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寒いベルリン クリスマスシーズン

朝の冷え込みは一段と厳しい。Schloss Strasseの人気アイス屋さんはクリスマス用のお菓子屋に化けていた。ケーキ屋やパン屋もクリスマスのお菓子やクッキーが所狭しと並んでいる。街中には部屋に飾るツリーも大々的に売っている。もみの木など大きさや木の種類で分けられ広がった枝をネットで絞って積んである。イブに飾り付けを行って新年の6日まで続くようだ。飾りも色鮮やかな星や玉、蝋燭がきれいだ。道行く市民は皆この季節を楽しんでいる。

歩いて10分強、大学の後輩S君のお宅へお邪魔する。日本のお菓子やつまみを持参。美味しい手料理をご馳走になり昔話に花が咲く。研究生の頃初めてフルオケを振った芸術祭の写真などを見てエピソードに盛り上がる。まだ日が変わらぬうちに帰ったが外は息が白い。名物焼きソーセージ屋も疎ら。

行きのフライトで小澤征爾さんが記事になっていた。日本の芸術文化政策のそもそもの方針を問うもので確かに音楽に理解のない人材が必要のないところにいるのも問題だし、音楽活動事業に対する助成の削減や廃止を決めている事業仕分けも何処まで何をわかって進めているのか疑問が残る。ベルリンの音楽事情も財政的に厳しいと聞くが、根本的に支えていくべき大切なものと認識がある。日本の音楽界にとって前向きな新年を迎えたい。(18日10:30)

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