初めての佐渡
ほぼ定宿化している新潟駅前の宿でいつもの和朝食を頂き、タクシーで佐渡汽船へ。大阪シンフォニカーの末原さんと赤穂さんと合流。何だかうきうき。全く凪ぎの海。飛沫ひとつ見えない。快晴の空。絶好の初佐渡日和。1時間のジェットホイールの航海は満点。両津港でレンタカーに乗り換え1時間。小木港に程近い県立羽茂高等学校へ。生粋の佐渡出身の校長先生と音楽好きな教頭先生に出迎えられる。「平川地一丁目」の通っている高校だそうだ。伝統ある能舞台が島の至る所に見られ、海も川も山も全てあるその道中、島を走らせているという感覚が無い位実に広大な土地だ。300名の高校生は良く聴いてくれていた。きっと昔から根付く文化的な土壌があるのだろうな。当然目的は達成したも、余りに味気無い滞在。来月の公演が楽しみだ。帰りの航路も至って穏やか。来月の本公演は13日。その日は終演後独り長岡での「讃歌」最後の合唱リハのためセスナ機に乗って新潟に戻ることになっている。いずれにしても穏やかな日本海であることを祈って止まない。新潟駅近くでレンタカーを借り見附のアルカディアへ飛ばすこと40分。スズキのツイフトという可愛い車。2時間みっちり皆さんとお稽古。12月は実に大切な第九の本番となる。帰りは下道をとことこ1時間強走らせレンタカーとお別れ。ホテルの傍でラーメン。海の色、空の色、広い平野、木々の錦と、忙しないながらも10月最後のちょっといい時間だった。(Hサンルート新潟1日2:38a.m.)