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雨のパリ

ゆったりと起床。時折青空も覗くが厚い雲と雨が優勢。歩いて3分のところにあるマドレーヌ寺院という美味しそうな名前の厳かな神殿のようなところへ訪れる。ナポレオンが建てさせたという寺院だ。ドームの壁画が美しい。デパートで少しだけ買い物をして再び世界遺産・ノートルダム寺院へ夕方のクリスマスのミサに参列をする。一度体験してみたかったのだが、今回叶った。Jacquin司教のお説教、言葉は正直さっぱり分からずだったが、ミサの進行は馴染みのあるものだ。祭壇から後方の参列者まで語りかけるように歩いて説く有難いものだった。オルガンも聖歌隊もレベルが高い。フランスならではの和声感覚のモダンなオルガン演奏に加え、フォーレやメンデルスゾーンも聖歌隊によって響き渡った。市内で食事、25日になるのを見計らって再びマドレーヌに立ち寄る。オルガニストの独壇場。平安があなたと共に、とでも訳したらよいか、参集した周りの人たちと握手でクリスマスを祝う。雨の中、何か満たされてホテルへ。小さなホテルならではか、毎朝のビュッフェでカフェ・オ・レを運んでくれる黒人の女性が、シャンパンを一杯どうぞと小生を呼び止め振舞ってくれた。スタッフ達に混ざって。パリでのクリスマス、思いがけずいい時間を過ごした。小さい頃からあのオルガンを聴き自然といくつもの讃美歌を口ずさめるようになる、キリスト教が音楽と共にあってその中で発展して来たことを改めて感じる。大いなるものに感謝をもって。(25日2:15)

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