ベルリンのオペラ
朝はご飯のことが多いが今朝はパン。何気にバランスを考えているのか最近は野菜とヨーグルトなんかを添えている。同居人Yさんもここで早速生活を始める。後輩のピアニストTさんに再びご足労願ってインターネットの初期設定をしなおす電話をかけてもらう。いやぁ日本でプロバイダと電話しながらパソコンを操作するのも苦手な小生にとってドイツに暮らすTさんの存在は大きい。感謝。2日掛かって復旧。拍手。これでこんなときに限って溜まってしまったメールの返信も出来る。近所の寿司屋で軽く夕食を摂り、コーミッシェ・オーパーへ。今宵の演目はフィガロの結婚。ホモキ氏とこのオーパーのこれまでの演目を見ると何があっても驚かなくなったが、ここでもなんでもありのそれこそ現代版ブッフォとでも言おうか、目が離せない演出だった。その点音楽が生かし切れていない感が否めず、少し残念。18禁かな。相当狭い額縁の中にフィガロを取り巻く環境の全てが押し込まれていて騒々しい印象。女声陣の中にいい歌手がいた。実はベルリンフィルのマタイを聴きにいきたかったのだがチケットも日本で取りそびれ、敢えてフィガロをこちらに来てからインターネットが使えていた時に押さえておいた。4つのSオケ、3つのテアターが犇めくベルリン。Staatoperではトスカを、Deutsche Operではマーラーを使ったバレエと選び放題。皆音楽好きなんだなぁとこの環境を羨む瞬間があった。しかし2.3幕の間に休憩一回、7時半スタート11時10分終演というのも日本では難しいだろう。今宵は発想の多様性を楽しんだ。(11日12:50)
« ベルリンの生活 | Main | ベルリンの街路樹 »
「音楽雑記帳 my diary」カテゴリの記事
- すみだトリフォニーの空間(2024.04.22)
- またひとつ(2024.04.21)
- 時空を超えて(2023.02.01)
- またひとつ。(2022.04.22)
- またひとつ。(2021.04.22)