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時空を超えて

いろいろな夢を見て起床。長い一日の始まり。10月頃からマネジャーのスケジュール表と睨めっこしながら今日に決めた。成田へは地下鉄と京成を乗り継いで1時間強。今回は10年ぶりにエアフランス、昼の便を選んだ。かつて機内放送の音楽がフランスっぽくてお洒落だった記憶があるが、全てにおいて素っ気なかった。飛び立って早くに一度日没を感じたが、ロシアの上空で再び明るくなってヨーロッパに近づくと再び日没。昼夜を追っかけているようだ。シャルル・ド・ゴールは以前より暗いイメージ。良く歩かされた。次の便は2時間足らずなのに一応国際線とあって、食事も出る。16時間のうちに3度の食事、機内食三昧。流石にチーズやお菓子は他と比べて少し美味しかったかな。70日ぶりのテーゲル、雨の出迎え。然程寒くはない。タクシーに乗り込みベルリンの我が家へ。街並みもフラットも極めて自然に出迎えてくれた。もはや構えて特別な所へ出かける感覚ではなくて、それもその筈、3月から出入りしているのだから。「ただいま~」とか言いながら鍵を開ける。自室は思った以上に綺麗に片付けてあった。なんだかほっとした。時は既に夜の9時半、すぐに隣のスーパーへ行ってあくる朝の朝食の牛乳や卵を求める。シャワーを浴びて温かいものを飲む。インターネットを接続し楽譜たちをスーツケースから開放する。暫し日本を離れ再びヨーロッパの空気を吸い込もう。(17日0:30)

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