« 寒いベルリン クリスマスシーズン | Main | 厳寒のベルリン セビリアの理髪師 »

冷え込むベルリン パーヴォ・ヤルヴィ氏との再会

ゆっくり目を覚ます。鶏の骨付き肉を野菜と煮込んで朝ごはんに頂く。最近そんな料理ばかりだ。でも寒い朝には身体にやさしい。殆ど家に居て夕方は屋台風炒めそばを作る。ポイントはオイスターソース。

のんびりバスに乗ってフィルハーモニーへ。今宵はパーヴォ・ヤルヴィ=ドイツカンマーフィル・ブレーメンの演奏会。カンマーザールだったので大ホールをそのままミニチュアにしたよな室内楽やカンマーオーケストラにはうってつけの空間。シューマン特集、マンフレッドに始まり出色はラドー・ルプーのピアノ。彼の独自の世界に聴衆もオーケストラも引き込む力は圧倒的な存在感。前回はRSOで聴いたがより指揮者やオケのソロとの対話の妙味が味わい深い。アンコールのトロイメライなんか、素っ気無いくらいに自身と対話している。聴かせてやろうなんていう細工は一切ない。余計なものを排除した像が浮かび上がる。後半はライン。これも思い出深い曲だ。ヤルヴィの刺激的とも取れる作品の描き方は、3年前の来日の時、合唱指揮でお付き合いしたベートーヴェンとはまた違った色彩を放つ。アプローチの意図が明確なことと、何よりも、オーケストラの自発的な音楽作りが気持ちよい。バックステージへマエストロに挨拶。一緒に横浜で焼き鳥を食べたかな。ヴァイオリンの団員Mさんと再会、彼は伊東の出身だったかな。終演後はお世話になっているJAのY女史とベルリン在住のジャーナリストKさんと会食。興味深いベルリンの音楽事情、アーティスト情報を交わす。今宵の裏番組ではドイツ放響がやっていたり、オペラも3本同時に各劇場で上演と、お金と興味があれば飽きることは決してない街だ。マイナス2度程度だったが今週中盤の予報は相当厳しい寒さとなりそうだ。(18日23:55)

« 寒いベルリン クリスマスシーズン | Main | 厳寒のベルリン セビリアの理髪師 »

音楽雑記帳 my diary」カテゴリの記事