしながらベジタリアンみたいな朝食を摂る。こんな日はやはり湖だ。いつもの湖へ、予想通り多くのベルリン市民、ポツダム市民も湖の周りをぐるぐる回っていた。一軒あるレストランとその辺りのガーデンも大盛況。気温は12~3度だろうか。5キロをノンストップで50分弱というのんびり散歩。歩きながら湖を見ても木漏れ日を見ても行き交う人や犬達を見ても嬉しい気持ちが沸く。昼は宇田川さんでブリカマ煮付け日替わり定食、ここは日本かぁ?美味しかった。タンスの虫退治に求めた防虫剤の臭いにうっとり、危険、窓を開ける。フィルハーモニーは今日は日本人らしき顔を多く見掛ける。去年知り合った某アーティストの息子さんと久々に会う。音大受験準備のようだ。沢山いい音楽に出会える環境だ、楽しみ。開場は開演時間ぎりぎりまで待たされ今宵は標記のオケ、もっとも多忙を極める指揮者の一人マリス・ヤンソンス、好きな指揮者の一人。ストラヴィンスキーの管楽器のための交響曲、今日もベリオのQuatre dédicaces 、休憩を挟んでバルトークの通称「弦チェレ」そしてストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」と盛り沢山。弦の音色が好きだ。両者の演奏では変拍子形よりロマン派までのものが恐らく小生にとっては心地良いが、ホルンにオーボエ何処にも名手揃いなのだが、それは良いメンバーが居るからということではなく、良いオケの証かもしれない。昨日今日と二つのまるで違うオケを聴いて、指揮者って大変だな、と思わず感じた瞬間。家に戻って久々にビールを頂く。ドイツのビール、やはり旨い。皆さまどうぞ良い一週間を。(6日1:25)

近所の様子

天気予報では晴れることになっていたので出かける準備をしていたがどうもすっきりしない。昼ごろになって漸く晴れ間が見える。重い腰を上げて出かけようとしたとたん、土砂降り。相当量空に水を汲み上げたに違いない。週末の食料がないことに気付き雨の中、近場へ買い物に出る。小物屋が楽しい。でもドイツ製のものが少なくて残念でもある。老舗の食器屋で手頃なお皿を何枚か求める。近くの地下鉄の駅の脇が広大な土地に工事が入っている。その隣には破産したけれど資産家によって再建の目処が立ったという大手デパートKarlstadtがある。何時頃何が出来るのかわからないがインターネットで買い物が出来る時代、デパートが行き詰ってしまうのも寂しいが美観を損なわないものが建つといい。美観といえばその交差点の反対側に巨大なきのこのようなビルがある。初めて訪れたときは軍事施設か何かかと思ったが娯楽施設だったようで、美観を損なうような奇抜さがある。近頃かわいらしくペインティングされて少しランドマークにはならないが見かけ邪魔にはならなくなった。S夫妻は宇宙防衛軍の基地だと言っている。喫茶店が改装されたり、目まぐるしく町も変化している。考えてみるととても生活しやすい町だ。ゴミの分別が徹底されていて教わったとおりにしていたがどうやらとんでもないところにぶち込んでしまっていたらしい。以後気をつけます。(5日11:00)

ベルリンでのロンドン響 

朝は霧が立ち込めていたという。昼間は秋の青空が広がる。歩いて10分ほどにあるショッピングセンターに出掛けてウィンドウショッピング。途中グミばかりを扱うお菓子で不思議なものを求める。日本のミント?という題目のキャンディーの袋を見つけ思わず手に取る。富士山らしきものを背景にちょんまげ姿の武士がへたくそに描かれている。これは日本人を代表して味見をしなければと一袋求める。ううん?強烈なはっか味なのだが、日本が見当たらない。なんだなんだ?爽やかで強靭な日本のミントとある。まぁ売れりゃいいんだ。バスに乗って久々のフィルハーモニー。途中夕焼けが実に美しい。珍しくバスが動かない。3つ停留所を手前で降り開演に間に合わせる。今日から今年のMusikfest Berlinが始まった。一発目がこのロンドン響。ロンドンで相当通って聴いたオケだけに、このフィルハーモニーの会場がバービカンセンターとは余りにも違いすぎて違うオケのようだ。前半のL.Berio特集。最初のメゾと7つの楽器のための民謡集はK.O'Connerの歌が素晴らしい表現力で楽しんだ。20数分ほぼ歌い通しだが、10の国や地方の言葉を巧みに操る。2曲目のSinfoniaは代表作ともいえようか、マーラーの復活のコラージュが面白い。マイクを使った8人の歌手達の見事な歌が、オーケストラの色と重なる妙味は少し印象に残った。後半はベルリオーズのイタリアのハロルド。冒頭からTabea Zimmermannの独奏に惹き付けられる。作品がどうなのかヴィオラが影を潜めて行く頃からオケは彼らのきりっとしたサウンドが聴かれた。いろいろあったが、ダニエル・ハーティングは相変わらず元気だった。バスが無くなるので声を掛けずに帰る。軽くしっかり夜食を摂る。(4日13:23)

セーター

寒さで目が覚める。そうかぁ、布団は夏のままだった。余りぱっとしない天気。ここ暫く毎日雨から晴れまでもれなく体感できる。今日もメールのやり取りや電話を幾つかする。日も短くなってきたので、思わずベッドの位置を大幅に変えて、陽の明かりで目覚められるように窓に足を向けて見た。でも晴れてくれないと余り効果がない。虫に食われたセーターを陰干しにするも、何だか寒くてとっくりのセーターを着てみる。違和感がない。「ベルリンTODAY」では東京とベルリンの今の気温が表示されるが、時差はあれどその差20度を越していると何だか見ているだけで具合が悪くなりそうだ。夜はお待ちかねのボロネーゼ、スペインの赤とともに頂く。う~んBuono!! 食事と睡眠の時は暫し現実を忘れよう。さて民主党はどうなるのかな。(2日22:44)

虫のやつ

いよいよ暦は秋。今日は朝からメールのやり取りに追われた。そんなこんなで食事も雑穀パンにチーズ、サラダにワインなんて簡単なものが多かった。でもセロリが余っていた頃こちらで見つけたサイトに「ボロネーゼソース」の作り方というのがあって無性に気になっていた。いわゆる甘い感じのミートソースではない、がつんとした奴だ。思い立ったら即行動。玉ねぎにんじんセロリでソフリットというものを作り、牛挽肉と大量の赤ワイン、トマト缶で煮込む。う~んいい香り。がしかし今日は食べちゃ駄目とある。味が馴染むまで我慢だそうな。後輩のTさんにお土産を届ける。良い散歩コースだ。それにしてもやられた。プチ旅行に備えて寒かったのでタンスから出したセーターに穴が。それも狙っているかの如く目に付きやすい所、数ありでかい。う~。こちらには「ご」の付く黒い奴は居ないのでそれはありがたいのだが、早速Tさんに尋ねるも「蛾かしら~」程度な返事だ。直接見付けて処罰したいのだが敵も心得ている。良さ気な防虫剤も今のところ見付かっていない。う~、虫のやつ。(2日22:15)

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