欧州連合ユース・オーケストラ
何と今朝も快晴の青空。気温も30度近くまで上がる。ベルリンもやれば出来るじゃないかと、ここに着いてから余りにどんよりしていて、むしろ肌寒いような日が続いていたので、昨日今日と家じゅうの窓を開け放った。日曜日は基本的にどこもお休みだけれど、通りの向かいのスタバ、人気のアイス屋、アジア系レストラン、ソーセージ・ポテトのインビスは開いている。蚤の市はどこから調達してきたのかと言うような祭りの提灯だとか、骨董品に古着が所狭しと並ぶ。ふと思い出してバウムクーヘンの「Rabien」へカロリー控えめバウムを少しだけ買いに行って見る。ここも日曜日4時間に限って営業。ケーキも美味しいのだが1ピースの大きさが違う。店の近くに区民公園みたいなところがあるのを地図で見付けて立ち寄る。池もあって憩いの場だ。家でコーヒーとクーヘンで5時のおやつタイム。今宵は標記のオケ、Young Euro Classicの最後を締めくくるEU加盟27ヵ国、バスが12本、あの狭い舞台にどれだけのプレイヤーが載ったのだろう。ジャンアンドレア・ノセダの指揮で、カルウォーヴィツのBianca da Molenaとプロコフィエフの歌劇「賭博者」からの四つのポートレートおよび終結部 op.49、何れもオケは14歳から23歳の若いメンバーで荒削りながら相当なテンションと集中力で初めて聴く作品を惹きつけた。メインはチャイコフスキーの悲愴。なるほどゲルギエフに似ているような指揮振りと腰を悪くしそうな立ち姿ながら出てくる音楽に繊細さと推進力が備わる。アンコールが運命の力。どの曲もちゃんと譜面を見ながら振る。4千人を超すオーディションから140名に絞られ物凄い恵まれた環境の中で著名な指揮者とツアー活動などを行っている。素晴らしい。英国籍のSarahSewというコンサートミストレスの素晴らしいこと。きっと活躍するだろう。今日はいい演奏会だった。終演は23時近くになった。外は雨。近所のインビスに誘惑されながら断ち切りおうちで音楽会の後のお茶漬け、このギャップがたまらない。(23日22:15)
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