ベルリンの空
何の憂いもない青空の広がる春の空。朝6時から構えて滞在中に起きた問題解決の一部、ガス水道周りの点検修理のエンジニアを迎える。先ずはガスの湯沸し、シャワーの温度不足と各部屋の暖房が一気に解決。続いて煙突掃除だか、排ガスが正常に送り出されているかの点検。およそ早朝の1時間に2人の技師があれやこれややってくれた。既にインターネットでもニュースを得ていたが相当な勢いでアイスランドの火山噴火の影響が出ている。ベルリンの空港は麻痺、そして実質上の閉鎖へ。今の段階で何かをする術もなく、予定通りの日程をこなす。今日は前から一度は行って見たかった隣町のポツダムへ敢えて小旅行。最寄り駅から30分で行けることを最近知り、エンジニアが帰ったのを見届けて直ぐに支度をする。駅からバスで最初に向かったのはサンスーシ宮殿。その広大な公園の敷地と宮殿内の見事な造りに圧倒される。未だ緑も揃わないこの時期だが陽射しも増えてきて寒さも忘れる。当時の栄華の跡を堪能。続いてポツダム会議の舞台となったツェツィーリエンホフ宮殿へ。広大な敷地にあるその静かな佇まい、世界遺産となっている歴史の舞台を目の当たりにし、複雑な気分。湖と森に面した美しい自然にしっかり心が洗われる。見所は沢山あれど空の状況も心配しつつ、ちょこっと早めにポツダムを後にしREに乗ってジャンメルダンマルクトのチョコ屋へちょこっとだけ例のちょこを求めに来る。帰りのバスでTさんから電話が入り空路の混乱ぶりを聞かせてくれる。夕方買い物をして帰ると在ドイツ日本大使館から緊急メールが届いている。その内容も欧州空路非常事態のもの。夜は牛肉野菜炒め、麻婆豆腐、鶏手羽焼きと3種の肉が揃う。見上げる空は青くその先に何が起こっているのか目に見える曇り懸かりは何もない。(18日21:50)
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