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April 2007

アトムとウラン

アトム2回公演。11時と15時。東京フィルの皆さんに感謝。お客さんが大勢お見えになってくださる。飲酒解禁。(4日池袋19:35p.m.)

渋谷の町

アトムリハ。司会・スタッフ・ピアノ三舩優子さんとの打ち合わせ。全ての共演者とランスルー。7時間。渋谷松涛に一泊。(4日池袋19:34p.m.)

フルタイム

アトム演奏会共演小学校へ出張リハ。大学合唱授業。100周年記念式典出演学生への指導。東フィルFOリハ、団員諸兄の献身。(4日池袋19:31p.m.)

新国立劇場リハーサル室

アトムコンサート東京フィルさんとのリハーサル。多くの反省と収穫。アトムコンサート打ち合わせ。全貌が漸く見える。(4日池袋19:28p.m.)

体重スリム化

研究日。殆どダウン。どうもこのひと月大台に乗ることの意識を随分内に向けていたようだ。(4日池袋19:26p.m.)

毎週水曜日

高校指揮法。指揮レッスン開講。水曜日に基本レッスン日を固定化。学生のための時間を当然確保しよう。(4日池袋19:24p.m.)

大丸デパート

ほぼ1日ダウン。熱の上下。東京駅買い物。カウントゲットプレゼント発送完了。(4日池袋19:20p.m.)

お薬手帳

お医者、歩いて20秒。「お薬手帳」の記録、かつてに比べると通院、お世話になる頻度が減ったようだ。久々の長岡市民合唱団。団員さん増えたなぁ。(4日池袋19:16p.m.)

前兆?

本日ダウン。熱あり。全ての予定変更、取りやめ。これって前厄の前兆?って40だっけ?(4日池袋19:13p.m.)

大台記念日

何だか前の晩から風邪の諸症状。殆ど朝まで寝付けずにまず高校へ。いつもと変わらぬ授業をまう2時間。高校生のこの今のテンションをそのまま秋の本番へ向けて行きたい。そのまま大学へ。マーラーの「復活」と他専攻の履修オーディションの審査をする。ピアノ科や教育科の学生さんの歌を聴く。勉強したい学生には機会を与えてあげたいと思う。いよいよふらふらしながら、初台のオペラシティへ。東京フィル・ファミリーオーケストラの初回練習。事務局の計らいで初回はセッティングが整っている。各パートに団員さんもパートナーとして参加。和やかな時間が流れる。カルメンのトレアドールで第一声。とても初回とは言え頼もしい演奏をしていた。一人ひとりがオーケストラのサウンドを創ることを伝えて行きたい。オーケストラが40のお祝いをして下さった。照れるやん!教育現場と、この東京フィルさんとのプロジェクトで始まった小生の40代初日。これまでも大切にしてきたし自身が活かせることには違いない。今からが勝負だ。精進を重ねよう。多くの方からメールが届く。みなさんありがとう。これからもご声援よろしくお願いします。今日は早めに休んでみようかな。どうぞよい休日を。(池袋23:15p.m.)

もがいたってあがいたって

時間は平等にそして淡々と過ぎていく。高校の授業で田中千香士先生と初めてお会いする。元N響コンサートマスターとしてのお顔はいろいろな逸話を伺うが、若い高校生を相手に実に説得力ある授業を展開された。そんな時間もまた、自らが費やす時間の流れのなかで大いに意義を感じるし、結局特にいつもと変わらぬ1日をコーディネートしていた。自身の時間をもっと突き詰めて死守できるような生き方をしなければならない。正直なところいろいろ身辺整理をしようと考えていたのだが、時間はときに無情にポーカーフェイスを装う。何はともあれ様々な意味で前に踏み出した30代だったかな。支えて下さった全ての方に感謝をもって。ありがとう。(池袋21:00p.m.)

いろいろな便り

花の便りを沢山頂くなかで、桜の名所を集めたDVDをプレゼントして下さった方があった。いよいよ植物のエネルギーに満ち溢れた季節の到来。新潟の南高校さんからは丁寧なお手紙を頂く。共演をしたのも既にあれから半年近く経つ。演奏会に立つそのエネルギーを与えて下さるのも、そんな嬉しい便りや、応援のメッセージがどれだけ力強いことか。様々な出会いや交流を通じて、演奏活動に携れることの有り難味を今改めて実感をする。10年前にお付き合いしていた女声合唱団のメンバーの姪っ子さんが付属高校生、指揮の副科のレッスンを希望してきた。なんというご縁だろう。いよいよ40。身の丈をわきまえつつもしっかり冒険をしたい。なんてこの数週間、いろいろ考える。当分こんな感じかな。(池袋20日20:30p.m.)

指揮法開講

長岡はどんよりの天気。新幹線で大宮で乗換え、護国寺の高校へ直行。2年目となる我が指揮法の授業は、該当生徒4名。1年生の時に彼女たちを対象とした特別講義を一度したのだが、すっかり頼もしく自分の将来の理想を語ってくれたのだ。先ずそれが嬉しかったし、100分の授業もとても意欲を持って取り組んでくれた。今年から若い教諭のピアノの先生にお手伝いいただきながら、楽しくやっていこう。ただ棒の振り方を授業することが目的ではなくて、指揮者の目から、演奏家のこと、作曲家のこと、更には色々な音楽の職業や社会における音楽の位置を概観することを目指す。みんな、よろしくぅ!その後池袋メトロポリタンHへ移動し、月末の「アトム」の演奏会の打ち合わせを、舞台監督さん、放送作家さんと共に2時間。JAのマネージャーさん二人と池袋で一杯。彼らの愚痴を聞く会と小生の30代を”偲ぶ”会ということにしてオフィスから25秒のお店で開宴。う~ん。(池袋20日20:17p.m.)

やっぱり音楽

新潟から移動をして長岡に入る。けったいな夢ばかり見て熟睡出来なかった。そろそろ新潟の準定宿を替えよう。昼をハイブ長岡で摂る。財団で三つの会議。アドヴァイザーの業務遂行。引き続き見附に移動。こちらもプロデュースしている事業を打ち合わせ。ここまで正味6時間。そこから合唱稽古。見附は今回の新潟響との「筑後川」共演で大勢メンバーが集まった。男声もうひといきほしいなぁ。何て楽しいんだろう。やっぱり会議より音楽だね。よい環境作り、良い事業を考える役割ながら、2時間合唱との時間は嬉しかった。そこからまたまた3時間打ち合わせ。美味しいものがあった。にんまり。ヱビス付き。(とき号大宮17日12:20p.m.)

花冷えの新潟

ようやく春らしく穏やかな陽気を楽しんでいたつもりが、なんじゃなんじゃこの寒さは?雨に濡れて満開の桜もこの新潟では散る勇気の無い花びらが凍えていた。練習を終えて独り駅前の中華に向かうと呼び込みのお兄さんで混雑。なんじゃなんじゃこの街は?更に驚いたのは先週食べた筈のその中華店が、無い。ナンチャラサロンに化けていた。えぇあのラーメンの親仁さんは何処へ?違う中華でお茶を濁す。何だか寂しいなぁ。なんだか気忙しい今の状況のままで30代を終わらせるのもどうかと思うが、意思とは無関係で時間は無常にも過ぎていく。濃い30台だったかな。色々あったなぁ。その時のその判断が今の自分を形成していることは紛れも無い事実。必然と言うことなのか。音楽と共に過ごせて来れたことに感謝。(長岡定宿16日2:40a.m.)

東京フィル ファミリーオーケストラ発会

東京フィルさんのプロジェクトが始まった。ジュニアオーケストラでもなく、市民オケとも違う。これから求められるコミュニティオーケストラの一つの在り方を提起したものになろう。個人参加のメンバーも当然沢山いるが、皆さんとても品の良い方たちばかり。どんな音がするか早く出してみたいところだったが、今日は顔合わせと諸々の連絡に徹する。事務局の意気込みと細やかな配慮は頼もしい限りだ。マエストロ・チョン氏に笑顔で「よく準備してくれました」と言っていただけるように務めたい。週末土曜日初の音出しだ。楽しみだなぁ。初台東京オペラシティからその足で渋谷へ。CDやら買い物をいくつか。しかし品の無い街だ。好きではない。余計なエネルギーが要る。池袋へ立ち寄り、デスクワーク。今期早い時期に結論を出したい取り組みを練る。(長岡定宿18日2:16a.m.)

怒涛土曜

毎年の事ながらというのが相応しい怒涛の毎週土曜日。朝は高校、昼から大学の先生に変身。やっていることは指揮者に変わりないのだけれど役割は当然違う。高校は十名の声楽科の生徒が入学してきた。授業開講から25年、小生の歩みと共にあるようだ。今年はFIGARO。生徒同士で配役を決め課題をこなしてきた。いいぞ。大学まで車で5〜6分。昼食はおあずけ。パート別合唱と称する唯一対外的な演奏会に登壇する合唱の授業は今年三演目。中でもジャパンアーツつながりで実現するフィルハーモニア管=インバルのマーラー「復活」は学生のためには先生をしていて良かったかな。早速音取り稽古。新食堂は既に閉店。サンドイッチで我慢。(とき16日15:42p.m.)

水を得た魚

いつか環境があればまた何かペットを飼いたい。犬かな。爬虫類とか魚類は特に興味は無いのだが、いつもお世話になっている、このオフィスの隣に河合楽器の出張店があって、そこには良く立ち寄るのだが、何時の日からか店に小さな水槽が置いてあって、金魚(と言うのだろうか果たして)が1匹とめだかが6匹泳いでいる。どうやら小生の門下生が持ち込んだものらしいのだが、そこを訪れるレッスンに通う子供たちやお客さんから市民権を得てなかなか人気だ。しかし、1週間位見ないでいると、どうも体格がよろしくなっている。水槽をつつくとえさを求めて飛んでくる。知らぬ間に体長は恐らく倍、胴回りは数倍だ。当然やせっぽちのめだかは何となく小さくなっていくし、見かねて少し大き目の水槽をプレゼントした。早速水を入れて放すと、水を得た魚のように、ってお前はそうか魚だったかぁ、生き生きと泳ぎ回る。それでもこいつは食べ過ぎ太り過ぎ。「ぶたきんぎょ」と命名してやった。あぁ気をつけよっ、ビールに最近甘いものもつい。(池袋16日00:29a.m.)

指揮科ガイダンス

良い天気の池袋。新任の指揮科の先生方も加わり、講師陣は15名を越す。そして迎えた新入生を入れると13名の指揮科学生。いよいよ充実してきた。小生は2名の学生を担当。彼らに出来ることは学生の余計な癖を見逃さないこと、自身の現在もがいている姿を見せてあげられることくらいだろうか。大学に費やせる時間はしっかり学生と向き合って行きたい。と言いながらガイダンスでは亡き岩城宏之先生の弁を借り、指揮は教えられないし教われない、と。その上で習うより盗んでごらんと学生全員に話す。その意味はどの位理解されるか、早い時期に解った学生は確立していけるものがあるだろう。賑やかになったな。ようしさらにもがこう。(池袋16日0:08a.m.)

桑田真澄投手

先日もどこかで少し書いたのだが同い年のパイレーツ桑田真澄投手のアメリカでの活躍を楽しみにしていた。当然今でも早く怪我の回復と復帰を心から望んでいる。国内でも相当の活躍をしたし実績もある上で、39歳にしてアメリカで再チャレンジをするその精神がまず素晴らしいと思う。見習いたいものだ。当然レッドソックスの松坂も、以前から活躍してきた日本人選手も楽しみなのだが、桑田選手を心から応援したい。そんな気分だ。他にも特筆すべきはデビルレイズの岩村明憲選手だろうか。はじめから思い切り持ち上げられて入るより、じわじわ実力と存在感をアピールする方がむしろ格好良い。指揮者も体力勝負みたいなところがあるが、彼らの選手としての時間は長くない。体力と精神とのバランスを常に上手く持ち続けていないと同様長続きはしないのだろう。指揮者は40でまだまだ若造と。むやみに長生きをすることも無かろうが、年齢を経て円熟味を増す音楽家、芸術家とお会いする機会が少しずつ増えるにつれ、その歳相応の味を出せる、また求められる音楽家でありたいと思う。(池袋14日20:21p.m.)

桜の便り

それはそれは綺麗な写真。新潟からいくつも桜の花の写メールを頂く。しかし便利な世の中だなぁ、撮った写真を携帯からその場で送れるなんて。なんて古い人みたいなこと言うてたらあきまへん。東京はもうすっかり葉桜だが、関西や新潟は今が見頃を迎えている。日本人だなぁとつくづく感じるこの季節。もう一つ非常勤のお仕事を頂いている大分芸短大には毎年秋にチューリップの球根をわんさか送りつけているのだが、今頃きっと綺麗な花を咲かせていることだろう。誰か送って見せて~。実は昨秋に東京音大の付属高校にと思って準備しておいた球根の植わったプランターを運び損ねて、我が家は花屋さん状態。まぁそれはそれで小生は嬉しいのだけれど。桜の花を一輪じっくり眺めているといい時間が生まれる。(池袋14日19:41p.m.)

ブルックナーの音楽 Ⅰ

新潟のオケへ久々に行く。車窓はすっかり春の日差し。桜は見頃なんだろうなぁ。いつものように新潟県民文化会館のリハーサル室で6時半から3時間。シューベルトの未完成に、ブルックナーの7番。シューベルトは自然な流れで歌うことの大切さ、そして難しさを痛感する。ブルックナーは譜読みが一通り終わったところかな。これまでオーケストラ付きの合唱作品や比較的小さな合唱曲を取り上げたことがあるが、シンフォニーの世界はまた独特のものがある。とは言え和声的にも構造的にも非常に明解なだけに、それを当然理解していないと音楽にならないというのも明白だ。特に転調の妙は彼の内的な世界を語る。いくらでも引き伸ばせるような幅広い緩やかなテンポは、現代に生きる我々の時間の観念とはある種かけ離れた世界を構築する。ギリシャのパルテノン神殿に歩み寄った時の感動とかローマの遺跡を目の当たりにした時のような、非常に壮大な具象を想い起こす。捉えるその距離や位置、光や空気、非日常との対話のような精神と共に寧ろそこにいる人間の生き様を音の絵巻のように描き出してくれる。人となりについてはどうも余り芳しい事が伝えられていないようだが、それはそれだ。作品に近づく機会を得て幸せに思う。(大学新学食14日16:12p.m.)

2007年4月 コンサート情報

2007年4月1日(日)

徳島県郷土文化会館リニューアルオープン記念演奏会

大阪シンフォニカー交響楽団 前橋汀子(ヴァイオリン)

2007年4月4日(水) 札幌コンサートホールキタラ

札幌交響楽団 第39回こどものための音楽会

2007年4月30日(祝・月) Bunkamuraオーチャードホール 多数のご来場ありがとうございました!

鉄腕アトムと行く「クラシック音楽のステキな世界」ファミリーコンサート

東京フィルハーモニー交響楽団 

三舩優子(ピアノ)

ラプソディ・イン・ブルー、魔法使いの弟子、鉄腕アトム組曲 ほか

詳しくは ジャパン・アーツ ホームページまでどうぞ!

一之江小学校

予定を済ませ、実家から歩いて3分(当時は5分位かな?)の母校へ都知事選の投票に行った。芸術文化に真に理解があり尚且つ行動してくれそうな人物はどうやらいそうに無い。当然その分野ばかりを求めるものでもないんだが、肥大している都政や国の膨大な借金を10年、30年後を見据えて考えてくれる人物はいないものだろうか。そろそろ開票かな?一票を投じたあと、母校のウサギ小屋と鳥小屋を眺めて帰る。逆上がりに励んだ鉄棒はもう無くなっていた。遥か昔の記憶もその場所を訪れるとふっと蘇るものがある。母親と日本橋の老舗デパートに服を見に行った。高いものはいいんだなぁこれが。仕立てとか生地とかはやはり目利きの母親には敵わない。夕方から軽い雨が降る。この週末で桜もすっかり散ってしまったかな?(池袋20:22p.m.)

190000カウントキャンペーン結果発表!

各地の花の便りが届く頃となりました。19万カウントキリ番を見事ゲットされたのは、

福島県会津若松市のKさんでした。パチパチ!Kさんは15年前に日本テレビ系列の24時間テレビに出演した際、小生の譜めくりをして下さった方です。確か「サライ」の初演をした時でしたね。

おめでとうございます!と言うわけで、札幌土産の「白い恋人」と「ミルフィーユ」、さらに何故かご当地キティちゃんのストラップ(ちょっと可愛い)を送らせて頂きます!!

皆さんのお住まいの地域の花の便り、お待ちしております。

2007.4.7                        船橋洋介

今年の入学式

日中は穏やかに晴れ入学式を迎える。高校のオーケストラをお手伝い。卒業式のときよりもしっかりと音が出ていた。新しいホールも響きはいろいろと思うところがあるが、新しいと言うのは気持ちが良い。良い音の歴史が蓄積されますように。先月末兵庫でご一緒したアナウンサーの息子さんが高校に編入、歓迎演奏、良いソロを聴いた。いよいよ新学期も始まる。このサイクル毎年の事ながらいよいよ加速していく感がある。各授業の出欠計画を提出準備。どうしたって月に2~3日デスクワークが必要となる。ちょっと間に合わせよう。高橋啓三師匠と久々に会う。新校舎の食堂で昼食をご一緒する。何だか違う学校に来たような、昔からいるような、不思議な感覚。もうあと1週間もしないうちに賑やかな大学生活の流れに顔を出すことになろう。大学とオフィスの中間地点に見事な桜の木々がある。咲ききったその夜桜は透き通るような日本の色。遅ればせながら今年も出逢う事が出来た。大学も入学式。新入生に幸あれ。皆様良い週末を!(池袋7日21:04p.m.)

東京フィル ファミリーオーケストラ

7日の東京音大付属高校入学式に向けて式典で演奏するオーケストラのリハーサルをした。ファンファーレ的な奏楽、君が代、そして歓迎演奏としてグリークのホルベルク組曲からプレリュードだ。新しいホールでの卒業式に続く彼らにとって2回目のステージ。ごく基本的なアンサンブルと、演奏をする心構えのようなレッスン。生徒たちは良く応えようとしていた。本番を楽しみにしよう。夕方から初台の東京オペラシティの中にある、東京フィルさんの事務局に伺う。新たに立ち上げる東京フィルファミリーオーケストラの諸々の準備だ。今回その指導者としての指揮者を仰せつかった。本番は8月末、マエストロ・チョン・ミュンフンが指揮を執る。相当数の問い合わせと申し込みがあったようで、関心の高さに驚く。コンセプトとして親子での参加、楽団員とのコラボレート、Mo.チョン氏との音楽的な体験と魅力だ。マエストロにお渡しするまでの実は地道かつ重要な時間を任された。楽団員諸兄とともに参加されるメンバーにとって有意義な時間となるようつとめたい。長岡で先月小生がプロデュースしたオーケストラの演奏会も共通点がある。所謂コミュニティーオーケストラとは一線を画した一つの方向性を模索したい。次週の発会式が楽しみだ。(池袋7日20:44p.m.)

郵便物の山

この2週間、どんなに遅く寝ても早起きをする習慣がついていたので、久々の我が家での睡眠にもかかわらず、早くに目が覚めた。単にお腹が空いていたという説もある。昨夜の札幌からの飛行機は関東上空の大気が乱れていて、東京に雪が舞ったり、雷も轟いていたようだが、一夜明けて、窓から見上げる景色は雲ひとつ無い気持ちの良い晴れだ。今回留守中の郵便物には困り果てた。返信を求められていたものは対応のしようが無い。年度末からこの時期、来週までに原稿作成して~みたいな飛込みには呆れてしまう。池袋にも立ち寄ってポストの整理。我がオフィス用にはポストが2つあるのでDMばら撒き業者は2倍のごみを提供して下さる。ありがと。兵庫も、徳島も札幌も色々メールをいただいたので返事を書きたいのだけれど。ふぁいと~ふなぴょん!もうすぐ40さい。(池袋7日19:29p.m.)

シーフードカレーの怪 キタラ編

朝食はコックさんが目の前で焼いてくれる美味しいオムレツでご機嫌。先週は朝食も満足に摂れず不本意だったが、やはり1日はお米で始まる。美味しいビュッフェのホテルはパンも美味しいに決まっているが、専らご飯党。チェックアウトを済ませ歩いて7分、大荷物を背負って札幌コンサートホール「キタラ」に乗り込む。素晴らしいホールだな。ゲネプロのサウンドに嬉しくなる。1時間弱のリハを終え、スタッフが尋ねて来る。「ご注文のカレーです。」「……。た、のんで、ない、ですぅ。」「w”O”w」。結局誰だったんだろう。あのカレーを頼んだのは。舞台袖はカレーの香りで、む~ん。あのイカ美味しそうだったなぁ。本番前はそんなに食べられない性質なのでサンドイッチをつまむ。いよいよ本番。う~ん、小生の苦し紛れのお喋り、その生みの苦しみを誰も知らない、ブログを読む人以外。本番の札響さんはとても素敵な演奏をして下さった。流石はこのホールを本拠としておられるだけに良く鳴る。かみかみ司会者も気張ってた、かな。原稿のメモもどこかに行ってしまった。可愛い子供さんが演奏会のマナーを話したり、奇麗な花を手渡してくれる。プロも寧ろ本格的な内容、楽しんでくれたかな?上品なお客様ばかりだった。きっと記憶のどこかにしっかりと受け止めて育ってくれると信じている。また演奏会に来てね。そのまま新千歳空港でお菓子をゲットし久々の東京、我が家へ。ちょっとハードな一連の公演はひと段落だ。(池袋7日19:12p.m.)

吹雪の春

ひと月は関東よりも四季を感じられるのが遅いのかもしれない。東京の桜は散り始める頃、札幌は思い切り吹雪いていた。桜は5月連休明けぐらいかとのこと。札幌交響楽団の皆さんとのリハーサルはいつも市内から車で20~30分の芸術の森で行われる。そこは気持ち標高も高いのだろうか、雪もしっかりと積もっている。今回は「こどものための音楽会」と称する新小学1年生とその親御さんが中心の対象となるコンサートと言うことだ。シュトラウスの「こうもり」に始まり新世界の4楽章や皆で歌おうのコーナーもある楽しいプログラム。これまた問題は小生の進行役。小学1年生にどうって語りかけたらいいのか正直解らない。リハーサルは順調に進むも70分の進行が問題だ。夜はヴァイオリンの河邊君に連れられて美味しい魚の店で夕食。音楽談義に花が咲く。がしかし、ホテルに戻れば悶々と「みなさ~ん、こんにちわ~」。(池袋7日18:43p.m.)

新年度スタート

阪急伊丹の近くにあるシティホテルから車で10分ちょっとのところに大阪空港がある。そんな近くに空港らしきものを前日の移動で発見できなかったのに、突然目の前をでかいジェット機が現れた瞬間空港が近いことを認識する。お菓子のご当地ものを幾つかゲットし、次の目的地に向けて出発。5日間に本番が4本。それも3つのオーケストラとの共演はかつて無いサイクル。ANAが飛んだ先は北の大地、北海道は新千歳空港。そこからいつものようにJRで札幌に移動。昼前に着いたので、駅ビルのお洒落な洋食屋さんでランチ。ホテルに着くと大学からのファックスや次の課題が届いている。世の中はまさしく新年度。朝の連ドラも新番組。語学講座も新番組。何だかいつもと違う新年度をスタートさせた。夜はちょっと贅沢しちゃったな。一人でホテルのレストラン。明くる日のプローベに備えて休む。(7日池袋0:07a.m.)

徳島県郷土文化会館リニューアルオープン

気が付くとそこは徳島。なぁんて目覚めた瞬間に今どこに居たんだっけ?どっちを向いて寝ていたかな?という妙な感覚に襲われることが、ホテルの移動を続けるとよくある。駅から程近い徳島観光ホテル。3時間くらいは寝たのかな。朝7時に起きて朝食会場にはオケのメンバーが既にビュッフェを。朝10時からのゲネプロは大阪シンフォニカー交響楽団と地元徳島合唱団・徳島大学の合唱団との合わせ。更にはヴァイオリンの大御所前橋汀子さんとの共演。本番前は会館の正面玄関で、リニューアルオープンのテープカットに立ち会う。県副知事をはじめ文化・音楽関係の方たちと、恭しく白い手袋をはめ金めっきが施された鋏を渡される。大勢の開場を待つお客様と共にお祝い。本番はオケも、共演者もいい音楽をされた。ラデッキー行進曲では楽器の共演、「ふるさと」を会場の皆さんと大合唱。徳島はいい合唱団だったな。またいつかご一緒できる日を。ホールがこれから多くの音楽と人に溢れることを期して。早速兵庫のお客様や徳島からメールを沢山頂く。前日も今日1日もファミリー向けの演奏会だったが、前橋汀子さんとの共演はこれからの自身にとって良い指針を与えられた気がする。今回も多くの出会いに感謝。帰りは昨日同様淡路島を縦断。徳島土産ゲットできなかったなぁ。そのまま夜、大阪伊丹のホテルへ直行。ホテルのスポーツ整体師に診てもらう。独り打ち上げ。(6日9:35a.m.)

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