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名古屋ブルックナー管弦楽団

どうやら名古屋も梅雨は鬱陶しい。ゲネプロを2時間ほどご一緒し、バランスをチェックする。強奏の後、音塊が会場を渡る。残響も良いがフレーズや音の輪郭を作り難いのは都内にある幾つかのホールに似ている。本番は素敵な箇所が沢山あった。課題は演奏するご自分たちがそのお客様をもっと呼ぶこと。本番ではセクション間の連携の見通しがよく、それもホールの造りがが導いてくれていたかもしれない。シューマンは練習で起きない事象がいたるところにあって、いつも聴こえる箇所が耳に捉えにくいこともあって、やはり少ない弦で室内オケのような編成の方が良いヴァージョンのようだ。またまた前プロでカマーバンドが脱落。落ちた先が指揮台の赤い絨毯ではなくてまだ良かった。驚かせちゃってごめんなさい。ブルックナーもあえてオーケストラのフォーメーションを中央に寄せていただき、弦楽器の響きの質が散らずに集まった。う~ん名曲。難曲。大曲。せっかく皆さんと話がしたかったのだが打ち上げを断念し真っ直ぐ帰京。出会いに感謝。いいオーケストラだったな。ベートーヴェンなど上手いと思う。益々のご発展を。またいつの日か皆さんにお会いできることを願いつつ。ブルックナーが頭を駆け巡り無性にベルリンに戻りたくなった。立っていて支えが利かない程に体重激減。長岡の高橋さやかさんのリサイタルが成功だったそうだ。見附の詩人矢沢宰のシンポジュームの報告が届く。(26日14:20) 

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