ワーグナーの魅力
月曜日ながら今日も何故か休日。まぁこの時期はまとめて休むらしい。朝も凍えるようなことは無くなり、日の出と共に6時半頃の小鳥のさえずりに目覚める。買い置きしておいた鶏の塊を解体して、大量のから揚げを作る。オペラにから揚げは余り相応しくないが、そんなことはどうでも良くて、インターネットで思い立って当日券を求める。ベルリン国立歌劇場のFesttage、ワーグナーのトリスタンとイゾルデ。ダニエル・バレンボイム指揮、トリスタンはPeter Seiffert、イゾルデは学生のとき”復活”の合唱を歌った際共演したWaltraut Meier、そしてマルケ王は大好きなRene Papeという錚々たる顔ぶれ。演奏者すべてが相当のエネルギーを注いでいることが足掛け5時間ひしひしと伝わってくる。夕方5時に開演し2回それぞれ30分強の休憩を挟み終演は22時15分。音楽優先バレンボイムの独壇場。和声の機能は演者の心理と巧みに相俟って大きなうねりを生み出す。音の数だけでも半端ではないが要所要所を丁寧に決めていく。それにしても数時間歌い続ける歌手達にワーグナーの壮大な世界を見せ付けられる。圧巻。このメンバーで日本でやるならS席10万円は下らないだろう。帰りに指揮者のN氏と会う。ワーグナーの宵を堪能。(6日23:45)
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