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May 2010

春から夏へ

1週間の始まり、でも5月の終わり。春が過ぎ暦は夏へ。気が付くときっともう直梅雨とか言い出すのだろう。まだ寒さの残るベルリンの公園をウォーキングしたときの透き通る空気を思い出す。ロンドンの春も良かったなぁ。日本はこのところいい天気が続いているのだけれど、気分的に晴れない。今日は譜面と戯れる以外はほぼ文書作りと、今後ある演奏会のプログラミングに費やす。パソコンは身体に良くないのかなぁ。姿勢を良くして取り組むもどこか強張っている。紙にメモを良く取るが、パソコンでそれを始めたら、汚い字を解読するよりその先に進むのが早い。事業企画書をいくつか作る。作りながら人の顔が見えるのは楽しい。そして良く見えることを展開させたいと願う。今年はどんな夏になるかな?(4日1:50)

春の日のブルックナー

ほとんど寝ていた記憶が無い。ホテルを後にし練習会場へ。朝のコマから夕方まで長い練習 。今回のシューマンは初稿の4番。音楽はロマンティッシュなのだが筆致は古典的なものが色濃く残っていてスリムだ。クララとの幸せな気分がシューマンらしく描かれる。昼食後はブルックナーの4番。こちらはハース版。外は春の陽だまり、というより相当陽射しが強くなってきた。日曜日の午後はやっぱりブルックナーだね。って誰か考えるかなぁ。ベルリンで色々なブルックナーに出会ったがあの時間の流れをふと思い起こす。両曲ともそれぞれ違う版があるわけだが、こういうものは敢えて比べるものじゃないというのが小生の考え。それぞれの譜面を読めば良い訳だ。豊かな母音を持つ地域に集うオーケストラだけに何か面白いものが生まれそうな気がする。本番に向けて共にクオリティを求めていこう。脱水につき、新幹線で水分補給。ビール。何故か赤福だのうなぎパイだのをゲットして帰京。(4日1:00) 

2年ぶりの名古屋

殆ど寝付けなくて朝を迎える。東京駅からいつもと反対方向に向かって新幹線に乗り込む。それもこだま号。およそ2時間半で三河安城の駅へ。名古屋の手前にあることも良く認識していなかったのだが、小田原や、静岡、浜松や豊田と、のぞみに乗っては景色を味わう間もないが、ちょこっとゆっくりめに走るこだま号の車窓もたまには良い。知立市というこれも初めて降り立つ地。ご縁があって名古屋ブルックナー管弦楽団というオーケストラのリハーサル。どんな人たちが演奏しているのか情報も得ずにシューマンとブルックナーのシンフォニーを携えて初顔合わせ。なかなか良く整っている精力的な良いオーケストラだ。練習後はメンバーと会食。どうやら中心になって動いているのは小生より少し若い世代。いい経験を積んだ音楽好きの集団。共にいい時間が過ごせることを願いつつ。(4日0:40)

ケーキ

風邪の様子が余りよく分からないのでゆっくリ過ごす。課題は山積、譜面を読んでばかりの1日というわけにも行かず、夕方から、資料のコピーを撮りに大型コピーセンターへ。今日は兄貴の誕生日だということで、夜実家に戻ってくるという。それを思い出し池袋でケーキを求める。お気に入りの韓国食材屋さんが新装していたので久々にキムチとカクテキをゲット。兄貴にということでも、本当は自分が食べたかったのか、西武の売り場を色々と見てケーキを持ち帰る。ところが案の定今日は、来れなくなったの報せ。あらあら残念といいながら、ケーキを頂く。余計に食べたら太ってしまうではないかとかいいながらもひとつ。世界卓球が見応え。一週間が早いなぁ。もう5月も終わりに近い。ということは春ももうおしまいかぁ。(30日19:15) 

ベルリンのニュース

このところの寒暖の差によるものか、案の定風邪を引いた。でも引いている場合ではないのでありったけの薬を適当に飲み合わせて様子を見る。小さなテーブルを買ってきた。組み立てるのが楽しい。おまけに階段の手摺りを取り付ける。思い立ったように木曜大工。再びベルリンの大使館から注意喚起情報。それも市内で不発弾の処理によるもの。この8週の間に4箇所で大型爆弾の処理が行われているという。壁崩壊から20年、平和の象徴のようなベルリンの町も、実は傷跡は相当沢山残っていて、穴掘って爆弾が見つかる度に思い出される辛酸は我々の後の世代まで続くのだろうか。車で家に戻ると、いつもの蛙くんは2匹仲良く跳ねていた。元気そうで何よりだ。車で轢かないように気をつけなきゃ。(30日18:45)

寒めの東京

否、去年のベルリンはもっと暖かかった筈だ。上着がないと困ると言うニュースが伝わる。東京も暑かったり寒かったり振り回され気味だけれど、地球全体でもっと根源的などこかの調子が悪くなってるのでは?と気になる。朝は穏やかに晴れていたが午後からどんどん気温も下がり気分も下がる。めげずにメールのやり取りや電話での打ち合わせを進める。前に求めて来た野菜の苗たちは順調に育っている。自給自足の生活には程遠いだろうけれど収穫はまた楽しい。でもこの気候の変調はどんな動植物もきっと応えるに違いない。穏やかな日々を願う。(28日11:20)

会議の日

昨日予約しておいたJRの切符とお弁当を持って東京駅へ。久方ぶりにスーツを着用。棒タイなんぞを締めてみる。長岡からバスに乗って市役所へ。20年通っていて市役所を訪れるのは数える程でもな。今日は、この4月より市文化振興財団の理事を拝命したことを受け、今年度の第1回理事会に出席をする。財団の運営に携わる市内の要人方々と共に議事の進行に立ち会う。会議の場は弁が立ち言いたいことを発した者勝ちのようだ。これまで実践し見渡してきたことを踏まえて微力を尽くしたい。駅に出て少し次の準備をする。このあとこちらに暫く来ることができないので、引き続き見附に出向く。混声合唱団の執行部の皆さんが集まって下さり、今後の展望について具体的な話をする。色んな声が聞けてエネルギーが沸いた。全ては前向きな発想でもう一度第九が始まった頃の原点を見詰めたい。最終一本前の新幹線に猛ダッシュで飛び乗る。まだまだ行ける。体組織計で体内年齢26歳と出る。喜んでいいの?(27日0:25)

コンクールというもの

午前中は家でゆっくり過ごす。午後から銀座に出てCDを見る。ブラジル人の初老の男性が店員と上手くコミュニケート出来ずにいて少し手伝う。彼が手に入れたかったディスクは相当古いもので店員も手を尽くしたが入手は残念ながら無理だった。池袋に出て2年目のドコモのパーツの取替え。もう少し魅力的なものが出るまで持ち続けよう。ヤマハで楽譜購入。今日も朝から仙台国際の予選が行われて予選35名の審査結果が出る。小生の担当した6名のうち3名がセミファイナルに通過したようだ。今後どのような結果になっていくか楽しみに見ていよう。小生とのセッションの模様もコンクールのオフィシャルサイトで見ることが出来る。コンクールも優勝してそこから飛躍的に成長活躍するアーティストもいれば、全く何のタイトルも無くそれでも堅実にいいお仕事をするアーティストも大勢いる。それぞれその逆も存在するわけだが如何にチャンスを生かせるかは才能のうちなのかも知れない。日本はどうやら未だに学歴で人を見る慣習のようなものがある。さすがにクラシックの現場では実力があれば分かる人には分かる訳で、そこの評価を現場につなげていくことは難しい問題だ。誰某先生はコンクールに沢山入賞者を輩出している、とそこまでは良いのだが、志す目的が何なのか、偏重の弊害は大きい。部活やサークルのコンクールはもっと。この話はこのくらいにしておこ。(26日22:25)

仙台国際音楽コンクール

雨の仙台。今日は予選2日目、午前は仙台フィルさんのもう片方の室内オケが担当。小生は午後から6名と本番を共にする。曲目はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲3・4・5番。どれを弾くかはくじ運?私たちは3番一人4番二人5番三人と共演。同じ曲が3人いればテンポもニュアンスも音楽そのものが自ずと違ってくる。カデンツの扱いも皆違ったりして、それこそ消える色鉛筆を6色用意して違いやポイントを書き込み対応。若い才能のきらめきを感じながら、同時に彼らに寄りそう愛すべきオーケストラに嬉しい気持ちを感じつつ30分6本勝負。本番ではいつ何が起こるかわからない。運も大きい。練習と本番のテンション、ホールの響きいろんなことを考え合わせつつ、皆でベストを尽くす。6名全てを終えて、舞台上でオーケストラをご紹介したとき審査員からブラボーが飛んだそうだ。嬉しいこと。コンクールだから結果は出るがそれぞれの才能に拍手を送りたい。帰りは一つ早い新幹線で戻る。銘菓と牛タンを土産に。今日はビールはどうも飲めなかった。コンクールがその人にとってそこからの人生にどのように作用していくか、大きなチャンスに間違いない。家に着いて体重を量ると2キロ減っていた。あはは。(25日0:50)

人生のチャンス

良い天気。肩と背中が痛くて殆ど寝付けなかった。朝は前の晩に用意しておいたものを軽く頂き、昼から初めてのホール、イズミティ21へ。第4回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門の予選を指揮する。各国から書類をパスした35名が4人の指揮者、4つの室内オケが手分けをしてお付き合いをする。自身、様々な国のコンクールに参加したが、予選の段階でこれだけ恵まれた環境を整えるのは他には思い当たらない。小ホールでは仙台フィルの室内オーケストラと小生が、6名の若いヴァイオリニストと手合わせをした。12時50分に開始、最初の10分小生とテンポやカデンツなどの打ち合わせをし、続けてそこから50分間明くる日の予選審査のためにオケを相手に時間を自由に使える。終了は8時前。20分くらい少し休んだ記憶があるが、殆どぶっ通し状態。彼らの直向さにオーケストラは誠意あふれる献身的なサウンドで応えようとする。小生が出会ったのは、男性2名に女性4名。皆それぞれに何か光るものがあって、正直ハードな時間だったがこれも大切な使命、思わず昔を思い出した。これによって人生の何かが変わるに違いないのだから。しかしアジア勢は強いなぁ、特に韓国人の参加が目立つ。ホテルに戻り、大井さんと会食。小生はノンアルコールビールで我慢。彼らにとって良い時間になるように、共に良い時間が創れますように。(25日0:25)

杜の都仙台へ

久々にガラガラを転がして新幹線に乗り込む。このガラガラ、小生の中では海外旅行で使うでかいスーツケースとは区別して、小型のスーツケースをガラガラと呼ぶ。それももうこれまで10個以上お世話になった。先ずガラガラゴロゴロ鳴る車輪部分から故障する。それが修理で楽に交換出来るのであれば良いが、旅の量と比例して故障と共に買い替え。引退したものは普段使わない書類や楽譜を詰め込んで楽譜室に積んである。昨秋にフルーティストの水井さんの伴奏で伺った以来の仙台。仙台フィルさんとはかれこれ5~6年ぶりだろうか。 東北新幹線のグリーンは飲み物のサービスが付くことを忘れていてコーヒーを買い込む。1時間40分で着いてしまうのだから長岡と変わりない。室内オーケストラのリハーサル。いわばオケ練。10年以上昔の記憶と思い出が甦る。いいオーケストラだ。S君お薦めの焼肉屋に行くも満席で断られ牛タン屋さんへ。H仙台プラザも懐かしい思い出。かつてお世話になった大先生も泊まってらした時期があると聞き恐縮緊張しながら寝付けない夜を明かした若かれし頃の思い出。青葉の美しい仙台。良い季節だ。(24日9:25)

春の雨

最近何だか寝付けなくて明け方床に入り、目覚めてゲゲゲの女房をうつらうつら見る。母校ピアノ科の後輩、懸命に演じているな。池袋に出て少しピアノに触る。週末使う衣装を宅配便に出す。湿気が多くていよいよ加湿器は空気清浄のみの機能を使う。しかし噴火といい、ギリシャの情勢不安といいユーロもぼろぼろで欧州も大丈夫だろうか。行き来をするにはこの円高非常に有り難いがそんな単純な話でもあるまい。今のうちに家賃沢山納めておけたらよかったぁ。夕立があったのかな。道がしっかり濡れている。夜家の隣の駐車場に車を入れる時は最近要注意だ。この雨に濡れたスペースに何となく代々住み着いているカエル君がひょっこり鎮座していることがあるからだ。彼は逃げない。殆ど視力は無いみたいだ。音に反応はするがどうやら鈍感らしい。愛らしい。この時期の葉を潤す雨は好きだ。梅雨は頂けないが。(21日21:30)

気を配ること

今朝も少し風が強かった。隣の学校は近々運動会のようだ。その授業や練習の大声は良いのだが、本番でもないのに平日の朝から大音量のBGMを掛けていることに、地元住民に対する認識が変わって来たのかも知れない。かつては自身が中学生だった頃も校長先生が一軒一軒挨拶に見えて運動会の準備で音が出ると理解を求めて手紙をいらしたのを思い出す。地元のホームセンターと銀行に立ち寄り池袋へ。カムリにガソリンを飲ませる。随分値上がりだ。やさしく運転しよう。我がオフィスのビル内にはインターナショナルスクールが入っている。この春から校舎としても使用しているようで、午後、帰宅の子供達で賑やかだ。雨が降ってきた。どおりで蒸し暑いと思った。昨年は梅雨の季節はドイツにいたので尚のこと、日本はどんどん亜熱帯化が進んでいるのだろうか、汗かきの指揮者にとっては受難の季節を迎えようとしている。着替えを持ち歩かなければ。今日は立て続けにこれから予定されているステージのプログラミングの話になった。これは非常に楽しみな作業なのだが、やりたいことばかり出来るという訳でもなく、当然その演奏会の趣旨や、今後につなげた構想も含めてお客さんのニーズや演奏団体との兼ね合いもあるわけだ。閃きだけで上手くいくこともあるが、ここは少し冷静かつ客観的に、でも攻めていきたいと思う。何だか細やかな味の、美味しいロールケーキを食す。にんまり。口蹄疫の畜産農家の悲痛な思いを聞き国の的確な対応を求む。(20日1:15)

移動の時間

長岡から東京に戻る。新幹線に乗っているのはおよそ100分。毎回その時間の使い道は違うのだが、今日はメールを幾つか打つ。楽譜を注文してみたり、昨日の練習の感想メールみたいなものも届く。合唱団はこれから皆の和をもたらせることの出来るような情報発信が出来たら良いなぁ。東京駅で今後の作戦会議をする。家に戻って、昨日頂いたコシアブラを天麩羅にしていただく。なかなか美味。きっといろんな山菜が出回っている頃なのだろう。新緑のkの季節ならではの味覚は力があって元気が出る。そう言えば、昨日ベルリンの同居人Yさんとスカイプ。快適なようで、何より。でもまた噴火で空の交通が乱れているようだ。その情報が在ドイツ日本大使館から緊急一斉メールで届く。とても細やかな配慮だ。どうか収束に向かってもらいたい。昨日の会食の話題からベルリンから陸路移動でどれだけ掛かるか無駄に考えてみる。中古車を買う、でもガソリンは必要なところにきっと無い。シベリア鉄道?5日足止めでも無事帰ってこれた故か、考えるのは楽しい。当たりまえのような、生活、家でご飯を頂き休める環境に感謝だ。(19日0:40)

初回練習

夢を沢山見て目が覚める。午前中、予約を入れていた鍼のお医者さんに診ていただく。マジックに掛かったような心持。「手当て」という言葉が相応しいように、辛いところが導かれて解される。マッサージとは違った効果。特に長い間辛かった右肩は随分緩和された。先生はこれから全日本チームと共にアフリカに行かれるということで次回は7月かな?午後は東京駅に出て、丸善の本屋さんに立ち寄り長岡へ。ホームで財団の役員職員とばったり会う。来年3月に向けていよいよカール・ジェンキンスの合唱稽古のスタート。100名以上入ったスタジオは手狭だ。発声練習、歌詞の読み。音取りと進めていく。10ヶ月で創り上げるサウンドと音楽が今から楽しみだ。公募の合唱団、未知の可能性をどれだけ引き出していけるか、大事な時間だ。みなさんどうぞよろしく。(18日1:55)

鐘の音

今日は5時間くらいの時差を感じながらの一日。日曜の東京、風が強めだが心地よい陽気。下道を通って池袋へ。東京スカイツリーもはっきりとその存在が分かる大きさになってきた。ベルリンのアレクサンダープラッツにある塔は然程高くないのだろうが、市内に他にはそんなにべらぼう高い建物が無いこともあって、今いる場所方角を知るランドマークとして存在感がある。これから業平橋界隈も発展していくのかな。下町情緒が失われない開発を望みたいところだ。先月ベルリンで春になりかけて鳥たちが日の出を待てずに啼いているその声を録音しいていた。パソコンに落として聞いて見る。はまりそうだ。寝室の2枚窓の外にマイクロレコーダーを暫く置いておいたのだが様々な鳥の声、出かける同じ建物の住人の歩く音、パトカーのサイレンも録れていた。中でも向かいの教会の鐘の音に暫し聞き入る。高田三郎作品に出てくる鐘の音、自身の中に鳴る鐘の音はそれとはまた少し違う。今日は少し早く休んでみるとしようか。(17日1:55)

久々の大学

今日もおよそ3時間くらい時差を伴った生活。少し涼しい。池袋に車で出掛ける。ジュンク堂で本を物色。ジェンキンスはインドのマハーバーラタからもテキストを採っている。それぞれほんのちょっぴりの引用なので教義や主題の全貌が掴めない。とは言えあらゆる信仰に目を向けた形での構成は画期的だ。別宅に車を置いて大学へ久々に出向く。菅野先生と久々にお会いして見附の話をする。後輩も意を汲んで合唱団を大事にしてくれている。伺うところ素敵な構想。何か少しでもお役に立てればと願う。気が付くと2時間以上話し込んでいた。別宅に戻り少し作業を進めて帰る。昨夜は大竹しのぶさん、今夜は山郷の88歳で引退をされたお医者さんのドキュメント番組のいずれも初回に見たものの再放送を見る。演技の深さ、尊い、人の生きざまに惹かれる。市民合唱団の反響が届く。いろいろなものがあって、共に向上しようともがき続けている証しかな。(16日4:10)

更新の季節

明け方に休んで一日が短くなってしまう。暖かいような涼しいような陽気。バスと地下鉄で東陽町へ。免許の書き換えに来た。本当は誕生日の週、丁度噴火騒ぎの頃に行く予定だったのだが気が付くとリミットまで1週間だった。書き換える度に自らの運転を戒める。当たると評判のと教官の話す、運転の問題点を診断する心理テストのようなものをやり、人生の更新は出来ないと気持ちを新たにする。そんなに慌てることもないのに、街を歩いても車を運転しても、ベルリンでは決して無いのにどこか何かに追い立てられるような気持ちを覚えるのは宜しくない。夜は砂肝を使って料理。明太子スパなんぞも美味しゅうございました。美味しゅうございます、の料理評論家の女性お元気かな。ジェンキンスの作品、資料作りの作業は続く。発音記号のフォントをツールとして取り込む。あの変な記号を打ち込み、何だか感激。パソコンの使いすぎは宜しく無いなと分かりつつ今どき手書きの資料じゃ味が出過ぎると思いながら、苦手な機械と格闘。(16日3:55)

街の顔

未だ少し寒めの東京。明け方まで何かと起きていて昼から家を出る。フランス語のプチレッスンを受けに新宿のサザンテラスにあるホテルのラウンジへ。友人と再会。元気そうで何よりだ。しかし言葉は難しい。何文字も無い詩句ながらそれを次週レッスンすることを考えるとなかなか大変だ。その足で伊勢丹に立ち寄り初めて新都心線にのって雑司が谷へ。母校の周りを歩いて我が別宅へ。池袋に出てジュンク堂で次はインドの聖典を物色。ひゃ~大変だ。今年の予定を整理してみる。気が付くともう年内は殆ど日本で生活することになりそうだ。(14日12:00)

聖書のことば

何かに目覚めたわけではない。ブログのタイトルは先に付けちゃう時と文を書いた後に総括したような全然関係ないようなお題を添える。その聖書と言うのは次週から始めるジェンキンスのテキストだ。全13曲のうち2曲だけ、詩篇と黙示録から採られている。ウェールズ出身のからが選んだ詩句の大半は英語。この聖書の句を理解するために一つ新しい聖書を取り寄せる。がしかし、この時代の流れの中で英語の聖書の文章もそして当然それを定本とした日本語の訳もニュアンスが違う。さらに幾つかある聖書を刊行する会によって言葉の扱いも様々だ。今回は当面の練習に生かされるべく資料として用いるが、公演に向けて出来ることなら合唱団の皆と良い訳を選び出して行きたい。朝葛西に用事で出て、昼間銀行に行ってみる。最近出費ばかりだ。夜は高い長ネギとひき肉をを買って来て麻婆豆腐。今週に入って禁酒断行。一度薬と当たって痛い思いをしたから大人しく0.00パーセントビールと期間限定仲良し。(14日11:45)

さらにその明くる日

少し寒めの朝。雨も降る。家から歩いて25秒、スキップで15秒足らずで着くお医者に行って見る。お薬手帳なんぞを覘くと年に3~4回お世話になっている計算だ。その多くは海外に行くために薬だけ処方してもらうと言うものだが、いずれにしても長いお付き合いの先生。症状を話し聴診していただき薬を処方してもらう。通院は今週の予定に入っていなかったが致し方ない。本当はフランス語のプチレッスンを受けようと友人との約束をしていたが、前日、彼女も熱を出して休んでいるとの連絡。この気候のお陰で皆調子を崩しているのかな。まぁ今日だけは一日休みなさいとのお触れということにしよう。尊敬する菅野宏昭先生からお電話を頂く。市民合唱団はメーリングリストにいろいろと今回の公演の声などが寄せられている。次は先ずジェンキンス。そして来年の秋は合唱団のみの公演が出来るだろうか。やはり東京で姉妹合唱団が欲しいな。長岡のように核になり良い雰囲気とネットワークを築ける人たちの集団、自然とお互いを尊重し合えるそんな音楽集団が理想だ。小生には時期尚早かな。のんびり構えるか。薬が効いている。ぼ~。(14日11:30)

その明くる日

きっと最近にしては相当飲んだのだろうか。その上、本格的な風邪をひいたようで明け方まで眠れずにこれまでのことを回らせていた。今回は噴火騒ぎもあったり、不可抗力とは言え大事な練習を欠いてしまったことが申し訳なくて。如何に一回の練習が大切かを団員諸兄もそして自身も痛切に感じたかと思う。帰宅するも先ずは薬を飲んで仮眠。それからフランス語の意味調べなんぞをしてみる。要は移動日となった一日。何だか少し寒め。(14日11:15)

長岡市民合唱団とともに

25回目の定期演奏会を迎えた。前日も時間一杯練習をし団員諸兄の演奏会にかける意気込みは相当なものだった。それも暮れまでの月一回の練習のみで年明けからの追い込みは季節柄容易なものではなかったと思う。何段階かR指定の対訳を必要と感じるほど刺激的なオルフ、一方で味わい深く佇む高田三郎の絶妙なバランス。演奏会のプログラム作りや舞台設営、楽屋、ケータリングに打ちあげ、どれをとっても丁寧に、今や何か申し上げることなくとも、力を合わせて作り上げることが出来る。歌だけ歌いに来る人はいない。ソリストも共演者も皆が気持ちよく音楽を出来る環境を作り出せる合唱団に成長した。あれだけ高度なテクニックを要する作品だけに求めればきりが無いが、持てる力を出し切ったのではないか。ソロの古橋さん、鈴木さんも良い時間を創り出した。無論ピアニストとパーカッション・ミュージアムの力は大きい。色んな思いと力が合わさって出来るライブ。こうしてお付き合い出来ること、本番に強め、のバイタリティあふれる団員諸兄との出会いに改めて感謝。次回はちょっと多めにリハしたいなぁ。(14日2:50)

パーカションミュージアム・ワークショップ

朝晩まだ肌寒い上にホテルの空調が機能していない。リリックホールは朝9時から楽器の搬入に、多くの人が携わる。シアターとスタジオでは正午から今年度、小生のプロデュースとして打楽器の指導者と演奏者を対象にしたワークショップを催す。合わせて60名超の受講者を迎え、10名の演奏家達が生きたレッスンを繰り広げる。膨大な種類のある打楽器はなかなか習うことの出来ないものもあるだろうし、特に今回のポイントとした指導的立場で携わる人を対象にしたレッスンは相当意義のある企画になると自負している。3時間という制約の中で成果を上げることが出来たようだ。次につなげていいたい。引き続き我が市民合唱団の前日リハーサル。初めて全員が揃って今回のメインC・オルフのカトゥーリ・カルミナの器楽リハ、ソロ合唱と共に詰めて行く。併せるごとに合唱団のアンサンブルが自然と寄ってきて、場を踏んで来た力が生きてきているのを感じる。がしかし、相当難しい作品にどこまで近づけるだろうか。日本のうたの言葉に色が見えて来た。オケのメンバーと会食。やはり寝冷えしたかな?(13日2:20)

駅なか

少し肌寒く感じる日。行きに新宿に立ち寄りに出る。東京駅のコンコースは色々なお店が次々と出来て面白い。何気に良く利用していたCDショップがいつの間にか無くなり、コーヒーの飲める書店がオープン。本を一冊求めてお弁当と共に新幹線に乗り込む。長岡に一日早く入る。長岡も東西をつなぐ画期的な通路が出来て奇麗になった。お店も以前には無かった面白そうなところも散見。夕方から財団で打ち合わせ。ワークショップをお願いしているパーカッション・ミュージアムの代表堀尾氏と担当の松下氏と当日の流れを確認。二人は大学の先輩後輩、一線で活躍するパーカッショニストが勢揃いする。楽しみだ。市内で結構気に入っている居酒屋「ちいぼう」に行って市民合唱団の打ち合わせ。〆は監物邸でレアな録音を聴く。この週末はなかなか濃い時間が生まれそうだ。(13日2:00)

春の風

今日は一日風の強い日だった。外には出ずに色々なことをやる。最近は専らK.Jenkinsの対訳作りや夏に九州で指揮する演奏会に向けて主催者の機関紙への寄稿とパソコンと仲良しをする。便利なのだがパソコンは何故か肩が凝る。自由に操る術が身に付いていないのかまだ自身のツールとしてはどうも馴染めない。といっても今や無くてはならぬものだし、画面も大きいものに替えて少し楽にはなった。集中し凝り過ぎて、目から溜まってくるのだろう。中世フランス語の歌詞を並べてそこに発音記号を充てる。そのフォント探しも成る程世の中には色んな言語の発音があるものだと興味深い。このブログも大半をパソコンで打っているけれど、携帯に届くように設定していると夜中でもなってしまうことを考えると、大抵夜遅くに打つことが多いので、いつの間にかその日のうちの記録をしそびれてしまう。まぁ日記はボチボチ書くのが一番。(12日0:50)

こどもの日

今日は少し蒸すほどの温かさ。新宿伊勢丹に出てワインを一本ゲット。その足で向かった先は新宿文化センター。学習院大学オケの定期、三石精一師匠の指揮は久々だ。余りにもご無沙汰していた。この秋3年ぶりに学習院からお話を頂いて輔仁会音楽部の演奏会を指揮する。担当の学生さんにも会う。学生さんを指導している錚々たるトレーナーの先生方と久々にお会いし暫し会話。大学に入ってから始めたようなメンバーが多いのだろうけれど、よくまとまっている。ちょっと大人しい感じかな。本番の、的確に事故を回避しながら進め良いところに導く師の棒捌き、体調を崩しておられたとは微塵も感じさせない姿に、不肖の弟子は脱帽。秋の曲目は何になるかな?伊勢丹に再び出て、服を見る。紳士服の品揃えが見事。ショップの仕切りが無いのはフロアの見通しが良い。面白いものが見つかった。(12日0:15) 

連休終盤

穏やかな連休の朝、時間があれば駅前のマッサージに立ち寄って帰るところを、今回のVIPルームをぎりぎりまで満喫しようと、マッサージチェアに腰掛てからチェックアウト。上りの新幹線は全車指定席の臨時があって、他は軒並み混んでいたが座って帰ることが出来た。車窓が楽しい。特に山に緑が映り始めてきたその奥先は雪が残っていたりする。長岡の練習は、良い時間が過ごせたが本番までのリハが小生のベルリン足止めによって一回減ってしまったことが悔やまれる。そんなことを考えつつ最近はガラガラは持たずにリュック一つで移動が出来るところはそれで済ませているので、新小岩に出てバスに乗って帰る。家でサーモンをフライにして特製タルタルソースを作りそれをかけていただく。美味。(12日0:00) 

春の越後路

朝の光が差し込んで目が覚める。満席の1つ早い新幹線に乗り込み長岡へ。車窓の眺めは緑が一気に増えて眩しい。駅でサンドイッチを買い込み古都展で賑わっている県立美術館前にバスで移動。そう言えばリリックホールはバス停がないなぁ。ホールエントランスの芝生でお弁当を広げようと思ったが、残念ながらまだ芝生が緑になっていない。それではとリリックに顔を出し、館長室で館長みたいな顔をしながら昼食を摂る。市民合唱団の練習は2時から9時。休暇返上で大勢の団員さん。危機感と共に?気合が入る。トレーナーをお願いしている山本義人先生が渋滞を掻き分け日帰り車で歌いに来て下さる。団員さんにとっても心強い。夕方まで県内初演となる(であろう)オルフのカトゥーリ・カルミナのリハ。言葉の捌き、リズムとハーモニーの多様性、ア・カペラの難しさ、どれをとっても難易度の高い作品に果敢に挑む。ようやくドラマが見えて来た。休憩を挟んで高田三郎作品。淡々と流れる音楽の中に様々な想いが込められる。ブラームスのようなピアノ伴奏の中にも決して表面に現れない隠れた歌がある。色が見えて来た。もう週末本番かぁ。ホテルに入るといつもと違う部屋。豪華やん。毎回こんなとこだったらええなぁ。思いがけないマッサージ機を見て、空かさずヱビスを求めに走り、ひとっ風呂浴びて座にもたれる。ほっ。(4日13:10)

ゴールデンウィーク

今日も清々しい陽気の休日。高速道路は軒並み渋滞。カムリがもう少し若ければ前乗りで長岡に入るのだがそうも行かない。と言うわけで新小岩駅へ予約しておいた指定券を取りに行く。その足で賑やかなアーケード街を”じゃすとるっきんぐ”して、いくつか園芸用品を揃える。はたまた行き付けのホームセンターの違う店舗に行ってみる。おぅ楽しい。ここも僕を連れてってと言わんばかりに花木や野菜の苗がこちらを向いている。誘惑を振り切り、でもちょっぴり野菜の苗を買い求めて地元のスーパーでまた鶏とワインを求める。ワイン売り場に若い母娘さんが記念の日なのかどれが良いかあれこれ楽しそうに選んでいる。休みの日曜日、家族での買い物客が多い。駐車場の茂みに毎年出没するかえるくんが今年も帰ってきた。いつもより小さいので昨年の2代目かな。かつては手からミミズを食べるほどだったが家の敷地に連れてくるのもどうかな、とそのままに。天敵に捕まらないように生きていって欲しい。穏やかな連休の1日。(4日13:30)

早苗月

穏やかな連休。去年はベルリンで春を満喫していたが、日本の春は陽射しがやわらかい。春はどこもいいものだ。伸びきった髪を切る。顔を剃ってもらうのが気持ちいい。しかし伸びるだけ伸びて増えないのはどうしたことだ。青山の紀伊国屋に立ち寄る。青山学院に数年指揮をしにいっていた頃が懐かしい。しばしば立ち寄った店だが立て替えて多くの店舗の入る見違えるような大きなビルに生まれ変わった。いよいよ5月、街の色が変わったようだ。日本は季節折々の美眺がいい。(2日14:00)

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