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February 2010

親子でききたい~にほんのうた

オータニで朝食。10時半に小屋入り。ピアノを少しさらっていよいよゲネプロ・本番。大勢のお客様にお越しいただいた。4重唱「アンサンブル小瑠璃」の歌。個性を壊さずに各々の持ち味が良く出ているグループだ。はまった時のサウンドは何物にも変えがたいものがある。いやぁとにかく今回は進行の中身を決めていくのに殊のほか時間を割いた。ややもすると歌の邪魔をしかねない進行を買って出たのも冒険ではあったが、橋渡しをしたいと思う一心で。あれもこれも上げていけばきりがない多くの曲たちを楽しんでもらうことを第一に。もっと沢山素敵な作品があるし、まずはこのコンサートから始めて見たいと。リリックホールで小生のプロデュースとしての演奏会は今年で3回目となる。今回は合唱や歌の人たちばかりでなく、初めて運んでくださった方が結構多く見えたと伺う。まさに小生にとってもホールにとっても一番願っていることだ。いろいろな声を聞かせていただき次に活かしたい。合唱団のお仲間からいろいろ楽しい美味しいプレゼントを頂く。いつもありがとうございます!ピアノを久々に人前で弾かせていただいたのも小生にとっては刺激的だった。ぞうさん、楽しかったな。でもまたしばらく封印かな。(11日20:25)

長岡入りリハーサル

この冬は沢山降ったんだなぁと町を見渡し実感。明日の本番のリハーサルのためにリリックホールへ。アルトの青木さんとは5年ぶり位になるだろうか。見附でのチャリティコンサートに駆けつけて下さったのを思い出す。午後から夕方まで打ち合わせを兼ねたリハーサル。いやぁ久々だなぁ人前でピアノ弾くの。ハノンの効果は錆びた蝶番に油をかけたようなものだ。4名のアンサンブル、面白い。自然な響きと語り口調を持つソプラノの藤崎さんはとても良いカラーを生み出す。後半のボリュームが多いので前半の話も相当削り込む。小生のピアノの出番は5曲、あわせて10分にも満たないが、今回のプロではひとつの鍵ともなる。詩と作曲家との出合い、子供のためのうたは膨らませていくきっかけとなれば面白い。楽しいコンサートになることを祈って。ホテルのそばでラーメン。ホテルに帰ってから流れを追って台本を全面的に打ち直す。(8日8:50)

コンサートのご案内

2月も明日1日を残すところとなりました。一雨ごとに寒さが和らいで本当の春の到来が待ち遠しいこの頃です。みなさまお元気でいらっしゃいますか?

明日28日日曜日、長岡リリックホールで~親子でききたい にほんのうた~というコンサートをいたします。

日本には私たちの歴史と共に育まれ歌い継がれてきた「うた」が沢山あります。子供の頃に学校で教わった音楽の教科書の中身も、今ではすっかり様変わりをして何だか淋しい気がします。歌は時代を反映するものかも知れませんが、私たち日本人の感性に、そして心の琴線に触れる音楽を・・・、四季折々の日本の風景を歌ったもの、その土地の自然や人々の生活の中から生まれてきたもの、子供の目線で健やかな成長を願い歌われてきた童謡や唱歌・・・これからも大切にしたいそんな歌を集めてみました。 昨年秋の財団主催の公演で多くのアンケートをお寄せ頂いた作品も交えて、国内外で活躍する声楽家の皆さんの、心を込めて歌う「うた」をお楽しみいただきたいと思います。春の待ち遠しい日曜の昼下がり、ホットな日本のうたをご家族やお孫さんとご一緒に味わってみませんか?

東京芸大を卒業した4名の声楽カルテット「アンサンブル コルリ」を迎えて、親から子へ、子から孫へ伝えたいというコンセプトで、今後につなげていける企画のきっかけとなればと思います。どうぞお出かけ下さい。

2月28日(日)開演14:00 長岡リリックホール コンサートホール 1000円

船橋洋介

フィギュアスケート

雨の東京。一日家で童謡と格闘。ピアノも少しは弾いたけれど、演奏会の司会原稿を考える時間に費やす。今回、日本の歌ばかりを集めた企画、構想は1年以上前からあったのだが、形になり始めてから自身あれこれ調べてみる。趣意は昔を懐かしむところに留まっても居たくないし、愛唱歌の創作過程を顧みればその時代が生んだものだということが見えてくる。財団に発注を依頼した解説も、自身の持つ文献と変わりなくそのまま活かせる代物ではないし裏付け欲しい。といいつつ人前で喋るのは苦手だが、喋るとなれば自分の言葉になるまでの葛藤が続く。大して喋る時間も内容も含められないのは分かっていながら。浅田真央選手の直向さに感動。どの選手も選曲した音楽を表現とどのように結び付けているのか疑問や興味が沸く。何を表現するのか明確なものを時間に収めていくためには、選曲も重要だしアレンジや演奏のクオリティも求められよう。美しいスポーツだ。(8日8:30)

大学病院

春らしい陽射し。もう何時ごろからのことだか良く分からなくなって来ている、肩の不調。この愚日記には、そんなに自身や家族に不調があってもそれを書くのもどうかと思うし、でも日記なのだから記しておけば、おぅそうか、この日から肩が痛いのか、なんてお医者に説明ができる記録も時に便利だっただろうかとか、実効性のないことをもやもや考えてみる。所属会社の紹介を受けて順天堂へ。スポーツ医学、整形の先生を訪ねる。大学へ来るまで通っていた頃はいつもお茶の水のそこを横目に走っていた。いつだったか本館も綺麗になって、高層高級マンションのようだ。院内のシステムも良い。初診で予約もあったからスムーズだったのだろうが、早速画像をとって良く診ていただいた。結論から言えば、四十肩。漢字ばかり並んだ病名を聞いたが、ちょっとしたショックとともにその3文字熟語だけがインプットされる。痛みは半年前くらいからとかいい加減なことを答えてしまったのだが、2年前のぎっくり腰に始まり、ヒースローで右手首に激痛が走ったり、以来バランスが崩れていた。元を辿れば当時数ヶ月休みなく走っていたのを思い出す。仲良く自分の身体と付き合うしかないな。こんな体操をしなさい、というプリントを貰うが、五十肩と書いてあり、四に書き改める。あはは。たんと薬を処方される。食堂で昼食、池袋に立ち寄り再び家へ戻って、原稿のまとめに入る。(8日8:15)

豆乳

昨夜、遅くに帰ると居間に置いてあった新聞の記事。都心で昔ながらの製法を守る豆腐屋さんの話。元来豆腐は好きなので読んでいくと、無性にそこの豆腐が食べたくなった。午前中の予定が変更になったのを機と捉えそのお店に行って見ちゃう。今日は電車。その前に、秋葉原の家電量販店でCDを漁って、そこから歩くことおよそ10分。意外と近いもので車でいつも自宅から池袋に抜ける経路のすぐ裏手、淡路町界隈にある。きっと昔は問屋や商店が軒を連ねたであろう面影を残しつつも神田も雑居ビルが立ち並ぶ。細長い建物の豆腐屋さんは良く吠えるわんこがお出迎え。ご主人と記事の話をしながら早速お目当てのざる豆腐を、がしかし反響が大きくて売り切れ。豆乳を小さな容器に入れてもらい、さらに小さい頃良く見た大きな水槽の中から取り出した木綿豆腐を一丁、大きな包丁で切り分け、これも変わらないふにゃふにゃのプラスチック容器に、更にがんもどきを5ヶ。それを求めて早速家に戻る。というより戻らざるを得ない買い物。いやぁ豆乳の濃厚な甘み、豆腐の繊細さ申し分ない。にんまり。(3日12:30)

カーリング

いや面白い、カーリング。1試合の時間が長いのが玉にきずだけれどつい見てしまう。今日の試合は残念だった。葛西で用事を済ませ、床屋で散髪。ジャパン・アーツへ出向き打ち合わせ。先週から週末の公演の進行台本を考えている。これがなかなか厄介だ。資料を読み漁りながらステージのイメージを作っていく。夜、車を走らせながら資生堂名誉会長・福原義春さんの対談を聞く。本が人生に与えるものについていい話をしておられた。もう少し本を読む時間を作るかな。(3日12:10)

2並び

カーリング女子が面白い。一見地味ぃな競技だと思っていたが一試合見て、その高度なテクニックを要し頭脳戦であることが分かりはまっている。池袋に出て、今日もハノン。2の指で弾こうとしたら4が出てきたというようなことは減ってきたが、相当なリハビリが必要だ。1~20番を10分で通すと少し動きが楽になる。新宿3丁目の鍼・マッサージに再び。今日は然程時間もかからずさらっと解してくれるとお思いきや、別階で足の足首を固定し真っ逆さまに吊るし上げられたり、大先生が時間をかけて診て下さる。結局、前回同様2時間半強といった具合だ。必ず楽になる。でも長いこと痛みをこらえようと動かさないようにしていたことが、裏目に出たのかな。時間をかけて改善していこう。平成22年2月22日、そう言えばかつてこのサイトの来場カウンターもキリ番をゲットした方にプレゼントをしていたが、気が付くと良く続いたものだ。また復活させようかなぁ。(3日12:00)

指のリハビリ

先日ハノンを新しく買ってきた。以前使っていた楽譜はあるのだが、30年以上前の代物。勿論今でも使えるが、指の錆?を落とすべく気分一新、新調。1番から順に弾いてみる。が予定通りやっぱり面白くない。だからこそ如何に音楽的に弾いてやろうか、なんて試みるもそれ以前の問題やろ、という状況下で格闘。お願いだから言うこと聞いてと、10本の我が指に働きかける。昨年の夏頃から構想を抱いていた、長岡リリックホールでの小生のプロデュースコンサート、短い歌の伴奏を5曲ほどする、自らの首を絞める企画を打って出た。最後に人前でピアノを弾いたのは5~6年ほど前の歌の師匠の発表会。受験生担当でブレスや音楽を支えながら弾くのはかつては得意としていたが、自由に音色を求めたり、自在に指が回らなくなってきたのは悲しいけれど、普段から時間を費やしていないのだから致し方ない。今回は、それでも敢えて共演する4名とコラボレートをしてみたかった。いや、今回のためと言うことよりも、これをきっかけにピアノに触れる時間を増やしたいと思ったからに他ならない。(2日1:15)

アルペンシンフォニー

早起きをして家のことをして再び仮眠。そう、昨日思い出して大フィルさんの東京公演を訪ねる。サントリーホール。大植英次さんの指揮は初めて拝見する。ベルリンに滞在中、彼のハノーファーでの最後の公演に行こうと思って手を尽くしたが、チケットも早くに完売、行ってみて見れなかったら寂しすぎるので断念した記憶が。もっと早くに知り合って訪ねておけば良かったと思ったことを思い出す。熱演。無駄なことをせず、メンバーの主体性を求めつつとてもよいバランスで進められた。楽屋でご挨拶。明るい人やん。オーケストラの面々と立ち話。いい演奏会だった。西武に出て本を求める。ナンで食べるインドカレーを久々に頂く。(2日1:00)

雨水

家のことをした一日。 確実に春に向かっているのは分かるがまだ、寒い。マネジャーと電話。長岡財団とも電話。一つ一つの公演を作る準備のプロセスを味わう。今夜はすき焼き!野菜たっぷり。ねぎやしらたき、3種のきのこ。あっ、勿論牛肉も。そう言えば関西はしらたきじゃなくてマロニーちゃんだそうな。宮崎作品ナウシカを横目に料理。オーケストラで挿入曲を幾度も演奏しながら、原作を見ていないのはちょっと、と思ってみた。現実的には映画全編を見ておくようなことは難しいが、映画やポピュラー音楽のアレンジものは極力、基の雰囲気を掴むことが出来るよう資料集めは欠かさない。宮崎作品、ちょっと戦争ものは刺激が多くて、と思いつつ、どれも夢があっていい。(2日0:50)

求む、明るい話題。

確定申告の季節だ。親父が苦労して小生の書類作りをしてくれている。大学を辞めてから給与所得もなくなり、それだけでも何かと厄介だ。好きな俳優だった藤田まことさん他界のニュース。当てもなくチャンネルを回して氏の顔を見ると、そのまま見てみようかなと言う気にさせられる存在だった。今夜は天ぷらを揚げた。カキと、にんじんとたまねぎ。野菜の天ぷらは好きらしい。油少なめに。姉と久々に電話で話す。来週末教ええているバレエスタジオの発表会があるようだ。残念ながら行って見ることが出来ないが、成功を陰ながら祈っている。国母選手の服装問題、もっと自然に必要に応じてドレス・コードについてアドヴァイスを与えて上げられる存在は関係者にいなかったのかなぁ。あえて多くは記さないが、以前にも増して多くなっているように感じることは、人を何でもかんでも揚げ足をとって否定する風潮や、それをニュースの出汁にするのもよろしくない。国会然り。もっと人を褒めたり人の気が付かない素晴らしい働きをニュースにして欲しい。しばらくそんなニュースを敢えて増やしたらちょっと世の中変わるんじゃないかな。(2日0:30)

フィギュアスケート

寒い一日、近所の薬屋さんやスーパーに買い物に出る。消化の良さそうな食材を探してみる。日本男子のフィギュアスケートもなかなか見応えがある。音楽と一つ一つの動きが何を意図しているのか、音楽をどう捉えているのか、それぞれの国の選手のアプローチに興味を持って見ている。オリンピックで特に芸術的な要素のあるスポーツ、身体的な能力だけでなくて表現力は相当内面的なものを求められるだけに、如何に多くの人を魅了できるよう深化させていくのか興味深い。ジャパン・アーツから新しい国内でのお仕事の話が届く。うまくバランスをとって海外での活動の場を広げるきっかけを生み出して行きたい。(2日0:15)

日本人の活躍

日本いるときはやっぱりヱビスらしい。缶のやつを箱で求める。葛西の周辺で用事を済ませる。広島の演奏会の反響が届く。3月にあと6回の公演が広島市内の区民文化サンターで行われる。出会いが楽しみだ。オリンピック、日本の男子スピードスケートが活躍、メダルも嬉しいが、この時のために高みを求めて蓄積した力を発揮せんとするアスリートたちの、その努力とか精神的重圧とか、分野は違えど共通するものがあるような気がして注目してみている。 生命科学者、上田泰巳さんのNHKの特集番組に共感をして見る。時間のように見えないもの、形のないものに形を与える、ことがプロの仕事と。まさに音楽の世界も同様だ。(1日23:58)

オリンピックの冬

2月も早いもので中盤。ベルリンでの厳寒を体験しているからなのか、今年の東京の冬が寒いのか温かいのか余りよくわからない。早速昨日一昨日の広島での公演の反響を頂く。嬉しいものだ。今日は一日家で過ごす。実は今日からしばらくベルリンに行くことを企んでいたのだが、タイミングが合わず断念。次回はいったい何時頃行けるだろうか。ヴァンクーバーオリンピックも盛り上がる。日本と半日以上の時差があるのはヨーロッパ以上に合わせ難い。明け方の放送は見られないなぁ。その瞬間に懸けて4年間の準備をしてきたアスリート達の闘いは実に見応えがある。近所で買い物。スーパーは楽しいなぁ。(22日5:50)

マイタウン広響 広島市安芸区の巻

今朝もホテルで朝食を摂りチェックアウト。車でおよそ20分の会場安芸区民文化センターへ。今日のコンサートではソプラノの佐々川広子さんの歌もプログラミング。ゲネプロでは歌の合わせとサウンドチェック。今日の司会はNHK広島の山迫未紀子さん、流れのある進行。小さいながらホールの響きが深く、オーケストラも良く鳴っている。指揮者コーナーも沢山の子供たちの手が挙がる。今日も2名が楽しいひとときを生み出す。佐々川さんのジャンニスキッキとルサルカ、温かみのあるよいソプラノ。アンコールでは一際盛り上がりを見せる。サインコーナーも大勢のお客様。予定していたリムジンバスには間に合わないことが分かり急遽近くのJR海田駅へ。そこから白市へ出て路線バスで広島空港へ。チェックインするも席がない。何?ちょっとひやひやするもアップグレードで帰京。お土産もみじ饅頭しかゲット出来ず。また来月、良い演奏会で良い出会いがありますように。(21日14:25) 

マイタウン広響 広島市東区の巻

広島のANAホテルではいつも和食の朝食を頂く。なかなか美味しいのだ。支度をしてここから車でおよそ10分。今回の公演初日は広島市東区民文化センター。大事なゲネプロをご一緒しいよいよ本番。特に今回は20年前プログラムの再現や、全8公演の司会のアナウンサーが毎回変わるところにも面白味がある。今日は朝日系列広島ホームテレビの山田幸美さん、とても直向でお客さんの目線に立った進行はとても好印象。指揮者コーナーは女の子2名。本番にする指揮棒にサインを入れる。オケの皆さんも生き生きとした演奏で応えて下さる。本番後にサイン会があることを知ってタオルを持ってロビーへ。2年前よりも大勢の親子が待っていて下さる。指揮者になりたいという子供さんが男女2名!嬉しいなぁ。出来るだけ来て下さったお客様と触れ合えるようにと願っている。こどもたちにはこのこのコンサートで音楽が好きになるひとつのきっかけになったら願う。会場を後にし夕食を摂りに散々歩いてバスセンターのビュッフェレストランに辿り着く。お腹一杯になって、健康のために歩いてホテルへ。ゆっくりバスに浸り明日に備えて就寝。(21日1:20)

久々の広島

朝から雪の心配をしながら久々の広島に向かう。広島の空港から50分、バスセンターから車に乗り継いで広響さんの練習場のあるアステールプラザへ。午後からリハーサル。大好きなオーケストラと歌の合わせなどもして終了。明日から始まる広島市内巡回コンサート「マイタウン広響」は今年20年目を迎える定番のコンサート、一昨年と更に2年前だったかお声掛け頂き今回は全8公演全てを仰せつかった。楽しみなコンサートだ。いつもの定宿ANAホテルに戻ってから、平和祈念公園へ再来の挨拶をしに行く。いつも自然と足が向かう。気が付くともう夜、いつものお好み焼き屋さんに。帰りに郵便局に立ち寄り、勤めていた母校の謝恩会に欠席する挨拶を送る。東京よりは少し温かいかな?(20日12:10)

建国記念日

祝日の今日は午前中ゆっくりと過ごす。旅公演の支度をして衣装を託送。今月に入って東京も雪がちらほら、その予報も気になる。池袋に出てピアノを弾く。自分の手ではない程に弾けない、まぁ弾いていないのだから無理もないか。普段楽譜を読み進めていると面白いことに、いざそれをピアノで音を出してみようとすると、自然と5本指に収まるように既にリダクトしている。スコアを読みながらどこかでピアノで弾く譜面に置き換えているのだろうか。逆にそれが不可能なものは一度音にして弾いてみたくなる。明日から始まる広響さんのアレンジものの譜面をチェック。無駄のない、良くオーケストラを解っているアレンジャーの作品。きっと頭で鳴っているものと近い響きがするだろう。2年ぶりの再会、楽しみだ。建国記念日かぁ、日本にいると余りそれを意識しないのは問題かな。ベルリンもロンドンも国の記念日は皆が大事にする。(20日11:45)

マッサージの妙

昼から池袋へ。うちの練習室を使って長岡市民合唱団の指導スタッフ会議。手狭な6畳は野郎が入ると少々むさ苦しい。山本さんと草川さん、3時間掛けてディクションや諸々の打ち合わせが出来た。その足で先月から通い始めた池袋のマッサージへ。著名なピアニストやヴァイオリニスト御用達とあって事情は良く分かってやって下さる。この日はプロのスポーツ選手が入れ替わり立ち代り訪れる。若い修行中の生徒さんが入念にマッサージをしてくれ、たまたま手伝いに来ていた大先生の後輩が診てくれる。小澤征爾さんのマッサージもした方のようで話が早い。気が付くと相当量の鍼とお灸マッサージと2時間半に及んでいた。徹底して始めたら治してやるという意気込みが伝わってくる。プロの仕事だ。お陰で右の自分の手でその肩に触れられなかったのが嘘のように動き出す。体質改善もしなければ。(2月14日)

シュークリーム

いつものバイキング。朝刊を手に帰り支度。ふと駅前大手通の洋菓子屋の記事。前から知ってはいたがこの時期シュークリームがサンキューにちなんで39円。ようし間に合えばとその前にいつものマッサージへ。帰りの指定を取り出発までおよそ30分、先ず行ってみようと言う事でリュックを背負いながら、あれ?今すれ違ったのはパパ○○鈴木さん?片手にケーキの箱。急げ~!お~並んでる「美松」さん。どの位でお店に入れるか分からないが、、待つことよそ15分。手際良く準備されていて思わず誰が食べるのか分からないが3箱。1箱10個入りだ。出来立てをそのまま新幹線へ。池袋に出て河合楽器にお裾分け。喜ばれた。普段の7割の大きさというが充分大きい。その上飾らない甘さのカスタードで懐かしい感じを覚える。ちゃんと儲けがあるのか分からないが、このご時勢に嬉しい創業50周年記念のお店だ。(11日23:55)

長岡の冬

家を出るとなんとなくムズムズ感。まさか花粉?いつもそんなに雪の無いトンネルを越す前の上毛高原辺りから雪景色。湯沢はすっかりスキー日和だ。久々の長岡。先ず財団へ。今年初の職員との会合。財団にとってこれから来年度大切な時期を迎える。職員の思いや取り組みを聞く。東京から所属マネージメントのマネジャーと地域の担当者が挨拶に見える。2月末の事業の打ち合わせ、そうそうそこでピアノ弾くんでした。一大事だ。

我が長岡市民合唱団の定例練習。懐かし嬉しい。I60名くらいだろうか、細やかな音楽作りが出来る環境だ。この5月に予定されている定期演奏会のリハーサル初回、高田三郎先生の作品とカール・オルフの作品。正反対の性格の作品を取り上げることになった。何れも人間の内面を、そしてありのままの姿を音楽で具現しようと試みる。大冒険ながらとても意義あるコンサートになるだろう。時間が足りな~い。次回楽しみに伺おう。雪国の毎日の生活を思うとき、気の利いた言葉なんて思いつくものではない。何事も無く穏やかに春を迎えられるように、それだけを願う。

夕食は打ち合わせ。久々の面々からチョコレートを頂く。ホテルも久々に宿泊。雨の長岡。(11日23:40)

新東京タワー

風の強い日曜日。愛車かむりに乗って池袋へ。道中業平橋辺りだったか、大きなタワーが以前よりも大きくなってきているのに気が付く。芝公園の東京タワーは中々夜の存在も綺麗だし、シンボルとして大事な役割も担っていたが、この間周りにでかいビルが立ち並び、エッフェル塔やベルリンだったらアレキサンダープラッツのタワーのように市内全体が見渡せるという本来の展望台の機能はほとんど無い。その点新らしいタワーの周辺は最近良く帰り道に利用するのだが、下町感の残る大きなビルやマンションも多くなく、相当存在感を示すものになるだろう。

池袋でピアノに触る。東京音大の高校の入試がそろそろ始まるということなので、久々に調律をしてもらった。どの位の受験生が部屋を使いに来るか分からないが良い状態にしておこう。明日は久々の長岡だ。普段余り雪の無い新潟市でも麻痺するほどの今年の冬、どんな様子だろうか。(11日23:20)

冬の一日

池袋の部屋に立ち寄る。たまに行ってみないとポストがすぐに溢れてしまう。愛車カムリも12年経って、塗装もすっかり剥げ気味。18万キロ台ながら元気に走る。お年玉年賀はがきで当たったナビは機嫌が良いと作動する。彼の知らない新しい道を走ると頭脳が停止する。まだ当分乗るつもりだ。何れプリウス系のハイブリッドを考えていたのだが、暫く様子を見よう。

次週の本番の楽譜が届く。来月の本番のものと共に学習用の譜面作り。西武に出て本屋を覘く。これでばっちりホニャララ習得とか、ノウハウ本やお悩み解決本が以前にも増して目立つ気がするのは気のせいかなぁ。時代を反映しているのかな。デパチカを見て通る。閉店間際は活気がある。年がら年中活気があるようじゃなきゃ困るなぁ。

部屋のポトスが元気に育っている。寒いが、毎日陽の当たる窓辺に置いておく。老後は大きな家庭菜園の出来る庭付き一戸建て、夢だなぁ。(11日11:55)

ぽにょ

東京は相変わらず穏やかな陽気。ベルリンは再度の寒波から漸く抜けたようだ。我がアパートに住むY氏も元気な様子、シャワーが温まらないとの話。寒過ぎのせいか、故障か、はっきりしないといけない。雪も相当降ったようだが家も無事なのだろう。メールの登録をしているベルリンやロンドンの情報が度々入る。時々、うわ~今から飛んで行っちゃおうかな、と思うような公演があったりして、行けもしないのにフライトスケジュールを開いたりしている自分がいる。ジャパンアーツなどとメールと電話で諸々打ち合わせ。新しいお話も頂く。映画の音楽は時として大ブームを巻き起こすが「ポニョ」もそのひとつだった。地上波登場、最後のシーンだけ見る。はぁ、こんな子だったのか。宮崎作品は夢があっていい。(11日11:30)

和歌山の風

良い天気。南国チックな大木が植えられているのは気候も夏の頃はそんな感じなのだろうか。海の風が心地よい。海を行き交う船や穏やかな波は見ていて飽きない。今頃日本海はまるで違う形相を呈しているのだろうな。

和歌山はなかなか広い。時間が許せば更に南下して本州最南端の地や熊野古道の滝や山道を歩くというコースも思い描いていた。いや今回の冬の時期は見送って正解だったかな。

レンタカーを最大限使って童謡の流れる公園や海沿いを楽しむ。ナビにも載っていない高速のお陰で時間も短縮。和歌山に着いて、リムジンバスで関空に出る。蓬莱を発見、いつものお土産をゲット。今回はJALを利用。こちらもマイルが貯まってきたが、使えなくなったりしないかな。思いつきプチ旅行、リフレッシュできた。次回は完全防備で世界遺産の山を歩こうかな。(11日11:15) 

海の色

本番を終えた明くる日とは思えない程の目覚め。朝5時半に起きて、6時からのお勤めに参加をする。目はすっかり覚めていたのだが不思議と美声のお経と打楽器群の調べに心洗われる気分。思い切って来て見て良かった。チェックアウトをして奥ノ院や金剛峯寺をお参りする。粉雪の舞う山寺を歩き、悠久の自然と共にある文化都市を目の当たりにし感動。そのまま海岸線を南下し、何処まで行くんや。行き着いたのは周参見という町。有名な白浜温泉は気が付くと通り越していた。夕日が美しい山の上にある宿に一泊。道中、小さな港町に入ると海の色の余りの美しさに、運転していることを忘れそうになる。鮮やかな緑。沈む夕日を見ながら、色んなことを考える。夕食ではクエという魚の薄作り。厚い奴を食べたかったかな。メールや電話で諸々企画を進める。そう言えば今日は節分。宿で恵方巻きも登場。日没を頼りに方角を決める。板前さん、ちょっと太くて長すぎやでぇ。久々の温泉に生き返った。やはりちゃんと休む日を作ることは大事だな。生活にメリハリが付く。(11日1:55)

初めての和歌山

駅の真上にあるスイスホテルから南海特急に乗って和歌山へ。団員さんとタクシーで会場の和歌山県民会館へ。近畿大学付属和歌山中学・高校の音楽鑑賞会だ。2千名収容のホールは空席が見当たらない程。スラブ舞曲に始まったコンサート、ちょこっと喋りながら進めてくださいとのことでカラカラの口を舐めながらごあいさつ。生徒さん達、大人しめながらとてもいい顔で挨拶を返してくれる。佐久間さんの見事なソロ。ドヴォルザークの8番がメイン。いいサウンドを皆さんが生み出して下さる。アンコールはラデツキーで手拍子も、生徒さんは乗ってくれた。

そのまま関空から帰ろうかとも思っていたのだが、折角来た和歌山を味わってからと思ったら、レンタカーを借りて動き出していた。行く先は山道の凍結も危ぶまれる高野山へ。またひとつ世界遺産の地を訪れることが出来た。到着時刻を見込んで遅い時間でもチェックインの出来そうな宿坊に予約。すっかり真っ暗になったお寺ながら気持ちよく出迎えて頂く。写経体験をしながら居眠り。お風呂もグー、精進料理もグーやねん。体重が4キロ減っていたのには少々驚いたが、相当寒い寺内も快適に過ごせた。(11日1:05)

久々の大阪

羽田に出てANAで伊丹へ。バスと地下鉄を乗り継いで大阪フィルさんの練習所へ。何も心配していなかったのだが、久々だったので何処の駅だったか一瞬迷う。エスカレーターの立ち止まる右側はベルリンと同じで自然体。2日に和歌山である公演のリハーサル。1年半近くぶりだったが、メンバーも新しい顔がちらほら。ソロにセカンド主席の佐久間さん、明るい綺麗な色を持つヴァイオリン。シンフォニーなど、いつもと同じようにやりたいこと、やるべきことの取捨選択に葛藤しながらリハ。やっぱりいいオケだな。改めて実感。大荷物を持って宿泊先南海なんばへ。雨の良く降る大阪やねん。取って付けたような大阪弁やねん。スイスホテルは2度目かな。部屋から望む大阪の夜景がきれいやねん。夕食処を探しにホテルを出ると目の前に蓬莱。しっかり満腹。関西に来ると胃袋の構えが変わるようだ。マッサージを探しに出るが、ピンと来なくてゆっくり風呂に入り休むことを選択。(11日0:15)

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