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March 2007

PAC春休みファミリーコンサート

いよいよ兵庫県芸術文化センター大ホールでのコンサート。司会進行は2人のプロがやってくれるので、音楽に専心できるとも言える。午前中は1400名、午後は1600名の大勢のお客様が聴きに来て下さった。春休みの土曜日とあって家族連れの顔が多く見られる。とても品のよいお客様達。オーケストラは若さ溢れるメンバーだけあってなかなかテンションも高い。ショスタコーヴィチの「祝典序曲」は地元の中高生との共演。ステージの前での演奏、正解だったな。全部で11曲、盛り沢山プロだ。きっと楽しんで聴いて下さったことだろう。2時間のプロを1日2回と言うのはなかなかハードやったな。小生の場合汗を掻くと休憩で着替えてと、全部で4枚必要になる。まぁ代謝の良いこと。大分芸短の卒業生が聴きに来てくれていた。またかつて長野の県民オーケストラでお世話になったスタッフの方が、兵庫に居られて運んでくださった。嬉しいなぁ。いつかこのオケとまたご一緒できる日を願って。今年度の仕事納め!(ANA72便機上4日18:39p.m.)

西宮界隈

その土地を訪れて街を歩くのが好きだ。丁度関西地区も桜が見頃だ。西宮の界隈は上品な家並みが多くある。雰囲気も良い。PACオケ(兵庫)のリハーサル3日目は夕方から始まった。本番会場の兵庫県立文化センター大ホールでの調整。夜はABCのアナウンサーお二人を交えてランスルー。90分プロの予定がほぼ2時間の仕上がり。オスロフィルTp首席のヤン・クリスチャンセン氏の見事なリードでアンダーソンの「トランペット吹きの休日」もご機嫌。一噌流の日本の笛とのバッハ共演もスリリングで楽しい。朝は大阪に出てみた。夜はオケのスタッフとメンバーと会食。美味しいイタリアン。久々にディナーらしい食事をしたかな。(札幌2日16:35p.m.)

桜満開

兵庫のオーケストラ、滞在2日目。随分小生の英語も板についてきた、なんて、言ってみたい。朝から先ず2コマ、昼をはさんで1コマ。まぁメンバーはさまざまな国からやって来ているようで、言葉が違えば音楽のスタイルや捉え方も多様。3年後はまるで違ったメンバーになっているわけで、楽しみでもある。昼休み、日本のオーケストラの入団オーディションを受けると言う、打楽器のプレイヤーから自分の演奏を一度聴いてくれないかとの申し入れを受ける。いくつかアドヴァイスをする。彼らは皆3年の間に次の進路を決めていかなければならない。夜はホテルそばの蕎麦屋でそばを食す。炭水化物ばかり摂取している感がある。ニュースで東京の桜、満開とのこと。初めて東京の桜を見そびれてしまった。池袋、大学の側のあの桜、綺麗だろうなぁ。ここ甲子園界隈は3分咲きくらいかな?(ANA機上新潟上空2日10:00a.m.)

かんばせーしょん

穏やかな西宮・甲子園。昼から初顔合わせの兵庫芸術文化センター管弦楽団とのリハーサル。半数が外人さん。三年間メンバーとして雇用されるという面白いオーケストラだ。一曲目から一人一人の音楽的な実力を実感。ソリスト集団だ。何だか十年前のコンクールを思い起こす。言葉は大事だね。日本でのみ活動の場を得る栄、それだけでも有り難いことなのだけれど、当然国際的な見識とクオリティを求められる世界であることを解っている。新年度のビジョンを。よし。とにかく刺激的な現場だ。近くの居酒屋みたいな蕎麦屋で夕食。少し休んでみるとしよう。(甲子園29日00:08a.m.)

甲子園球場

今日は久々にリムジンバスを使わずJR新小岩駅から羽田に出る。例のsuicaを使って乗り換えのロスも無い。10日に亘る各地での公演は最近しばしばあるが、そんな時宅配便は本当に便利だ。滞在するホテルに必要な荷物を予め届けてもらう。それでもカバンは相変わらず重めだが、断然楽になる。アメリカで奮闘している桑田投手、何と残念なニュース。同い年だけに応援していた。野球と言えば甲子園。気が付くとここは甲子園。球場から3分のホテル。伊丹からバスで30分強。丁度春季選抜の真っ最中だ。高校球児は連日熱い試合をしているんだな。スポーツはいいなぁ。今から何か出来るかなぁ。とまた無茶なことを言ってみる。夜は近所の餃子専門店に飛び込んでみた。関西にしては珍しく小さくまとまった感じ。食い倒れの大阪とはちと違うのかな兵庫は。でもこだわりがあって美味しかった。少し休んでみよう。(ノボテル甲子園28日1:00a.m.)

年度末

はやいなぁ、もう今年も3ヶ月が過ぎようとしている。世の中は年度末も何かとせわしい。異動や進学の報告も受ける。学校関係は新年度の諸連絡や授業シラバスの作成、出勤日の提出。最後のこれが難しい。四月以降本番をいただいたりもするからだ。先日の大谷先生は教授会皆出席だそうだ。あんなにも多忙を極めながら、恐れ入る。長岡のステージの反響が沢山届く。いよいよ秒読み?(27日京急線13:19p.m.)

移動日

少し遅くまで前日はオーケストラ・合唱のメンバーと会食。と言うか、打ち上げ。明け方休んで目覚めて、うだうだしているところへ、ぐらぐら。ホテルの6階は横揺れ。即座にその日の予定を確認。長岡震度4。移動日にしておいて良かった。案の定上越新幹線は3時間余りストップ。覚悟を決めて帰る。少し時間が掛かったが問題なく帰京。それよりも、震源地の被害が気になる。次は東京かと思っていなければ、と揺れを体験して改めて思う。本当に日本は地震が多いのだな。オーケストラのリハーサルは余程のことが無い限り、自腹を切ってでも前乗りをする(前泊)。本番の明くる日はゆっくり休んだほうが良いのだが、そのまま移動に充てることも少なくない。帰りは時間調整に秋葉原で買い物。久々に山手線を降りた。「萌え~」のお兄さんたちを横目に、ちょっと不思議な気持ち。変な街だ。被害が拡大しませんように。早速今朝の新潟日報に写真と記事が載っていた。(池袋26日22:22p.m.)

ファイナルイベント・コンサート

長岡での一連のイベントを締めくくるコンサート、沢山のお客様を迎えて、無事終了。大谷康子先生のチャーミングな、そして見事なソロと、コンサートマスターとして演奏頂き、お願い申し上げて本当に良かったと実感。そのステージ、この企画を全て理解され、オーケストラをとても良い雰囲気の中で引っ張って下さった。小学5年生から参加をされた107名のメンバー、もっと沢山市内には楽器の先生も愛好家もいらっしゃるのを知るだけに、これからさらに様々な音楽活動のしやすい環境が求められる。その手始めきっかけ作りが出来たならと思う。そして、合唱団の本番のテンションと言ったら余裕すら感じさせるものがあった。確かに、時間的にも前回より短いからか、歌い足りない顔の人も。リハーサルも当然大事だけれどそれをしっかりと踏まえて本番を経験することは多くを高めてくれる。山本・小沢の両協力スタッフに感謝。森長岡市長も一緒に歌われ、正しく市民力を結集させたコンサートになった。市制のお祝いを市民の音楽で満たすことが出来て良かったと思う。オケもこれだけ様々なメンバーでありながら大健闘だと思う。長岡フェスティバルオーケストラ、そして長岡フェニックス合唱団の発展的!解散!更なる人の和、音楽的なクオリティーを求めて。司会のアナウンサーも素敵。財団のスタッフも心強かった。舞台の新潟照明・菅原さんや市職員も物凄く気持ちよく準備して下さった。皆さん、お疲れ様でした。(池袋26日22:03p.m.)

市制100周年記念ファイナルイベント

昨年11月のメンデルスゾーン「讃歌」の演奏会も市制100周年を記念したものだったが今回のコンサートは、年度を通して市が主催した記念イベントを締めくくるもの。財団音楽アドヴァイザーとしての役割も担う意味合いのステージでもある。今回の目玉は市民参加によるオーケストラと合唱のコラボレート。ヴァイオリニストの大谷康子先生を迎えて取り組む。早速今夜は駅前のお寿司屋さんで、先生と合唱スタッフと共に会食。美味しいねぇ、お寿司は。肝心の合唱は安定感が出て来た。オーケストラもいよいよ本番を実感してきたようだった。ファイナルを飾るよい時間になりますように。(池袋26日21:31p.m.)

新商品

いよいよしっかり春と呼べるような陽気になってきた。池袋の部屋のポストを開く。大抵禁止されている筈のチラシ類やそれを処分するのにお金が掛かるものばかり。中に、結婚式のご招待や、ショップのセール案内が混ざっていることもある。当然普通の手紙も多いのだがその仕分けに結構時間が取られる。流行に左右されることはないし、基本的に物持ちが良い方なのだが、電化製品や美味しいもの関係の新商品は気晴らしにチェックを入れる。早速この日ゲットしたのは麒麟麦酒。また酒かいっ。キリン・ザ・ゴールドを買って試してみる。うん、なかなか悪くない。キリンのテイストはしっかり残しつつ食事にも合いそうだ。まぁでもヱビスとPモルツかな。このブログに出会った有名人とか、美味しいものとか写真を取り込んで載せたいのだがやり方が解らないまま今日まで来てしまった。デジカメでも買ってみようか。いやいや倹約しよう。(池袋26日21:15p.m.)

フレンドのイタリアン

祝日の晴天。上越新幹線から望む景色で好きなところがある。関越のトンネルを過ぎて浦佐の駅に向かう車窓からの山々。それでもいつもよりは雪が少ないのだろうか、水墨画のような白と黒のコントラストが美しい。長岡市立劇場はこれまで小生を育んでくれたホールの一つ。仙台フィルと東京フィルを愛する合唱の仲間たちとステージを共にした大事な空間。老朽化は進むが数少ない劇場の名を持つホールに向かう。土曜日の市制100周年記念ファイナルイベント演奏会のリハーサル。オーケストラは100名を越すメンバー。皆仲良くをモットーにリハーサル。週末が楽しみだ。いい演奏会になりますように。帰りの新幹線はぎりぎり駅に着いて、ヱビスのお供を急いで探す。以前から噂には聞いていたが駅ビルにその「フレンド」のお店を発見。ちょっと恐る恐るメインのメニュー「イタリアン」のテイクアウトを注文。300円。早速ときに飛び乗り、周りの目を気にせず頂く。う~ん、不思議~。中学時代の給食に出ていたソフト麺、いや違う、アルデンテを逃したパスタかな。野菜が入った薄味の焼きそば風。胡椒が効いている。どちらかと言うと和風、そこにトマト系のミートソースがたっぷりかかる。いや、なかなか面白美味しい。箸袋には「イタリアン&餃子」とある。う~ん凄い取り合わせ、でもまた買いにいくかも知れない。新潟は長岡ネタでした。(池袋22日21:35p.m.)

卒業のとき

東京の公共交通機関に相互で利用できる「パスモ」小生は「Suica」での利用初体験。これは便利。よくぞ繋いでくれた。早速船堀から都営と東京メトロを乗り継ぎ池袋へ。朝から先ず付属高校の卒業式。新ホールでの式は厳かな雰囲気が残っていて嬉しかった。涙を誘う。毎年セッティングや裏に徹する。大学の式を後ろから少し窺う。まぁ何と華やかな卒業生たち。その後は歩いて都電荒川線の鬼子母神前から3停留所、終点の早稲田へ。リーガロイヤルHでの高校謝恩会にお招き頂く。合唱ありアンサンブルありと終始和やかなもの。素敵な会だった。卒業生の前途に幸あれ。引き続き池袋Hメトロポリタンで大学の華やかな謝恩会。かつてのけばけばしさはなかったな。川瀬君と有志オケ、生き生きしていた。大学四年卒業までにおよそ一千万円かかる私立音大の学費。小生を含め、勉強出来る環境を得た幸せを噛み締める。イラクで未だ内戦が続くレポートを今見ながら複雑な心境。(23:42p.m.)

新しい空間

大学新校舎のホール。まだ内装工事の続く中、付属高校の卒業式予行練習を指揮する。始めてオーケストラの音を響かせた。800の緩やかなスロープの客席。いろいろ使い勝手の問題や反響の質など改善が求められようが、ホールを育てるのもアーティストと聴衆だ。明日の初卒業式が楽しみだ。良い式になりますように。始めて指揮を教えた高校生を送り出す日でもある。工事の人や物が散乱していたが間に合ってるのかな。(丸ノ内線内20日8:32a.m.)

190000カウントキャンペーン!

本当の春が待ち遠しいこの頃です。いよいよご好評を頂いております、当サイトキリ番ゲットの日が近づいてまいりましたっ!今回は190000番と191919番をゲットし、そのページのコピーかシャメをお送り下さった方へ、いつものように旅先でゲットした美味しそうな「お菓子」か「お酒」をお届けします。

最近1日のご来訪者数が増えてきており、190000番はもうすぐですね。どうぞお仕事や学業に支障の無い程度に、熾烈な戦いに挑んでみてください。

どうぞ、花粉に負けずお元気にお過ごしください。

07.3.19  船橋洋介

鳩三郎

穏やかな、でもちょっぴり寒くて、花粉もわんさか飛んでいるのが見えるような日曜日。それで桜の開花はどうなったの?もう既にいろんなことをしたくなる症候群の最中、近所の酒類量販店と、ホームセンターに立ち寄る。ミネラルウォーターとヱビスとPモルツを求める。陽の当たらないオフィスに置くサンセベリアの友達を探しにいつものガーデンコーナーを物色。最高の息抜き。頂いたお菓子の「鳩サブレー」を開けて感動しながら頂く。おいしい。偶然にも今、小生の携帯のストラップにその「鳩三郎」がついているのだが、鎌倉鶴岡八幡宮の鳩とサブレーの語呂合わせで命名されたと云う、明治からの素朴な味は飾らず心地よい。記憶にない位久しぶりに味わったのだがヒットだ。銀座「ウエスト」も贔屓にしているかな。また食べもんの話けぇ、と言われている気がしてんねん。夜はウルルン滞在記を見てうるるん。どうぞ良い1週間を。(19日2:40a.m.)

郵便局のサービス

この冬?(春やん!)1番の冷え込み、初雪ですか。夕方大学へ出向き、合唱の授業スタッフ打ち合わせ。来年度は日本フィルさんとの公演のほか小生が仲介をした、フィルハーモニア管=インバル「マーラー復活」も予定されている。20歳の頃、同じフィルハーモニア管で亡きシノーポリ氏との共演は忘れがたい経験だった。学生にとっても良い経験になるだろう。留守のオフィスに月末にある本番の譜面の不在配達通知が届けられていた。大学の用事を済ませてさっさと帰ろうと思ったが、譜面は手にしておきたい、そこで電話で再配達を依頼。少し待ったものの夜9時前には届けてくれた。日本の郵便局のサービスのクオリティーは高いと思う。過去に出かけた国では殆ど郵便局を利用したが、先ず365日24時間機能している中央郵便局は日本以外に記憶が無い。宅配のシステムが進んでいるせいもあるだろうが、手紙ひとつ出すのにもきめが細かい。かつて訪れたいくつかの国は、託すこの郵便物は届いてくれないんぢゃないかと覚悟を決めた記憶もある。それでもラテン系の国でも郵便業務は殊の外サービスが良い印象がある。人の想いを届けるサービス業、信頼と長い伝統が育てているのだろうか。最近では書類はもちろん、お土産なんかを送るもにも結構入る厚紙製の500円パック、良く使わせてもらっている。筆不精なくせにたまに郵便局で面白かったり可愛いキティちゃんの切手なんぞを見付けると、つい求めてしまう。実は小学生の頃は切手を集めたりもしてたな。当時外国の切手を集めたことで地理の知識もほんの少し増えたようだ。そういえばハンガリーで2度ご一緒したオケは郵政省のオーケストラだったかな。文化省とかじゃないのね。(19日2:20a.m.)

仰げば尊し・蛍の光

もうそんな季節なのだな。明け方寝たのに早起きをして、高校に朝9時に駆けつける。この数年来毎年、この時期に付属高校生に合唱の30分レッスンをする。全校生徒は200名位いるのだろうか。母校なのでちょっと思い入れがあるが伝統になっている、卒業式でのオケバージョン全校合唱式歌「仰げば尊し・蛍の光」は感動的なものだ。余り歌われることが無くなって来ているようだが、時代的な背景を考えればよく解る。それを越したところで師への感謝、友との時間、思うになかなか含蓄のある歌ではなかろうか。リハーサルでは3年生は流石に色々と想いをもって臨んでいる顔が見える。午後はオーケストラのリハーサル。久しぶりだ。どんどん良くなっていく。結局、1日中高校関係のお仕事に終始した。新校舎での初音出し、楽しみだな。(17日池袋22:20p.m.)

クロワッサン

楽譜を製本に出したり、次の準備をしつつデパートに立ち寄る。池袋は大きなデパートが3つ、西武・東武に三越と何かの帰りに立ち寄ると楽しい発見が沢山出来る。う~んいい香り、焼きたてのクロワッサンをゲット。もうその場で頂く。ベリグッ!秋の予定を調整する。Mo.チョン・ミュンフンやJ・デプリーストとのお仕事は楽しみだが、もうスケジュール調整は小生の手に負えない。プロにお任せだ。鮮やかに色分けされたマイスケジュール表は奇麗な色が増えれば増えるほどにオフ日は夢へと消えていく。好きなことを仕事に出来るのだから幸せだ。芋たこなんきんの町子さんもそう云っていた。デパ地下のあのみたらし団子、買ってくれば良かったなぁ。(17日22:05p.m.)

懐かしい出会い

長岡は朝から横殴りの雪。それに運ばれるように駅まで向かう。駅ビルで今夜のおかずをゲット。一度家に帰り、車に乗り換えて大学へ。指揮科の会議。既に来年度の入試課題を決めたり新学期の体制を確認する。指揮科も賑わってきた。カルミナの演奏会には思い掛けない方々が聴きに来て下さっていた。業界の方もそうだが、かつてご一緒したオケや合唱のメンバー。その中で今、小生の住む近所の中学に勤めているという、20代の頃10年間余りお手伝いさせていただいた東京滝野川少年少女合唱団の卒団生がお菓子を届けて下さる。 嬉しいなぁ。20年近く音楽の活動を続けているわけで、それは多くの人と出会った。いつでも思い切りエネルギーを出し切ろうとつとめるが、振り返ってみると10年の間、滝野川の子供たちにも思い切り愛情を注いでいたな、と振り返る。芸大や東京音大の声楽科に生徒を送り込んだり、池袋でカルミナ・ブラーナも共演した。ステージを踏むこの間に当然記憶の彼方に遠ざかる出会いもあるが、ふと懐かしい名前を聞くと、そこには生きていた証があるような、「音楽していたな」と思ってみたりする。また懐かしい出会いがあるかな。(17日池袋21:48p.m.)

靴の底、足の底

東京を出るとき、一月に札幌で求めた「携帯式簡易靴底滑り止めゴムバンド」(って正式名称は何?)を忍ばせる。出番はなかったもののすっかり冬に舞い戻った。腰や首は意識しているもののしばしば変調を訴える。まだまだ力が抜けないのかな。先月見付けた新潟駅ビルに入っているマッサージを受けに再び。足底と全身を移動までの間。至福やね。亡き岩城宏之先生のように手術を"必要"(暫く執拗に「しつよう」と打ち込み変換を試みるも「ひ…」に気が付かない私ってやっぱし江戸っ子?)としなくて済むよう、大事にしないと。足裏揉んで貰うだけで身体の悪いところがそんなに解るの?という位ショック。昨晩のビールとへぎ蕎麦大盛がいけなかったかなぁと自戒。夜は見附の公民館でアルカディアの合唱。雪の中皆さんお元気そうだった。「筑後川」大勢で歌いたいなぁ。ホワイトデーとやらのお菓子を差し入れ。小生自らが食べたかったものだったりする。雪の春のゆく先は?(とき大宮14日14:14p.m.)

放物線

久方ぶりの東大病院。十数年前に手術を受けて以来、特に問題は無く毎年二回検診を受けるのだが、一度予約を逃し一年以上ご無沙汰してしまった。主治医は大変いい先生だ。もう来なくていいと言われたが、安心の反面それはそれで何故か心配に。だからこそ年一度の集団検診とかは大切だな。まぁ初診料取られないように来年の春、安心を得にまた診て頂こう。日曜日は音楽とは関係のないところで一つ反響を呼んでしまった。カルミナが始まって間もなく、手を滑らして、下手に向けて指揮棒をすっ飛ばしてしまった。誰かに当たったら、と瞬間過ぎったが、幸い舞台花道に着地。稀に指揮台にぶつけて近くに落とすことがあるが、多くの場合弦楽器奏者が拾って下さる。今回は余りに豪快に飛ばしてしまったものだから、お客様は「あの指揮者この後どうやって振るのかしらん」と考えて下さるらしい。すかさず普段予備に置いておく手元のもう一本を使用。「手品のよう!」だそうな。次から次へ飛ばしては何処からとも無くわんさか棒が出てくる。さらってみようか、んなアホな。失礼を致しました。夜は新潟響のリハ。前日の脱水症の影響が出る。冬に逆戻り。寒すぎ。(とき14日上毛高原13:14p.m.)

江戸川でカルミナ

朝は冷たい雨。昼にはすっかり晴れ間も広がる。江戸川文化センターは沢山お客様がお見えになった。久しぶりにN響の似鳥健彦先生にお会いした。大掛かりなステージだけに、主催する合唱団の準備は相当のご苦労があったことと拝察する。合唱は前回にも増してパワーアップ。この気運を次につなげたいものだ。江戸川も鶴岡もそれぞれに良いカラーが生まれつつある。恩師太田房子先生との舞台、それに我が母親もちゃんと暗譜で歌いきった。至るところに光るいい時間があった。一人で切り盛りしていたステマネのAさんも特筆、指導陣の忍耐強い歳月とそれに応えようと努力した合唱の皆さん、万歳。いい瞬間を創り出そうと務めて下さった皆さんに感謝。プラハ演奏旅行はカルミナがいいかなぁ。(12日燕三条16:29p.m.)

江戸川でのステージ

鶴岡と江戸川の交流合唱団の演奏会、姉妹都市の盟約から25周年でもある記念のステージが行われる。今回初めてご一緒する東京ユニバーサル・フィルさんとまず昼からオケのみのリハーサル。大学研究科時代お世話になった三石精一先生の率いるオケだ。後輩や色々な現場でご一緒した顔が多くあった。夜は先回鶴岡公演でご一緒したソリスト、佐藤美枝子さん、経種廉彦氏、浅井隆仁氏の3名とともに、江戸川・鶴岡の合唱150名とリハーサル。少年少女合唱団と区吹奏楽連盟のバンダ20名の皆さんとも初顔合わせ。順調に終了。その間秋に共演する学習院大学のオケと合唱のスタッフとミーティング。そちらも楽しみだ。総勢250名の奏者とスタッフの演奏会、地元で多くのお客様にアピールできる、そして次につながる時間を創りだすために。(12日とき号浦佐駅16:00p.m.)

アロマポット

凝り出すととことん求めたくなる性分のようだ。先日頂いたアロマオイルを効果的に使えないかと考えた結果、まず車の加湿器に一滴たらしてみる。う~ん成功。池袋のオフィスは超高性能の空気清浄機のお陰で(こればっかり言っている)極めて快適。そこへ、某ブランド(無印良品)の電球の熱で蒸発させるガラス製のアロマポットをゲット。(某ちゃうやん。)う~ん素晴らしい。カーラヂオで、女性登山家の今井道子さんが話していらした。休みをどう使うか。日常から離れて新しい発見をすること、やっぱり旅は良いなぁと改めて思う。正直譜面を読まなくても良い日なんて無いので、当然どこかで音楽と結びついているのだけれどそれはそれで、しっかり心と身体を休めることは必要不可欠な筈だ。温泉?いいねぇ。車の運転も現実からしばし離れた空間に自由に遠ざけてくれる。リスナーからも休みの使い方を色々と紹介していたが、小生の本当の気持ちは「寝ること」が幸せかも知れないのだが、敢えて行動したほうがいいような気にさせられた。アロマオイルは「こんな気分にさせてくれるぅ」という実感を検証したりするでもなく、ほぼ使っていることに満足しているのとちゃうかぁ?と言いつつ、次は違った効能のオイルをゲットしてみよう。あはぁ。良い休日を。(11日0:05a.m.)

お誘い!見附アルカディア混声合唱団!

毎年年末に市民の手作りによる”第九演奏会”で直向な活動を続けている、その合唱の母体となる「アルカディア混声合唱団」がこの6月、小生が現在指揮者をつとめる「新潟交響楽団」とともに「トヨタコミュニティーコンサートin見附」ということで團伊玖磨先生の代表作「筑後川」を共演します。

ピアノ伴奏では良く取り上げられる合唱組曲の古典とも呼ぶべき作品ですが、今回は團先生のオリジナルオーケストレーションによる完全版を演奏します。

つきましては、新潟・長岡のみならず是非多くの皆様とご一緒にステージを創りたいと思います。季節も良くなり新たなメンバーを大募集です。奮ってご参加ください。

詳しくはアルカディア混声合唱団のホームページからお訪ねください。

船橋洋介

お財布

日中陽は差していたものの肌寒い1日。大学に立ち寄り楽譜を借りる。100周年を記念して建て替えが進む新校舎もいよいよ全貌が見えてきた。池袋に出て、眼鏡の調整。良く本番中飛ばしかけるので、歪みを直してもらう。最近占いに古いお財布は金運を落とすと書いてあった。なるほど思い当たる節がある。今まで使っていたのは8年前クロアチアのロヴロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールを受けたとき、老舗のクロヴァータ社のネクタイや財布を賞金でお土産に買って帰ったものの一つ。ネクタイはクロアチアが発祥だそうだが、求めた財布は皮と奇麗な布を使ったお気に入りのものだった。が年月と共にぼろぼろ。というわけで何気に占いを意識している小生は思わず、言うことを聞いてみた次第。黒いオーソドックスなものをゲット。お世話になりました、クロアチアの財布。(9日池袋21:23p.m.)

感性は幼児教育から

新潟日報に長岡市の19年度予算に関する記事が載っていた。特に市の事業として力を入れていく柱の中に「熱中!感動!夢づくり教育」がある。今回市教育委員会や、各機関の協力体制から10月に東京フィルさんをお呼びして「夢づくりコンサート」を市内の小学5年生全2800名に聴いてもらう事業を展開することになった。本物の芸術に触れることで、子供たちの感性と芸術を愛する心を育む、ということをねらいに準備を進めていく。楽しみな事業だ。市のトップが芸術文化に対して深い理解がある、それはその体験が直ぐに何かの形に結果として現れるものではなくともひとりひとり子供たちの将来に必ずどこかでプラスに作用する可能性を秘めていることを解って下さっているからこそ実現できるものだ。夜中、大阪の名物園長のいらっしゃる幼稚園の様子を描くドキュメンタリー番組を見た。個性的な教育に対し通わせる親が減っている現状、それでも良いものを持ってそこを巣立ち、きっと子ども達は素敵に成長するに違いないと思った。家庭と幼稚園、小学校に上がる前の教育は実は極めて大事だと思う。親の教育から始められちゃうと親も引いちゃうのかな。のびのび遊びまわる子供は天使だ。今年も若い世代に語りかける演奏会が色々ありそうだ。(8日池袋22:04p.m.)

春から冬

早速新潟日報に長岡での日曜日のリハーサル風景の記事が写真付きで載っていた。今回のイヴェント、色々なグループの壁を越して皆仲良く、お祝いをしよう、そしてお互いを高めようというのが小生の中でのテーマだ。24日に向けて集う愛好家の皆さんの気持ちが高まることを願うばかりだ。新潟の駅ビル新装開店に立ち寄り、小さいお土産をもらって帰る。なんだなんだ?春になったんじゃなかったかなぁ?霙交じりの雨。さぶい。上りの車窓からはすっかり雪。こんなところで逆行してどうするぅ。自然は誰が司っているのだろう。20度近い温度差の新潟。皆様体調にはくれぐれもご注意を。(8日2:26a.m.)

未来志向

長岡のリハーサルを終えて月曜日は新潟へ移動。そこまでは穏やかな春の陽気。夜は定例の新潟響さんとのリハーサル。シューベルトもブルックナーも3時間で何かを求めつつ、また次の週、更に次週と練習間の空白が惜しくてたまらない。続けて数日のリハーサルが叶えばより蓄積が顕著に結果となる。でも毎回集まるメンバーは音楽好きの愛すべき人たち。来週はどんな音がするかな。今年は沢山本番をご一緒する。一つ一つが楽しみだ。見附での合唱との共演も決まった。夜は年末の第九演奏会の打ち合わせ。今年はどんな第九になるかな?って年末の話をするのは早いけれど春から夏、と、今年も時間の経つのは早いんだろうな。ホテルでヱビス。早速プラハの問い合わせやエントリー宣言など反応が!何をやろうかなぁ。この10月には都響さんと合唱指揮者の郡司博氏の率いる合唱団とコダーイ、ロッシーニの作品をご一緒することになった。大変楽しみだ。いつも春はいろいろと夢が広がる。(8日1:32a.m.)

市民力コンサート

雪の無い荒涼とした湯沢の景色を横目に長岡へ入る。午後から市制100周年記念のイヴェントの企画事業、市民のオーケストラと合唱ステージのリハーサルを行う。24日の本番に向けてゲストコンマス、ソリストとしてお迎えする大谷康子さんにも早速ご参加願った。オーケストラプローベでは弓の使い方や音色のことなど具体的なアドヴァイスをいただく。メンバーにとってもいい時間になったことと思う。休憩を挟んで長岡フェニックス合唱団との合わせ。今回ピアノプローベもせずにいきなり合わせてみたが、大変良いレスポンスだった。エキストラは全く入らず、250名を越す市民によるステージ、当然更に上質を求めなければならないけれどお祝いの年の締め括りに相応しい画期的なシーンになるだろう。新聞の取材あり。夜は合唱の会食に合流してしばし歓談。誕生日のメンバーに皆で合唱を贈る。練習後高校生や大人の団員さんたちからアンサンブルの声が自然と沸き上がっていた。好きな光景だな。(とき5日15:23p.m.)

ひまわり

穏やかな土曜日。前日、兄に代わって池袋の花屋を電話で調べる。義姉が好きだったひまわりを持って三回忌をということだ。色々調べるもこの時期にひまわりなど無い。4月になれば少しずつ出てくるというが、今必要なのだ。電話で探し当てた一軒も、ミニひまわりしかないという。閉店15分前に飛び込む。ちっちゃ~ぃ。でも確かにひまわりには違いない、と言うことで全部買い占める。朝、家族揃っては何年ぶりか、両親と兄を乗せた15万キロのカムリ君は一路、花小金井へ。まだ疎らだった墓地もすっかり墓石で埋まり、バラの苗木やパンジーが綺麗に植えられている。まさしく公園墓地だ。ひまわりを供え、出して頂いたお茶でお弁当。4時間の法事家族旅行。少し仮眠をとって江戸川文化センターへ。「カルミナ・ブラーナ」公演前最後の合唱プローべ。やれば出来るのだ。数ある合唱団と一線を画すという認識とモチベーション、将来のビジョンを問う大切な本番だ。佐藤美枝子さんや経種廉彦さんとの再会も楽しみだ。(長岡5日11:44a.m.)

お誘い!プラハ合唱演奏旅行!!

3月になりました。皆様どんな毎日をお過ごしでしょうか?

さて、2005年11月にウィーンの楽友協会「ムズィークフェライン」でヴェルディの「レクイエム」を日本から合唱団を編成して演奏旅行をいたしましてから、早いもので1年以上が経過しました。いよいよ次回の計画が動き出しております。

2008年11月初旬! たぶん11月5日(水)本番!(仮押え!)チェコ プラハを代表する「スメタナホール」での演奏旅行をご一緒したいと思います。詳細は未定ですが、チェコのオーケストラとの共演で、オルフ「カルミナ・ブラーナ」もしくはモーツァルト「レクイエム」を今のところ候補に挙げております。

これまでに日本全国の歌や合唱を愛する皆さんと多くのステージを共にしてまいりました。前回以上に幅広く多くの皆様とご一緒にいい音楽を創りたい、そして音楽的な交流と親睦を深めてまいりたいと願っております。前回は東京近郊と新潟のメンバーの方々が中心となっておられましたが、少しまとまった人数がお集まりになれば、出向いてレッスンをいたしたいと思いますし、勿論個人のご参加も大歓迎です。

今から1年半ありますので、選曲も、ソリストも、オプショナルツアーも吟味したいと思っていますが、コンセプトは「クオリティー」、前回同様現地の合唱団を唸らせる内容をもって演奏会を創りたいと願っております。どうぞ今からご計画なさってみてください。

そして是非、内容についてご意見等、今のうちにお聞かせ下さい。

選曲に関しましては、既述の2曲はご一緒した方が結構居られる、ただ、初めての方や、全国からご参加下さる方と上手くリハーサルを重ねていきたいので他にも音楽的に優れた合唱作品は沢山ありますし、考えておりますが、というところです。勿論譜読みから前回同様綿密なリハーサルをいたしますので、初心者の方も是非どうぞ。前回同様強力なスタッフ陣を考えています。

最短5日の旅程から、少し広げて、チェコ国内とドイツかな。オプショナルツアーも。また更に次の演奏旅行への夢が広がります。「歌わないけど応援団」も同時に募集です。(20万円台後半からでしょうか、詳細が見えて来ましたらご案内します)

ご参加の条件は、小生と共に目指す音楽を、常に向上心をもって求めて下さる方、厳しい?練習にめげずに達成感を味わいたい方、お仲間との和を大切にして下さる方、と敢えて申し上げてみたいと思います。

どうぞ皆様のレスポンスをお待ちしております。

ふなぴょんほっとらいん お便りは yf2784@nifty.com までどうぞ。

船橋洋介 

春の便り

メールのほうが圧倒的に多いのだけれど、時々自筆のお手紙を頂くこともある。1月に奈良のFさんのことをここに書いたら早速美味しい話題が届く。今度関西に行ったら買うてみまひょ。大学の先輩と仰る方からも「最近雑誌とかチラシでよく見かけるけれど、あれ船橋くん?」とか。(はい、わたしです。)中学の先生をしている同級生からは先日の都響さんとの音楽鑑賞教室の感想文を送っていただいたり、長岡の合唱団を進学のために中断するとご報告の丁寧なお手紙。パソコンを使って奇麗に文章を作るのが主流の今、それでも悪筆な小生でもあえて自筆でと言うことも年に数回はある。実は便箋に書き認めたほうが早いかも知れないが、体裁なのか、う~ん、慣れない機械を駆使する方がいいのかなぁ。「あの漢字なんだっけ?」の時は流石にパソコンは賢い。紙の辞書を引くスピードは衰えていないと思うが、つい便利さを求めてしまう自分がいるらしい。またいつか書道でも習いたいなぁ。あはぁ、老後?(池袋22:53p.m.)

春の風

今期、冬らしさを体感したのは札幌響さんとの公演で冬の北海道に初めて訪れた1月の末のこと、とは言ってもマイナス8度位だったのだから、小生にとっては中々なものだったが、土地の人にとっては何でもないようだ。東京でも、東京らしいもっと冷たい日がいつもだとあった筈が、気が付くと今日から3月。高校の花壇にと思って年末辺りから仕込んであるチューリップが「我慢できましぇ~ん」とばかりにょきにょき葉が出て来た。夕方母親と車で買い物に出掛ける。コートもそろそろ軽いものにしようか。池袋で使おうとミニコンポを求める。量販酒屋にも立ち寄る。最近ビールの消費量がまた増えてきた。いけないいけない。(池袋2日22:37p.m.)

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