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平和な世界

葛西に出て用事を済ませる。帰りにヱビスをゲット。夕方から両親と共に車で千葉の花見川へ。週末亡くなった伯父の通夜へ。音楽の好きな伯父はかつて小生が上野で指揮をした第九にも足を運んでくれた。かつて空尉を務め戦後はソニーの要職と、激動の昭和を生きた人だった。故郷大分から親戚の菩提寺の住職が心に沁みる法要を営む。たまたまこちらも真宗で子供の時に聞いていてかつては半分くらい覚えていたお経があげられる。こんな時にしか従兄弟たちに会えないと言うのも淋しいものだ。安らかに。

長岡で来年3月に日本初演をする曲のテキストの出典を求めて調べる。中には峠三吉の原爆詩集が含まれる。辛辣な内容に涙せずにはいられない。作品も表面的な平和讃歌ではなく、平和とは何か、歴史が残した平和へのプロセスを多角的に考えさせられるものだ。ミサの典礼の形を残しつつ、前述の広島の空を歌ったものや、イスラム教礼拝の呼びかけもあり、演奏に結びつける過程で歌うだけでなく、準備を通じて平和について語り合えるといいと考えている。(18日20:05)

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