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August 2007

シベリウス

朝10時半からのリハーサル。とても天井の高い練習会場だ。2日間のリハーサル初日シベリウスの交響曲に少し時間を割く。一筋縄ではいかない作品だ。シベリウスといえば先ずフィンランディアだろうか。今回はカレリア組曲と交響曲第2番。今年没後50年というが、ロマン派以降の交響曲作曲家としては極めて重要な位置にある。16年ぶりの再会の曲。殆ど小生の指揮活動のルーツを辿る。駆け出しも駆け出し、当時譜面が読めていなかったなと今回新たな発見を繰り返し、想いが強くなる。広響の皆さんは気持ちの良い音楽家集団。夜はホテルでちょっと淋しく一人バイキング。今年の夏も終わりかぁ。(とき号4日8:55a.m.)

移動の日

前夜遅くに帰ったので朝の支度がてんやわんや。5泊の行程だ。いつものリムジンバスで羽田。空弁の穴子弁当がお気に入り。お土産と共に広島へ。昨年暮れのクリスマス仮装コンサート?以来だな。今回は地元広島ガスグループ主催の演奏会。リハーサルを2日頂いてのコラボは今回初めてだ。初日のリハに備えて近所に繰り出し早速一人焼肉、携帯サイトで見付ける。ANAホテルは21階からの眺めが良い、すぐ近くに山が見えるのだな。夕食後いつものように平和記念公園まで歩き、手を合わせる。いい公演になりますように。(とき号4日8:42a.m.)

見附三昧

人口4万の町・見附とは15年来のお付き合い、今年で4回目になるかな、市内の小中学校音楽科の先生方との研究会を午前中一杯行う。合唱指導法ということになるかな。短い時間で伝えたかったテーマは「子どもたちの心に持てる想い」だったように思う。皆さんご熱心で嬉しい限りだ。地震で伊原先生の学校コンサートが中止になってしまったのが残念。昼は市長室を訪れる。久住市長のバイタリティには感服。カルメンの構想と、この町ぐるみでオペラを創る構想が文化庁の助成をいただけることに結びついたことを報告。午後は再び子供たちと歌のお稽古。仲良くなれた。夕方は少し自分の時間をいただいて、夜再びアルカディア音楽祭実行委員会の初会合に出席。多くの方の賛同と協力を仰いで意義あるステージを創りたい。どこにでもあるものではなくて。この町のもの。信越線見附駅で吹く風は秋の風。これらの活動を4、5年前にやりたかった、と思いつつも今がその機なのだな。久々に最終の新幹線、東京着は23:40、長い一日だった。(広島ANA17:52p.m.)

子どもたちの歌声

ようやくリハーサルのための着替えもひとつ少なく持てるようになったかな。朝晩は時折涼しい風も吹く長岡・見附。昼からアルカディアで来年7月に企画・予定している市民オペラ「カルメン」の子どもたちの合唱を初稽古。時間に余裕のある時期に入ったこのスケジュール、正直なところ暫く後にしたかったのだが、いざ子供たちに初めて会って練習を進めると、それはもうとてもいい子たちで、思わず時間を忘れそうになりながら、子供の合唱ナンバー1曲を譜読みしてしまった。恐るべし子どもたちの能力。広報周知も充分ではない中、自分たちから親御さんと情報を得て集った3名。ふと、小生にはいろんな1時間があるとつくづく感じた。プロのオーケストラとの1時間。学校の先生の顔、そして子供たちと触れ合える時、要は「その時」に納得できる時間を過ごせるかどうかだ。子どもたちの来年までの成長を楽しみに、もっともっと仲間を増やして来てほしい。夜は菅野先生と演出そのほかの打ち合わせ。長岡泊(広島30日17:30p.m.)

反響

今回もほぼ10日ぶりのまとめて更新に、およそ300アクセスあった。昨日の本番に関して関係者から沢山メールをいただく。ファミオケの解散式で男の子から「ありがとう」の手紙を手渡された。1回目の本番直前にある男の子はトイレに行きたくなって、それもステージ上、マエストロのお話の最中。どうやら我慢が出来たようだが、それを聞いたので2度目の本番前に「連れ○○○」しに誘って二人並んで容量を減らしたのはいい思い出になるかも知れない。一夜明けて曜日の感覚の無い月曜日、用事を済ませ新潟へ。潟響さんは来月の市内高校の音楽鑑賞教室の練習。夜は凌ぎやすくなったなぁ。(新潟28日2:57a.m.)

ブラヴィッスィモ

マエストロ・チョンからオーケストラに贈られた言葉。正にそんな空間と時間が生まれた。午後の公演では小生思わずカーテンコールでオケに投げキッスをしてしまった。小さな小学生から大人まで皆が試行錯誤の中、ハートフルなサウンドが生まれた。寄り添う献身的な楽員さんに、事務局スタッフそして、自然と今回集ったこの、温かい雰囲気を生み出してサウンドを求めたメンバーに心からの敬意と感謝を。子供や初心者向けによりどうだとか、高度なアンサンブルを求めたいメンバーに対してとか、きっといろいろニーズがあったに違いないのだが、色々な想いが良い方向に結集してこのファミリーオケはマエストロの指揮のもとで、「家族」「音楽」を味わい楽しむ素敵な出会いの場となったに違いない。数々の想いもきっと真っ直ぐお客様に伝わったんだな。いい拍手だった。音楽って素晴らしいな。今日は親御さん達と話が出来たり、子供たちの手に取れる成長ぶりを見届けることが出来た。それも大きな収穫。どこかでまた会えることを信じて。(池袋22:45p.m.)

東京フィルファミリーオケ・公開ゲネ

小生のしじゅうの誕生日に立ち上がってこれまで4ヶ月余り、共に過ごしてきた東京フィル・ファミオケの活動もいよいよ終わりに近付いてきた。長岡から新幹線で大宮、乗り換えて新宿から初台へ。昼に会場入りするとメンバーは赤いお揃いのTシャツに緊張感も伝わる。いきなり本番のコンサートホールで音を出すのはと、30分頂いて最終チェック。そしていよいよ、カルメン組曲と、ボレロの演奏。小生もオケ中でチェレスタを弾く。ボレロの高揚感は凄みすら感じさせるものだった。ソロも秀悦、鳥肌が立った。そして翌本番に向けてランスルーのカルメン。会場で聴くも、時を経てこんな演奏に辿り着いたという感慨を新たにする。ドラマがあった。明日の晴れ舞台を楽しみにホールを後にする。1年7ヶ月使った携帯が何だか怪しい、機種変更をしに秋葉原へ。家には新潟から届いた超美味の枝豆。ビールが進んじゃう。(26日22:28p.m.)

秋の風

何だか最近昨日はどこで寝ていたかなぁとわざわざ思い出してみたりする。マネジャーふなぴょんの仕事を見届けて東京へ、指定は満席の「とき」に乗り込む。長岡は何だか風がやわらかくなっていた。独特の茹だる様な湿気は然程感じられない。車で見附の公民館へ。アルカディア混声合唱団の第九稽古。人数は金曜日のせいか少なめだったが物凄くいい歌だった。今年は見附の他に、新潟市、それに学習院の学生さんとも第九がある。来月また行くのかな?その頃にはカルメンの概要もお伝えできるだろう。帰りは既に23度まで気温が下がっていた。定宿に帰館。(26日22:18p.m.)

教員免許状

音大を卒業する時に高校2種、中学1種免許状を取得した。当然教科は音楽だが、考えてみるとその取得単位の重みを感じる。そこで費やした時間で得た多くの知識や技能はそのまま教育現場で子供達と大切な時間を共有する基になるのだ。最終日の朝から、2日間のまとめをしつつ、実技試験を行った。課題は実践。指揮コンクールさながら、通しの課題とリハーサルの仕方を大切に見るものだ。教壇でその考え方や音楽作品に対するアプローチを生かしていただけたら何よりだ。きっと素敵な授業をされているんだろうなと嬉しくなって大分を後にする。再びホーバー、ANAと空港バスで実家移動し、車を飛ばして夕方の東フィルファミオケ、Mo.プローベに間に合わせる。ほっ。今度は九州のハイチュウを土産に。メンバーの意識を確実に音楽へ引き込む。久々に池袋のオフィスに立ち寄る。(26日21:58p.m.)

実践指揮法

指揮をお教えできる境地に本来無い小生だが、少なからずこれまで苦労したことを学校の先生方と共有出来るような気もしている。朝9時から殆ど学生と同じ強攻なスケジュールだ。3日で15時間なのでこの日は夕方までみっちり。受講される先生方は皆ご熱心で素晴らしい。スキルアップを望んでおられるのだから当然といえばそうなのだが、遠方から車で2時間かけてお見えだったり、音楽を通じて教職に身を捧げる方たちなのだろう。「音楽をする」ことに終始した。学校の教育現場における指揮法は教科教育法、声楽、器楽、教材研究、クラス運営etc.色々なことと絡んでいるだけに、我々教壇に立つものが自ら音楽を伝えることが原点にある。一人ホテルで大分の美味しいもの。(26日21:44p.m.)

再び大分の風

ここまで窮屈な夏休みになると考えても見なかった時期にいろいろとお仕事を頂いていた。良くありがちなパターン。羽田に一泊し、始発の便で大分へ飛ぶ。久々に空港からホーバーに乗る。何とも穏やかな海。空港隣接の陸地乗り場からその境も感じさせない流れを持って海に走り出す。時速75キロ、市内までいつものバスの半分の所要時間、お値段高め。運が悪いと船酔いももれなくサービス。午後から、県の義務教育課から要請をされ教員免許状の昇級のための認定講習というものを初めて受け持つ。科目は指揮法。芸短の集中講義のように70名近い大所帯を想像していたらなんと4名。個人レッスンの開始。夜は一人焼肉。その後専攻科の学生さんと合流。学業において色々な事を同時にこなさなければならない辛さを訴えられる。その気持ちがよ~くわかる。本当に。(26日21:32p.m.)

リサイタルホール

初台のオペラシティは大ホールの標記のリサイタルホール、リハーサル室などがあるが、このリサイタルホールは、良い響きだ。東京フィルさんとのリハーサルでもしばしば訪れるが、この日マエストロを迎える前、小生と直接練習をするのは最後となる仕上げのリハーサル。全曲を当たりつつ、確実に彼らの演奏もモティベーションも上がってきていることを実感する。沢山伝えてあげたいことも、一つでも自信を持って奏でられるように時間を割きたいところも全て、その中に収めなければならない苦悩の3時間。それでもこのオケのサウンドが生まれてきた。嬉しいね。本番に向け彼らの秘めた力を信じて。羽田空港内Hに宿泊。(26日21:20p.m.)

ファミオケ休み明け

学生さんは当然まだお休みだったりするので、街にも若い人で溢れている。夕方から初台。この日は楽団員も沢山参加。山形のお土産を携えて。声楽の田中美佐代さんとカルメンのアリアをご披露。当分ピアノは人前で弾くまいと毎回思いつつ、今日もやらかしてしまう。汗が冷えて身体も指もあれ程自由が利かなくなるとは。身体は正直だ。セギディーリァの雰囲気だけでも掴んでもらえたら。団員パートナーのあったかいアドヴァイスが行き交う。(26日21:13p.m.)

日頃の行い

決して良いなんて申しません。しかし見事に晴れてくれたものだ。諦めていた予定を戻して天元台や近くの滝を見る。天元台も冬はスキーで賑わうところだが、夏も景色が見事だ。2~3キロ歩いて川の源流を望めると称する山道を歩く。途中変な鳥に出会ったり高山植物や花々に冒険心が沸く。滝の音は清々しく余計なものを全て拭ってくれるような気になる。思い切って市内の城下町上杉神社に足を伸ばす。直江兼続を主人公に09年の大河決定に盛り上がりを見せている。名残惜しく駅弁を食べながら家路へ。半ば強引に死守した休暇は上出来かな。日頃からしっかりと休みも摂りメリハリのある生活を心掛けたい。次のお休みは忘年会らしい。(26日21:00p.m.)

山形縦断

やはり温泉、らしい。ハンガリー行っても温泉入りに出掛ける性分は根っからの日本人だな。江戸っ子は関係ないかな。てやんでぇ、といいつつ、余り熱い湯は好まない。山形新幹線で下りつつ、降りてみた先は米沢。さては肉に惹かれたな。温泉は山間の地。生憎の雨。次の日は少しまた歩いたりしてみようと企んでいたのだがこの分だとどうだろうか。夜は美味しい肉を頂く。きっと元気が戻って来たに違いない。(26日20:39p.m.)

小国川のせせらぎ

殆ど逃げるように東京を離れ敢行した休暇は、宿も連泊にした。料理もお湯も文句なし。唯一誤ったのは、ドコモの電波がびんびん届く。だめぢゃん。今なら繋がるだろうと、こういう時に限ってばんばんメールが入る。電源を切る勇気も無いのは、普段からマネジャーふなぴょんが怠慢なためだ。あはぁ。遠見をすること、緑や川のせせらぐ様子やその音に暫し意識を預ける、そんな時間が余りにも幸せだったりする。もれなく虫刺されが付いてきたり。義経弁慶伝説の地。さて次はどこへ移動するかな?(26日20:16p.m.)

山寺 立石寺

「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」この句で有名な名刹は猛暑の山形。松尾芭蕉ゆかりの地。この夏は海外に出そびれてしまったし、せめて自然と戯れておかないと恐らく無事この秋を乗り切れまいとばかりに。800段の石段を上るのも昨年春の屋久島に比べれば何のことはないと高を括ったわけではないのだが、この暑さに一撃を食らった。氷を入れて御茶屋水を補充しつつ持ち歩いた水筒の何と有り難いことか。余りどんなお寺だか調べもせずに行き当たりばったりのこんな旅も寧ろ今の自分には合っている。終戦記念日に想いを馳せる。この朝家族に託して愛用のノートパソコンを修理に出す。夜は山形の北へ移動し待望の温泉。(26日20:05p.m.)

帰省Uターン

岩手からメール。見附からメール。愛媛からメール。大分からメール。長岡からお仕事メール。東フィルからお仕事メール。そんな中いよいよこのまま秋に突入したらパソコンに不自由しそうなので、修理に出すことを決意した。暫くパソコンの無い生活をしよう。車で都心を走ると恐ろしい瞬間に出くわす。休暇専門ドライバーのひょっこり車線変更、ありがとう。世の中はお休みなのかな?皆様良い夏休みを。(池袋21:51p.m.)

ペルセウス座流星群

昨日求めた水筒を早速使ってみる。熱い珈琲も良さそうだが氷を入れて麦茶を注ぎオフィスに車を走らせる。見事に氷が残る程、最後まで冷たく頂けた。素晴らしい。ペットボトルはたまに無駄になることがあるのでこれを利用しよう。伊原先生と久々に連絡が取れた。いろいろと話を進めていかなければ。来年の「カルメン」の準備を。何だか休めないのは当然かな。今欲しいもの、天体望遠鏡、釣竿、畑、休暇、そしていずれ車。流星群見えるかぁと、江戸川の雲の流れる夜空を見上げる。星に願いを。(14日21:14p.m.)

シェフ

最近家でよく珈琲を飲む。頂いたウィーンの珈琲となかなか相性がいい。昨日求めたカステラと、う~ん最高。地元に兄貴と車で買い物に出る。一つは水筒。メーカーによって少しずつ性能が違う。拘ってみた。更にはビールを箱で買う。家で久々にパスタを作る。この間はアンチョビだったが、今日はベースはぺペロンチーノ。たまに家に居るといろいろ試したくなる。パンチェッタと再びアンチョビをゲット。といって作り損ねて賞味期限が切れたりするのだ。あはは。(14日21:32p.m.)

酷暑続きの日本列島

大分の学生さんから続々メールが届く。ワグネルのメンバーからも。パソコンの不具合は続き、仕事が捗らない。我がオフィスで受験生のレッスン。世の中はそろそろお盆休みだろうか。本来ならば今頃ウィーンの森を歩いていたはずなのだが。帰りに西武によって久々に韓国キムチとカクテキを求める。更に何だか無性にカステラが食べたくなって、お気に入りの長崎「福佐屋」のものを買って帰る。ザラメが付いていて甘いのだが少し冷して食べると美味しい。祖父が生きていたらきっと「滋養がある」とか言っていたに違いない。兄貴も休暇で一家4人が揃った。どこも民族の大移動だな。(14日20:58p.m.)

ヘンリク・ヴィェニャフスキー

東京も暑い。ジャパンアーツの新年会に行った記憶が蘇る銀座・ホテル西洋の3階にあるル・テアトロ銀座に赴く。5回に亘り指揮についてアドヴァイスさせていただいた音楽プロデューサー氏の指揮デビューに伺う。昨日然り生徒さんというのか、我が手を離れて見守るその緊張感はなかなかエネルギーを必要とする。市川右近、市川春猿、市川段治郎、古藤芳治、とその道の1人者達の演劇。う~ん芝居?語り?何とも言えないジャンルの公演。標題の作曲家の謎めいた人生と併せてミステリアスな世界を描く。「ミッシング・ピース」その音楽を担当された氏は素晴らしいアーティスト。ピアノもさることながら、舞台に一際精彩を放っておられた。安心した。そして東京音大付属高校在学中にオケの授業でヴァイオリンを弾いていた宮本笑里さんがソリスト。とても魅せるいい音楽をしていた。そう、こうやって芝居とか映画とか色んなジャンルのステージに足を運びたいんだよな。いつだって本当は。(14日1:18a.m.)

ピアノ弾き溜め

この3日間は寝坊は出来ないと、明け方何度も目を覚ます。今日はANAのビュッフェでバイキング。前日は和朝食のお店が美味しかった。正味13コマ(×90分)を経て最終日の3時間は実技試験だ。何を伝えられたか、何を感じ取ってくれたか、そして今、その瞬間にどんな音楽を魅せてくれるか実はドキドキしながら下手糞なピアノを必死に弾く。各々2つのグループから課題を2曲選ぶ。それぞれ35~45秒と短いものだが、試験会場に登場し、指揮台に登壇し、挨拶そして仲間を前に演奏、全てを見る。生まれて初めて人前で指揮棒なんか振り回す学生さんも多い筈が如何してなかなかよくやってくれた。少なくても大多数が自ら音楽を表出しようともがいていた。ブラヴィー。最後15分残ったので何か歌おうよって誘ったら、皆で「大地讃頌」「遠い日の歌」を大合唱。ちょっとウルっときた。指揮棒へサイン大会。ときわでお土産。「めじろん」グッズ見当たらず。ANAは出発が遅れ、もう少しゆっくりしたいなぁという気持ちかな。芸短のみんな、また秋に会いましょう。(14日0:46a.m.)

かぼたん

今日も暑いぞ大分。教員採用試験を受けようという学生は年々減っているのだろうか。生徒の数も減っていく中で確かに狭き門であると同時に音楽に関して言えばより高度な専門性が求められる。3日目の今日も怒涛の8時間。付き合っていくと学生一人ひとりの持っている潜在的な力は東京とも何処とも引けを取らないことに気が付く。問題は意識だ。お互いの環境を高めようとするか否か、東京音大然り学校の中で競うことに目を向けている間はそこまで。だから、大分でも、東京でも同じクオリティを求める。折角得られた学ぶ環境をたった2年なんだから思い切り活用して欲しいと込めてみた。Mo.チョン氏のビデオや小生の恥ずかしいコンクールやTVの一部を交えながら最終日試験の課題とその対策に費やす。大勢で焼肉っ。やはり焼肉は複数で頂くのが健康的でよろしい。今回の指揮法の学生さんを誘ってあげたいと思いきや、短大1年生は18か19なのね。またね。幼気なそのキャラに和む、かぼたん。(14日0:20a.m.)

8時間授業

最上階の講義室は余り涼しくない。というより時間と共に冷房のパワーが落ちる。そんな環境の中、朝9時の出席に間に合わせ学生諸君もしっかりやってきた。小生もANAホテルから車で10分、1日の構想を練る。徐々に指揮棒を使っての実習。一人でも多くの学生に体験をしてもらおうと務めるが、何せ全部で67名の受講生。一人ひとりの意識はなかなか高い学年だ。ビリーでも筋トレでも無いし、棒を振り回すことが目的じゃないらしいことは掴んでくれたかな?一人ひとり感じているものが違って想うもの、それを身体を使って外に表出すること、そこでコミュニケートを求める意味、そんなことを瞬間でも感じてくれたら、きっと彼らのそれぞれの音楽をするところと結びついて世界が広がっていくと信じている。汗だく8時間。皆おつかれ!夜は打楽器の先生・学生さんと会食。(13日23:58p.m.)

大分芸短:指揮法開講

指揮者やってみませんかぁ?一晩のステージで2キロは痩せますよ~!の謳い文句を講座の始めに掲げようかと思っていたが暑さの所為か失念。否、素直そうな大分芸短の学生さんに下らぬ話で人生棒に振ってもらってはと、良心が。毎年恒例?にしている全受講生67名自己紹介タイムにしっかり一コマを使う。年々自己PRが大人しくなって来たようだ。巨匠の「運命」冒頭をビデオで見ながらブルグミュラー最初の2曲で導入。先は長い。何といっても4日で30時間の強攻講義。体力勝負っすね。夢にまで見た「いそ舟」で会食。卒業生の頼もしい近況に嬉しくなる。(13日22:19p.m.)

大分芸短オケ

夏の大分。太陽が眩しい。1年ぶりの芸短へ。先日の台風のお陰か練習会場が雨漏り。学生教員一丸となって床の掃除とのこと。午後から5時間2年ぶりのお付き合いとなる「今年のオケ」のサウンドを聴く。若々しくそして打てば響く彼らのクオリティは健在。良い選曲だったかも知れない。今回は1日のみのリハだったが大いに手応えを得る。課題を無言で沢山与える。10月8日にグランシアタにて本番のその時まで共に温めていこう。暑さに今日も数度意識が飛びかける。蝉の音の元気なこと。ANAホテルに移動。夜は専攻科生の学生さんと上司夫妻&息子くんと会食。学生さんと大いに語る。(11日22:25p.m.)

夏休みファミリーコンサートin青葉台

青葉台フィリアホールでの1時間2回公演。ワグネルOBでもあるテレビ朝日、坪井直樹さんが司会を務める。大学の同級生3人が子供を連れて聞きに来てくれた。嬉しいなぁ。
子供たちの元気な声に幸せな平和なときを感謝する。我が恩師寺原信夫先生の話を出していただいた。色々な音楽的な出会いが今を生み出してきた、そんなことを改めてかみしめてみたり。坪井さんの軽妙なトークも素晴らしい。オーケストラとは終わって飲みたかったなぁ。皆さんありがとう。終演後9分で着替えを済ませ、お客様には楽しんでいただいたお話をいただく。荷物をまとめてたまプラーザ駅からリムジンに乗り込み羽田から大分空港へ。なかなか絶妙なタイミングで移動。現在別府湾界隈。海辺で盛大に花火大会。大分市内もこれからお祭りだな。いよいよ南国大分の夏。明日から先ず5日間大分芸術短大のオーケストラ集中講義と1年生必修の指揮法講義。体力勝負かな。明日も楽しい出会いを期待して。(別府北浜4日21:19p.m.)

フィリアホールとワグネル

長岡で自家産の野菜君たちを頂く。さらに駅のスーパーで丸ナスをゲットし、実家へ戻る。長旅?の準備を済ませ、横浜・青葉台のフィリアホールへ。山台を増やしていただいたり、本番に向けて調整を施す。学生オーケストラの中でも相当レベルが高いと表される若い楽団と、東急グループの運営するホールとの毎年恒例になっているファミリーコンサートだ。ホールのそばに宿を取る。これがまた品の良いホテル。近場でいつものように一人
焼肉。あはぁ学生さんたちを誘えばよかったなぁ。たんと肉を摂取し一日終了。メールや、諸々溜まっている難題をこなさねば。(大分別府界隈4日21:03p.m.)

夏・本番

この夏2つ目の台風上陸。九州は大丈夫かなぁ。音楽プロデューサーを仰せつかっている見附市のプロジェクトの一部分に文化庁の助成を得た。これは今後の取り組みに弾みがつくことと期待したい。地震で無期延期になってしまった伊原直子先生のステージをどこかで実現させたい。長岡へ向かい、来年の演奏会の打ち合わせも兼ねる。郷ひろみに平原綾香とステージも賑わう長岡の大花火大会にお呼ばれをする。毎年長岡市民合唱団の有志が場所をとって下さったり、イベント皆勤賞の非常勤音楽監督は少し複雑な想いを胸にご一緒させていただく。でもやはり感動ものだ。フェニックスはやはり「不死鳥」だった。花火師への感謝を観客の持つ携帯電話や懐中電灯の灯りで表す河川敷の光景もまた感動を生む。復興を願って。(大分空港リムジンバス4日20:55p.m.)

フィリアホールのサウンド

舞台に立つのは初めてになる、青葉台のフィリアホール。大学の合唱の授業で小生の棒で歌っていた東京音大の卒業生が職員として今回の企画に携っている。頼もしい限りだ。ワグネルの学生さんとの2回目。いいサウンドのホールだ。室内楽やリサイタルにはうってつけの空間。所狭しとオケはほぼ舞台をうめつくす。小生は会場から登場しようか。サックスに急遽ハープも合流。1日空けて全員揃うかな?初めてオーケストラを聴く子供たちもいることだろう。心から心へ、心を奏でるいい時間、楽しい演奏会になりますように。青葉台と池袋で買い物。さていよいよ日本全国梅雨明け!ちゃんと乗り切れよ!この夏。夏、と言って始めに連想するものが生ビール。何だかな。みなさまよい夏を!(池袋22:00p.m.)

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