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再びゲルギエフの宵

日中はずっと家にいたが、ジャパンアーツに連絡を取り、サントリーホールへ。来日中のマリンスキー管=ゲルギエフのツアー公演に再び。オール・ストラヴィンスキープロ。前半は「カルタ遊び」に「ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ」というプロ。ピアノのアレクサンドル・トラーゼはなかなか面白い。打鍵が強力で、アンコールのソロではチューニングがめちゃくちゃになっていた。それを見越した選曲が必要かも。今宵のメインは「春の祭典」すっ飛ばして終わっちゃうのではという予想に反してディテールがくっきり浮かび上がる演奏。そういえばそのメロディも聴きたかったというようなところも明瞭。終盤は寧ろ遅いと思うほどに執拗なリズムを塗りたくる。面白い演奏会。アンコールはロシアのクロスオーバー的な作品。スタミナのあるオケとマエストロならではの選曲。マエストロに今日は挨拶をせずに失礼する。かつての指揮の生徒さんA君たちと新橋に出て一杯。地道に活動をしている話に安堵。第九デビューも控えていることだし、影ながら応援したい。(12日10:45)

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