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November 2006

レクイエム

今回で4作品目となるMo.チョン氏とのステージ、モーツァルトの「レクイエム」は初台の東京オペラシティコンサートホール。ゲネプロで先ずシンフォニーからサウンドのイメージを徹底的に求める。それに応えようと東京フィルさんも物凄い集中力を見せる。レクイエムでは、空のホールの残響が余りにも多くオルガンと合唱のバランスを気にかける。
本番、シンフォニーから、濃いモーツァルト、人間味と精神性に溢れる。レクイエムも冒頭から荘重な足どり、「祈り」の時。合唱も彼らのベストを尽くした。今回もいい仕事をしてくれたとお褒めの言葉。音楽の持つエネルギーを追い掛けることでテンポも自ずと変化をしていく。そんなライブの妙味を体感した。本番を自ら振る以上に緊張をする合唱指揮の客席での時間は特別なものだ。東京フィルさんに敬意。来年の手帳を漸く求め眺める。時間は有限。(ときトンネル内2日9:51a.m.)

キャッチフレーズ

「チョン・ミュンフンのモーツァルト・レクイエム」。こう銘打った東京フィルさんのコンサート、早くに完売だ。マエストロがモーツァルトをどのように音楽するのか、興味が湧く。先日発売された音楽誌にはピリオド奏法の発想は持っていないと語る。それはこれまでのベートーベンでも明らかだが、彼の世界が如実にリハーサルであらわになる。バランスを客観的に取らえようの無い東京オペラシティ・リサイタルホールでのリハーサルに立ち会う。「祈り」の音楽であることは明白なのだが、もっと強い意思、切実なものを感じる。共感を覚える。首都高の事故渋滞に泣かされる。大学へ移動し、門下生揃ってレッスン。ベートーベンのコリオランに運命。濃い一日。(新潟1日23:52p.m.)

肉野菜炒め定食

練馬での公演二日目。今日は朝10:30開演とあって更に睡眠時間が縮小。練馬の子供さん達はよく弁えていて、しっかり聴いてくれていた。流石は都響さんの確実な演奏。朝岡さんのナビゲートも毎回細やかに変化を付けていく。全三回を終了。昨日昼食に飛び込んだ手打ちのカレーうどんが美味しくて高松を思い出す。今日もと思いきや、昼時で一向に席が空かない。丁度お祭りがあるのか町は屋台の準備。一軒の中華に入って標記の品を注文。にんまり。公演のために東京フィルさんとオペラシンガーズとの合わせに立ち会えず子離れ出来ない親の?心境。ってこんな気持ちかなぁ。(とき高崎界隈1日13:15p.m.)

練馬の小学生

朝少し早起きをする。車で1時間半、練馬文化センターはかつて青山学院や明治学院を振らせて頂いた頃にステージに立った記憶。午前中リハーサルをし、午後公演だ。会場一杯に小学生。メインは新世界の四楽章。最後の余韻まで良く聴いてくれた。ビリーブでは大合唱。直ぐさま初台のオペラシティへ。Mo.チョン氏の合唱ピアノプローベ。どんなアプローチをされるか全く情報の無いまま、比較的かっちり譜面に忠実に整えてお渡しする。Mo.の世界が具現されていく。パートリーダーもコンサートマスターも置かない東京オペラシンガーズの各々の真価が試される瞬間。既に殆ど小生の手を離れバランスやMo.の意図が伝わっていないことの通訳に徹する。本番が楽しみ。(とき大宮界隈1日12:50p.m.)

練習会場

演奏団体によってリハーサル会場が当然異なるが、サウンドを練るという大切なプロセスに適した空間はさほど多くないように思う。どこの響きが好きかなぁ。伊豆フィルさんと伊東での最後のリハーサル。小学校の教室をお借りしている。冬は寒く夏は暑い環境ながら、理解があって一般の団体に練習会場として提供下さるのは有り難いことだ。この学校にはお世話になりました。団員さんにご不幸があった。合掌。慌ただしくリハを終え、駅前の団子屋で土産を求める。リゾート特急通勤?もいよいよ終わりに近づく。いろんなことを考えながら踊り子号で東京に戻る。ティッシュペーパーの消費が物凄い。(1日3:28a.m.)

明日へのちから

オフィスのポストに新潟南高校の合唱部の生徒さんたちから嬉しい寄せ書きや写真が届いた。あの清々しい歌声が思い起された。音楽を通じて出会った方々の声や音楽しているその瞬間から元気を得る。ようし、という気持ちにさせてくれる。文化庁の公演で得られた嬉しい出会いは大きなパワーをもらった。精神と肉体とのバランスを保つのは誰しもが大切なことだろうが、「その」瞬間に自身が輝ける術を見つけることが出来るのだろうか。自然体。口に出して得られるほど容易なことではない。昼前、M.o.チョン氏との打ち合わせに北区王子の駿台学園に赴く。池袋の大学に戻り、合唱の授業を2時間少々。肉まんを頬張りながら再び駿台学園。東京オペラシンガーズの「モツレク」リハーサル。身体は正直なものだ、いよいよ声が出なくなった。11月最後の週末かぁ。また冷たい蓄えの時期に入るのだな。最近聞かれるニュースが余りにも辛い。朝まで生テレビを思わず見てしまったが、考えさせられる今日この頃。音楽の出番!ようし帰るかぁ。今日も星に会えるかな。皆様良い休日を。(池袋23:30p.m.)

風邪薬との戦い

仕事のある日は極力薬を飲まないように心掛けているのだが、今回はどうもダメなようだ。風邪とまた仲良くなってしまった。でも直ぐに離別する予定だ。首もなかなか張りきっている。岩城先生が守って下さっていることにしよう。渋谷のジャパン・アーツ本社に着いた時には殆ど朦朧としていて、暫く同席していたメンバーを認識できなかった。ピアニストの三舩優子さんに作曲家の吉松隆氏、放送作家さんやJAのスタッフが大勢いらした。来年の楽しい企画の打ち合わせ。高速を走らせて大学は指揮のレッスン。運命の3楽章。肉まんを頬張りながら高校へ。オケの授業を2時間振る。皆上手だ。更に高校生のレッスンを少々。薬を飲むことで睡魔が襲ってくる。夜は思い切り寒かったが、ふと時間を忘れて東京でもこんなに沢山の星々がと夜空も見上げて一日終了。(池袋25日23:05p.m.)

サンアゼリア

金字塔、正しくそんな形容が相応しいベートーヴェンの交響曲第3番をメインに東京フィルさんとの本番を和光市のホールでご一緒した。ソリストには幼少?の頃凄いお姉さんだなぁという印象が残っている千住真理子さん。今回で2度目の共演。ブルッフは去年だったか川田知子さんとご一緒したが、やはりオケもソロも変わればそこに音楽が創られる。良い響きのホール一杯にヴァイオリンの音色が届けられていた。マイスタージンガーの前奏曲をこの日一番最多奏者とご一緒して、休憩後の「英雄」。運命よりも英雄を自ら気に入っていたと言う作品。実は今回ベーレンライター版で準備をしたのは初めて。アイデアや実現させたいことが溢れ出てきた。それを凝縮させてコラボレートするためのその自分の中への課題を今回も多く得た。東京フィルさんは本当に素晴らしいオーケストラだ。ただただ感謝。長岡・見附からまた各地から足を運んで下さった。何と嬉しいことだろう。このブログにも色々とお寄せ下さった。ベートーヴェンは一生をかけて大切に読み進めて行きたい。(25日池袋22:50p.m.)

再び東京フィルさん

車に乗って初台のオペラシティへ。今日はリサイタルホールでのリハーサル。響きが良いのだが良過ぎてちと困る。千住真理子さんと久々の共演。ブルッフだ。楽しみだ。マイスタージンガーに、ベートーヴェンの「英雄」。「ひでお」ではない。今回のメンバーの中に先日のメンバーが何人か入っておられた。「良い合唱でしたね。」の言葉に改めて山本義人・小澤和也両氏の導きのおかげとスタッフに感謝だ。ベートーヴェン、少し以前とアプローチが変わっている。ベーレンライター版の影響もあろう。良い時間が生まれますように。少し帰って休んでみよう。(池袋22:01p.m.)

深秋の新潟

移動日として荷物を送ったり新潟から東京に戻る。車窓からの紅葉が目には見えない心に元気を与えてくれる。そんな暇ではないのに風邪を引いた。おまけに首が回らない。って両方の意味かぁ。早速演奏会の様々な反響が届く。高校や大学も何かと慌しい。新潟響のメンバーのお嬢さんが文化庁公演の学校の生徒さんだったり、東京から長岡の演奏会に沢山聴きに来て下さった方たちの後日談があったり、新潟の第九に関するラヂオ出演のお話しがあったり。心を落ち着けてベートーヴェンに没頭しようと試みる。(22日池袋21:45p.m.)

予想通り

本番を終えると身体はそこそこ休もうとしているが頭脳は別の人格のようだ。讃歌のいろんな箇所が鳴り響いている。おまけに本番中久々に鞭打ちになったようで寝返りも打てない。そんなこんなで朝を迎え、朝食を食べ損ね、長岡の財団へ出向く。職員の皆さんにも今回大変お世話になった。午前中一杯会議。いろいろと話を進める。移動をして新潟交響楽団の定演後初第九リハーサル。本番まで何度も無い。プロオケみたいだなぁ。新潟もすっかり寒い季節に入った。今年もあと40日かぁ。(池袋21:25p.m.)

メンデルスゾーン「讃歌」

大入り袋の出る演奏会。その集客も合唱団お一人お一人の力に他ならない。プログラムの前に新・長岡市歌のお披露目をし、合唱団員である森民夫市長の挨拶。そしてショスタコーヴィッチの祝典序曲は長岡高校も力を出していた。小山君の若いエネルギーは劇場に響き渡っていた。そして「讃歌」、幸せな瞬間が幾つも持てるそんな作品に出逢えて感謝。合唱をオケの多くのメンバーやスタッフが褒めて下さった。色々な本番を踏んでいく中で今日はまた一つ自身にとって大きな収穫があった。それは今後に活かされていくに違いない。(池袋22日21:05p.m.)

長岡市立劇場リハーサル

長岡市制100周年と芸術文化振興財団10周年や震災復興への思いや色々な想いの込められた「讃歌」演奏会を前に、全ての共演者が一堂に会した。立派なひな壇を組んで下さって、舞台は見事な出来映えだ。残念なのは音響のみ。フルートの小山君も更にパワーアップしていた。長岡のブラスもリハを終えて火が付いたようだ。そして合唱はオケの響きや小生との距離感を各々が掴んでいる様子。余りにもバランスが取り難い。それにしても作品の充実を改めて実感する。正直なところオケの音が多過ぎる感があるのだが、愛すべき「歌」が沢山込められている。久々にオータニのゲストハウスで肉を頂く。JAの二瓶さん・山田さんも駆けつけて下さる。横になってみようとしたものの。(池袋22日20:40p.m.)

オペラシティリハーサル室

正午から日曜日の長岡公演のためのリハーサル。東京フィルさんはコンマスに平澤仁さんが今回も務めて下さる。永年の希望でもあった釜洞祐子さんとの共演、かつて合唱の授業に学生として勉強していた伊藤英子さん、それに長いこと長岡の合唱の指導陣の一翼を担ってくれていた高橋淳さんと顔合わせ。リハを進める前から判ってはいたが演奏会の曲目と演奏時間が長いことを、リハを始めて実感する。オーケストラは大変好意的にしかも良いものを創り出そうと務めて下さる。5時間近くお付き合い願った。瞬間息抜きを兼ねてオペラシティの建物を歩く。既に巨大なクリスマスツリーが飾られていて一際目を惹く。長岡の合唱にこの1年皆勤だった5人にカレンダーを求める。夜は同じ部屋でオペラシンガーズの「モツレク」小生の最後の音楽稽古。自分の本番の稽古の後に違う本番の稽古は結構頭の切り替えが難しい。(池袋22日20:26p.m.)

雨の千秋楽

上越市柿崎中学校での文化庁公演最終日、生憎の大雨となったが、共演の吹奏楽が見違える位頼もしくいい演奏をしてくれた。朝七時半にホテルをアウトしバスで途中長岡を横目に高速を走ること2時間。どでかいストーブが轟音と共に大きな体育館に挑んでいた。学校の先生方も丁寧な対応をして下さる。そういう学校は生徒さんも気持ちの良い子ばかりだ。何か感じてくれるものがあったら嬉しいな。指揮体験コーナーの二人も良かった。若いお母様方にサインを求められる。13回の公演にお付き合いを下さった大阪シンフォニカーの皆さんに感謝。本番前に花束とお酒をゲット。司会の加藤さんとトラック運転手の井藤さんに手渡す。バスは新潟空港へ。小生は柿崎駅から長岡経由で東京へ。一週間分の旅道具を抱え、母親の誕生日を思い出し手袋とケーキをゲット。う〜んちょっと仮眠。多くの出会いに感謝。(22:14p.m.)

新潟南高校

明け方漸く眠りに就けたと思いきやそういう時に限って無情な目覚ましのアラーム。ホテルから車で10分、県立新潟南高校は吹奏楽部、そして合唱部のあるマンモス校。本当に気持ちの良い高校生たち。ゲネプロの後に個別に楽器指導をする大阪シンフォニカーの面々を見れば自ずとその素敵なコミュニケートの時間が流れていると気付く。小生は合唱部の生徒さんをリハーサル。顧問の先生以外特に指導をしている先生もいらっしゃらないのか生徒主体の部活。彼女たちから小生に?!「フニクリ・フニクラ」を聴かせ直向な歌声が何とも心地良く鳥肌が立った。幸せなひと時をプレゼントされた。本番も東京音大にそのまま受かりそうな指揮者体験コーナーの生徒さんや、吹奏楽も合唱もオーケストラと一体感を以って1時間半のステージが創りあげられた。ブラヴィー!体育館は必ずしも演奏会場としては満点ではなかったが今日もシンフォニカーの本番のテンションもそれを超越する「何か」があった。不慮の楽器トラブルを支えて下さった「潟響」の大塚さんとお会いする。また出会いが広がったな。新幹線に乗り、長岡へ。長岡高校の金管セクション、そして長岡少年少女合唱団の歌を聴く。日曜の公演のためのひとこま。小一時間ピアノを弾き、再び新潟へ。親愛なる大阪シンフォニカーの皆さんとの文化庁旅公演も明日で千秋楽だ。う~ん。感謝。彼らのためにせめてJALのストが回避されますように。(16日0:45a.m.)

新潟市立大野小学校

朝から雨の新潟。公演2日目は旧黒崎町の大野小学校。前回手拍子や指揮の練習をワークショップでした学校だ。体験コーナーは3名の生徒さん。そして飛び入りで音楽専科の校長先生に振っていただき大いに盛り上がる。大阪シンフォニカーは今日も皆さんよいテンションで応えてくださる。素直な良い子達だったな。沢山の子供と会話をした。音楽好きになってくれたらいいな。ご父兄も沢山来ていらした。今回共演をした語り・司会の加藤さんたちと会食。何だか久しぶりに落ち着いて食事をした気分。オケの団員さんともいろいろ話をする。指揮者コーナーで指揮をした男の子が沢山の視線があって緊張したと答えていた。思わず、そうだよねと答えていた自分がいた。文化庁公演もあと2公演かぁ。残りの時間も大切にしたい。少し寝てみようか。(15日新潟0:17a.m.)

文化庁公演最終ラウンド

未明から天候の悪い報せが沢山入り、嫌な予感が過ぎる。最悪を想定して予定を立て直す。8時発のジェットホイールは予定通り新潟の港から両津港に向けて出航。しかし、前回の凪の海とは打って変わり、ぐるんぐるん。1ラウンド目からノックアウト。港についてからバスに乗ること1時間強。殆ど記憶がない。というより無理矢理意識を打ち消す。というより強制睡眠。着いた先は新潟県立羽茂高等学校。不思議なことにどんな状況でもタキシードを着て控えから出る瞬間にシャキっとする。大阪シンフォニカーの皆さんはがっつり良いテンション。少し大人しめの反応ながらとてもよく聴いてくれた。指揮者コーナーの生徒さんも良い味。学校の先生にサインをする。本番を終え、タクシーを呼んで頂き走ること45分。突然細い路地を入って、家族経営みたいな佐渡空港に到着。9人乗りのセスナが待っていた。ちょっと恐々。でも飛んだ。新潟まで25分。ホテルに戻り、新幹線で長岡へ。160名の合唱と少年少女合唱団が時間を待っていた。本番前最後のピアノプローべ。今回の作品の持つだいじな中身が歌声から出てきた。本番が楽しみだ。最終の下りときに乗ってホテルへ。部屋に入って、再び船酔いに気づく。港と生徒さん、学校の情景は忘れない。(14日新潟23:57p.m.)

りゅうとぴあ

信濃川の河川敷に面した大きな文化施設。来年政令指定都市になるこの新潟のメインホール「りゅうとぴあ」。朝から雨が降り続く生憎の天候。それにもかかわらず1250名を超すお客様が運んでくださった。また拍手があったかい。序曲のショスタコーヴィッチはバンダも大健闘だった。コンチェルトの井上静香さんはますます良い音楽を奏でていた。オケもよく寄り添っていた。メインの「新世界」如何に有名かつよい演奏を求めることが難しいか、皆が感じた作品だ。随所によいところが沢山あった。次に繋げて行きたいと願う。打ち上げも参加していろいろな方とお話した。ステージ袖にはこれまでの出演者のサインがぎっしりと書かれている。一際目を惹いたのは亡き岩城宏之先生のサイン。思わず込み上げるものがあった。その下に小生も一筆残させていただいた。長岡・見附からも沢山来て下さった。この場をお借りしてありがとう!の連呼!次にこのステージに立つのは来月の新潟第九だな。楽しみだ。(新潟14日22:29p.m.)

朝の雷鳴

朝から雨模様の東京も雷がなったりいよいよ冬に向けての準備が始まったようだ。大学はハイドン「四季」の稽古。B500の教室が満杯だ。300名くらいいるのだろうか。大宮で美味しいおこわ弁当を求め「とき」に乗り込む。はっと気付くと長岡駅、慌てて跳び起きるが今日目指すはそこではない。終点新潟駅でも冷たい雨に出迎えられる。新潟交響楽団定期のリハーサル。会場はお初の「りゅーとぴあ」。奥行きの深いホールに最初耳が慣れなかった。がしかし、きっと三人の巨匠が小生の内に降りて来てくれると信じて。(14日新潟18:28p.m.)

日野の中学生

高校と電話連絡をしながら、日野市民会館へ。先月小学校の2公演をしたばかりだ。今日も朝昼2回公演。色々な1時間があるものだ。朝岡さんのおなじみトークもその日のテンションや子供たちの反応で色々と変化する。きっと小生も然り。ただ、オーケストラは絶えずクオリティーが保たれている。運命の第1楽章がメイン。いくら振っても難しい。中学生は良く聴いていた。養護学級の生徒さんも来ていた。何か心に届いたら嬉しいなぁ。3年前訪れた兵庫の女の子を思い出した。ピアノの音にとても反応してくれた話を後で伺い音楽の道に携っていて良かったと思った。中央自動車道ほか。初台に駆け込む。オペラシンガーズさんとの2度目のプローベ。少数精鋭、とってもサウンドが集まって来た。後はどれだけ引き出しの準備を求められるか時間との勝負。上でニューヨーク・フィルが演奏会をしていた。Mo.ロリン・マゼール、きっと小生のことは忘れているだろうな。彼に受けた45分のレッスンは忘れられない。ここ池袋に立ち寄る。高校大学の先生と連絡を取り合う。昼を食べ損なった。早く帰ろう。皆様よい週末を。(池袋23:35p.m.)

師走先取り

朝上野の東京文化会館へ。都響さんとのリハーサル。日野での中学生2回公演のための練習。急遽シュトラウスの「観光列車」の”ラッパ”を吹くことになり、ドキドキ。都響の皆さんのご協力でスムーズにリハは終了。ジャパンアーツの庄子さんと打ち合わせ。大学へ車を走らせ、指揮部会。久々に広上教授にお目に掛かる。幾つか事案を持ち込む。レッスンの時間が空いたのでピアノをさらう。明日に備え、高幡不動に宿を取る。前回行った焼肉屋に自然と足が向かう。膨大な量の肉を摂取。臨時過食症。モランボンとかいったかな?いいお店だ。足も腰も悲鳴を上げていたのでマッサージさんに来てもらう。踏ん張りどころかな。気温も下がってきた。都内の紅葉も進んでいる。今年もあと50日くらいで終わりなのかぁ。(10日池袋23:20p.m.)

高校の指揮法

最近就寝直前にぼやき始めるといつのまにかそのまま寝入ってしまう。明け方、もの凄く寒くて布団と仲良し。隣のお医者でインフルエンザの予防注射を受ける。思い立って髪を切り、楽譜のコピー製本屋へ。高校は指揮法の授業。殆ど指揮者を目指すわけではないが授業を通じて、作品と音楽と真剣に向き合う。1年を通じているので上っ面だけではなくて、実は結構高度な内容に踏み込むことが出来るが足並みも揃える。上手に振れる必要は無いので、感じていることを少しでも外に出せるようにと思う。教務や図書館に立ち寄り、短い時間で買い物を済ませる。思わずペコちゃんのカップに入ったプリンを求め高校の職員室でこっそり頂く。無性に食べたくなったのだ。プリン体にはプリンで迎え撃ちかぁ。ようし気持ちを切り替えて明日に備えよう。(池袋21:40p.m.)

モーツァルトの響

湯沢の紅葉は実に見事。新潟は大荒れだったようだ。こんな日が来週の文化庁公演にぶつからないでくれたらと切に願う。大学は2時間指揮のレッスン。運命の2楽章。あの1楽章にしてこの2楽章。何という深遠な世界だろうか。10年前より昨年。昨年より今と少し作品に近づいて来たと思えど、また高みに逃げてしまう。ゴロゴロを転がし地下鉄を乗り継いで初台へ。オペラシティは久々のオペラシンガーズさんとのモーツァルト「レクイエム」。当然譜読みは要らない合唱団だけに既にニュアンスや中味に入っていく。Mo.チョン氏の求める目指す響きは如何に。シンガーズの高いクオリティーをマエストロにお渡しできるよう精一杯務めたい。良い具合に少し早く練習を終えたのに、京王線の事故で帰宅は遅め。頂いた美味しいいくらと新潟のコシヒカリ。贅沢やなぁ。友人の二瓶さんに女の子誕生、おめでとう。(池袋8日21:22p.m.)

紅葉の錦

新潟に向けて新幹線の長い関越トンネルを過ぎて直ぐ、越後湯沢駅界隈からの景色は今素晴らしい紅葉だ。真っ白の冬、青葉の春も良いが、この季節、味わい深く瞬間にして意識を奪われる。新潟は定例練習。本番前最後のリハーサルだ。いつもと違う会場でのリハ。響きは悪くない。ヴァイオリンの井上静香さんとの合わせも。来週はいよいよ全員集合。初りゅーとぴあは楽しみだ。夜は久々に「かっぽうぎ」で晩ごはん。独り晩酌には良い店だ。あの景色、下車して間近で見られたら幸せなんだろうな。(池袋8日21:03p.m.)

十五夜

殆ど寝ていなかったようで、朝の新幹線は何番線から乗り込んだか記憶が定かでない。10時から17時の強攻練習は伊豆フィルさん。モーツァルトの協奏交響曲が楽しい。あの小学校での練習も残すところ1回となった。都響の堀江さんがソリストだ。素晴らしい深い音色を持つ。団員さんの中に美味しい葡萄をつくる農園を営んでいる夫婦がいらして、久々にお会いした。お世話になっている方に送ってもらうと大変好評だ。伊東の駅で満天の星空と共にまんまるのお月さん。本体の周りが明るく光を放っていて見事だ。帰りの新幹線でも読もうと思っていたものを手にする前に寝入ってしまった。家まで月が付いて来た。(6日14:00p.m.)

学校の無い土曜日

芸術祭の期間中、授業は無い訳で大学は盛り上がっていることだろう。夜更しをして朝、少し寝坊をした。実は一番幸せなときかもしれない。このサイトに結構またメールを下さる人が増えてきた。特に文化庁公演の感想や、演奏会のお客様が多い。そろそろ持ち歩いていたパソコンがいよいよ駄々を捏ねるようになって来た。買い換えようかと思うと「止めてくれぃ」とばかりにまた元気になる。車も同様。機械も何だか通じ合っていたりするのではと、妄想の世界?まだ、何だか風邪が抜けないような感じだが、せめて心は健康でいたいと願っている。皆様よい日曜日を。(池袋23:09p.m.)

十三夜

そうか、月は一つしかないのだったなぁ何て間抜けなことをふと思ってみた。遠く離れていても同じものを見ている、そんな感覚はなかなか楽しい。天気も良くて月も星も良く見えると少し気持ちが軽くなったりする。どんな時でも余裕を持って生きたいと思いつつ、年頭に書いたような気もしつつ、上手くいかないようだ。久々に池袋でピアノを弾いた。やはりその時間が一番自分らしくいられるのかも知れないと思った。全く指は回らないし、弾けなくなって悔しいのだけれど、自ら音を奏でている時間は譜面を読んでいるときと同じく原点だ。いい月に乾杯。世の中は連休かぁ。温泉とかいいなぁ。(池袋4日22:55p.m.)

楽譜の山

かつて仲間たちを集めて演奏をしてまわったオーケストラで使っていた膨大な量の楽譜が役目を終えて送られて来た。時代は進み、譜めくりを自動でしてくれたり書き込みも出来て持ち帰りも出来る優れものの紙ではない画面を見るような楽譜も開発されているような話を聞くが、どうやら欲しいとは思わない。ただ、昨年建てた3畳の楽譜庫もまだ未整理ながら恐らく満杯になるだろうし、結構紙って重いものだなぁ。絶えず段ボール箱一つ分くらいは並行して読み進めていっているような気がする。先日昔の民音、現在の東京国際指揮者コンクールに東京音大の川瀬君が1位無しの2位入賞を果たしたと知らせを受けた。嬉しいものだ。小生もかつて卒業後3度ほど挑戦したが果たせず海外へ発想を切り替えた。コンクールは有益だが問題はその後、どう生きるかにかかっているらしい。(池袋4日22:45p.m.)

中村紘子さん

文化庁公演ワークショップの最後は新潟市大野小学校。元黒崎町にあり新潟駅から車で30分。バスケットゴールが3面入る、どでかい体育館。とっても純朴な子供達。フルート末原さんと2人での1時間授業。手拍子や指揮の練習なども織り交ぜてみる。今月14日に本番だ。長岡に出て長岡高校の金管パートを聴く。19日の演奏会でバンダを務めてもらうことになっている。彼らの半月余りの更なる準備に期待しよう。同じリリックホールのコンサートホールで中村紘子さんのリサイタル。音楽アドヴァイザーをしていることもあり、拝聴した。終演後お目にかかってご挨拶申し上げる。なんと思いがけず中村さんの写真ラベルの貼ってあるシャブリのワインを頂戴した。と言うことでリリックホールの10歳の誕生日でもあった。(池袋3日22:35p.m.)

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