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June 2007

一年の半分

実は朝の連ドラにはまっていたりする。「どんど晴れ」の舞台、盛岡はかつて岩手大学や岩手県民オーケストラに通っていた頃を思い出す。自然に溢れていて素晴らしいところだ。ドラマとは言え応援したくなる主人公。それを見て車で付属高校へ。配役が決まり本番に向けて本格的にスタートだ。役を得た生徒も寧ろ役を取れなかった生徒も成長が楽しみな授業だ。10月末の本番。大学はMo.稽古前の最後の授業。マーラーの復活。客観的に聞き役に回っていたが、お鉢が回ってくる。久々のシノパパ(篠崎義昭先生)登場。尊敬する声楽家の一人だ。学生のテンションも高まってきているのだろうか。楽しみに見守りたい。昼食を食べ損ねお菓子とコーヒーで凌ぐ。指揮のレッスンを一人1時間特別に見る。ピ演の学生さんが指揮伴に来てくれた。終えて慌てて車で初台へ。小生の最後の合唱稽古「イドメネオ」。プロ合唱団ながらソリスト集団。当然ながら来週マエストロにお渡しするクオリティまで仕上がった。6月もいよいよ終わりかぁ。やはり今年も走り続けている感が否めない。けれど音楽の現場は充実している。ちょっと将来を考えていこう。皆様よい週末を。(池袋23:20p.m.)

注射針

パソコンが不調で仕事にならない。頂いたメールが開けなかったり、全くだめじゃん。《急募:求人》船橋洋介のパーソナルマネージャー。ご興味のある方はメールを下さい。ってメール開けないじゃん。昨夜は熱帯夜、寝苦しくて4時に目が覚め起きてみるものの、そのまま起きているのも嫌でまた眠る。江戸川区の節目健康診断(あぁそんな歳になったのね)最終日に飛び込む。先月大学で受けているのだが違った項目もあるし、是非これはと思って船堀駅のセンターへ。若い看護婦さん、採血で予想通り血管をぐりぐり探る。針が刺さっている時に言葉を発する勇気が要ったが、「腕替えてみますか?」と提案してみる。正解。雨がザーザー振り出してそのまま初台へ。今日は新国立劇場内でリハーサル。Mo.の音楽作りとオペラの全体像が楽しみだ。そして現在に至る。皆様週末をお健やかに。(池袋22:37p.m.)

再び杉並公会堂

1週ぶりの杉並公会堂。駐車場管理やスタッフの気持ちいい対応に嬉しくなる。10:45と14:00の2回公演は杉並区立中学校の音楽鑑賞教室。オケ連でお世話になった岡山さんがお見えになる。団員さんも楽屋に「今日ももよろしく!」とお声掛け下さる。コミュニケーションって大事だな。良くその町のトップや教育長、担当校長などご挨拶に見えることがあるが、そんな町は大抵子供たちのマナーも良いし演奏会もうまく行く。今日は午前中2度気を失いかけた。はぁ脱水は恐いなぁ。必要以上に暴れているとか言うわけではない筈だが、この夏というものは危険だ。中学生は良く聴いてくれていた。マネジャーY女史と昼食。店を探して歩きすぎ。更にエネルギーを消耗して、午後の本番はぴったり1時間。オケも大変ポジティブに演奏をなさった。日本フィルさんとは秋に東京音大の合唱引率?で再びお世話になる。文化庁の旅公演も幾つかお話を頂いている。茨城・千葉・東京・山梨の小学校に伺うことになる。楽しみだな。今月の本番は全8日間、13公演を終えた。気が付くともう今月も終わりに近付いた。(池袋29日22:23p.m.)

レッスンの姿勢

手帳にはリハと書いてあったのだが、実際にはなかった。次日の本番のためのリハの予定だったが。大学へ向かう途中いつものホームセンターに立ち寄りヒメダカを10ひきゲット。早速カワイ雑司が谷店の水槽に放出。夕方から指揮レッスン3名3時間。やはり人間は謙虚だといろいろなことを真っ直ぐ吸収出来るものだ。学生が小生を受け止めようと努めるように、自らも音楽に対して常に謙虚でありたい。というかそうでないと当然いいものが創れないのだ。明くる日を考えて早めに切り上げよう何て考えてみる日に限って、しっかり8時過ぎまで付き合ってしまう。ベートーヴェンにモーツァルト、ブルグミュラーも1曲。舞台衣装を持って、阿佐ヶ谷へ移動。先週同様ホールの近場で一泊。阿佐ヶ谷の周りは旨そうな店が結構犇めき合っている。焼肉じゅうじゅう。明日に備えて。(池袋29日22:11p.m.)

大阪フィル中学生のための交響楽教室

ホテルからザ・シンフォニーホールまで歩いて5分。既に汗だく。代謝が良いと思うのだが、水を飲んでそのまま身体から汗になる気がして、先ずは食道やないかぁ?と燃費の悪い身を案じる。短めのゲネプロの後、中学生の音楽鑑賞教室。大阪の中学生皆ええ子達やわぁ。よ~聴いてはった。かみかみのお話付き70分一本勝負。脱水で1度気を失いかけたが最後までつとめた。前週はシェフの大植さんが当日不調で降板なさったと聞き、同じ楽屋を使って、あぁ明日は我が身?と思わず身体が資本と実感。チャイコの弦セレ第1楽章を振りながら、転職は考えられないなぁ、とか。楽屋のシャワーにちゃんとお湯が出たので浴びてそのまま伊丹空港へ。ロビーのいつものところでビールとチンして出てくる明石焼きをつまみに反省会。羽田からリムジンで池袋メトロポリタンヘ。オフィスはそこから5分。この日は指揮科新入生歓迎コンパに顔を出す。これだけ大所帯になっていろいろなことがあるが全ては学生のためにある。茂木大輔氏がゲストでお見えになる。さっきまで大阪で本番をやっていたことを誰も知らない。今池袋、明日は何曜日?(池袋29日21:58p.m.)

へちま

最近曜日の感覚が麻痺している。前日は最終の新幹線で帰京。自宅に戻ったのが既に1時を回っていたから月曜日にまたがった。目を覚まして早速荷物を詰め込みリムジンバスで羽田へ。衣装のクリーニングがピークだ。今月だけで白い舞台用のドレスシャツを15枚着替えたことになる。大阪・福島駅のホテル阪神はなかなか快適だ。17階の窓からは大阪の町並みが一望。珍しく思わず30分眠り込んだ。「徳次郎の湯」を湯船に入れしばし温泉気分。そこで見つけたのが「へちま」。アメニティグッズはホテルの特徴が表れる。けったいな植物やなぁ。繊維だけ残って、水分を含むと蓮根のようだがそのうじゃうじゃの繊維感が心地良い刺激で、発見した人は凄いとか思いながら、身体を洗う。しかし、大阪暑っついわぁ。汗をだらだらかきながら大阪王将で夕飯。桑田投手の活躍に嬉しくなる。(池袋19:09p.m.) 

トヨタコミュニティコンサート

創立75周年のアマチュアオケ新潟交響楽団と創立15年を迎えるアルカディア混声合唱団が25年続けているトヨタのメセナ活動のコンサートで共演を果たす。毎週のように本番をこなす潟響にとっては一段落となるステージ、「未完成」も2度目とあってよりこなれていた。そして大変嬉しかったのが菅野宏昭氏のバス独唱ステージ、出色はドン・カルロスのフィリッポ。味わい深い見事な舞台だった。ご一緒出来て幸せなひと時。そして我がアルカディア混声合唱団は團伊玖磨作曲「筑後川」のオーケストラ伴奏による演奏。沢山のお客様が支えて下さった。合唱もこれまでで一番の出来だった。トヨタのコミュニティコンサート、1200回もの公演をさせて来たと言う。その功績は計り知れない。この上はそれぞれの出会いがどのように成長し発展していくものになるか長期的なビジョンを聞きたいものだ。見附の合唱にとって大きな次へのステップを掲げるステージとなった。この公演の前、夭折の詩人・矢澤宰の記念公演に合唱団がお呼ばれをして3曲ご披露した。引き続いて打ち上げの後、年末のアルカディア音楽祭や来年に向けての企画を団員の皆さんにご披露申し上げた。感動を生むためにはそれ相当の努力とエネルギーが要る。4万の町見附ならではのステージを創りたい。(池袋28日18:31p.m.)

高校オペラオーディション

睡眠不足が続いているが今日は先ず車で高校に。高校生のオペラ、配役決めオーディション。とてもやる気があって魅せてくれる。きっとここからアーティストが育っていくのだろうな。大学に移動して合唱の授業。本当は休みを取っていたのだが最初の30分をいただく。やはり話をもらって来た立場としては一度自らの棒でどれだけマエストロにお渡しできる力が備わっているかを確認しておきたい。まだまだだけれどいいものになると確信している。急いで大学を出て再び自宅へ戻り、移動の準備。東京駅に出て、長岡から信越線で見附へ。6時にアルカディアホール入り。時間に始められない事態。当然その分プランどおりに事が進まない。最後までこだわるところはこだわろう。まぁ色々な事が常々起きるものだ。そこでベストを尽くすことが一番大切らしい。新潟響とアルカディア混声のコラボレート。果たして如何に。(25日H阪神23:51p.m.)

夏至

杉並の二日目、午前は小学生。時間に追われる。昼は団員さんと昼食。いろいろ情報を交わした。午後は中学校。ゆったりと時間を使う。それでも1時間以内におさめる。中学生もなかなか良く聴いてくれていた。反応も良い。杉並のホールも客席は少ないが良いホールだ。日本フィルさん、良かったなぁ。かつての練習会場が定まらない時期を良く知っているだけに。終演して高校へ。副科指揮のレッスンをする。暑さで水分の調整が難しい。大学の健康診断の結果が届く。うん、少し改善まずまずかな。脱水に気を付けないといけない。(25日大阪・福島23:35p.m.)

杉並区小学校音楽鑑賞教室

多くの人に愛され親しまれてきた杉並公会堂も綺麗にリニューアルオープンし、本拠としている日本フィルさんも、そこで初めての音楽鑑賞教室。朝10:45と午後14:00の2回公演。子供たちは本当にまっすぐ音楽と向き合ってくれる。そのまなざしを大切にしたいと毎回ステージで感じながら語りかけてみる。こちらのモチベーションを上げるのも下げるのも寧ろお膳立てをする人たちの力。全体合唱のまぁなんときれいな歌声、「翼をください」は感動もの。2回公演を終え、大学に寄り、麹町に車を走らせる。社会人指揮レッスン。宿に戻ったのは22:00過ぎかな。(大阪25日23:03p.m.)

セシオン杉並

真夏日だったに違いない。六月ってこんな感じに暑かったかなぁ。およそ二年ぶりの日本フィルさんとのリハーサル。小中各3公演の鑑賞教室プロ。およそふたコマを使わせて頂く。今日はオケの皆さんも暑かったようだ。たまに一人小生だけ汗だくだったりすることもある。あはぁ。始めてのコンマスさん。日本フィルさんの久々のサウンドにオケ固有のカラーを感じる。そのまま大学に立ち寄り、初台へ。東京オペラシンガーズのリハ。久々のリサイタルホールでの響きによりクオリティの高いサウンドを求める。1日に3つの違う演奏会のリハは始めてだ。(25日羽田13:02p.m.)

指揮実習

大学オーケストラの学生さんが指揮科学生のために実習にお付き合いしてくれる授業。5名の学生がベートーヴェンの7番のシンフォニー、あるいはワーグナーのマイスタージンガーの前奏曲を振る。みんな立派に振っているんだよなぁ。それが信じられないくらいレベルが上っているのか、良く分からないが、とにかく何よりのレッスンだ。与えられた40分をどう使うか見守ることにしている。オケの先生方からのアドヴァイスが有難いものだ。本当に今の学生は恵まれてるなぁ。5時定時に失礼をし車を初台に走らせる。オペラシンガーズのリハーサル。いよいよ体力勝負なのか精神力勝負なのか、この梅雨なんだか夏なんだかよう分からん不快指数の高い世の中でとにかく音楽を。良い音楽を。ガソリンが高すぎてカムリ君にそんなに飲むなよと言ったところで。色々なデスクワークが滞っている。マネジャーJAは健在だがマネジャーふなぴょんは全く機能停止。あはぁ。(杉並区21日0:25.a.m.)

あじさい

新幹線から、湘南新宿ラインから望む車窓で、北区の飛鳥山公園に相当数のあじさいが咲いている。あじさいとかたつむりなんて、季節感があっていいものだ。この公園は春は桜が見事だった記憶がある。日本の四季は大切に感じたいといつも思う。食文化に関して言えば、最近一年中手に入れようと思えば入る食材が増えているようで、旬のものの有難味が薄れているかも知れない。大学は夕方から指揮科学生のレッスン補講。今週水曜日の代わりだ。新潟響の本番でお客様から、温泉の素みたいのを沢山頂いた。当分本物の温泉はおあずけかな?(池袋19日22:27p.m.)

新潟響定期

日本海に昇る朝日が信濃川に反射しそれは驚くほど眩しく黄金色に輝きホテルの部屋に注ぎ込む。和朝食を摂りホールへ。この日はオンタイムでリハが始まる。本番前、篠田新潟市長が小生の楽屋を訪ねて来られしばし会談。新潟は長岡も見附も音楽文化に理解のある行政のトップがいらして頼もしい。大勢のお客さま。メンバーが揃うまで拍手で迎えて下さる。シューベルト未完成はソロもなかなか良いところが沢山あった。実は難しい作品だ。子供さんの声が演奏中に響く。施設の子供たちを対象にした演奏会をしてあげたい。プルックナーは潟響さん大健闘。オケにとって、取り上げてよかったんじゃないかな。社会的にも何かと担っていく存在のオケだけに更なるレパートリーの充実が求められよう。しかし長い曲だったけれどその世界は味わい深い。高校生の頃よく聴いていたものだ。七番、また十年後くらいにやりたい。素晴らしい作品だ。見附・長岡から今回も沢山聴きにいらして下さった。嬉しいなぁ。秋の定期もいいステージにしましょう!黄金色に輝く飲み物をたんと頂く。(19日0:12p.m.)

新潟本番前夜

迎えたばかりの梅雨は何処へいっちゃったの?とばかりの良い天気。本番月間は始まったばかりだ。新潟響定期の総稽古は新潟県民会館で出演者全て揃ってシューベルトとブルックナーの七番を並べる。何と良いプログラムだろうか。どちらも歌を大事にした作曲家だ。宿はホテルオークラ、しっかりした対応。一人焼肉。食べ過ぎ。(市ヶ谷駅18日23:14p.m.)

めだかの学校

楽譜店の水槽がにぎやかだ。めだかが卵を産んだ。かつて金魚と一緒にいたのだがめだかは餌になっていた。隣に分けて飼い始めるとめだかはのびのび、金魚は血相を変えて隣の水槽を意識する。なんだかドラマが生まれているようだ。余りにも音楽中心に、大学や現場の往復を繰り返すと、それはそれで当然充実しているのだが、ふと実家の花々やアジサイの彩りに救われる思いがする。川があって、山が見えて海が近くて自然に溢れていて、庭があって、それで仕事に出やすいところ、いいなぁそんな環境があったら。宝くじかぁ?投信?違うなぁ。ゆっくり夢を見ている間に、年を取っていくんだろうな。夜はオペラシンガーズのモーツァルトプローべ。(とき号16日16:27p.m.)

稲城市小中学校音楽鑑賞教室

中森明菜、安田成美、東幹久らと「素顔のままで」の共演から15年かぁ。パルテノン多摩でのTVドラマ収録は面白い思い出だ。当時はトレンディドラマに相当お金をかけていたんだなぁと振り返る。バブルだったな。東京都交響楽団さんとの音楽鑑賞教室は午前午後の二回。朝岡聡さんの相変わらず軽妙な進行で、中学校に至っては黄色い声の飛び交うちょっと雰囲気が違うぞ~。コンマス矢部達哉氏の素晴らしいリードの中、おかげさまで無事終演。子供たちはよく聴いてくれていた。ホールを出ると同時にニュースで、関東地方入梅。どおりで本番中の汗の量が昨夜のビールのせいだけではないことが分かる。歩く湿度計やぁ。中央高速を都心に走らせる。カムリ君も16万キロ。そろそろ無茶もさせられまい。オフィスに車を置いて、麹町に地下鉄で移動。某音楽プロデューサー氏に指揮のレッスン2時間。これからひと月じめじめモードかぁ。心は爽やかに!ありたい。(とき号16日16:09p.m.)

カスチェイの踊り

朝9時半に上野到着。公園口にある東京文化会館の奥に東京都交響楽団のリハーサル場がある。木曜日の音楽鑑賞教室のリハーサル。午前午後2公演の全16曲。その中には後輩で団員さんのマリンバ独奏や、バリトン星野淳さんとの共演も含む。更に火の鳥の最後3曲もプログラムとして入っておりなかなか盛り沢山だ。コンサートマスターは久々に矢部達哉氏とご一緒する。素晴らしい。オーケストラはいつも同様はじめから良いものを提示下さる。正午前に終了。昼食を摂り、夕方指揮レッスン。しっかり3名4時間。その足でなつかしの多摩センターへ。ホテルに1泊。着いたころには周りに店がな~い。屋台のラーメン屋さんに飛び込む。なんという生活しとんのや。200000カウントゲットは何と大分県の中学生!おめでとうございま~す!この時点でプレゼントはお菓子に決定。というか、このサイト中学生も見ているのね。R-15とかR-18指定にしなくても大丈夫かぁ?健全なサイトです。(15日池袋23:25p.m.) 

イドメネオ再び

新潟から授業に間に合わせて大学のオーケストラに。我が生徒のオケ振り実習に立ち会う。自分の頃を考えたらよくやっていると思う。広上主任教授も立会い学生はいいアドヴァイスを受けていた。地下鉄に乗り換え初台へ。半年振りのお付き合いとなる東京オペラシンガーズ。来月の公演に向けて初稽古。数年前にも同じ東京フィルさんとの公演でスタッフとして参加した。今回はMo.チョン・ミョンフン。メンバーも結構入れ替わっているかな。相変わらずいい声の集団だ。仕上がりが楽しみ。作品も各ナンバーの繋がりが見事でドラマの展開が面白い。チョンさんのアプローチも興味深い、来日が楽しみだ。(15日池袋2257p.m.)

ワグナーテューバ

今週の始まりは暑い1日。新潟響さんは毎週のように本番をこなす。東京から4名のワグナーテューバのエキストラ学生を招く。大変扱い難い楽器のようで、一度彼らの練習に立ち会ったが成る程、ホルン奏者が吹くその楽器の特殊性とその効果にブルックナーの創作意欲を伺い知ることが出来る。2本のテナーテューバとバステューバ、そして所謂チューバをコントラバスチューバと呼ぶ。かつて中高校生のころ小生も吹き鳴らしていたのはその後者だ。交響曲の中で4名の出番は2と4楽章のみ。その扱いも比較的地味なものだ。がしかし、そこに生まれる音空間は正にドイツ音楽の一つの流れを成すもの。パイプオルガンの渋く深い音色が生み出される。学生さんを連れて新潟の味を楽しむ。今回の定期、考えてみると作曲技巧的にも対照的な面白い選曲となった。(15日池袋2:36p.m.)

雷雨の日曜日

ここ最近気象異常が目立つ。今日も朝から雷が鳴り雨模様。とは言えまだ入梅には至っていない。大分の地震も気になるなぁ。芸短の学生さん皆元気にやっているかなぁ。土砂降りの首都高を新宿に走らせる。初台のオペラシティでまず7月の横浜・青葉台でのファミリーコンサートの取材、インタヴューと写真の撮影。引き続き東京フィル・ファミオケに立ち会う。今日は各パートに東京フィル団員が入って下さりパートナーとしてアドヴァイスを受ける。ということで分奏の日となった。メンバーにとって意義のある時間になったことだろう。献身的なアドヴァイスの様子に感銘を受ける。皆様良い1週間を。(池袋21:53p.m.)

2007年9月 コンサート情報

2007年9月2日(日)

 広島交響楽団

2007年9月6日(水)

 東京都交響楽団

2007年9月9日(日)

 新潟交響楽団

2007年9月26日(水)

 大阪フィルハーモニー交響楽団

2007年8月 コンサート情報

2007年8月4日(土)

 フィリアホール/夏休みファミリーコンサート2007

 ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より”凱旋行進曲”

 久石譲 オーケストラシリーズ「となりのトトロ」よりさんぽ

 ハチャトゥリアン 剣の舞

 マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲

 ビゼー「アルルの女」より ファランドール(指揮者体験コーナー)

 ベートーヴェン 交響曲第7番 より第1楽章

 青葉台 フィリアホール 13:00/15:30

2007年8月25日(土)   副指揮

 チョン・ミュンフン/東京フィル ファミリーオーケストラ

 

2007年7月 コンサート情報

2007年7月5日(木)  合唱指揮

 インバル/フィルハーモニア管弦楽団 マーラー「復活」  (東京音楽大学)

 東京芸術劇場

2007年7月11日(水)  合唱指揮

 チョン・ミュンフン/東京フィルハーモニー交響楽団  イドメネオ

 東京オペラシティ コンサートホール19:00

2007年7月15日(日)  合唱指揮

 チョン・ミュンフン/東京フィルハーモニー交響楽団  イドメネオ

 Bunkamuraオーチャードホール15:00

2007年7月18日(水)19日(木)  プロデュース

 見附市音楽鑑賞教室   伊原直子さんを迎えて (ピアノ:森島英子)

 見附市文化ホール「アルカディア」

2007年7月29日(日)

 大阪シンフォニカー交響楽団 堺市ジョイフルコンサート

2007年6月 コンサート情報

2007年6月1日

 九州交響楽団  中学生の未来に贈るコンサート

2007年6月14日

 東京都交響楽団  芸術鑑賞教室 (非公開)

 パルテノン多摩

2007年6月17日

 新潟交響楽団 第80回 定期演奏会

 シューベルト 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」

 ブルックナー 交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版)

 14:00開演 新潟県民会館大ホール

2007年6月21・22日

 日本フィルハーモニー交響楽団 音楽鑑賞教室 (非公開)

 杉並公会堂

2007年6月24日

 トヨタコミュニティコンサート in みつけ

 シューベルト 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」

 モーツァルト 歌劇「魔笛」より 「気高き神々よ」

 ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」より「陰口はそよ風のように」

 ヴェルディ 歌劇「ドン・カルロ」より「一人淋しく眠ろう」

 團伊玖磨 混声合唱組曲「筑後川」(作詞:丸山豊)  

 新潟交響楽団 菅野宏昭(バス独唱) アルカディア混声合唱団

 14:30開演 新潟県見附市文化ホール「アルカディア」

2007年6月26日

 大阪フィルハーモニー交響楽団

 中学生のための交響楽教室(非公開)

 ザ・シンフォニーホール

2007年6月28日

 日本フィルハーモニー交響楽団

 音楽鑑賞教室(非公開)

 杉並公会堂

1日3種目

明け方5時ごろ寝付いたことが祟ってしまった。先ず高校はオペラ。高校生の今の良いものを引き出したい。もう直ぐ配役決めオーディションだ。大学はマーラーの合唱メンバー決めオーディション。その裏?番組で授業を進める。プロコフィエフだ。お陰さまで東京音大の合唱は好評を頂いている。そのことを学生諸君に話した。モチベーションを更に高めていこう。河合雑司が谷店のメダカを面倒見てオフィスへ。15分仮眠を摂って紀尾井ホールに出向く。昨年オーケストラ連盟で、美智子さまをお迎えした演奏会を指揮した以来だ。客席で聴くのはひょっとして初めてだろうか。「クオーターズクラブ」の演奏会。内容の濃いステージだった。来年このクラブの主催演奏会でサントリーホールで第九を指揮することになった。楽しみだ。皆様良い休日を。(池袋10日:0:41a.m.)

オフィス改造計画

その前に自分を改造せいっ!と言う話もあるのだがとりあえず、池袋のオフィスにカーテンを取り付けた。のは少し前だったかな。更に冬に求めたミニコンポの居場所が決まらなかったのだが、漸く落ち着いた。小さい棚を天井に取り付けスピーカーを置く。何だか日曜大工的なことは好きなようだ。しかし7帖一間のオフィスにはこれ以上物が増えるのは問題だ。大学で学生さんが202020カウントゲッとしたよとコピーを見せてくれた。何かプレゼントだね。膨大な譜読み週間が始まる。今月はこれから本番が立て続けにある。夜は社会人の方の指揮レッスン。紀尾井町のスタジオに出向く。(池袋10日0:28a.m.)

マッサージ

いよいよ今年の予定が埋まってしまい、もう少し早くお声を掛けて下さったなら、なんて言う状況が増えてきた。そんな中でもこれまでお付き合いがあって信頼を寄せて下さる巨匠たちからのお話しを受けられないのは残念だ。しかしそれはそれとして頂いた本番を充実した内容にしていくのみだ。少し溜まってきたのでマッサージにかかりに行く。スポーツマッサージ系のところで、なかなか良かった。少し鍛えないといけないな。って、いつも言ってるやん。プラハ行きの合唱団内容が決まってきた。その前に新春、プラハのオーケストラを振ることになった。楽しみだ。(池袋9日0:20a.m.)

野ばら

長岡のホテルで朝食ビュッフェを頂き新幹線に乗り込む。ホテルの部屋に殆ど居た気がしない。昼食を摂りそこなったので護国寺のコンビニで甘い美味しいものをゲットする。早速高校の職員室でぱくつく。高校の指揮法は新幹線車内で思いついた「野ばら」を題材にする。先ずはドイツ語読みから。シューベルトとウェルナーの2曲を取り上げる。これは良い教材だ。詩と音楽、ドイツ語の語感とフレーズィング、1年かけてもいい位次から次へと課題が生まれる。これまでは小生とS先生とデュエットでブルグミュラーのピアノ曲を弾いてそれを前に指揮をしていたが、今日からは友達を前に歌いあう。4人だから一人振ってアカペラ3重唱は楽しい。引き続き大学で指揮レッスン。3時間にわたる。小生のクラスのスタッフと学生が全員揃ったので、終了後皆を連れて会食。たまにはいいな。(池袋9日0:09a.m.)

初めて振るオーケストラ

何時だったかなぁ。大学を出て研究科でオーケストラを振る実習がその時だったかも知れない。そうすると、彼と全く同じ境遇だ。午後からの指揮科オーケストラ実習に間に合わせるため、少し早めに新潟を出る。ドキドキだったんだろうな。と思い出す。堂々としていた。ベートーヴェンの7番、第1楽章と言えば、今やクラシックを広めた「のだめ」効果で良く知られた曲となった。当然今回は全楽章を実習の対象としたわけだが、初めてオーケストラを振る課題としては少々ヘヴィーかな。良く健闘していた。自分が振る以上に弟子が振るのは手に汗握るものだと分かった。あはは。合唱指揮とか副指揮も同様。指揮者はその大半を楽譜との対話に費やすものだが、具現する目の前に存在する音楽家との対話が何より自らを成長させ霊感を得ていくきっかけでもある。一足お先に失礼をし、再び新幹線で見附へ。ホールと事業の打ち合わせ。夜は久々アルカディア混声のうたごえ。24日の演奏会お客様がたくさん入って下さいますように。夜はコンサートの打ち合わせ。長岡のホテルには1時にチェックイン。おやすみなさいまし。(池袋8日23:48p.m.)

緑の山々

いつものゴロゴロ(キャスターつきスーツケース)は悪路に痛め付けられタイヤが疲弊しきってしまった。リュックと手提げかばんの二刀流で新潟へ。オケはブルックナーの交響曲に時間をかける。いやぁなかなか手強い。次回定期の曲が決まる。なかなかお洒落だ。九月の依頼公演のプログラムを決める。これまた素晴らしい。つい最近まで見慣れていた冬山はしっかり鮮やかな緑に変容を遂げたんぼが眩しい。いい季節だ。(信越線見附6日17:48p.m.)

お〜い日本・新潟篇

小生が指揮者を務める新潟交響楽団も生出演したNHK-BSの標記の番組、残念ながら立ち会うことも見るこても叶わなかったが大健闘されたようだ。本番までの綿密なカメラリハーサルやテイクの多さ、待ちの長さにさぞかし驚かれたことだろう。演奏されたご当地ゆかりの曲メドレーはかつて譜読みをお付き合いしたがよく書かれていた。今月は本番が三つもある、売れっ子オケだぁ。(大宮駅6日15:55p.m.)

イレギュラー土曜日

とっくに200000カウントは過ぎたのだがゲットした人が現れない。一週前は凄まじいアクセスだったのに、穏やかな週末。しかし気が付くと暦は夏!梅雨は未だだが充分に不快だ。予定通り高校はフィガロ。引き続き大学はプロコフィエフとマーラー。初めてお鉢が回ってきた、マーラーをピアノ解説付きで授業。授業を終えて大抵の場合どこかに移動してリハがあったりするのだが今日は、先日の水曜日レッスンが出来なかった指揮の代講。昼ごはんはいつも合唱の授業に間に合わせると摂れない。今日はおにゅーの売店でおににりを1っこゲット。3分ランチ。4時から8時まで2人をレッスン。1年でどこまで伝えられるかな。秋から冬に向けて殆ど予定が埋まってしまったらしい。(新潟4日2:17a.m.)

我が校に九響がやってきた

という、副題のついた音楽鑑賞教室も今日で3日目、朝は西鉄グランドHの洋食バイキングをいただく。車で30分のホールはおよそ800席。登場すると拍手は来るのだが、正面でお辞儀すると、拍手はぱたっと止んでしまう。東京でも大阪でもそんなことはあるのだがコンマスと握手をしたりすると、それも何をするんだろうと、意識はそこにいってしまうのか拍手はおさまってしまうので、最近はその雰囲気が読めるとき、敢えてオケへのご挨拶は後にする。アンコール前に「沢山の拍手にお応えしてアンコールを…」とたんにオケから苦笑を通り越し爆笑。反応の良し悪しに関わらず伝えるべきはしっかり伝えたいと思う。九響のみなさんに感謝。福岡空港で明太子と、福砂屋のカステラをゲット。遅れているANAに乗り羽田から四谷へ。紀尾井町のビルで、初めてお会いする某音楽プロデューサー氏に会う。丁度日が替わるころ帰宅。体力勝負だな。(3日20:30p.m.)

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