酷寒のベルリン メサイア
明け方何故か寒いと感じていたが、ガスが止まっていた。2重の窓も余り意味を成さない。ほぼ一日中マイナス7度前後、体感気温はマイナス14度のベルリン。良くもまぁ、こんな時期を選んで来たものだ。クリスマスカードを求め、銀行に寄って、コンツェルトハウスのあるベルリンで一番美しいといわれるジャンメルダン広場に行って、前回食べた揚げパンとホットワインを頂く。近くのヨーロッパ一の規模を誇るチョコレート専門店ファスベンダー&ラウシュでお土産を少しゲットし、アンペルマンショップでウィンドウショッピング。チョコレート屋の階上は歯医者。江戸川のうちの近所と一緒やん。
RIAS室内合唱団のメサイアを聴いた。古楽アンサンブルも、最近殊に昔はこうやっていたに違いないというアプローチでもなく聴きやすいものだった。東洋英和OBの皆さんと女声3部合唱のメサイアをご一緒したことがあったが、正しくヘンデルの珠玉作品。一つ一つのナンバーが味わい深いものだ。トランペットのソロが見事。チェンバロ・オルガンに日本人が活躍。余計なビブラートの掛からない、かつ深い色を持った美しい合唱だった。またメサイアは指揮したい作品のひとつだ。8時開演、11時終演。外はうっすらと雪景色。明かりの落ちたマルクトも美しい。地下鉄に乗り継ぎ30分で家に戻る。日本に居る時はどうしてもサイクルが自身の音楽会を中心に生活があって、コンサートを聴きに時間を割くことがなかなか難しい。ここでは敢えてコンサートを選んで運び、身体と心に音楽を注入しているようだ。しかし寒いなぁ。(19日1:20)
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