ベルリン 早秋の風
夏の短いと言われるこのヨーロッパ、今年は冷夏だったと聞く。8月最後の今日は予想よりも気温は上がったものの明らかに季節の移り変わりを感じる涼しい風が吹いた。
朝は10度とかなり冷えてきたようだ。日の入りもついこの間まで夜10時前まで明るかったのに8時前には暗くなる。一気に秋がやってきたような気配。
さて今日は予定を変えて、夕方まで家で過ごした。
今週から例のオーケストラフェスティバルのようなものが始まる。何故か今年はショスタコーヴィッチがメインで取り上げられるが、楽しみだ。ロンドンで知り合ったオケのスタッフや、シカゴ響にいる後輩には会えるだろうか。演奏だけでなく楽しみな一月になりそうだ。
日本は考えてみるとシーズンが始まった感じが余り感じられない。きっと夏休みもどこかで演奏会があって、欧米のようにはっきりとしたオフが取れないためだろうか。夏前頃から各オーケストラは次のこのシーズンの立派な年間スケジュールの冊子を頒布している。それをぱらぱらめくってみると、何処も指揮者や、ソリスト、曲目のラインナップは充実していて、ベルリンにAクラスのオーケストラ、オペラが集まっているのが良くわかる。
晩は、後輩のトロンボニスト沢野君のお宅で会食。こちらで活躍するテノールの小林さん、ピアノの森川さん、トランペットの武田さんとともに。小生も腕を振るって知人を招いたりしたいものだが、まだまだそんなレベルではない。美味しく頂きながらこっそりレシピをゲットする。
選挙、台風、インフルエンザ、日本のニュースを東京の自宅から遥か13840.214キロメートル離れたベルリンから見守る。
皆様どうぞ良い秋を。(1日3:30)