9月最後の日曜日
生憎雨の東京、一雨ごとに秋を感じさせる。午後から池袋のオフィス。楽譜も読みたいし、デスクワークは万年溜まっているし、すっきりしたいと思って部屋のごみをまとめて捨てる。ひょっとして大事な手帳を一緒に捨ててしまっては?出て来い出て来い!後期は演奏会と学校の定例の授業が多く重なってきてしまった。いよいよ諸々考えていかなければならないかな。10月だな。演奏会シーズン突入。(とき号4日23:13p.m.)
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生憎雨の東京、一雨ごとに秋を感じさせる。午後から池袋のオフィス。楽譜も読みたいし、デスクワークは万年溜まっているし、すっきりしたいと思って部屋のごみをまとめて捨てる。ひょっとして大事な手帳を一緒に捨ててしまっては?出て来い出て来い!後期は演奏会と学校の定例の授業が多く重なってきてしまった。いよいよ諸々考えていかなければならないかな。10月だな。演奏会シーズン突入。(とき号4日23:13p.m.)
長岡の市立劇場で来る10月4日(木)東京フィルハーモニー交響楽団とソプラノ佐藤しのぶさんと共に演奏会がございます。お誘い合わせの上、ご来場下さい。
プログラム
ロッシーニ:歌劇「ウイリアム・テル」序曲、プッチーニ 歌劇 「ジャンニ・スキッキ」 より “私のいとしいお父様”ヴォルフ=フェラーリ 歌劇 「マドンナの宝石」 間奏曲マスカーニ 歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 間奏曲プッチーニ 歌劇 「トゥーランドット」 より “氷のような姫君の心も”プッチーニ 歌劇 「蝶々夫人」 より “ある晴れた日に”O.レスピーギ 交響詩 「ローマの松」ほか
残りあとわずかだそうです。船橋洋介
これだけ気温がコロコロ変わると身体が付いていかない。ひと月ぶりの東京フィルさん。先月はファミリーオーケストラのアシストでご一緒したが、そのひと月の早いこと。長岡での全3公演の初日のリハーサル。最大規模の「ローマの松」からはじめた。よく鳴るように書かれている。非常に難しいが素敵な作品だ。いつもの事ながらリハーサル会場の天井が低く音が飽和状態。余り長い時間のリハーサルは流石に厳しい。公演について幾つか打ち合わせ。今回をきっかけとして長岡と東京フィルさんとの更によい関係が築けるようにつとめたい。今年度も半分終わってしまったのね。長袖を鞄から探す陽気。肌寒い東京だった。もうぶり返すことなく一気に秋へ突入だろうか。そうなると直ぐに冬だな。身も心も無理なく季節を味わいたい。(池袋30日18:48p.m.)
また悲劇的な情勢。民主化、平和のために独裁は当然許されない。大国にしてもやたらと人の国に介入すると恨みを買う。そこが難しいところだ。日本人カメラマンの死は決して無駄には出来ない。日本にいて、世界の情勢に意識を持たないと平和ボケしかねない。イタリアにいて9・11がおきた時それは心細いものだった。ミャンマー情勢沈静化と、民主化を望む。今の小生が音楽で何をすることが出来るだろうか。夜、来月初めの長岡での演奏会を前にソプラノの佐藤しのぶさんと電話で打ち合わせをする。大変好意的に演奏会の趣旨をご理解いただいていて嬉しい限りだ。長岡の小学5年生全員によいきっかけ作りをと願う。もう、9月も終わりなのかぁ。早いなぁ。(池袋30日18:35p.m.)
新米やブドウといった季節の味覚と共にやっと秋を感じる空気になってきた。リハーサルはこれまで半袖だったがそろそろ長袖も準備しなければ。学習院の学生さんと2時間プローベ。大学祝典序曲とフィンランディアは、楽器を持って数ヶ月の部員さんもいるとは思えない。皆真摯に音楽と向き合っているからだろう。本番でどこまでクオリティを上げていくことが出来るか楽しみなのだがどの曲も実は難しい。表面的に整えるような音楽はしたくないだけにこれからが大事だね。3週間後どうなっているかな。練習後目白の学習院から南池袋の東京音大まで歩いて10分、汗を掻いて寒いくらいに気温も下がる。風邪ひきそ~。(池袋30日15:23p.m.)
市内中之島にある歴史的建造物「大阪市中央公会堂」は大正時代のネオ・ルネッサンス様式をもつ国の重要文化財だそうで、なかなか外観も内装も趣がある。ここで大阪フィルさんと「たまにはお昼にクラシック」という演奏会をご一緒する。1000余りの座席も平日の昼間ながら結構な数のお客様がいらして下さった。オールチャイコフスキープロはまたまた小生の下手なトークを交えながら、1時間30分のステージ。オーケストラはホールの特性を活かして演奏をして下さった。楽しんでもらえたかなぁ。空港に出て「蓬莱」で一人反省会。大分→大阪→東京の旅程を終える。(池袋30日15:04p.m.)
朝10時半から夕方4時まで大分芸短のオケと一緒に過ごす。次に学生さんと会うまでに違うところで本番を4~5回振ってから再び大分だ。この2ヶ月、並行して複数のステージを準備する。一つ二つなら未だしも気持ちの切り替えが課題だ。学生さんにとっては来月祝日に向けて、各々に自分自身の時間を持って音楽と向き合うことを課題とした。大分空港で早めの晩ご飯。豊後牛のサーロインステーキとやらを食す。も~にんまり。1年ぶりにJALに乗って大阪へ。噂のボンバルディア機。確立の問題かも知れないがちと恐い。ホテル阪神に着いて早速部屋のバスに温泉を入れる。上水と温泉をノブで切り替えられるのが素敵。アメニティグッズのヘチマでごしごし。昼間は暑かったが夜はすっかり涼しい。明日に備えて休む。中秋の名月。(池袋30日14:52p.m.)
早起きをして大分芸短へ。9時から夕方5時までという超~ハードなスケジュール。来月のグランシアタでの定演に向けて追い込みだ。非常に蒸し暑い1日。ドヴォルザークのシンフォニーも、ラヴェルも学生にとっても演奏し甲斐のある作品。若さ溢れる演奏を求めよう。プラハで振ったあのオケのサウンドってどこから生まれるのだろう。決して失礼ながらバカ高い楽器ではないと思われるが、それはそれは深い音色だったのを思い起こす。その音に込める瞬間を一つでも多く味わい深いものにしたいと願う。来年の1月に同じプロで来日するプラハ交響楽団と共演が決まった。いずれも楽しみだ。夜は学生と先生方と会食。誕生日の副手さんがいたな。楽しかったなぁ。(29日池袋18:28p.m.)
10月の第2日曜日にご一緒する新星合唱団さんと初稽古。練習場は秋葉原の駅から程近い施設で、あれは体育館のような様相。コダーイのテ・デウムとロッシーニのスタバト・マーテルはいずれも佳作。大変よく訓練された合唱団でこの日は郡司先生にお会いできなかったがきっとスタッフの皆さんと素晴らしいご指導がされているのだろう。なかなか楽しみなものがある。リハを終えて秋葉原で少し時間調整。不思議な人達に出くわす。リムジンバスに乗り羽田へ。最終便の大分行きに乗り込む。大分駅前のホテルに着いたのが10時過ぎ。ラーメンを食し、ホテル屋上のどこから湧いて出たかよく解らん露天温泉風呂に飛び込む。少し生き返る。(池袋29日18:16p.m.)
朝から今日は暑い1日、熱射病状態。洗濯物は良く乾く。身体はあまり環境がころころ変わると順応するのに苦労する。22万カウントは過ぎたようだ。4年半でよくここまで続いたものだ。少し体調を整え、夕方から学習院へ。学生オケと合唱のリハーサル。なかなかあったかい?会場で、汗だくになった。もう暫く仕方ないかな。学生さんもとても良く応えようと努力してくれている。更なるクオリティーを。世の中は土曜日かぁ。また連休じゃなぁいですか。みなさまよい週末を!(池袋23:21p.m.)
どんど晴れを見て直ぐ家を出る。ANAはビジネスマンで満員。伊丹からリムジンで移動を始めたが渋滞にはまる。乗り換え南海電車で大阪フィルさんの練習場へ。都内以外のお仕事は極力自分で払ってでも前のりをするようにしている。移動で遅れることは本当に恐いものだ。練習場に30分前には入りたいものだ。大フィルの皆さんは今日もとてもよくお付き合いくださった。残念ながら本番は来週。ちと淋しいが楽しみだ。そして再びなんばへ。行きに横目で惹かれたその黄色い飲み物が小生を呼び止めた。200円、東京だときっと350円はするだろう、これが旨いんだ。おかわりするのは我慢して、リムジンに乗り込む。帰りは余裕を持って便を取ったのだが高速で事故。結局間に合ったが、蓬莱で中華のお土産を求める。羽田では更にリムジン大混雑。小生の行く手を阻む交通機関、それでも音楽する時間はしっかりと確保された。めでたしめでたし。ミックスジュース万歳。(21日池袋23:13p.m.)
今日も暑い1日。おかしいぞ気候が。実は、時間があればいつも見ている朝の連ドラ、どんど晴れも終盤、昼間の番組でヒロインが出演、役柄と同じ雰囲気が好印象。いい役者の揃ったドラマだったな。旅先だと7時半にBSで見ることが出来、一日のペースを作りやすい。如何に半年間上手く話を引っ張るのが鍵だろう。上野にオペラを観に出向く。東京音大の学生や教員が一丸となって作った舞台。大健闘。大学も節目を迎えた。と言っている内に、サイトは22万カウント突破かな?(池袋22:36p.m.)
ちゃんとできる時にレッスンをしないと学生のためにも、自分のためにも後でシワ寄せが来る。今年は例年以上にまじめにこなしている方じゃないかな。と自分で言っても仕方ないのだが、大学C501研究室でのいつものレッスン。岩城先生に昔教わったことが突然思い出されて、学生に伝授。もっと色々お話を聞きたかったなぁ。と実感。大学は100周年オペラのGP。小生は出演しておられる先生方やスタッフの裏番組担当と割り切り、授業にレッスンを担う。そう言えば先週、大学受験で面倒を見たスイス人が久々に顔を出した。フランスからイギリスに居を移すそうだが、ただただいいなぁ。(池袋20日22:28p.m.)
暑い夏のお陰か、首や腰が定例不調を訴える。新潟で相川リラクゼーションに立ち寄る。ちょっと抵抗があったのだが思い切ってタイ式とやらを受けてみる。これが予想以上にいいみたい。現地ではもっとボキボキバリバリやるらしいが、日本人のお姉さんは繊細にグイグイ解してくれた。電気屋さんに数十万円する電動マッサージ器と施術との年間の値段比較のようなものを見たことがあるが、人の手には敵わないと思いつつ、機械も性能良いんだよなぁと、しばし休めるひとときでした。(池袋20日22:20p.m.)
しかし暑い9月。台風のせいなのかも知れない。新潟は今回もオークラに泊る。新潟響のリハーサル。ついこの間皆さんと本番をご一緒したばかりなのに次の週にはもうリハーサル。よくこなしておられる。とことんお互いが納得できるまで練習をする、という環境はどこでも極めて難しい。だからこそその瞬間を大事にと、いつも思う。夕食を済ませ、ちょっと固めの有難いベッドで休む。夕焼けが奇麗だったなぁ。連休の新潟。(池袋20日22:11p.m.)
日曜、9月も半分を過ぎたというのに30度を超す残暑の東京。この7畳ひと間のオフィスはなかなか利用価値が高い。ピアノがあるのもそうだが、大学からも近いのでアクセスが良い。JAの呼ぶ著名なピアニスト諸氏もしばしばご利用なさる。こうして日々の日記を記すのも出先のノートPCかこのデスクトップだ。いや、突然の標題はいつも遅ればせながら日々の記録を残しつつその間にも多くの方々から励ましのメールや、演奏会の感想をお寄せいただく。その全てにお応え出来ていない現状に、申し訳ない気持ちとありがとうを伝えたくて。来月の長岡での東フィル特別演奏会、佐藤しのぶさんとの共演も楽しみだ。既に4分の3チケットが出ているそうだ。嬉しいなぁ。(19日22:26p.m.)
大学の合唱では10月の公演のオーディション。小生はその裏番組の授業をする。およそ半数の学生を相手に2度同じ内容を進めるのはなかなか難しい。指揮者によってアプローチは違うのだから寧ろ学生には各々の持っている声のイメージ、求められる声について問う。いよいよ第九の準備だな。数日来延び延びにしてきた原稿書きも大した分量でも無いのに小さいことに拘り始めると止まらない。池袋に泊って作業。(19日池袋22:13p.m.)
共演者との出会いは指揮者にとって刺激的なものだ。当然共演者をこちらから指名することもあるが、いずれにしてもオーケストラとコンチェルトをするにも、自らの準備に留まらず、彼らの音楽を最大限受け止めて結果を導かなければならない。何が飛び出してきてもしっかりテイク出来る引き出しをいくつも持ってさらにフレキシブルな状態を作っておかないといけない。新潟や見附、それに学習院での第九もソリストが決まった。大変楽しみな共演だ。(池袋21:54p.m.)
ここ数年、いや考えてみると二十歳代の頃から、自ら指揮をする以外の云わばお膳立て役とか、プロデューサー的な役回りも多かった。ピアノを弾くことと指揮のおしごとが半々の頃は演奏会の人集めや今、小生のためにジャパンアーツにお世話になっているような内容をこなしてきた。昨今、見附の第九や、長岡の財団のお仕事は自ら指揮もするけれど原稿を書いたりアーティストを選出したりという役も多い。今回は来月の東京フィルさんとの長岡特別演奏会や、子供たちのためのオーケストラ鑑賞教室の準備やプログラムの執筆は全く文才の無い小生にとってはハードな時間だ。春くらいに気付いていたら専門の方々にお願いしていたのにぃ。でも良い経験だ。なんとか仕上げなければ。(池袋20:06p.m.)
昨年まで指揮をしていた伊豆フィルさんの団員さんに山梨でぶどう園を営んでいる夫妻がいらした。余りにも美味しいので以来毎年送っていただいている。今回も丁度父親の誕生日に合わせてたんと送っていただいた。どこからその甘さが生まれるのか、瑞々しい酸味と甘みが口に広がる。果物は好きらしい。季節感があっていいね。と思っていたら新潟の方からも美味しい巨峰が届く。これまた美味。幸せ。大学では後期初の指揮レッスン。シューマンにモーツァルト。いい作品ばかり。負けるな、学生!(池袋19日19:08p.m.)
合宿場で朝ご飯を頂く。何故か学生が少ない。あぁそうかぁ。最終日だったのね、良く飲んだご様子。再び車で下山。どうやら1600Mほど標高があるようなので、やはり気圧の変化が物凄い。耳が詰まったようになる。高崎経由で長岡へ。新潟も稲穂はすっかり刈入れを待つ様子。見附の合唱稽古。大人たちのリハーサルの前に子供たちの合唱。8月にあった3名の他に2人増えた。飲み込みの早い子供たちは頼もしい限りだ。カルメンの楽譜が出来上がりいよいよ第九と並行して練習。いい声が出ていた。帰りは久々に団員さんと打ち合わせ、会食。夜は随分涼しい。(池袋15日21:20p.m.)
新潟から直接移動することも考えたのだが、なかなか良い手段が無い。前夜何時寝たか記憶の無い中、今日はちゃんとごろごろを転がしつつ、東京から長野新幹線で佐久平へ。ご縁があって学習院のオーケストラと合唱団と初顔合わせだ。駅から車で50分。途中稲穂が重みにもたれ収穫を待つ景色、葡萄も収穫の真っ最中。可憐なコスモスが鮮やかな道端なんて暫し車窓を楽しむ。行く先は白樺湖。結局その名の湖を眺めることも無く、合宿場へ。標高差に変調。学生たちが出迎えてくれる。昼食を摂り、2時から5時のトゥッティは先ずメインの「第九」。N響や都響に在籍しておられる錚々たるトレーナー陣。OBのオーケストラは岩城宏之先生のお声がけでご一緒したことがあった。学生オケも久々だ。直向に音楽に向き合っている雰囲気に好感が持てる。晩ご飯の後は更に2時間。前中プロと、合唱のリハ。「指揮者コンパ」なるものにお呼ばれする。いいなぁ学生生活!音に品格があるとスピーチ。ものの5分と経たぬうちに大フィーバー。学生らしい。2時頃までお付き合いしたかなぁ。色んな話が出来た。仲良くやろう。(15日1:10a.m.)
新潟響の皆さんと地元高校の創立25周年の記念演奏会に招かれた。局アナの司会でka開演、その後はまた懲りずに小生が話しながら進行する。とてもよく聴いてくれていた。休憩を挟み2時間のプログラム。プログラムは盛り沢山だったが最後に指揮者体験コーナーで3名登場。盛り上がった。高校の合唱部200名と校歌、旅立ちの日に、を共演。楽しんでもらえたならと思う。終演後は同校の吹奏楽部の練習を聴かせて頂く。よく訓練されていて大変頼もしい。昼の時間を逃してしまったので、一人新潟でお蕎麦屋へ。いつものマッサージも予約が取れず即行東京へ。中央郵便局に立ち寄りマッサージに立ち寄りリフレッシュ。がしかし、大荷物に殆ど意味無いぢゃん。いつものごろごろ(スーツケース)を持たずに万能リュックと衣装鞄を背負って来たのがまちがいね。はい。(池袋13日23:25p.m.)
新潟に出掛けようと荷物をまとめ、実家の近所を歩いていたところ公営バスと自転車に乗っていた女性が接触事故を起こした。その瞬間は目撃していなかったのだが、周りにいた人も、当事者達も何をしたらよいのか、それ以前に何が起きたのかという空気。むしろ客観的でいられたからだろう。そのお母さんを起こし、運転手にバスを路肩に寄せさせ、相談して警察に電話をした。大事に至らなくて良かった。自身が何れかの立場となったら、どれだけ冷静でいられただろうかと考える。おっと、これ以上いられないというところで、移動開始、一本遅れの「とき」に飛び乗り新潟へ。新潟響さんと本番前日のリハーサル。新潟テルサは初めての会場。響きが集まらず、セッティングを変える。小品が多いと実は練習の組み立てが難しい。一人ホテルオークラで晩ご飯。目の前にいた芸能人は誰だったかなぁ。(池袋13日22:58p.m.)
なかなか威勢のいい台風が近所にやってきた。ダナスとフィリピン語で命名された奴は、随分悪さをしていった。午後から高校で集中講義最終日。モーツァルトのフィガロは第4幕の終曲。25分かかる大掛かりなものだ。男性の役を女の子が受け持ったり、何といっても16~18歳の高校生が全ての役を賄うのだからそれは面白い。毎年上演しているものだが当然違いがある。でも一貫してモーツァルトの音楽を大切にすること、それに尽きる。定期実技試験を経て、小生とまた稽古を再開するのは本番の2週間前だ。期待しよう。今年も台風があったり地震があったり不穏な年だなぁ。自然環境問題を本気で考えると、車も買い控えかな。(池袋13日22:44p.m.)
前夜から突然土砂降りや突風が吹く。少し早めに家を出る。庭のような?池袋はオフィスから歩いて5分の東京芸術劇場。東京都交響楽団の皆さんとゲネプロの後、本番。千代田区の小学生にオーケストラを聴いてもらう。ルスランとリュドミラにはじまり、同級生の藤原歌劇団、野田ヒロ子さんと椿姫のアリア、メインは火の鳥。またやってしまった。最後の決めで、メガネがずりっ。無惨。シュトラウスの「観光列車」で警笛を吹いた。緊張~っ!都響さんと共演を果たした。いやぁ○○族のパラリラパラリラ~みたいなサウンド。小学生は楽しんでくれたかなぁ。(7日池袋17:52p.m.)
高校に2時間オペラ実習の稽古に行く。台風が近づいてきた。立ち稽古がまだ始まっていないのだが、音楽稽古をしつつピアノ弾きつつ演技についてもちょっかいを出す。外のプロダクションだったら当然有り得ないことだが、ここはちょっと違う。池袋でCDを見付けて家に帰る。久々に我が家といった感じだ。たまに帰るが夜遅く帰って朝早く出ることが多い。オフィスに届けられた荷物が不在で暫くどこに居たのかなぁ。大分から季節の「かぼす」が届いた。普通料理に添えられているのはちいちゃいのが多いが、見事な大きさ、そしてジューシーな味わいは、魚とか色々な料理に合う。それだけじゃなくてカボスを絞ってジュースに。素晴らしい。大分ばんざい!秋の味覚いよいよ楽しませてくれる季節だな。(7日高校教員室13:40p.m.)
新潟駅裏のホテルで朝食を摂り、8時の新幹線に飛び乗る。11時前に護国寺の母校へ。昼を挿んで4時間高校のオペラ稽古。ピアのを弾きながらレッスン。一度捉えた表現を次までに確実にしてこれる生徒は少ないが、ひとつひとつ出来るようにして行ってくれるときっと違ってくるんだけどなぁ。でもみんな将来楽しみだな。大学に立ち寄りオペラの稽古に顔を出す。広上主任教授に久々にお会いする。郵便ポストにたまった不在通知やDMの山を整理。余りにお腹が空きすぎて、東池袋で食事をしてから久々の我が家へ。ここでも郵便物の山と戯れる。土砂降りが降る。台風かな?(池袋5日20:09p.m.)
この脱水症状と水分摂取過多は何とかならぬものかと特に夏の本番では思うのだが、亡き岩城宏之先生も大汗掻きだったし仕方ないのかな。それでもちゃんと身体が正常に機能していてくれればそれでよいのだが。4泊した広島を後にJR広島駅で出来立てのもみじ饅頭をゲットし先ずは新大阪へ。バスで伊丹からプロペラ機に乗り込む。新潟へは3時前に到着。夏季休暇からまだ2週間なのに身体は自然と相川マッサージへ向いていく。考えてみればたかが3日休んだからといって休息を貯めておくわけにはいかないね。1時間揉み解してもらう。素晴らしい。新潟響さんは次週の本番に向け最後のリハーサル。80個のもみじ饅頭はさばけた。あぁ良かった。打ち合わせの後、何故か一人焼肉。これって条件反射?身体も心も求めてな~い。でも旨かった。(とき号4日9:40a.m.)
世界陸上は日本勢残念だったな。肉体を鍛え上げて物凄いプレッシャーの中で身体能力を最大限活かすその精神力はある部分音楽にも通ずるところがあろう。でも指揮者の場合は相手あってのこと、音楽家集団との対話が嬉しくて仕方ない。コンマスの田野倉さんも素晴らしい。若いんだよなぁ。全く8ヶ月ぶりの広島厚生年金会館。大きなホールだ。ゲネプロを終えると既に外にはお客さんが大勢並んでいらした。みっちり2時間のプログラム、オケもピアノも素敵に楽を奏でる。今回で21回目だそうだがスポンサーの広島ガスさんの主催公演、メセナの草分け的存在だ。感謝を込めてアンコールのご挨拶。そして広響さんありがとう。お客様も沢山聞きにいらして下さった。(とき号4日9:30a.m.)
朝10時半からリハを始めるとなると6時台には身体を起こして頭も働かせ始めることになるが、ここ暫く眠りが浅い。それでも朝は今日も和朝食を先ずいただく。食べなきゃ始まらない。午前中はシベリウス。午後は初顔合わせのピアニスト、近藤嘉宏さんとリハーサル。気さくな人だ。1~2箇所楽屋で打ち合わせの後オケ合わせ。若いなぁと思いながらプロフィールを眺めると、タメやん。小生も若いってことか。グリークもいい旋律を沢山書いた作曲家だな。和声感も深い味わいがある。没後100年ですか。今回はなかなかがっちり組まれたプログラムだな。精神的にかなりディープなシンフォニー。精神力、体力勝負。半ば強引に肉を食す。広島のお客さんから楽しみにしていますメールが届く。(とき号4日9:15a.m.)