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マリンスキーとゲルギエフの宵

土曜日の朝。学校も静かだしのんびり。部屋の窓からは遠く船堀のタワーに脇は中学校。そしてお隣の新居もいよいよ完成間近かな。既に今の家は20年が経過したのか。ふと色々考える。
今宵はサントリーホールでマリンスキー劇場管弦楽団とシェフのゲルギエフ氏の演奏会に出かける。多忙を極める指揮者の一人だ。前半の金管と打楽器のみの「禿山の一夜」が特に秀悦。金管楽器の巧みなテクニックとその安定感に舌を巻く。そのほかの作品は弦楽器は全体に大人しい印象だったがピットの中を思わせるような隙間を空けずに配置し、緻密なアンサンブルを聴かせた。何だか聴いてるのかどうなんだかはっきりしない大勢の高校生の群が占領していた。ちょっと異質な雰囲気。終演後楽屋を訪ね、ベルリンで彼がロンドン響を指揮した以来の再会。確かこれまで殆ど指揮棒は手にしていなかった記憶があるが、最近は路線変更されたのだろうか。独特の語り口はそのままだ。楽しい一夜だった。アークヒルズのイルミネーションも綺麗。赤坂から下道で丁度30分。帰宅してヱビスを頂く。(5日0:40)

         

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