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May 2008

春も終わり

本当に時の経つのがはや過ぎる。自分の生活のリズムは長いこと習慣化されているからなのか、大学の先生という一つ大きなお仕事を休みにしても余りその時間の流れ方に差異が無い。一日に3つの違った内容をこなしていた頃に比べると当然その日の準備に掛けられる時間は増えるのだがだからと言って余裕があるわけでもなく、気が付くとえぇ?もう5月も終わり?と魂消てしまう。年々同じ厚さ重さのスコアでもその中身の重さをより感じ入る。日中は予定を済ませて一足先に明日の稽古のために見附へ入る。久々にホテルつるやさん泊。市内行きのバスが出来てから便利になった。市内で夕食。今年の夏はどんなかな?(8日15:23p.m.)

カルメンキャスト稽古

雨の東京。あるとの伊原直子先生、ミカエラ役の高橋さやかさん、ホセの井ノ上了吏さんと音楽稽古。見せ場の多い、そして音楽も魅力的なだけにソリストの力が存分に活かされる作品。そのカルメンはいろいろなところでご一緒したが楽しいオペラだ。と言っても悲劇だが。たまたま大フィルさんや都響さんとこのひと月でカルメンの組曲を取り上げることになっているが、これも巡りあわせ、ご縁だ。オケでの魅力は歌い手のキャラクターでその色彩感が完結する。テンポ設定も全然違ってくる。そんなわけでベテランお二人と若手の稽古も新たな発見だらけだ。上野にある某国立大学に伺う。以前大分で会った学生さんとか東京音大の関係者に挨拶をされ何だかびっくり。あとひと月かぁ。本番まで。(8日15:12p.m.)

大掃除再び

梅雨前にいろいろとしておきたいこともあって、先ずは部屋の片付け。未だ終わっていないのかと思われそうだが、終わっていないのだ。何しろ20年溜め込んできたものの数々一筋縄にはいかない。でもピアノが弾けるまでに物が片付いてきたのは画期的。建て増しした楽譜室はほぼ満杯。あれこれ探していたものも見つかり始める。ちゃんとお家に帰らないとこういうことになるのね、という教えでもある。カレーを食べる。大分の短大で学生のペナルティレポートの題としていた「美味しいカレーの作り方」どこからそんな作り方を仕入れてきたのだ、と言わんばかりの力作も多い。いずれ試すとして、いつもの我が家の味。自家製のラッキョウも旨い。一之江に出向き駅前の眼鏡屋でスペアの眼鏡を作る。軽いのが何よりだ。(8日14:33p.m.).

東京駅ビルその2

越後平野はすっかり田植えの済んだ様子が広がり、茶から緑が浮かび上がった。梅雨前のさわやかな季節。いつものマッサージに立ち寄るも混んでいて断念。長岡から東京駅に出て再び新マルビル界隈に赴く。マッサージを探すも良さそうな所は見当たらない。先日買った蜂蜜、それをつけるバケットを求める。薄く切ったやつを軽く焼いてバターと蜂蜜、旨くない訳がない。東京駅の八重洲口も様変わりしつつあるし便利にはなったようだ。兄貴の誕生日だったな。何か送ろうかとも思ったがこれはと言うものも見当たらず断念。こんな日はたまには早く帰ることにして、兄貴も居ないが代わりに祝ってやろうとワインを開けて飲む。サントリーでの第九の合唱団リストが届く。バランスが問題。小生のお弟子にも声がけを試みる。(8日14:01p.m.))

再び都響さん

珍しく午後からのリハーサルは都響さん。午前中は先輩指揮者のプローベ。何と陰に隠れて小生のリハを見ておられた。3日分6公演のプログラムをこなす。都響さんも大忙しだ。この日やったプローべの本番はいつだぁ?何曲リハーサルしただろう。上野でのリハを終えてそのまま新幹線に乗り込む。至便の移動。本番の次の日別の本番のプローべをしてその足で次のプローベと言うのは余り宜しくない。今回は自分で組んじゃったのだから致し方ない。見附は小ホールだったので、場見って立ちをしながらの音楽稽古。ある程度立ちが進むと動きを止めて改めて音楽稽古は難しいようだ。最後の最後まで声のこと、音程やリズム、言葉のことと際限なく求めていくことになると思うが、雰囲気がよくなって来た。楽しみだな。(8日0:17a.m.))

大阪の中学生

ホテル阪神を出てザ・シンフォニホールへ。蒸し暑い一日。ゴールデンウィーク明けに行った大阪市の中学生を対象にした音楽鑑賞教室の第二弾。老舗大阪フィルさんと昼からのリハーサルを経て一回公演。拍手のタイミングが絶妙。指揮者コーナーはなかなか盛り上がった。音楽鑑賞教室はやはりいい形で開催したいものだ。何処まで内容を突き詰めていくか、学校の先生方とオーケストラとがしっかりと生徒たちに伝えてあげたいことコンセプトをしっかり持つことが大事だ。今回もよく聴いてくれていた。カミカミの司会付き公演も何とか終了。団員さんとしばし会話。嬉しい時間。タクシーでマルビルまで出てリムジンに乗り換える。空港で551の肉団子をゲット。値上がりしてたぁ。羽田で打ち合わせ。リムジンバスで一之江へ。目まぐるしい一日だったな。(7日23:55p.m.)

前乗り

いわゆる「乗り打ち」、その日の早朝に出掛けていっても間に合わないお仕事ではないのだが長距離のときは特に「前乗り」をすることにしている。朝、時間の予定が来るって早く羽田に着いたので、早速10分散髪に飛び込む。賢い選択だった。大阪は、日曜とあって街も駅も人だらけ。阪神電車の乗り場手前で安価なでも美味しそうなケーキをゲット。危ない香りに誘われた。振り向くとその脇では名物ミックスジュースが140円。すかさず迷わずゲット。結局この日もホテルそばの中華で定食。庶民の味万歳。大阪好きやでぇ。以前ご一緒した合唱団の皆さんお元気かなぁ。シンフォニカー響さんとも暫くご一緒してないなぁ。コンビニで美味しいものゲット。そう言う年頃なのだろうか。身体が欲しているなどと言う戯言は封印せねば。(7日静岡2:47a.m.)

東京駅ビル

近頃長岡駅前の掘っ立て小屋みたいな店構えの鯛焼きやさんが気になる。そこを通るとき何故か無性にあつあつのやつを頬張りたくなる。と言うわけで一匹ゲット。お酒も所望するがどうやら甘いものも最近多い。危険な香り。昼は財団に出向き諸々事業の打ち合わせ。事務局も人の入れ替わりで少し雰囲気も変わったのかな?とにかく財団の皆さんは限られた中でいいお仕事をしておられる。今度は6月にロシアの子供たちと長岡の子供たちの合唱交流をプロデュース。楽しいステージになりそうだ。夕方東京駅に出て買い物に立ち寄り新マルビルを歩いて回る。いいお店が入っている。蜂蜜専門店を発見、早速ゲット。え?甘いもの?危険な香り。身体の中心辺りを眺める。あはぁ。(7日静岡2:33a.m.)

見附金曜稽古

本番明けは何となく身体もいろいろと言いたいことを言っているが、とにかく見附に赴く。普段火曜日に設定されているアルカディア混声合唱団、元はと言えばもう少し時間に余裕のあった頃、長岡の定例練習日が月曜なので、泊まって明くる火曜は見附で続けて第九の練習を、と単純に小生の都合で決まってしまったような感があるのだが、それを繰り返していくうちに、団員さんの一週間の生活のリズムに組み込まれるわけだ。潟響さん然り週の初めに練習日と言うのは果たしてどうなのかと考えてしまうが長岡も既に長い習慣となっている。と前置きはさて置き金曜のアルカディア練習室での練習。手狭ながらお互いの息づかいとか気を感じあって練習できる。子供たちも参加。一人ひとりに舞台であるスペインの名前を命名しておくようにとふざけたようなことを真面目にお伝えした。いいなぁ、もう一人の自分が創れるなんて。(7日静岡2:21a.m.)

青梅の中学生

朝は少しゆったりと朝食を摂り福生市民会館へ。ここでの今回で3回目になるだろうか。都響さんとの音楽鑑賞教室。朝岡聡氏のやはり見事な進行に脱帽。良い顔で中学生が反応してくれた。大学のときの先輩が中学生の引率をしておられ頼もしく嬉しい再会だ。大きなお花を頂き持ち帰る。高速を飛ばして池袋へ。殆ど2回公演でその日のエネルギーは使い果たしていたので西武でコーヒーとお菓子で補給。見附カルメンのミカエラ役高橋さやか嬢と初音楽稽古。チャーミング。長岡には歌の若手の層も広がっているようだな。(31日見附23:59p.m.)

五月晴れ

清々しい春の晴天。車で上野へ。文化会館地下都響練習場。明くる日の音楽鑑賞教室のリハーサル。今年度初めての都響さん。3月に佐久や上野で共演、先月末にサントリーでの定期を拝見して以来。年間にすると3ヶ月に1度はご一緒させていただいていることになる。変わらず高い意識で初回のリハーサルを進める。こちらの意図はすぐさま察知し、これまでのお付合いで小生がやりたいことも解って下さっていてその意味でも無駄がない。精度の高いアンサンブルをオケの中で求めつつ時間を共有しているスタンスが素晴らしい。一度池袋に立ち寄り、食事をしてその足で昭島に車で移動する。下道で1時間強。朝早いこともあるし、荷物も多少あるので前乗り敢行。日本フィルさんと文化庁公演の際に泊まったホテルをリザーブ。快適だった。緑が眩しい。少し肉を食べた。少しかなぁ。(徳次郎の湯26日1:18a.m.)

2008年5月~スケジュール

2008年5月8、26日 

大阪フィルハーモニー交響楽団

2008年5月22日

東京都交響楽団

2008年6月3・4・5日

東京都交響楽団

2008年6月14日  サントリーホール大ホール  18:30開演

クオーターズクラブ「第九」

”夏の贅を尽くして・・・ベートーヴェン”

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 kv.491(曲目が変更になりました)

ベートーヴェン:交響曲第9番 合唱つき

藤原浜雄(コンサートマスター)伊藤恵(ピアノ)

澤畑恵美、永井和子、上原正敏、成田眞(以上声楽)

第20回記念特別編成オーケストラ&合唱団

詳細・お問い合わせ http://2008.qts-club.jp/

2008年6月22日 鶴岡市民会館

フォーレ「レクイエム」

2008年7月6日  見附市文化ホール

ビゼー「カルメン」

2008年7月    長岡市立劇場

東京フィルハーモニー交響楽団

2008年8月  (副指揮)

東京フィルハーモニー交響楽団

2008年11月5日  チェコ・プラハ スメタナホール

モーツァルト「レクイエム」

アジアの天災

未明から大雨が降った。風と共に春の嵐だ。一日家に居て準備をしようと思ったが、池袋にCDを求めに行く。その足でオフィスに立ち寄り諸々済ませる。この雨で庭の花も大分乱れてしまったが、それも自然の力。ミャンマーや中国で起きた天災の恐ろしさは計り知れない。救われる筈の尊い命が国家の体制によって失われたものだとすればそれは大問題だ。まず人の命だけを考えてみたときに、被災国のトップはいつどの段階で救援のモーションを取ったのか、というよりミャンマーに到っては見殺し状態か。そして日本を含め近隣諸国はいつ、支援体制を整え伝えているか。調和の取れた国際社会の構築を考えるとき、やはりリーダーの決断力は大きな鍵を握る。中越そして中越沖地震の復興は何処まで進んだのだろうか。(大阪25日23:14p.m.)

記憶の切捨て

長いこと家を空けているとどっさり次の演奏会の楽譜やら、受け取りたくない請求書やらが溜まっている。週明けの今日は楽譜の製本や買い物に池袋へ。その前に部屋の掃除も少し再開。大分部屋らしい佇まいが見えて来た。ピアノを思い切り弾ける日までもう一息。CDや楽譜の整理は別に考えなければならない。世の中の指揮者たちはどうやって楽譜を保管しているのだろうか。全部暗譜しているから無い、何ていう指揮者は皆無だろう。今は要るものと捨てるものをより分けること。それが大事業。今回もゴミ袋5~6個分のごみを生み出した。「それ」を見ると記憶が蘇るものだ。良い思い出だけを記憶にとどめてばっさりいこう。またいろいろと良い映画が始まるようだ。といつも楽しみに考えつつ本当に久しく行っていないな。追われて生活する枷の一つは無くなった筈なのに何故か忙しない。(H阪神25日22:29p.m.)

舞台練習

朝からプリマ伊原直子先生とスタッフと合流して見附へ。立ち稽古1日練習。ステージを使っての貴重なリハーサル。菅野先生が手際良く進めていく。お弁当をいただきながらの打ち合わせは細部に亘る。伊原先生がその場に居られるだけで空気が違う。合唱団も活き活きと歌い演じる。全てのキャスト、スタッフ、オケ、舞台と実は余裕のあるスケジューリングではない中でとにかく全ての人が活き活きとした本番でありたいと願う。特に合唱のメンバー一人ひとりが輝いた舞台にしたい。帰りに日帰り温泉に立ち寄る。これがまた絶景、お湯も良い。何だか溜まっていたものがどっと出て帰りの新幹線は爆睡。温泉って何だか凄い力があるものだな。(大阪25日22:14p.m.)

とんぼがえり

長岡見附三昧の一週間。今週は5日間リハーサル。ということはずっとホテル住まい。荷物を部屋に置いたまま長岡から新幹線に乗り、地元江戸川の合唱団の稽古に出掛ける。6月の鶴岡公演プロ全曲。交流合唱団から江戸川第九を歌う会となってそのプロセスをずっと見守り毎回ご一緒してきた10数年来のお付合い。演奏会のお膳立ての仕方とかオケの招致、指導者のことと様々なノウハウを伝えてきたのだが地元ながら何故か距離がある。虚無感。9時までみっちりリハ。いい声が出てきた。江戸川文化センターを出て9時40分発東京駅最終新幹線に飛び乗る。もっと上手になるのにとか考えながら駅弁を頬張りつつ定宿に向かう。ホテルに着いて思わず「ただいま」(福島駅前25日21:18p.m.)

エスカミーリォ登場

実家に一度戻って荷物を詰め替え再び見附へ。昨日アウトした定宿のニューオオタニに再びチェックイン。ホテルマンですら、あれ昨日チェックアウトしたんじゃ?みたいな。エスカミーリオ役の上野さんと再会。彼とは10年前の「魔笛」でご一緒して以来だ。端正な品のある歌。男声と小一時間稽古をする。とにかく音楽稽古が重要なのだ。立ちに入るととたんに指揮も見れず舞台上が無法地帯と化すことも往々にしてある。それは避けたい。オペラの経験が初めての人も当然大勢いらっしゃる。でも1から創っていくオペラ、楽しいなぁ。15年の合唱団の次へのステップ、その継続への起爆剤と為るべく。少々胃が痛いながらも久々に長岡の大手通の餃子と中国そばを食す。スペインまた行ってみたいなぁ。ギラギラの太陽、建築物や絵画の宝庫。ビゼーはフランス人だしスペインを描いた作品の多くは外国の作家だったりするが、3月の都響さんとご一緒したロドリーゴやアルベニスといったその国に根ざした作曲家の音楽、大切だな。ベルギーのブノアみたいな?(ホテル阪神25日21:05p.m.)

陽の光

長岡から東京に仕事に出掛けているような錯覚。都内某所で午後から打ち合わせ。カルメンやクオーターズクラブ関係のデスクワークをこなし、夜はそのまま池袋のオフィスに泊まる。歩いて23秒くらいの居酒屋さんで夕食。眠らない街だ。今月一杯で表向きの貸しレッスン室休止の張り紙をしてから部屋の使用状況は比較的良い。加湿器にエアコン完備と申し分ない環境。唯一の欠点は直射日光を受けられないこと。観葉植物くんがちょっとグロッキー。根を腐らせてはいけないと水を控えていたが、控えすぎちゃった感が。太陽の光を必要としない逞しくしかも健康な観葉植物くん大募集と言ったところだ。太陽は偉大なり。(大阪・福島25日20:52p.m.)

モーツァルトとプラハ

長岡にもう一泊をして夜、共にプラハに行く合唱団の稽古に立ち会う。長岡新潟からおよそ40名の参加。東京組は80名ほどとはるかに多いのだが練習日が合わず平日を活かして長岡に出向く。リリックホールは響きはいいのだが細部が呑まれてしまって練習には向いていない。東京と新潟の合唱が合わさってどれだけクオリティを高められるか楽しみだ。モーツァルトとプラハ、彼の滞在中、交響曲をはじめ、佳作が沢山が残されたが深いつながりのあるその地でレクイエムを奏でること、今からわくわくする。(大阪25日20:41p.m.)

カルメン立ち稽古

東京往復の予定を取り止め長岡滞在。見附は菅野先生の立ち稽古。良い時間のバスが無いので信越線で3駅11分。見附の駅からホールまでリュックを背負って歩く。18分。道端の春の発見が楽しい。駅前で揃えた道具を使って一足先に舞台の準備を始める。新潟のキャスト音楽稽古をして、菅野先生と合流。小気味良くまた明解な舞台の流れが浮かび上がる。合唱団は先生のエネルギッシュなご指導に引き込まれていく。指揮をしながらも手伝いたくて思わずソリストの立ち位置をチェックしたり演出助手の真似事。音楽がおろさかにならない様に大事に皆さんと作って行きたい。駅前の居酒屋さんで食事。(長岡17日1:43a.m.)

ブノアの余波

連休もあっという間に終わり一週間のはじまり。長岡へ。昨年までは毎月曜は新潟に出向くことが多かったが今年は極めて不規則。音楽監督を務める長岡市民合唱団はこの秋第24回目の定演。月1回お呼びいただく。団員さんは先月の「ブノア」を引きずっている模様。練習中のハプニング然り事後評や団員とベルギーの学者とのやり取りや写真交換に、何よりリハーサルの皆さんの意識が高い。副指揮者に徹しせめて本番を振っていただく小澤先生にとってやり易い環境作りを。新しい団員さんも大勢。「落葉松」はかつてご一緒したのだがかれこれ10年は既に経っている。新しい発見というよりも楽譜も新調し譜読みを1から。これが楽しくて仕方が無い。音を読んでいくそのプロセスをしっかり見守る大切さとその段階で仕上げのイメージを持たせ余計な癖、陥りやすい問題を回避する役割。また来月。5月の始めに思い切りアクセスが増えた日があった。26万カウントの瞬間だったようだ。うっかり。どうぞお申し出下さい。(長岡17日1:13a.m.)

東京フィル・ファミオケ

鶴岡のいつものホテルは屋上の温泉が快適だ。朝起きて先ずお風呂。朝早い移動にも拘らず団員さんがお迎えに来て下さる。空港でさくらんぼとラ・フランスの「ぷっちょ」をゲット。鶴岡は人も町も良いところだ。空路1時間。羽田でお気に入りの鯖寿司を求め実家へ。1時間仮眠をして車で北区王子の北とぴあへ。東京滝野川少年少女合唱団の演奏会にご招待を受け鑑賞しに出向く。ご一緒していた頃の伝統の面影が全く無くなっていた。池袋に立ち寄り初台へ。東京フィル・ファミリーオーケストラの初合奏。75名の団員にパートナーを務める東京フィル団員15名ほど。大編成のオーケストラはなかなか頼もしい良い音。大変に楽しみだ。最初の1時間を振り、その後は各パートに分かれ練習。お土産のぷっちょをプレゼント。余り今回は番まで合奏でお付き合いできる日が少ないが、マエストロ・チョンにお渡しする前にしっかり仕上げておきたい。7月が楽しみだ。再び池袋に立ち寄り帰宅。飛び回ったなぁ。(池袋16日1:16a.m.)

鶴岡の春

眩しいほどに広がる日本海を後にして午前中鶴岡市内の自然溢れる牧場や映画村に立ち寄る。合唱団の方達が案内をしてくださり考えてみると何度も足を運んでいる鶴岡なのに、殆ど町を知らない。江戸川の合唱団は本番前や後に名所を訪れているようだが、何だか追われているような生活をして来たのかなと反省も。お昼はお蕎麦。にんまり、結構小生のお気に入りのNHKアナウンサーも仕事で近くに。午後は県立高校の合唱と鶴岡交流合唱団の合同練習。良い声が響き渡る。更に移動をして高校生のトランペットバンダの練習に。夜はいよいよフォーレを中心にオペラ曲の合唱稽古。フォーレは音は難しくないはずだが絶えずサウンドを聴き合って練らないと響きがまとまらない。でも大健闘しておられる。江戸川とのコラボが課題だ。再び夜は会食。ビジョンを語り合う。(とき熊谷界隈16日12:46p.m.)

春の日本海

中国からの国賓が横浜に向かう道程、小生の乗ったリムジンは交通規制に引っかかり危うく間に合わないのではと思いつつ、無事羽田から庄内空港へ。そこから一路湯の浜温泉に。まだ何度も「第九」を振ったことのなかった当時鶴岡の演奏会を終えて、尊敬する伊原直子さんと師高橋啓三と共にこの温泉にある公共浴場に足を伸ばしたことがあった。円柱形だったかその真ん中を壁で区切っただけのお風呂。とにかく熱いお湯で、でも楽しい時間を記憶している。何処だったかなぁと見つけた喜びと共に今日のお宿がその眼前にある老舗の旅館。これまでのデスクワークを整理しつつ明くる日のリハーサルに備えちょっと一息。部屋からの眺めは目の前に広がる日本海。冬の荒々しい鉛色を想像できない程に明るく海の青。少し曇っていたので残念ながら夕陽を拝むことは出来なかったが大阪・徳次郎の湯に続く思いがけぬ温泉に肩の力が抜ける。夜は合唱団の方と会食。自然の風景が記憶に刻まれる。(とき高崎界隈16日12:26a.m.)

大阪市中学生のための交響楽教室

未明に関東東北で地震があったようでニュースを思わず見ていた。朝食を摂ってチェックアウト。響きの良いザ・シンフォニーホール2回公演。演奏そのものの時間が長いので喋りに気を使いつつ進める。よく聴いてくれていた。若いコンサートマスターを座長に据えてのステージ。誰でも初めての経験を乗り越えて行くんだな、と思いながら演奏を進める。昨日の公開リハーサルの感想文が早速届けられた。休憩中に気合で全部読んだが、実に面白い。素直な声が子どもたちののびのびとした学校生活を感じさせる。しばしば、未だ文章力が身についてなかったり、失礼な内容とか否定的なものは割愛してしまう学校や主催者もあるのだが、T先生の学校の子供たちは実に感じていることを真っ直ぐ自分の言葉で伝えようとしている。嬉しかった。本番の指揮者体験コーナーは何が起きるかわからないだけに、見ていて汗がどっと噴き出す。大阪の中学生楽しんでくれたならと願う。空港に出て最近出来たのかな、たこ焼きを食べ納め東京へ。司会つきの音楽教室はよりエネルギーが要る。(長岡14日15:51p.m.)

大阪フィルハーモニー会館

昼前にホテルを出て阪神電車と四つ橋線を乗り継いで岸里へ。ずっと「きしさと」だと思い込んでいたので乗り換えの検索がスムーズではない。大阪の地名は結構そのまま読めないところがおもろい。会館は大フィルさんのお城。公開リハーサルや演奏会も開ける立派な建物。担当の引継ぎを伺い、昨年演奏会をした小学校の4~6年生がリハーサルを見学にいらした。精力的なT先生との再会。素敵な先生だ。プレゼント交換なんぞをしていざリハーサル。丁度ひとコマのなかで明くる日の鑑賞会の準備。静かに聴いてくれていた。老舗の大フィルさん、いいなぁ。子供たちと少し交流もしたかったが致し方ない。大阪駅に出て靴を手に入れる。夜は駅そばの焼肉屋さん。肉は素晴らしかったが店員の教育がなっていない。そんなお店が最近多いな。お風呂に入りながら司会進行の原稿を考える。かみかみになりませんように。(長岡14日15:19p.m.)

食いだおれ

連休最終日、羽田から大阪へ。素敵なアテンダント。リムジンでマルビルへ出て、そこから歩いていつものホテル阪神に到着。アメニティーグッズにヘチマが置いてあっておもろい。浴槽に温泉が出るので早速一っ風呂。夜は考えた末、歩いて15秒の中華へ。ほぼ2人前を注文していたらしい。しかし何故か入ってしまう。なんでやろ。よう歩いたからとちゃうか。今回は最上階ではないが充分町の景色が見渡せる。結構近いところに山。この大都市でも少し足を伸ばせば自然に溢れた名所が沢山ある。大阪シンフォニカー響のアシスト時代以来行きたい名所史跡がいっぱいあるのに殆ど実現していない。行きたいところリストでも作ってみようか。食べ過ぎたが倒れなくてよかった。(長岡14日14:41p.m.)

こどもの日

こどもの日かぁ。遊んだ記憶。先週一つ原稿を書きながらいろいろと考えていたことだが、これまで子供たちに音楽を届ける演奏会にいくつも携わってきた。どちらかというとその趣旨は教育したり学んだりするものが多いわけだが、避けたいのはそこで音楽嫌いを生むことだ。でも音楽嫌いな人は当然いるわけだし、教わって音楽が楽しいものだと「解る」ものではなくて、面白いか、つまらないのどちらかでいいのだと思う。自らを振り返った見ても特に子供のうちは遊びの感覚とか音と戯れる中から喜びを自ら見つけることで次に結びつくのだと思う。だからこそ教育の現場は難しいと思うし、習い事の音楽体験も重要だ。英才教育的な音楽のレッスンから当然名手は生まれるが、それもそれが全てではない。だからこそきっかけ、種まきは大切で多くの音楽教育者を輩出する音大がどこまで何を手助けできているのか疑問も起こる。大学に入る段階で何をもって将来と結び付けていきたいのかそのビジョンが見えない気の毒な学生さんも多いのが現実だ。出来ることから。(長岡14日14:13p.m.)

大掃除

後期高齢者制度というのは全く失礼なネーミングだ。住み難い日本になりつつある。ガソリンの値段にも振り回されるし困ったものだ。外国はどうなんだろうか。ユーロは高いなぁ。上手くいっている国を検証しつつ客観的に日本がどうなっているのか見てみなければと思う。さてようやくピアノが見えて来た。と書いてもさっぱりだが、収納スペースの乏しい我が実家のレッスン室は楽譜の山。何度かに分けて大量の楽譜を整理。少し目処が立って来た。要るものと要らないものを分ける作業は、思い出に浸ってしまうと危険だ。捨てる勇気は大事らしい。梅雨前に終わらせたい。(長岡15日12:47p.m.)

軽井沢の春

丁度一番いい季節なのかも知れない。なんと言っても今年もう見ることは出来ないと思っていた桜が満開。確かに朝晩は冷えるし標高も少し高めなわけだけれど、空気が違う。益から程遠い2年前に新しく建った大賀ホールに行ってみる。何処の席からも演奏者の息使いが伝わるような決してキャパは多くないものの良い響きのホール。決して大きくは無いはないがホールの運営は大変だろうな。春は音楽祭、地元の子供たちを育むプログラムも揃えられている。帰りは駅でお土産。横山駅の峠の釜飯を車内でゲットし、楽しみに家へ帰る。短い滞在だったが空気は一杯吸って帰ってきた。(長岡14日2:15a.m.)

ごーるでんうぃーく

世の中は連休真っ只中らしい。いろいろ計画をしていたのだがそれはそれ。朝はまずはずすことのない朝食だが、昼は仕事や予定で不規則なことが多い。新宿で一人夕方昼食を摂って夜、軽井沢に向かう。ホテルには9時過ぎに着いたのだがその界隈は既に真っ暗。雨の降る中、食事処を探しつつ散策。よく歩いたなぁ。頂いた万歩計は大活躍。特にリハーサルでも時間の確認に、更にほぼ一週間毎日の歩数に距離、気になる消費カロリーまで表示。ホテルからちょっと洒落た洋食屋さんを見付け戻るまで5キロくらい歩いていたらしい。最後に軽井沢に来たのは何時だっただろうか。大学の寮が昔旧軽井沢にあって合宿に滝野川の子供たちを連れて来たりもしたな。特急で3時間以上かかって来ていたのが、新幹線で東京から70分。充分通勤圏だな。新幹線に東京から乗って降りた高校生が居た程だ。冬は長いが自然が気持ちのよい環境だ。いつかこんなところに住んでみたいかな。(長岡14日2:02a.m.)

皐月

何とも気持ちのよい清々しい季節。我が家のプランターも彩り鮮やかな花が咲き、美を競い合っている。この色を生み出す不思議さに改めて造化の妙を感じる。緑も新緑の若葉から陽の光を浴びて深さを増していく。緑を見ると眼に良いと小さい頃よく言われていたが、どうやらその色が視力に良いということではないらしい。だけど心にいいのは間違いないと思う。コンクリートだらけの空間に1週間居たら間違いなく具合が悪くなるだろうと思う。近所にツツジの花壇が綺麗に咲いてるところがあった。そう言えば江戸川区の花がツツジだったかな。花がないと寂しいが至る所に緑地帯があるのは良いことだ。チューリップを切りまくる族がいるというニュース。またそんなニュースが連鎖反応を起こす世の中。愛でる心も小さいときに育まないといけないんだろうな。(長岡13日2:16a.m.)

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