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October 2006

初めての佐渡

ほぼ定宿化している新潟駅前の宿でいつもの和朝食を頂き、タクシーで佐渡汽船へ。大阪シンフォニカーの末原さんと赤穂さんと合流。何だかうきうき。全く凪ぎの海。飛沫ひとつ見えない。快晴の空。絶好の初佐渡日和。1時間のジェットホイールの航海は満点。両津港でレンタカーに乗り換え1時間。小木港に程近い県立羽茂高等学校へ。生粋の佐渡出身の校長先生と音楽好きな教頭先生に出迎えられる。「平川地一丁目」の通っている高校だそうだ。伝統ある能舞台が島の至る所に見られ、海も川も山も全てあるその道中、島を走らせているという感覚が無い位実に広大な土地だ。300名の高校生は良く聴いてくれていた。きっと昔から根付く文化的な土壌があるのだろうな。当然目的は達成したも、余りに味気無い滞在。来月の公演が楽しみだ。帰りの航路も至って穏やか。来月の本公演は13日。その日は終演後独り長岡での「讃歌」最後の合唱リハのためセスナ機に乗って新潟に戻ることになっている。いずれにしても穏やかな日本海であることを祈って止まない。新潟駅近くでレンタカーを借り見附のアルカディアへ飛ばすこと40分。スズキのツイフトという可愛い車。2時間みっちり皆さんとお稽古。12月は実に大切な第九の本番となる。帰りは下道をとことこ1時間強走らせレンタカーとお別れ。ホテルの傍でラーメン。海の色、空の色、広い平野、木々の錦と、忙しないながらも10月最後のちょっといい時間だった。(Hサンルート新潟1日2:38a.m.)

検査結果

高校生はしっかり学校に行けたかなぁ何て考えながら月曜の朝を迎える。最近右足の親指の付け根が痛む。もしやと思い嫌な予感とどんな顔してるか判らないプリン体をあれこれ思い浮かべながら先日受けた精密検査の結果を聞きに恐る恐る掛かり付けのお医者へ。「全く健康です。」あはぁ、ほんまかいな、んじゃなんで足痛いねん、いもたこなんきん。銀座のヤマハに久しぶりに立ち寄り新潟へ。井上静香さんと再会。新潟響のソリストとして共演する。一回目の合わせ。力強いチャイコフスキー、楽しみだ。当面プリン体の心配も無くなりいつもの蕎麦屋で一杯。やめられまへん。でもそろそろ気ぃ付けんとな。(31日佐渡汽船新潟出発11:00a.m.)

高校生の舞台

日曜日に大学へ行くのは何だか不思議な気分。J館スタジオで高校オペラの本番。舞台のプロスタッフは照明さん一人。後は生徒と卒業生のみで切り盛りする。どんなハプニングにも動じなくなったがやはり高校生一人一人しっかり舞台を務められるようにと気を遣うものだ。自分もかつて緑のタイツをはいて出演していたのだからこの授業とは全く長いお付き合いだ。確実に一人一人成長していた。しっかり輝いていた。彼らの十年後ってまた楽しみだなぁ。そしてモーツァルトは偉大なり。(新幹線新潟30日17:47p.m.)

妙なる調べ

大学のJ館スタジオで高校生のオペラ「魔笛」の最後の稽古。いつもより早い時期に本番があることや本番のステージを使って練習できず生徒たちも大変だが、きっといつもの馬鹿力が発揮されると期待している。そもそもメルヘンの世界だが、演出家高橋啓三師匠は一貫して全てに意味づけをしながら大きな「愛」とか人間らしい生き様を表出しようと必死だ。何故そうなるのかそのように動くのか、納得できるのはもしかして数年かかってもおかしくは無いのかも知れないが学校の授業としての取り組みだけに一人ひとりの成長が嬉しい。モーツァルトはやっぱり凄いな。ようし1週間ぶりの我が家に帰ろうか。お~うもう週末ですか、皆様よい休日を。(池袋22:22p.m.)

1週間ぶりの東京

朝食のビュッフェを摂り、Maxとき号で大宮へ。1週間家に帰っていないのかぁ。直接先ず大学は3時間指揮のレッスン。「運命」三昧。振るのも弾くのも聴くのも見るのもエネルギーが要る。売店でおにぎりを求め高校へ。付属生が我がサイトの161616カウントをゲットした報告をしに来てくれた。嬉しかったなぁ。オーケストラの授業2時間。ショパンの2楽章。週末最後の授業とあってマッタリムード?本当に彼らは良いものを持っているんだよね。随所に実感。そこで昼ごはん。透かさず大学に戻り付属高校オペラのリハーサル。3時間。「魔笛」三昧。ちょっと叱った。本番で燃焼してくれることを期して。それにしても最近原稿書きが何故かやたらと多いが、文才の無さにつくづく嫌気が差す。久々に池袋へ。居座ってしまったぢゃないか!(池袋28日2:20a.m.)

柿崎の中学生

新潟のホテルを出て特急北越号に乗ること1時間45分。見附・長岡・柏崎を経て柿崎駅はシンプルな静かな佇まい。大きな一枚板の表札が印象的。学校は高台にあって、海も山も臨める絶好のロケーション。300名の中学生はここもまた素直な生徒さん達。良く聴いてくれていた。ワークショップ後は丁度学校の文化祭合唱コンクールの直前でクラスごとの歌声が一斉に聴こえる。何とも清々しい。吹奏楽の生徒さんも直向に応えてくれた。来月が楽しみだな。帰りの特急が運休になり、各駅電車で長岡まで移動する。そこで大阪のメンバーとお別れ。新潟日報に掲載される記事を携帯メールで財団へ送付する。定宿のHニューオータニにチェックイン。既に夜の8時を回っていたが思い立って「旬粋」という旨いお寿司屋へ。1週間の旅の最後を美味しいもので締めくくった。(池袋28日2:00a.m.)

新潟南高校

今回一連の文化庁公演、北陸3県と京都に引き続き、最後の4ステージは偶然ながら新潟の4校が含まれていてそれも嬉しい。そのワークショップ最初は新潟駅に程近い県立新潟南高等学校。うゎ~世の中にこんなに沢山高校生が居るんかぁ。と思わず思うほど体育館を埋め尽くす彼らは非常に礼儀正しく節度ある高校生。1100名を越すマンモス校だ。末原さんと矢巻さんは素敵な音楽で語りかけた。言う事を聞かない我が指はそれでも寄り添おうと必死だった。放課後のブラスと合唱部のリハーサル。1度合同で通し、すぐに方針を決めた。合唱は真っ直ぐな良い声。別に取り組んでいる曲を聴かせてくれた。いつか何か共演をしたいなぁ。息の流れの自然なブラスと、やはり理解力があって、熱心な先生方と生徒の良い関係から生まれるものに違いない。来月の共演も楽しみだ。(池袋28日1:45a.m.)

自分の時間

雨の良く降る長岡。路線バスに乗りハイブ長岡で定食を頂く。その足でリリックホールへ。広い公園のような空間が心地良い。練習スタジオを借りて3時間ピアノを弾く。何だか自分の時間だ。どんなにさらっても今の自分の限界はわかっているのだが全ては本番、その瞬間のために。明くる日にご一緒する大阪シンフォニカーの矢巻さんと末原さんの2人と文化庁公演ワークショップに備えて期間限定ピアニスト。財団と打ち合わせを挿み、久しぶりの見附アルカディアへ。先ず地元の小中学生と再会。年末の第九前日に共演をすることになっている。皆素直だな。引き続き第九の練習。きっと菅野宏昭先生が献身的に見てくださっているのだろう。直向に声を合せていた。今年で14回目の第九。。続けることは力だ。そこにより発展的な意義と展望を模索しつつ、見附の歌声を大事にしたい。夜遅くまで打ち合わせ。全ては良いものを創る、そのために。(池袋28日1:25a.m.)

震災から二年

次第に秋色が濃くなって来た。甚大な被害を齎した中越地震から二年の今日。市内各地で式典が催されていた。長岡フェニックス合唱団のその名も震災に因んで付けられたものだ。まだ復興は続いているし、決して脳裏から消えることもないだろう。新潟の駅でふと時計を見ると丁度震災の時刻。思わず足を止め祈った。行き交う人々は平成な日常。長岡駅裏の小学校は山古志の子供達を受け入れていたがいよいよ新しい学校も建ったようだ。お別れ会が開かれるとの表示を見て感慨深いものがある。新潟響は定期のリハ。雨が降り出した。(燕三条25日12:08p.m.)

長岡12時間

いなほ号の車窓からみる日本海の何と穏やかなこと、そのまま温泉にでも導かれたい気候。長岡駅で衛紀生氏と市民センターへ。財団の市民との懇談会でアドヴァイザーとして市民の声を聞く。知る顔多数。ハイブで昼食を頂き長岡フェニックス合唱団の集中練習に突入。人数こそ少なめながら響きは寄って来た。ひと月を切ったのね。引き続き来春に向けた事業と「讃歌」演奏会の打ち合わせ等々と続く。気が付くと夜十時を回っていた。自身の時間を生み出そう。皆さま良い一週間を。(長岡ニューオータニ23日10:50a.m.)

人情の町

新潟のホテルのアウトが早かったので前夜求めておいた朝食を新幹線の中で頂く。通勤新幹線は軒並み満席。先ずは高校。月末の本番に向け僅かな時間が大切なとき。演出の高橋啓三師匠の鋭くも愛情に満ちた指導がなされる。大学へ移動し、ハイドン「四季」のオーディションに立ち会う。学生一人一人のスタンスがクリアになる。考えて見ると3時間授業するための帰京だったな。前日同様電車を調べ乗り継ぎ、羽田からANAへ。昨年暮れ東京音大のオケとの共演以来の山形は鶴岡へ。丁度夕日の沈む見事な景色に出迎えられる。久方ぶりの歌声、女声の良く練られているサウンドに驚き。男声も大勢いらして存在感。温かいものを感じる。一桁台の気温に思わず身体が丸くなる。また来年お会いしましょう。(いなほ号22日7:15a.m.)

出会い

大学は指揮レッスン。昨日まで鑑賞教室で振っていた「運命」が題材だ。レッスンで新たな発見、何とも奥深い作品だ。高校でオケの授業、ショパンのコンチェルト緩徐楽章。ポーランドの風景を思い出した。携帯サイトを駆使して乗り継ぎ新幹線にで新潟へ。12月新潟第九の合唱団発会式と初回リハーサル。200名を超すメンバー。本番は300名を超すらしい。新たな出会い、楽しみだ。西洋史の泰斗、木村尚三郎先生が逝去された。昨年夏に会食をし、またお目に掛かるのを楽しみにしていた矢先のこと、ご一緒にワインを頂いたその頃は既にお悪かったのだろうか。安らかに。合掌。(とき号浦佐界隈21日8:25a.m.)

日野の小学生

司会で「かむ」夢を見て目を覚ます。美味しい和朝食を頂き、日野へ向かう。今年2度目の「運命」第1楽章で始まる音楽鑑賞教室。客席から三々五々ラデツキーマーチを演奏しながら登場する都響さんの楽しいオープニング。いつもだとその後司会が繋ぐが我がままを言ってそのまま「運命」に突入した。嬉しいことに子供たちはちゃんと曲の雰囲気をつかんで聴いてくれていた。朝岡さんみたいにノリノリの司会進行は当然出来ないので小生のいつもの感じのテイストだが、特にビリーブの合唱はいい声で見事に歌ってくれた。都響さんの常に精度を以って奏でられる演奏は子供たちにしっかりいいものを届けようという姿勢に他ならない。午後は「ちりばめられる」と言う単語が何度言い直しても言えずあきらめてしまった。「ちりまべ、ちりまべ。」あはぁ、ハズカシ。失礼しました。帰りに花小金井にある義姉のお墓にふと立ち寄って来た。バラの咲く見事な公園墓地になっていた。そのまま楽譜の製本や必要な買い物を済ませ、大学へ。芸術祭の準備かぁ。また明日から暫くホテル住まいだなぁ。今日はそろそろ帰るとしよう。(池袋22:40p.m.)

かかりつけ

昨日はお医者に行けず悔しい思いをしたので、自宅から徒歩18秒のいつもの診療所の先生に会いに行く。診察券の№が18と言うのが「開院から知ってるでぇ」というわけの判らん優越感。一通りの検査をし、一通りの薬を頂いて帰る。その結果を聞くことはいつも気が付くと何となく回復していてうやむやになっている。まぁ健康な証拠かな。高校の指揮法が休講になったのでその時間を利用して高校オペラの音楽稽古に充てる。5時間ピアノを弾きながら重唱のレッスン。そのまま良い宿リベンジを図ろうと日野公演に備え高幡不動に宿を取る。食欲も回復していなかったが無理矢理焼肉屋。それがなかなかグッド。ようし。(池袋19日22:25p.m.)

福生市民会館

何と昨年も同様に泊った宿に再び。悪夢にも等しい。たかが一泊、されど一泊。宿選びは実は大切だ。まして本番に備えているのだから。宿御用達のような内科が隣にあり開院と共に飛び込む。がしかし、待てども待てども老人健診の渋滞。保険証を奪いホールまで車で10分。普段本番の1時間前には楽屋入りをするのだが、30分前入り。何とも悔しい。当然何事も無い顔で準備を整える。今日は朝岡さんの語りがあって音楽に専心。しかし頭の切れる人やなぁ。剣の舞にはじまり、管弦楽のためのラプソディとアンコールのカルメン前奏曲まで正味1時間。情報量の多い語りに、そりゃ真似は出来ません、と言い訳を独りごと。木曜日は「指揮とお話し」役を務める。それにしても青梅の小学生は良く聴いていたなぁ。バリトンの久保和範氏と初共演、端正な音楽と美声。都響さんは素晴らしい。実家から往復100キロのプチ演奏旅行。今年初めての禁酒!(池袋19日22:10p.m.)

「R25」 という雑誌

リクルート社系列の標記のインタビューを受けました。首都圏に60万部毎週月曜日に発行されている無料の雑誌だそうです。「指揮者って何だ?」みたいな特集に少し喋っています。発行は次週23日(月曜)の予定です。駅やコンビニに置いてあるようです。見付けた方はどうぞご覧下さい。

「のだめ~」とかの影響でしょうか。このブログも最近では小生の知り合いばかりではないジャンルの方たちも覗いてくれているようで嬉しいです。音楽をとりわけクラシック系も良いなぁと思ってくれる人が増えることを願って毎日譜面と格闘?しています。

良い季節になりました。どうぞコンサートにお出かけ下さい。

 2006.10.16                                                                   船橋 洋介

クオリティー

それは大切にしている好きな言葉だ。今朝は連ドラを見てくるまで上野に向かう。東京都響さんとのリハーサル。2日間4回公演分だ。団員さんも事務局も先月の「イワン雷帝」のアシストを労って下さった。寧ろ公演の成功にお手伝いできたものならこの上ない喜びだ。音楽を始めるその瞬間から非常に高いクオリティーを求め、提示されるオケだ。無言でもバランスやニュアンスを瞬時に察知される。素晴らしい。お腹が空いたのでいつもの焼肉屋でランチ。そのまま高校で授業とオペラの音楽稽古4時間。高校生の一人ひとりのクオリティーを引き上げる役割。勘の良い生徒は飲み込みも、自分のものにするのも速い。いや、そうでない生徒が自分の歩調でひとつひとつ着実に積み上げていく姿が嬉しい。本番に彼女たちが一番輝いて欲しいのだから。ようし移動を開始しよう。(池袋22:15p.m.)

伊豆のオケ

今年で2年目となる伊豆フィルさんとの定期も12月に向けもう少しとなった。いつものようにスーパービュー踊り子号は季節柄満席。丁度伊東の町もお祭りのシーズンらしい。日本ならではの風景だ。一通り定期の曲をリハーサル。一本早い電車に間に合う。伊東に行って温泉にも入らずに帰るなんて、寧ろ失礼かも知れない。熱海で少しおつまみを求め、ひかり号に乗り込む。家に帰って仮眠を摂ろうとしたら気が付いたら朝。何だかなぁ。一週間分の不足分を強制的に補った感がある。(池袋16日20:00p.m.)

昼夜ご飯返上

京都駅で求めたお土産(甘いもの系中心、千枚漬け、丹波の黒豆)たちと家に帰って一晩を明かした。いつもの土曜日。先ず午前中は護国寺に出て高校の先生、そのまま池袋は大学で合唱の授業、引き続き高校オペラの音楽稽古をピアノを弾きながら3時間。気が付くと朝以来何も口にしていない。ふと昨日までの京都の海や山の景色が目に浮かぶ。また訪れることが出来るかなぁ。地図上で京都に海の存在を知ったのは恥ずかしながらそう昔のことではない。日本には素敵なところが沢山ある。まだ演奏に伺っていない県も幾つかある。少しでもその土地の空気に人に触れる時間が欲しいものだ。昨日の子供たちとの会話はとっても新鮮な心の洗濯。何だか今日のぼやきになっていないぞ。良い休日を。(池袋23:49p.m.)

若狭湾

バスから眺める天橋立、宮津湾、そして若狭湾沿いを北に走ること1時間。途中海岸の舟屋を横目に山道に入る。伊根町立本庄小学校に近隣の本庄中学校、伊根小中学校の生徒さんが200名と保護者の方々が集まった。リハーサル前には1年生の子供と世間話。控え室の窓からは田園と森が広がる心洗われる景色。テーブルには栗や季節の木々が美しく飾られている。本来人はこんな自然の中での営みがあるべきと考えさせられる。指揮者体験コーナーは各校一人ずつ。オーケストラのメンバーは今回もとても素敵な演奏をなさった。加藤燿子さんの司会がまた何が飛び出すかわからないだけでなく、人間味のある素敵なものだ。演奏を良く聴いて下さっていた。嬉しい限りだ。2台のバスはタンゴ鉄道天橋立駅へ。そこから自宅まで丁度6時間。長旅も子供たちの笑顔の記憶が癒してくれる。(14日池袋23:35p.m.)

素直な心

天橋立を望む宮津ロイヤルホテルから小一時間、京丹後市立峰山中学校での公演。これまで相当数の学校に伺ったが小生の中でベスト3に入る記憶に残る学校になるだろう。生徒さんのなんと素直なこと、それを支える教職員の気持ちの良い振る舞い。先生方が率先して交わす挨拶には心が通っている。五十名の吹奏楽部員は礼儀正しくシンフォニカー団員のアドバイスをスポンジの如く吸収していた。顧問のご指導もさぞ愛情溢れるものだろう。帰りに部員さん全員の寄せ書きを頂く。バスを皆で見送ってくれた。涙ものだ。校長先生自ら廊下のゴミを拾っておられた姿を忘れることはないだろう。多くの生徒さんが音楽っていいなってきっと感じてくれたと信じている。終演1時間後にご父兄の一人から早速の嬉しいメールが届く。峰山中学校の益々のご発展と生徒さんの明るい将来を。ビールが美味かった。(ここは何処?山道移動バス2号車内13日10:20a.m.)

折り返し地点

京都は未明から雨。ホテルの和朝食を頂く。高いが美味い。公演二日目は市立修学院小学校へ現地集合。七百を超す児童数。雨上がりの体育館は蒸し風呂。真剣な眼差しで演奏を見つめる子供達。大阪シンフォニカー交響楽団は毎回真摯な演奏をして下さる。バスで4時間、天橋立を望む宿泊先に着いた頃はここは何処?状態。丹波の黒豆の産地かな。今日で全日程の半分を越した。(峰山中学校12日10:28a.m.)

文化庁公演第二弾

秋晴れの火曜日。京都での公演はまず長岡京市立長岡第三小学校から始まった。今回唯一リコーダーとの共演があったので先週、夜行寝台に乗ってこの学校にワークショップへ行く前日慌てて買い求めたプラスチック製のリコーダーを携えて。京都駅脇のリーガロイヤルからJRに乗って10分。本番は澄んだ音色のリコーダー合奏が印象的なステージとなった。連日着回すタキシードも今日新調したものでステージに立つ。がしかし初回から暑い体育館。折角軽いのを作ったのに終演時にはおもおも。体育館の裏に大きな冬瓜がなっていたな。脱水できっとこれが熱中症というような感じ。何処も京都らしい所には足を運ぶことが出来ず仕舞い。駅ビルで肉を食す。今日までの原稿を二つ書き上げる。指揮体験は二人共女の子だったな。(天橋立12日0:01a.m.)

京懐石

二日続けて富士山を眺めながら東海道を下る。それにしても良いフォルムをした美山だ。当然のことながら指揮をしに行くのだから、そんな荷物を持っての移動だが東京駅で思わずガイドブックなんて言うものを求めてしまった。何て魅惑的な場所だろう。しかし宿泊先に着いたらほっとしてFAXやらメールをして散策なんて出来ず仕舞い。それでも河原町に出て、老舗らしきデパートのレストラン街で京料理を頂く。松茸に出会う。良い出会いがありますように。北朝鮮、頼むよ〜ぅ。(10日JR京都線9:48a.m.)

天皇陛下

秋晴れの日曜日。東京駅に着き新幹線に乗り換えようとコンコースを歩いていると何やら人の流れを制限。突然普段は閉ざされた扉が開き、護衛を受けた陛下が手を振りながら歩いて来られた。予測をさせず、ほんの短い時間の出来事。写メールを撮る人が沢山いた。そんな失礼なと思いながら自分も撮っていた。熱海までこだまでそこから踊り子に乗り換え伊豆フィルさん。考えてみると本番まであと三回かぁ。星の綺麗な夜。そうかあ連休なのかぁ。(9日10:30a.m.)

満月

青空の土曜日。久しぶりの付属高校声楽演習。今月末に本番を控える。そろそろ追い込みというか既に追い込み。昼ご飯はいつも摂れない土曜、そのまま大学合唱授業になだれ込む。二年生も合同で三百人を越す大所帯。広上=日本フィル「ハイドン四季」の準備だ。そのまま指揮レッスン2時間。いよいよ限界につき、売店のおにぎりを頬張る。高速を走らせ、地元江戸川へ。来春の鶴岡江戸川交流合唱団カルミナブラーナ公演の初稽古。半年近く後輩の浅井さんに指導頂いた。これまでで一番人が多かった。漸くスタートラインに立てるかな?月の光が鮮やかな夜。(こだま号横浜界隈8日11:37a.m.)

大雨の東京

昨夜から降り続いている雨は一日中大量に降った。今日は高校の授業に久々に顔を出すことが出来た。ショパンのコンチェルトを弦分奏で細かく譜読み。大学へ移動して補講の申請をする。更に明日定期演奏会を控えたオーケストラの最後のリハーサルに立ち会う。今回の指揮は尾高忠明先生。見事なリハーサル。無駄が無い。日本の音楽シーンを支え築いてこられた第一人者。学生も得るものが多かったに違いない。明日はきっと良い本番になるだろう。懐かしい曲だった。青山学院のオケと神戸まで行って演奏した記憶が蘇る。明日は良い天気になるかな?どうぞよい週末を。(池袋23:30p.m.)

160000カウントキャンペーン!

最近1日に訪れて下さる方が平均200カウントを超し、もうすぐ160000カウントを迎えます。いつものように直近に訪れた土地の美味しいもの(自薦!)をプレゼントします。

ゲットされた方はカウントのコピーを送って下さい。ついでに161616カウントも対象にします。

朝晩冷え込む日が多くなりましたね。どうぞ皆様、お健やかな毎日を。

                                         2006.10.5                                        船橋洋介

秋雨前線

昨夜は既に東京には戻れない時間だったので久々にJR難波駅近くのホテルに泊る。目まぐるしい旅だったが4公演(授業?)楽しかったなぁ。大阪の町も雨混じりの空模様。随分気温が下がってきた。一夜明けANAで羽田へ。東京は大雨だ。リムジンで一之江へ。丹波の黒豆を買ってくるのを忘れた。それでも蓬莱の肉団子はゲット。夕方カムリと共に池袋へ出向く。レッスンをした。雨が冷たい。早速先週の公演の感想などが沢山届く。嬉しいものだ。そんな声とか笑顔とかが見たくて張り切っちゃうんだな。台風がこちらの様子を伺っている。バイバイ。来なくていいよ。北朝鮮、核実験する前に国民にお腹一杯ご飯食べさせてあげてくれ。ようし晩ごはんを食べに帰ろう。(池袋22:50p.m.)

天橋立

正直京都のどこに行くのか何も調べる余裕が無かった。朝ホテルの眼前に広がる景色に脳が喜ぶ。思いがけずこれで日本三景を全て見ることが出来た。松島(宮城県)、安芸の宮島(広島県)そして今回の天橋立だ。朝ホテルを出て1時間、伊根町立本庄小学校。全校生徒50名の小さな学校。純朴な子供たちに、田村さんはじめメンバーの演奏も冴える。冴えないのは小生のトークとピアノ。あはぁ。おもろい1年生がいたなぁ。天橋立の付け根を3分散策。今回のワークショップ最後は京丹後市立峰山中学校。全ての教職員が自ら率先して挨拶をされる学校。生徒さん達も素直で気持ちが良い。本当によく聴いてくれていた。放課後は共演のブラスのリハーサルを1時間。レスポンスがとても良い。指導者の力量が判る。次週が楽しみだ。既に日が暮れて3時間半山道と高速を飛ばし、なんばに着いたのは10時近かった。その後ホテルでリクルート社の雑誌編集者と電話取材を受ける。とにかく2日間、目まぐるしく、電波も無いし時空を超えた旅だった。ピアノも人前で久々に弾いたなぁ。思い切りトレーニングしたくなった。次週オーケストラ本体60余名と共に再開する本公演、楽しみだ。(池袋5日22:30p.m.)

京都の小学校

明け方漸く寝付けた寝台急行は6時の車内放送で霧による遅れが告げられる。携帯サイトで解決策を探すも、結局大阪梅田から阪急京都線で30分。何とか集合時刻に間に合う。大阪シンフォニカー交響楽団コンマスの林七奈さんにフルートの末原さん、トロンボーンの野口さんそれに事務局の赤穂さんの5名でたびが始まった。朝は早速長岡京市立長岡第3小学校。5・6年生のリコーダーによる威風堂々の共演がある。車中おにぎりを頬張りながら京都市立修学院小学校へ。700名を越すマンモス校。道中、中学の頃訪れたはずの修学旅行お決まりの名所の数々を横目で追う。う~ん悔しい。ちゃんと時間を取って歩きたいところだ。それぞれ3名の演奏のピアノ伴奏と案内役をつとめる。薬の効き過ぎで、意識がもやもや、ピアノのタッチももやもや、耳の聴こえももやもや。上手に弾けない恐さがお陰で遠のく。林さんと初共演、素晴らしいヴァイオリンだ。修学院を終えて、もう一人のコンサートマスター田村安祐美さんとバトンタッチ。車で4時間近い大移動。ほう、京都はこんなに広くて山も海もあるのかぁと再認識。初めて訪れる天橋立。ホテルから車で10キロ車を走らせ漸く晩ご飯。強攻スケジュールには体力勝負。(池袋5日22:12p.m.)

あれっ?

ここは見附、急行きたぐに車中。今朝も結構早起きをして先ず長岡へ。演劇界のエキスパート衛紀生氏や財団職員との会合。初めて合唱のそれも第九の指導を仰せつかるきっかけとなった長岡でミスター第九の異名をとる安達昭さんと再会。駅で旅仕度の買い物をし、見附へ。そうか、さっき下り電車をここで降りたのね。市役所へ赴き助役初め市の要人と小生を支えて下さるメンバーと会合。何れのプロデュース、アドヴァイザーとしての役目も展開に期待をしたい。見附佐野さんの新車プリウスで新潟へ。新潟響大塚団長を交えて会合。その足で新潟響の定例練習。今回希望に満たない数しか伺うことが出来ないので急遽練習を入れて頂く。そのまま駅に出て思い出しこだわりの蕎麦屋に飛び込む。風邪が酷いがエビスで一日反省会。いろんなメールが飛び込んで来た。長岡発車。うとうと気が付くと明日の朝は大阪に到着だぁ。つい先日公演で多くの出会いと共に訪れた富山、小松、福井、武生を通って行くのかあ。ゆれゆれだけどせめていい夢を見たいなぁ。想いを汲んで下さり、自身それを投げかけるに相応しい人達とお付き合いの質が自然と深まっていくのかな。パーソナルマネージャー急募。(急行きたぐに寝台00:07a.m.)

協奏交響曲

早起きはする予定ながらその時刻より早くに花火の音に目を覚ます。家の塀を乗り越えるとそこは出身中学。地域の運動会があるようだ。そんな話、家に帰っていないのだから知るよしも無い。いつもより3時間早い踊り子号。午前中2時間、午後4時間久々の伊豆フィルさん。都響ヴィオラの堀江さんと伊豆フィル静岡響コンミスね鈴木さんのデュオでモーツァルトの協奏交響曲の合わせ。39番のシンフォニーを彷彿させるが味わい深い一曲。考えてみるとあと二月で本番なのねん。また練習中声が出なくなった。干物をゲット。また旅が始まる。しかしここ、うるさい店だなぁ。皆様どうぞ良い一週間を(東京駅20:37p.m.)

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